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 12月17日の日本卓球協会理事会において、平成24年度からの「日本プロフェッショナル卓球リーグ(仮称)設立検討委員会」を設置する提案が承認された。
 これは日本卓球トップリーグ発展スタディチーム(リーダー前原正浩)が 6回の会議を経て、提案したものである。将来の日本の卓球の強化のためにプロリーグが必要ではないかというスタンスで、地域密着のクラブを創設させていこう、日本リーグとの共存を図るためのプロジェクトである。
 提案者の前原正浩専務理事は明言を避けたが、2014年の世界選手権東京開催の前に発足させたい意向のようだ。
 12月14日から埼玉・所沢市民体育館で行われていた世界団体選手権ドルトムント大会の男子日本代表選考会。今日16日に準決勝および代表決定戦が行われ、世界ジュニア選手権優勝の丹羽孝希(青森山田高)が代表権を獲得した。丹羽は世界団体戦の代表入りは今大会が初となる。

 出場した20名でただひとり、予選リーグを9戦全勝で通過した丹羽は、準決勝で松平健太(早稲田大)との「新・旧世界ジュニア王者対決」に4-2で勝利。決勝では、準決勝で大矢英俊(東京アート)との同士討ちを制して勝ち上がった高木和卓(東京アート)に競り勝った。フォアストレートへの目の覚めるようなカウンタードライブと、フォア前のボールを一発で打ち抜く台上バックドライブが素晴らしい冴えを見せていた。

 新しい技術にも積極的にチャレンジしている丹羽だが、「選考会のために技術をどうこうというのはなくて、国際大会などを見据えてやっている。今回の選考会ではいつもどおりのプレーができました」と冷静なコメント。選考会はあくまでも通過点か。五輪の団体3番手の選考レースでも、さらに優位な立場に立ったことは間違いない。
 ITTF(国際卓球連盟)は1996年から行われているITTFプロツアーを2012年度から「GACグループ・2012ITTFワールドツアー」としてリニューアルすることを発表した。 冠スポンサーのGACグループとは、世界選手権ロッテルダム大会のメインスポンサーにもなった中国の自動車会社・広州汽車集団のこと。2012年は1月17日から始まるハンガリーオープンを皮切りに15の大会と12月にグランドファイナルが行われる。2012年のグランドファイナルの賞金総額は101万6千ドル(約7900万円)で、男女シングルス優勝者にはそれぞれ10万4千ドル(約810万円)が贈られる。

 また、ワールドツアーに次ぐサテライト大会として、「2012ユーロ・アフリカサーキット」もヨーロッパで4大会、アフリカで2大会が開催予定となっている。

【GAC GROUP 2012年ワールドツアー大会一覧】
●1月
17~21日 ハンガリーオープン
25~29日 スロベニアオープン
● 2月
7~11日 カタールオープン
14~18日 クウェートオープン
● 4月
18~22日 スペインオープン
25~29日 チリオープン
● 5月
16~20日 韓国オープン
23~27日 チリオープン
●6月
6~10日 ジャパンオープン
13~17日 ブラジルオープン
● 8月
22~26日 中国オープン
29~9月2日
チェコオープン
● 9月
12~16日 ロシアオープン
● 11月
10月31日~11月4日 ドイツオープン
7~11日 ポーランドオープン
● 12月
6~9日 ワールドツアーグランドファイナル

※写真は2011年グランドファイナルのシングルス優勝者、馬龍(中国)と劉詩雯(中国)
 12月10~11日に埼玉県・越谷市立総合体育館で今年度の日本リーグチャンピオンを決める「JTTLファイナル4」が開催された。男子は東京アートが決勝で、明治大を激戦で下した協和発酵キリンを1ゲームも落とさない完勝で破り、5年連続5回目の優勝。女子はサンリツ・福原愛が日本生命・李佳から1点を奪うが、日本生命がサンリツを3-1で下し、2年連続4回目の優勝を決めた。

詳しい報道は卓球王国3月号(1月21日発売)に掲載します。

【JTTLファイナル4 最終順位】
●男子
優勝:東京アート
2位:協和発酵キリン
3位:明治大学
4位:シチズン

●女子
優勝:日本生命
2位:サンリツ
3位:日立化成
4位:中国電力
12月10~11日まで、沖縄県・那覇市民体育館で全国レディース大会が行われた。団体と年代別のダブルスが行われ、各競技とも熱戦が展開された。

結果は以下のとおり

団体
優勝:HPC(大阪)
準優勝:大宮スカット(埼玉)
3位:あすか(兵庫)、三峰(埼玉)

ダブルスA(60~109歳)
優勝:ブランチ光代・飯村千絵(あさきたクラブ/ヒロタクスポーツ・広島)
準優勝:藤澤幸子・佐藤亜由美(奥洲クラブ・岩手)
3位:鈴木理子・山内博美(サクセスT・愛知)、宍戸若菜・大高利恵子(中央クラブ・宮城)

ダブルスB(110~125歳)
優勝:持田恵子・船ヶ山昌子(サクセス・愛知)
準優勝:伊東幸・宮前康子(豊田・愛知)
3位:月井知子・鈴木照美(アイリス/市原クラブ・千葉)、山本早智子・植原多恵子(千里ニュータウン・大阪)

ダブルスC(126歳以上)
優勝:片岡登志子・小林八重子(レインボー・埼玉)
準優勝:新谷美恵子・岡田るり子(長吉卓球センター・大阪)
3位:橋本恵子・寺沢幸子(ささしま/さなだクラブ・愛知)、河路悦子・相馬伸子(AFクラブ・愛知)

大会の詳細は卓球王国3月号(1月21日発売)に掲載します。

写真は見事2連覇を達成したHPC
 11月26~27日に近畿大学記念会館で全日本学生選抜卓球大会が行われた。男子は神(明治大)が全日本大学個人に続く優勝。女子は劉(専修大)が予選リーグで敗れた中島(早稲田)を決勝で下しての優勝。詳報は卓球王国2月号(12月21日発売)に掲載します。

●男子
1位 神巧也(明治大)
2位 王凱(専修大)
3位 笠原弘光(早稲田大)
4位 御内健太郎(早稲田大)

●女子
1位 劉莉莎(専修大)
2位 中島未早希(早稲田大)
3位 馬文ティン(日本大)
4位 石垣優香(淑徳大)

結果詳細は関西学生卓球連盟のページに掲載
http://homepage2.nifty.com/ksttf/
 11月24~27日にイングランド・ロンドンでプロツアー・グランドファイナルが行われ、男子は馬龍(中国)が、女子は劉詩雯(中国)が優勝した。また、女子アンダー21で石川佳純(全農)が昨年の石垣に続き優勝。女子ダブルスでも福原愛(ANA)/石川佳純が2位に入った。
 来年のロンドン五輪の卓球会場でトライアル大会として行われた今大会。今年、世界選手権とワールドカップの2冠を手にした張継科(中国)と丁寧(中国)が3冠を狙った戦いとなったが、両者とも決勝で敗れ3冠達成はならなかった。

 男子シングルスは馬龍が準決勝で王皓(中国)、決勝で張継科の両チームメイトを下し、3度目のグランドファイナル優勝を果たした。日本の水谷(明治大)と岸川(スヴェンソン)は1回戦で敗退した。
 女子シングルスでは劉詩雯が決勝で丁寧をストレートで破り、グランドファイナル初優勝を遂げた。日本選手では唯一石川佳純が準々決勝に進出したが、丁寧に0-4のストレートで敗れ準決勝進出はならなかった。石川はアンダー21では優勝。福原と組んだダブルスでも2位に入った。
 詳細は卓球王国2012年2月号(2011年12月21日発売)に掲載予定です。

上位の記録は以下のとおり。

【ITTFプロツアー・グランドファイナル優勝者】
●男子シングルス:馬龍(中国)

●女子シングルス:劉詩雯(中国)

●男子ダブルス:馬琳/張継科(中国)

●女子ダブルス:
郭躍/李暁霞(中国)
●男子アンダー21:金珉鉐(韓国)
●女子アンダー21:石川佳純
 スポーツを通して世界の平和と統一を目指す目的のカタールピース&スポーツカップが11月22日にカタールの首都ドーハで行われた。

 異なる国の選手でペアを組んだダブルスの結果は、男子は柳承敏/ヒョンボン(韓国/北朝鮮)が、女子はチャン/チホミロワ(アメリカ/ロシア)が優勝した。日本はフランスとのペアで、吉田海偉/マテネがファン/ウラソフ(アメリカ/ロシア)に、三宅菜津美/グルンディシュが金璟娥/キム・ヘソン(韓国/北朝鮮)にそれぞれ準決勝で敗れた。

 優勝した柳承敏のコメント:
「北朝鮮の選手と組んで優勝できたのでとてもうれしい。また一緒に戦える機会があればいい。そして、また一緒に勝ちたい。」
 11月16~20日に広島市東区スポーツセンターで後期日本リーグ広島大会が行われ、男子は東京アート、女子は日本生命の優勝が決まった。また張一博(東京アート)と李佳(日本生命)が最高殊勲選手に選ばれた。
詳報は卓球王国2月号(12月21日発売)に掲載します。

●男子1部
優勝:東京アート
2位:明治大
3位:リコー

●女子1部
優勝:日本生命
2位:サンリツ
3位:日立化成

また、後期大会が終了し今年の王者を決定する「JTTLファイナル4」に進出するチームが以下のように決まった。

<男子>
1.東京アート
2.明治大学
3.協和発酵キリン
4.シチズン

<女子>
1.日本生命
2.日立化成
3.サンリツ
4.中国電力
 11月13~20日にバーレーンで世界ジュニア選手権大会が行われ、男子シングルスで丹羽孝希(青森山田高)が優勝。06年カイロ大会の松平健太に続き、日本から2人目のジュニア王者が誕生した。また、女子シングルスでは2回戦で石川佳純(ミキハウスJSC)を破った陳夢(中国)が優勝した。

世界ジュニア選手権の詳細は世界ジュニア速報をご覧下さい。
http://www.world-tt.com/report/20111113/WTTCJ2011.php

上位の成績は以下のとおり。

【世界ジュニア選手権結果】

男子団体
優勝:中国
2位:日本
3位:インド、フランス

女子団体
優勝:中国
2位:日本
3位:香港、チャイニーズタイペイ

男子シングルス
優勝:丹羽孝希
2位:林高遠(中国)
3位:吉村真晴(野田学園高)、ロビノ(フランス)

女子シングルス
優勝:陳夢(中国)
2位:朱雨玲(中国)
3位:顧若辰(中国)、顧玉婷(中国)

男子ダブルス
優勝:宋鴻遠/鄭培峰(中国)
2位:ゴジ/ロビノ(フランス)
3位:林高遠/呉家驥(中国)、丹羽孝希/吉村真晴

女子ダブルス
優勝:陳夢/顧玉婷(中国)
2位:顧若辰/朱雨玲(中国)
3位:陳思羽/鄭先知驥(中国)、チオバヌ/スッチ(ルーマニア)

混合ダブルス
優勝:宋鴻遠/陳夢(中国)
2位:鄭培峰/顧玉婷(中国)
3位:呉家驥/顧若辰(中国)、林高遠/朱雨玲(中国)