●男子シングルス1回戦
オフチャロフ(ドイツ)1、9、6、4 村松
パワーあふれる相手の豪打、そして村松のカット。
ここまではいつもの展開だろう。しかし、そこからの展開がいつもと違う。
オフチャロフは極力ストップをせず、オールフォアで打ち込んでいった。
村松の得点源はカット以上に攻撃、それもツッツキやストップに対するバックハンドにある。それを打たせまいとオフチャロフは厳しいバックサイドでもフォアで回り、ドライブを連打。欧州王者が完璧な村松対策を見せ、ストレートで勝利。
「相手というよりも自分に集中力がなくて、全然ダメでした。次は万全な状態でやりたい」と世界ジュニアからの連戦の疲れか、集中力の低下を反省した村松。
攻撃のトップ選手と打ち合うにはパワー不足は否めない。
カットと攻撃のオールラウンダーを目指す村松、世界のトップを肌で感じ、これからどう成長できるか。