●女子シングルス準々決勝
ハン・イン(ドイツ) 7、ー10、4、ー10、8、7 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
ハン・インと鄭怡静の女子シングルス準々決勝は、鄭怡静が「強引な決定打はミスになる」と粘り強いカット打ちを見せた。ナックルが多いハン・インのバックカットに対しては、回転量を落とした軽打と合わせるだけのストップで粘り、チャンスボールだけを狙いすまして両サイドに連続攻撃。それを何本でも拾うハン・インが、後陣からドライブで打ち返せば、鄭怡静はブロックで前に落としてラリーをリセットする……。
日本選手の試合の谷間とはいえ、テクニックを尽くした一戦。ハン・インが6ゲーム目の2ー4で足を傷め、メディカルタイムアウトで試合が中断。その後もプレーを続行し、それほど重傷ではなかったようだが……。これで逆に鄭怡静がリズムを崩し、逆転したハン・インがリードを広げて勝ち切った。