●女子ダブルス準決勝
平野/伊藤 −5、8、6、4、−9、8 馮天薇/ユ・モンユ(シンガポール)
やはりダブルスはサービスとレシーブなのだろう。
1ゲーム目は相手のナックルサービスに日本ペアのレシーブが浮いてしまったが、2ゲーム目からはほとんどのボールをバックハンドで処理。
伊藤の表ソフトでのツッツキとフリック、平野のバックドライブと逆チキータなど、レシーブでの先手が取れるようになると、シンガポールペアが焦り始めた。
5ゲーム目は終盤で伊藤が鼻血を出すアクシデントもあって落としてしまったが、6ゲーム目はぶち切った下回転のサービスで、相手のレシーブを単調にし、そして9−7の場面では平野が得意のスピードロングサービスでエースを取った。
格上と思われたシンガポールペアを下し、決勝へ進出した。
「シンガポールペアとは初対戦で最初は打たせすぎてしまいました。優勝するためにここにきたので、決勝はがんばります」(伊藤)
「ここまで来たからには勝ちたいです」(平野)
快挙まであと1勝。日本ならずとも世界の卓球界が注目する1戦となるだろう。