●男子シングルス準々決勝
水谷 6、-9、5、9、3 メンゲル(ドイツ)
フレイタス(ポルトガル)8、8、-7、-11、9、9丹羽
ボールの読みが鋭く、そして台から出たボールはフルスイングで打ち抜いていった水谷がメンゲルに快勝し、準決勝へ駒を進めた。
「中盤は詰めが甘くて逆転されたが、ドイツオープンで勝っていたから自信はあった」(水谷)
そして丹羽は激戦の末、フレイタスに競り負けてベスト8で終わった。
ラリーはお互いに一歩も引かない展開だったが、最後はフレイタスが動ききり、丹羽のボールに食らいついていった。
ベンチの倉嶋監督は「フレイタスと対戦するにつれて、サービスとチキータが効かなくなっている。丹羽のリズムが作りにくく、特にチキータに対して無理をせずに入れてきて、そこからラリーに持っていかれた。丹羽は攻めている時はいいが、守っている時はまだ水谷クラスではない。良いブロックが1ゲームに1本、2本あればもっと展開は変わっていくし、戦術にも幅ができる。
それでも課題だった大きなラリー、フットワークはしっかり向上している。サービスとチキータは彼の代名詞なので、もっと工夫して使っていけばこれからも大きな武器となるはず」