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「ずっと目標にしてきたので優勝はうれしいけど、チャンピオンとしての実感はないですね」優勝しても、インタビューでは丹羽孝希(青森山田高)選手は冷静だった。全日本選手権翌日にインタビュー。昨日、あのセンターコートですごい試合をした選手かと思わせるほど、いたって「普通」だった。
「オリンピックの敗戦を無駄にしたくなかった。今回全日本で優勝しましたけど、オリンピックの悔しさは全然消えていない。オリンピックの悔しさはオリンピックで返したいと思っているので、全日本とは別」と語る高校3年生。
*詳しくは2月21日発売の卓球王国「チャンピオンインタビュー」で
 1月26日に熊本市総合体育館で第1回JTTA公式レーティング大会として、熊本県選手権大会の高校生の部が行われた。大会前から県協会が積極的に高校生のレーティング登録を推進し、当日も登録をすすめた。
 日本卓球協会が1年前から推進しているJTTAレーティングはその登録が思うように進まず、登録がないために対象大会も出てこないという現状があったが、今回、熊本県卓球協会が加盟団体としては最も早く積極的にレーティング大会を開催した意味は大きい。大会後には関係者がすぐに大会記録の入力を済ませた。熊本県は今後、中学生や一般の層にも広めていく予定だ。
「世界選手権の代表入りのためには、オーストリアオープン(1月23日〜27日)は最後のチャンスだった」と6年ぶりの世界選手権代表を決めた高木和卓(東京アート)は日本代表が発表された2月4日にその胸中を語った。
 オーストリアオープンの準々決勝で世界ランキング2位、11年世界チャンピオン、12年五輪金メダリストの張継科(中国)を破り、久々に存在感をアピールした。
「張継科に勝った瞬間は実感も沸かず、自信に変えられなかった。これから、その勝利を自信に変えていきたい」(高木和)。期待されていた若手も気がつけば24歳。一時は世界の舞台をあきらめかけたこともあったが、まわりの人の応援に勇気づけられた。この張継科からの勝利は高木和卓のターニングポイントになるかもしれない。
*詳しくは、2月21日発売の卓球王国4月号エディターズアイで紹介
 本日発表された、世界選手権個人戦(5月13〜20日/フランス・パリ)の日本代表選手のエントリー。

 日本男子チームは、すでに選考基準をクリアしていた水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(青森山田高)と代表選考会で優勝した張一博(東京アート)に加え、岸川聖也(スヴェンソン)、松平健太(早稲田大)、高木和卓(東京アート)の3名がシングルスにエントリーされた(代表枠は6名)。
 岸川は昨年の世界団体選手権でバウム(ドイツ)、ロンドン五輪で呉尚垠(韓国)に勝利し、松平健はアジア選手権で金珉鉐(韓国)に勝利。そして高木和は韓国オープンで呉尚垠に勝利したことに加え、先月行われたオーストリアオープンで現五輪・世界王者の張継科(中国)に勝ったことが大きくものを言った。
 「村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)をはじめ、10代の選手たちの潜在能力も高く評価しているが、今回シングルスの代表に選んだ6名を超えて代表入りするのはまだ難しいと判断した。パリ大会では3種目でメダルを狙う。特に男子ダブルスと混合ダブルスではチャンスがある」(倉嶋監督)

 また、全日本選手権でベスト16に終わった前全日本チャンピオン・吉村真晴(愛知工業大)のエントリーについて、倉嶋監督は「昨年度の全日本選手権優勝に加え、オーストリアオープンのU-21シングルスでフランチスカ(ドイツ)と村松に勝って優勝した。前回の世界団体選手権に続き、継続的に代表に加えることでさらに成長してほしい」と語っている。

 女子はすでに福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、平野早矢香(ミキハウス)の3名が選考基準をクリアし、森薗美咲(日立化成)が選考会で優勝。男子よりひとつ多い7名の枠に対して、残る枠は3名。全日本3位の藤井寛子(日本生命)と松澤茉里奈(淑徳大)、そして全日本女子ジュニア優勝の松平志穂(四天王寺高)という人選になった。
 「藤井は前回の世界選手権個人戦でベスト32、昨年のアジア選手権でベスト16という国際競争力、松澤は昨年のジャパンオープンで当時世界ランキング18位の梁夏銀(韓国)に勝っていることを評価した。松平は国際競争力向上への潜在性を評価して選出した」(村上監督)

 明日2月5日から11日まで、男子代表合宿と女子NT合宿が味の素トレーニングセンターで行われ、2月は中東でのクウェートオープン、カタールオープンというワールドツアー2大会が控えている。3月にワールドチームカップ、4月に韓国オープンやアジアカップなど大会が目白押しだ。
 2月4日、日本卓球協会は味の素ナショナルトレーニングセンターにて、5月13~20日にフランス・パリで開催される第53回世界卓球選手権(個人戦)の日本代表メンバー、男子8名、女子8名を発表した。
 パリ大会の代表メンバーは以下のとおり。(WR=2013年1月発表の世界ランキング) 
 ※印はダブルスのみ出場の選手

 <男子代表選手>
  水谷隼(beacon.LAB/WR10)
  丹羽孝希(青森山田高校/WR22)
  張一博(東京アート/WR32)
  岸川聖也(スヴェンソン/WR26)
  松平健太(早稲田大学/WR44)
  高木和卓(東京アート/WR45)
 ※松平賢二(協和発酵キリン/WR61)
 ※吉村真晴(愛知工業大学/WR119)

 <女子代表選手>
  福原愛(ANA/WR7)
  石川佳純(全農/WR9)
  平野早矢香(ミキハウス/WR37)
  森薗美咲(日立化成/WR73)
  藤井寛子(日本生命/WR66)
  松澤茉里奈(淑徳大学/WR119)
  松平志穂(四天王寺高校/WR142)
 ※若宮三紗子(日本生命/WR44)

 また、男女シングルスにエントリーされる男子6名・女子7名の選手は下記のように発表されている。

 ★男子シングルス
  水谷隼、丹羽孝希、張一博、岸川聖也、松平健太、高木和卓
 ☆女子シングルス
  福原愛、石川佳純、平野早矢香、森薗美咲、藤井寛子、松澤茉里奈、松平志穂

 男女ダブルスと混合ダブルスに関しては、男子ダブルスは水谷隼/岸川聖也、丹羽孝希/松平健太、松平賢二/張一博の3ペアのエントリーがほぼ確定。女子ダブルスは現時点では藤井/若宮のみが確定しており、残る2ペアは合宿や大会を通して決定する。混合ダブルスのエントリーはまだ未定だが、男子の吉村はこの混合ダブルスのみのエントリーとなる予定だ。
 3月18日(月)〜20日(水)に長野・岡谷市民総合体育館で「第1回信州諏訪湖温泉ラージボール大会」が開催。近畿日本ツーリストでは、大会のエントリー及び指定宿泊施設の案内専用サイトを開設し、現在参加者を募っている。
ラージ+温泉+地元の料理と3拍子そろった大会。興味のある方は下記のサイトまで。

~ラージボール卓球も、温泉も、地元の料理も楽しんじゃう!~
第1回 信州諏訪湖温泉ラージボール卓球大会
開催日:2013年3月18日(月)~20日(水・祝)
会場:岡谷市民総合体育館
主催:信州諏訪湖温泉ラージボール卓球大会実行委員会
共催:近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟上諏訪地区会

http://www.knt.co.jp/ec/2013/suwako/
 2月24日(日)、東京・代々木第二体育館で開催される『大林カップ・第18回ジャパントップ12卓球大会』。本日、大会に出場する選手および組み合わせが、(公財)日本卓球協会より発表された。出場選手およびリーグ戦の組み合わせは下記の通り。

 トップ12は、全日本後恒例のビッグゲームで、各グループでのリーグ戦後、グループ1位の選手によるトーナメントで優勝が争われる。賞金総額500万円、優勝賞金は100万円。 
 
〈男子〉

Aグループ:丹羽孝希(青森山田高)、張一博(東京アート)、森本耕平(愛知工業大)

Bグループ:松平健太(早稲田大)、岸川聖也(スヴェンソン)、時吉佑一(TEAM GIFU)

Cグループ:大矢英俊(東京アート)、松平賢二(協和発酵キリン)、吉村真晴(愛知工業大)

Dグループ:水谷隼(beacon.LAB)、平野友樹(明治大)、高木和卓(東京アート)

〈女子〉

Aグループ:石川佳純(全農)、田代早紀(日本生命)、山梨有理(十六銀行)

Bグループ:藤井寛子(日本生命)、森さくら(昇陽高)、天野優(サンリツ)

Cグループ:小野思保(日立化成)、岡本真由子(サンリツ)、平野早矢香(ミキハウス)

Dグループ:松澤茉里奈(淑徳大)、藤井優子(日本生命)、福岡春菜(中国電力)

大会情報↓
http://world-tt.com/ps_player/gameinfo.php?lst=2&yd=2012&kb=0&dt=13
 海の向こう韓国からのニュースだ。オールドファンなら誰でも知っている李エリサさん、現在59歳。ペンホルダードライブ型で、1973年世界選手権サラエボ大会の女子団体優勝にエースとして貢献した。当時、政府樹立以来、韓国のスポーツ界で初の世界優勝ということでマスコミに大きく扱われたスター選手だった。同じく優勝メンバーの鄭賢淑さんは現在韓国卓球協会の専務理事なのだ。ちなみにその時の監督は千栄石さん。
 その後、指導者の道を経て、05年には五輪村(トレーニングセンター)の村長にも就任していた。昨年、12年4月の国会議員選挙で与党のセヌリ党から選ばれ初当選していた。そして初の女性候補として、韓国オリンピック委員会会長選に立候補する。以下は朝鮮日報より。
「韓国のスポーツ史上、最も成功した女性」と言われる与党セヌリ党のイ・エリサ(李エリサ)議員が、大韓体育会(KOC)会長選挙への出馬を宣言した。中略。
イ氏は「もし会長に選ばれた、五輪総合5位という実力に比べあまりにも少ない予算の増額に力を入れたい。また、スポーツ関係の省庁の独立も目指したい」と延べた。
 1月25〜27日にグアテマラ・グアテマラシティで行われたITTFグローバルジュニアサーキットファイナル。日本からは森薗政崇(青森山田高)と鈴木李茄(青森山田高)が参加。全日本選手権ジュニア男子優勝の森薗政崇(青森山田高)が男子決勝でジェラルド(ポルトガル)を4-1で下し優勝を遂げた。
 女子では予選リーグをトップで通過した鈴木が、決勝トーナメント1回戦でメシュレフ(エジプト)に2-4で敗退。入賞を逃した。シンガポール対決となった女子の決勝は周一涵がリーをストレートで下し優勝を果たした。

【ITTFグローバルジュニアサーキットファイナル】
● 男子優勝:森薗政崇
● 女子優勝:周一涵(シンガポール)

  • 平成24年度全日本選手権

 1月27日に最終日を迎えたITTFワールドツアー・オーストリアオープン。準々決勝で五輪金メダリストの張継科(中国)をゲームオールジュースで破った高木和卓(東京アート)は、準決勝で郝帥(中国)に敗れ3位に終わった。ハオ帥と準決勝で荘智淵(チャイニーズタイペイ)を破った2009年世界ジュニアチャンピオンの方博(中国)との決勝は方博が4-2で郝帥を破り、ツアー初優勝を遂げた。

 女子シングルスで準決勝に進出した石川佳純だったが、五輪金メダリストの李暁霞(中国)に1ゲームを奪うに留まり準決勝敗退。石川も3位に終わった。丁寧(中国)と李暁霞の対決となった女子決勝は、ジュースの接戦を丁寧が2ゲーム先取したところで、李暁霞が手首の故障により棄権。最後まで戦わずして丁寧が2013年初のワールドツアーで優勝を果たした。
また、女子ダブルスでは石川佳純/森薗美咲が3位に入った。
上位の記録は以下のとおり。

●ITTFワールドツアー・オーストリアオープン記録
男子シングルス優勝:方博(中国)※3位:高木和卓
女子シングルス優勝:丁寧(中国)※3位:石川佳純
男子ダブルス優勝:ハオ帥/張継科(中国)
女子ダブルス優勝:丁寧/李暁霞(中国)※3位:石川佳純/森薗美咲
男子アンダー21優勝:吉村真晴 2位:村松雄斗
女子アンダー21優勝:松平志穂