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ITTFワールドツアー2014
グランドファイナル速報

●U21女子決勝戦
陳思羽(チャイニーズタイペイ)4、−10、8、−10、−8、6、12 前田

僅差! 本当に1本の差が勝敗を分けた。
最終ゲーム10−8でチャンピオンシップポイントを握っていた前田だが、そこからジュースに持ち込まれ、最後は12本で逆転負け。
前田は4度のマッチポイントのチャンスがあり、優勝目前だった。
しかし、1本が決まらない、これが勝負の世界なのか。逆転負けに肩を落とした。
優勝した陳思羽は、劣勢でも臆することなく両ハンド振っていき、たった1度のマッチポイントをものにしたことを考えると素直に拍手を送りたい。

前陣のプレーは前田が優位だが、陳思羽は下がっても強く、女子離れしたロビングやカットなどの変化プレーを入れてくる。前田はロビング打ちでややミスが多かったか。

「1本に泣きました。惜しかったけど、相手のフォアが強くて、最後は振ってこられてしまった。私はもっとフォアを鍛えて、前でも打ち抜けるようにしないといけないです。全日本までにフォアの威力、そしてフォア前を鍛えたい。
 決勝以外は自分でも我慢のプレーができた。2位は悔しいけど、良いプレーはできたと思います」(前田)
勝てたかもしれないという後悔はあるが、大会全体を通した内容は本人も納得のものだったのだろう、表彰式では笑顔を見せてくれた。
  • 優勝目前だったが、「課題はフォアの攻撃力」と経験を糧にしている

  • 決勝は突然の暗転。世界卓球のような演出

  • プレー領域を選ばない陳思羽。勝負度胸もある

  • 表彰式は良い笑顔!