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ITTFワールドツアー2014
グランドファイナル速報

●女子シングルス準々決勝
ポータ(ハンガリー)10、7、7、5、9 フ・ユ(ポルトガル)
石川 6、6、11、6 福原

石川vs福原の注目カード、スコアは4−0だが、濃い内容の試合だった。
両者の前回の試合は11月のロシアオープン決勝。その時は石川が4-3で勝利しているが、最終ゲーム土壇場の大逆転勝ちだった。

その一ヵ月後の今大会、まず第1ゲームの1本目、石川がミドルへのロングサービスでいきなりエースを決める。石川のサービスの構成はほとんどロングサービスというかなり強気な攻めは、福原に先制パンチを食らわせた。
対する福原もロングサービスで攻めるが、待ってましたと言わんばかりの石川の両ハンドにつかまってしまう。石川のコース取りの厳しさもあり、ラリーは石川が有利か。
第3ゲームからは福原は戦術変更。速いボールではなくループを送りでブロックさせて、次球を石川のフォアへ打ち込む。レシーブでもロングサービスを狙い打つなどして、リードしたが、そこから石川がまたも追いつく。
ジュースになり、12-11で石川得意のフォアドライブでのレシーブエース。
ゲームカウントを3-0にし、勝負ありだった。

「ラリーで優位に立てたからサービスも焦ることなく思い切って出せました。前回の試合と違って自分がリードできたことは大きい。2連続で福原さんに勝てたことは自信になります。良いプレーもできたし、ベスト4に入ったので、あと2試合頑張ります」(石川)。優勝を射程圏内にとらえている。

敗れた福原は「今日の佳純ちゃんはすごく強かったです。戦術も相手のほうが一枚上手でした。全日本までにしっかり対策をして、調整したい」とコメント。
全日本で当たるとしたら決勝になる両者。その決勝を見据えて、福原はどのような対策を講じるのか。
一応聞いてみると、「ここで話すわけないじゃないですか(笑)」と。まあ当たり前です。失礼しました。
  • 石川は臆することなくロングサービスをどんどん出した

  • バックのミスが多かった福原。全日本ではどう戦う?

  • ラリーは前陣での叩き合い。石川のコース取りが厳しさを増している