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7月26日〜28日に、全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)が、グリーンアリーナ神戸で開催された。

ホープス男子では、大会5連覇中の松島がライバルの吉山を下して、張本智和以来となる6連覇を達成。
またホープス女子では、張本の妹・美和が小学5年ながら圧倒的な実力を見せて、バンビ・カブに続く三階級制覇を成し遂げた。

結果は以下のとおり。

【各種目ベスト4】
●ホープス男子
優勝:松島輝空(木下グループ)
2位:吉山和希(TC中原)
ベスト4:岡本智心(TEAM ZERO 1Jr)、谷本拓海(卓栄kid’s)

●ホープス女子
優勝:張本美和(木下グループ)
2位:青木咲智(石田卓球クラブ)
ベスト4:面手凛(T.Cマルカワ)、小塩悠菜(石田卓球クラブ)

●カブ男子
優勝:岩井田駿斗(誠卓球CL.)
2位:川上流星(新発田ジュニア)
ベスト4:郡司景斗(スマイルTC)、伊藤佑太(ヴィスポことひら)

●カブ女子
優勝:佐藤希未(マイダス)
2位:吉田璃乃(KYOWA KIRIN TTS)
ベスト4:香取悠珠子(卓桜会栃木卓球センター)、安藤海凜(明野ジュニア)

●バンビ男子
優勝:大野颯真(ABBEY )
2位:小林右京(ピンテック)
ベスト4:木方瑛介(T.T彩たま)、柴田洸(STライトニング)

●バンビ女子
優勝:石田心美(石田卓球クラブ)
2位:佐久間結生(卓桜会栃木卓球センター)
ベスト4:吉岡咲(マイダス)、木村朱里(さくら組ジュニア)

詳しい報道は、8月発売の卓球王国10月号に掲載いたします!
  • 各種目優勝者。後列左から松島、岩井田、大野、前列左から張本、佐藤、石田

 東京・大塚に昨年オープンした「星野リゾート OMO5 東京大塚」。この施設の地下スペースに、明日7月26日(金)、卓球コミュニティースペース『ping-pong ba(ピン・ポン・バ)』がオープンする。オープン前日の今日はメディア向けのオープニングイベントが行われた。

 プロデュースと運営サポートは、(株)スヴェンソンスポーツマーケティングが展開する複合型卓球施設 “T4 TOKYO”。、「卓球を通して“大塚の街”と“人”を繋ぐ」コミュニティ・ラウンジ(café&bar)で、フロア内では、「ガストロパブ」×「卓球」をテーマに、パブの本場・ロンドンで人気のビールや本格的な食事が提供される。また、5台の卓球台とDJブースも設置し、落ち着いた雰囲気の照明と心地よい音楽が包み込む空間で、お酒や食事&卓球を楽しめるスペースとなる。

 今日のイベントにはゲストとして高野之夫豊島区長、デザイナーのコシノジュンコさん、星野一朗日本卓球協会専務理事、宮﨑義仁日本卓球協会常務理事、Tリーグの松下浩二チェアマン、MCとして福澤朗アナウンサー、そして選手ゲストとして丹羽孝希選手、木原美悠選手が参加。さらに、スペシャルゲストとして小池百合子東京都知事も出席し、丹羽、木原両選手とエキシビションマッチを行うなど会場を盛り上げた。また、一般の参加者とゲストによる卓球交流会も行われ、明日のオープンに向けて盛況で幕を閉じた。

【ゲストコメント】
◆高野之夫豊島区長
「大塚は今、東京で一番注目されていると言っても過言でない街だと思います。昨日、オリンピックのちょうど1年前と言うことで、国際フォーラムで大きなイベントを行いました。これからいよいよ盛り上がっていく中で、豊島区も大きく盛り上がっていきたいと思っています」

◆コシノジュンコさん
「卓球というのは、小さな台で、大きなコミュニケーションが生まれるもの。卓球もコミュニケーションも打たないと返ってこないし、相手がいて初めて成り立つもの。そういう意味で素晴らしいものだと思います」

◆星野一朗 日本卓球協会専務理事
「我々は卓球を通じて社会貢献をしたいと思っています。強化の部分が注目されがちですが、こういう町おこしですとか、ラリーをとおして人がつながっていくのは素晴らしいこと。卓球を通じて街がより盛り上がってくれたらうれしく思います」

◆宮﨑義仁 日本卓球協会常務理事
「私は強化を担当していますが、その拠点は北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターです。練習後には『ちょっと一杯』ということもありますが、大塚ならすぐに来れる。ナショナルチームのメンバーをどんどん連れてくるというのは難しいかもしれないけど(笑)、楽しみが増えましたね」

◆松下浩二 Tリーグチェアマン
「Tリーグとしましても、このような卓球を楽しめる場所が増えるのは良いことだと思います。家族や友だち、職場の方々がこの場所でコミュニケーションを深めていってほしいです。Tリーグの目標は全国すべての市区町村にTリーグのチームを作ること。ぜひ豊島区にもチームを作っていただいて、卓球で大塚を盛り上げていってもらいたいなと思っています」


 この『ping-pong ba』は豊島区大塚に本社を置く山口不動産株式会社が手掛ける建築ブランド「ba」シリーズのひとつとしてオープン。「ba」には「場」、そして「being&association」の意味が込められており、大塚で人と街をつなぐ場所を創ることを目指している。「ping-pong ba」のある「星野リゾート OMO5 東京大塚」が「ba01(泊まる場)」、そこからほど近いところにある「東京大塚のれん街」が「ba02(集う場)」、「ba03(住まう場)」として高級賃貸マンションの「ba apartment」があり、2020年には「ba05(繋ぐ場)」として駅ビルをオープン予定。
 また夏季限定(7月26日〜9月30日)で足湯ならぬ「足水」に浸かりながらドリンクやフードを楽しめる「水ba」もオープン。こちらはping-pong baからすぐのところにあり、卓球から水baや、のれん街から卓球、なんて楽しみ方もできる。
 「『ba』には人々がつながる場を提供したい、そして街の成長につながってほしいという我々の願いと思い、意思が込められています。『ping-pong ba』は大塚と人をつなげるコミュニティスペースを創りたい、そして卓球とおして様々な交流が生まれる場を創りたいという気持ちで生まれました。我々が生み出す『ba』をきっかけに、大塚に住む人や訪れる人に『最近大塚って面白くなってきたね』と言われる街を創っていきたいと思います」(山口不動産株式会社・武藤浩司 代表取締役CEO)

 ここ数日、本格的な夏の暑さを感じるようになってきた東京。この夏は今注目の街・大塚でアクティブに過ごしてみてはいかがだろうか。

■『ping-pong ba』 店舗概要
【住      所】東京都豊島区北大塚2-26-1 ba01 B1F
【アクセス】JR大塚駅より徒歩1分
【電      話】080-7171-5744 (※7月26日(金)までは03-6452-5743(T4 TOKYO)へお問い合わせください)
【アドレス】ppba@svensonsm.co
【 U  R  L 】https://ppba.t-4.jp
【営業時間】11:30~23:30 / L.O23:00 (※営業時間は変更になる場合があります)
【定 休 日 】火曜日(年末年始を除く) 

■オープニングパーティー
日時:7月26日(金) 19:00~23:30 (18:30より受付開始/L.O 23:00)
料金:2,000円(税込) フード・ドリンク(2杯)付
  • イベントに参加したゲストの皆さん。ポロシャツはコシノさんのデザイン

  • サービスで始球式!

  • 小池都知事、丹羽・木原から得点しガッツポーズ

  • コシノさんもナイスプレーを披露

  • 一般参加者とゲストの交流会も開催された

  • テーマはガストロパブ×卓球。シャレオツです

  • フィッシュ&チップスなど、イギリスの文化を楽しめるメニューを揃えている

〜アジアのホープが東京に集結!!〜
「2019ジュニアスポーツアジア交流大会」
卓球交流試合:8/30(金)〜9/1(日)入場無料
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場(東京都世田谷区駒沢公園1-1)

 国内外都市からのジュニア世代が卓球で対戦する「2019ジュニアスポーツアジア交流大会」(主催:東京都ほか)が、東京(駒沢オリンピック公園総合運動場[屋内球技場])で行われる。障害者アスリートの交流試合も開催される。
卓球の他には、バドミントンの交流試合(駒沢オリンピック公園総合運動場[体育館])が行われ、楽しいイベント(卓球教室は事前申込制・参加無料)や家族で楽しめるイベントなども予定されている。


※8/31(土)開催の卓球教室は参加者募集中!(申込期限8/6 ※詳しくはホームページを)
https://jsa2019.jp
 9月1日(日)に千葉県流山市民総合体育館(キッコーマンアリーナ)において、流山アストロズ卓球クラブ主催の公開練習と講習会が開催される。第1部の公開練習では、プロコーチと流山アストロズのトップ選手たちの公開練習を見学。また、第2部の講習会では卓球台を16台使用し、グループに分けて行われる。トップ選手の練習見学&指導を受けるチャンス! 興味のある方はぜひご参加ください。

★ 流山アストロズ公開練習&講習会

日時:9月1日(日) 10時〜15時
開催場所:流山市民総合体育館(キッコーマンアリーナ)サブアリーナ
第1部:公開練習(10〜12時)
第2部:講習会(13〜15時)
申し込み締切り:8月18日(日) ※予約制になります

主な選手・コーチ
① 時吉佑一(LaVIESプロコーチ/東山高→早稲田大→グランプリ)
② 森下雄太(東山高→中央大→リコー)
③ 大塚裕貴(卓球三昧プロコーチ/千葉経済大附属高→明治大)
④ 竹之内亮佑(千葉経済大附属高→明治大)
⑤ 川久保直哉(千葉経済大附属高→明治大)
※他、流山アストロズの選手がお手伝いします

流山アストロズのHPはコチラ
※What’s Newよりご確認ください

申し込み先等の詳細はコチラでもご確認できます

 東京・大塚にある話題のホテル「星野リゾート OMO5 東京大塚」に、7月26日(金)19:00〜、卓球コミュニティースペース『ping-pong ba』がオープンする。
 
 プロデュースと運営サポートは、(株)スヴェンソンスポーツマーケティング(本部:東京都港区、山下亮・代表取締役社長)が展開する複合型卓球施設 “T4 TOKYO”(東京都渋谷区)。

 『ping-pong ba』のコンセプトは、「卓球を通して“大塚の街”と“人”を繋ぐ」コミュニティ・ラウンジ(café&bar)で、フロア内では、「ガストロパブ」×「卓球」をテーマに、パブの本場・ロンドンで人気のビールや本格的な食事が提供される。また、5台の卓球台とDJブースも設置し、落ち着いた雰囲気の照明と心地よい音楽が包み込む空間で、お酒や食事&卓球を楽しめるスペースとなる。

 オープン初日の7月26日(金)は、オープンを記念したお客様参加型のオープニングパーティとなり、当日は入場時の料金(2,000円)で、食事や飲み物(2杯)を楽しめるほか、フリーで卓球台を利用できる。(下記参照/通常の営業は27日より)

 新しいコンセプトの卓球コミュニティースペースへ、ぜひ行ってみよう。


■『ping-pong ba』 店舗概要
【住      所】東京都豊島区北大塚2-26-1 ba01 B1F
【アクセス】JR大塚駅より徒歩1分
【電      話】080-7171-5744 (※7月26日(金)までは03-6452-5743(T4 TOKYO)へお問い合わせください。)
【アドレス】ppba@svensonsm.co
【 U  R  L 】https://ppba.t-4.jp
【営業時間】11:30~23:30 / L.O23:00 (※営業時間は変更になる場合があります)
【定 休 日 】火曜日(年末年始を除く) 

■オープニングパーティー
日時:7月26日(金) 19:00~23:30 (18:30より受付開始/L.O 23:00)
料金:2,000円(税込) フード・ドリンク(2杯)付
 T2ダイヤモンドの最終日。19時からのセッション2は、男女シングルスの3・4位決定戦と決勝が行われた。それぞれの記録は下記の通り。

●女子シングルス3・4位決定戦
○丁寧(中国) 11-3、11-6、11-9、11-6  加藤美優

●男子シングルス3・4位決定戦
○許昕(中国)  6-11、11-6、11-3、7-11、11-8、5-2 黃鎮廷(香港)

●女子シングルス決勝
○朱雨玲(中国)11-9、11-6、7-11、11-7、5-2   王曼昱(中国)

●男子シングルス決勝
○林昀儒(チャイニーズタイペイ)11-7、11-4、8-11、11-5、5-0  樊振東(中国)

 男子シングルスは、17歳の林昀儒が樊振東を撃破した。林昀儒は例に漏れずサービスで先手を奪うと、入れるだけになることが多い樊振東の甘いレシーブを逃さずに3球目ドライブで決めた。林昀儒のサービスは長短がわかりづらいだけでなく、これでもかというほど相手の読みを外すコース取りが光る。そのサービスに惑わされた樊振東は得意のチキータができず、後手にまわっていた。

 また、林昀儒のフォアドライブは中国選手のような迫力あるスイングではないが、なぜか決定率が高い。
 林昀儒のフォアドライブのスイングを良く見てみると、インパクト時のボールの捉え方が良く、ロスが少ない。そのためバウンド後に伸び上がるような打球になるため樊振東はカウンターはおろかブロックもうまくできなかった。
 林昀儒のバックハンドはどんなボールに対しても強打ができ、樊振東のドライブも上から叩きつけるようなバックドライブで餌食になっていた。
 ここまで書くと林昀儒を褒めすぎだと感じるかもしれないが、今大会の彼のプレーを現地で見た者としては、決して大げさに書いているわけではない。それほど、この17歳の天才のプレーは衝撃的だった。

 前日の馬龍を倒した時と同様に優勝を決めてもガッツポーツはなく、うれしそうな笑顔も見せなかった林昀儒。今大会で一気に東京オリンピックでもメダル候補に跳ね上がったが、もしオリンピックでメダルを獲得したら、その瞬間に笑顔を見せてくれるのだろうか。
 そんな林昀儒だが、表彰式で司会者に何か言われて、一瞬だけ笑顔になった。あいにく中国語でのやり取りだったため意味はわからなかったが、17歳の青年らしさが感じられた。

 水谷、馬龍、黃鎮廷、樊振東という名だたる選手を破った林昀儒。今大会で林昀儒のプレーを連続写真で撮影しているので、そのプレーのすごさを技術特集として近く誌面で紹介できればと思う。

 女子シングルスは、守備的なプレーから脱却した朱雨玲が王曼昱の強打を跳ね返して優勝を飾った。
 朱雨玲は、これまでの両ハンドで相手の様子を伺いながらジワリジワリと戦っていくというプレースタイルから、早い段階でバックハンドで強打を仕掛けていくスタイルに変貌。特にバック側に打たれた相手のチキータやバックドライブを1本目からストレートに弾き返すバックハンドが光り、攻撃的なプレーを意識していることが伝わった。
 第一線から外されかけていた朱雨玲だが、今大会のプレーで東京オリンピックの代表争いをアピールできたのではないだろうか。

 3・4位決定戦に出場した加藤は、初対戦の丁寧にストレートで敗れた。
 「丁寧のドライブは回転があり、とても威力があって押されてしまった。ビデオなどで見て、想像していたよりも威力があった」と試合後に加藤が言うように、丁寧のドライブに終始押されてしまった。だが、敗れたとはいえ、男女とも日本勢が早々と姿を消す中、ベスト4入りは立派。加藤にとっても自信につながった大会だったはずだ。
  • 林昀儒のサービスのうまさは世界一だ。オリンピックまでさらに強くなるのは間違いない

  • 試合前はここまで何もできない樊振東を想像することはできなかった。林昀儒との再戦では巻き返しをどうするのか

  • 持ち味を生かしながら、攻撃的なスタイルに変貌した朱雨玲

  • 飛びつき、回り込みなど運動能力の高さを感じさせる王曼昱

  • 表彰式で一瞬笑った林昀儒。それを見てなぜだが少し安心しました

  • ITTFのバイカート会長がメダルをを授与

 和歌山ビッグホエールで行われていた第69回全日本実業団卓球選手権は大会最終日を迎え、男子団体は東京アート、女子団体は十六銀行が優勝。両チームはともに6月に行われた日本リーグ前期でも優勝しており、国内団体戦のビッグゲーム2連勝となった。決勝の結果は下記のとおり。

●男子団体決勝
〈東京アート 3-2 リコー〉

 吉村 10、-7、9、-10、-2 有延○
○高木和 9、-6、8、5 山本
 吉村/坪井 -1、9、-11、-7 鹿屋/有延○
○村松 9、3、15 郡山
○吉田 -8、8、7、-10、5 鹿屋

●女子団体決勝
〈十六銀行 3-2 日立化成〉

 加藤(知) -7、-10、-10 後藤○
○安藤 -7、9、9、8 牛嶋
○山本/加藤(杏) -9、9、-9、4、6 近藤/平
 加藤(杏) 8、-8、-7、9、-8 近藤○
○山本 -6、3、11、-3、9 平

 男子団体決勝に勝ち上がったのは、東京アートとリコー。リコーは優勝候補筆頭と目されたファーストを、準決勝で3-1で撃破した。トップでエース有延が吉村(真晴)に敗れたものの、2番山本が大矢、3番鹿屋/有延が岸川/吉村、4番鹿屋が松平(健太)に競り勝った。日本リーグ前期ではまさかの7位に沈んだリコーだが、チーム力の高さを改めて証明した形だ。ファーストとしてはラスト岸川に回したいところだったが、どの試合も紙一重の差だった。

 東京アートも準決勝でシチズン時計に大苦戦。トップで吉田が酒井にゲームオールで敗れ、3番ダブルスも敗れて後がなくなったが、4番吉村が笠原をゲームオールで撃破。そしてラスト高木和が御内のカットを粘り倒した。勝負が決した瞬間、高木和がフロアに倒れ込み、御内がひざまずくほどの激戦だった。

 決勝も両者一歩も退かない戦い。リコーはエース有延が単複で2勝を挙げる活躍。一方、東京アートは攻撃の切れ味が増し、復活の兆しが見える村松を4番で起用し、リコーの新人・郡山にストレート勝ち。勝負はまたもラスト、吉田海偉対鹿屋良平。バックハンドの強さと鋭いフォアフリックを生かし、鹿屋がゲームオールに持ち込んだが、最後は吉田が締め、歓喜の雄叫びを挙げた。

 「目標とする団体5冠(日本リーグ前後期・全日本実業団・全日本団体・ファイナル4)を狙ううえで、ファーストさんが出てくる全日本実業団が一番難しいと思っていた。吉村がワールドツアー、坪井がユニバーシアードに出場して、大会前の調整が万全ではない中で、選手たちが頑張ってくれたと思います」(東京アート・大森監督)

 女子団体決勝はエース鈴木を手首の故障で欠く日立化成が、カットの後藤と牛嶋を前半に配するオーダーで勝負。後藤が低く正確なバックカットでストレート勝ちをおさめ、2番牛嶋も安藤から1ゲームを先取したが、安藤が逆転勝ち。「2番安藤が踏みとどまってくれたのが大きかった」と十六銀行の河田監督は語った。

 3番ダブルス以降はすべてゲームオールの熱戦。ラスト山本対平は、3ゲーム目を逆転で奪った山本が、劣勢の最終ゲームも懐の深い攻守で粘り強く得点を重ね、劇的な勝利。クールな山本がベンチに戻り、満面の笑顔を見せた。「日本リーグ前期から3−2の接戦が続いていて、ラストまで回せば勝てるという雰囲気がチームにあった」(河田監督)。準決勝・決勝といずれも3−2で制する勝負強さで、うれしい3年ぶりの優勝だ。
  • 決勝ラストの大役を果たした吉田。ヒヤリとさせたが、さすが百戦錬磨

  • 抜群の打たれ強さを誇る山本がラストを締めた

  • 男子団体優勝の東京アート、6年ぶりのV

  • 女子団体優勝の十六銀行

  • リコー決勝進出の原動力となった鹿屋(奥)/有延のダブルス

  • 決勝4番で勝利した近藤(旧姓:田代)はベンチで笑顔

  • 準決勝のリコー戦トップで有延を下した吉村(ファースト)

  • 意外性の速攻で吉田海偉に競り勝った酒井(シチズン時計)

●男子シングルス準決勝
○林昀儒(チャイニーズタイペイ)11-9、11-6、11-8、11-7 黃鎮廷(香港) 
○樊振東(中国)11-6、11-5、11-5、11-8 許昕(中国)

●女子シングルス準決勝
○朱雨玲(中国)11-6、11-3、11-7、11-6 加藤美優(日本)
○王曼昱(中国)8-11、11-6、3-11、11-7、4-5、5-2、5-2 丁寧(中国)

 T2ダイヤモンド最終日は男女シングルスの準決勝が行われた。

 男子は、快進撃が止まらない林昀儒が1ゲーム目を逆転で取ると、2ゲーム目移行は試合を支配し、黃鎮廷にストレート勝ち。前日の馬龍戦もそうだったが、林昀儒はサービス・レシーブで先手が取れることが強み。安定感がありながら、見るたびに打球の威力が増していることで、打ち合いになっても得点ができるようになっている。

 樊振東と許昕の試合は、序盤で樊振東の鋭いバックドライブにノータッチを連発した許昕が戦意を喪失。ここまで好調を維持していた許昕があっけなく敗れた。

 女子の加藤は朱雨玲にいいところなく敗れた。加藤は前日に陳夢からエースを取ったしゃがみ込みサービスが効かず、最後まで朱雨玲を崩すことができなかった。朱雨玲は強打すると加藤にカウンターを浴びるため、バック対バックでは回転をかけた緩いボールで加藤のリズムを崩した。また、ラリーになると早い段階から加藤のフォア側を攻めるなど、加藤対策を完璧に遂行した。

 丁寧対王曼昱の一戦は見応えのあるラリーが続出。王曼昱は2−3とゲームをリードされて後がなくなってから、丁寧のフォアドライブを回り込んでぶち抜くなど、男子のようなプレーで逆転。丁寧越えを果たした。
  • 完全に世界のトップに入り込んだ林昀儒。まだ17歳。

  • 今大会で全盛期のバックドライブが戻ってきた感のある樊振東

  • 加藤は朱雨玲の戦術に完敗。しかし、ここまでの活躍は目を見張るものがある

  • 朱雨玲はバック対バックで先にフォア側に仕掛けるなど加藤対策が十分に行われていた

 指導者として多くの日本代表選手を育て、高校卓球界に偉大な足跡を残した吉田安夫氏が、7月11日に心不全のため、86歳で逝去された。

 吉田氏は1933(昭和8)年1月20日生まれ、埼玉県出身。立教大を卒業後、母校である熊谷商業高に赴任し、男子卓球部監督として、チームを全国大会優勝多数の「常勝軍団」へと育て上げた。後に埼工大深谷高(現・正智深谷高)、さらに青森山田高でも指導し、昭和から平成にかけて数多くの日本代表選手を世に送り出した。齋藤清、渡辺武弘、岩崎清信、渋谷浩、水谷隼、吉田海偉、丹羽孝希など世界で活躍した「吉田門下生」は数知れず、指導への飽くなき情熱から「闘将」と呼ばれた名指導者だった。謹んでお悔やみを申し上げます。
  • 在りし日の吉田氏

 和歌山ビッグホエールで開催中の第69回全日本実業団選手権。男女とも準々決勝まで進行し、ベスト4が出揃った。まず男子準々決勝の結果は下記のとおり。

●男子準々決勝
シチズン時計(東京) 3−1 日鉄物流ブレイザーズ(和歌山)
東京アート(東京) 3−0 岡谷市役所(長野)
ファースト(千葉) 3−2 協和キリン(東京)
リコー(東京) 3−0 信号器材(株)(神奈川)

 岸川聖也・大矢英俊・松平健太・吉村真晴という日本代表経験者を揃えたファーストと、今大会からチーム名が変わった協和キリンの対戦は、3−2でファーストが勝利。トップの平野友樹対吉村真晴の一戦で、協和の平野が腰痛のため棄権。協和は2番松平賢二が大矢英俊を、4番渡辺裕介が松平健太を破り、ラストまで持ち込んだものの、ファーストの岸川がサービス・レシーブでの貫禄の違いを見せ、協和の後藤をストレートで下した。

 ファーストの対抗馬となる東京アートは、トップ村松、2番吉田(海偉)が苦しみながらも勝利。3番ダブルスで坪井勇磨・吉村和弘の新人ペアがゲームオールで競り勝って、食い下がる岡谷市役所を下した。地元・和歌山の日鉄物流ブレイザーズは、藤村・松下のダブルスが勝利したものの、シチズン時計に力及ばず。リコーは信号器材戦で、新人・郡山(専修大卒)が勝利してストレート勝ちを収めた。

●女子準々決勝
日立化成(茨城) 3−2 サンリツ(東京)
豊田自動織機(愛知) 3−1 広島日野自動車(広島)
十六銀行(岐阜) 3−0 中国電力(広島)
デンソー(静岡) 3−2 愛媛銀行(愛媛)

 女子は熱戦の連続。昨年優勝の日立化成は、サンリツに先行を許して苦しい試合展開になったが、ラスト近藤(旧姓:田代)が谷岡のカットを落ち着いて攻略。ゲームカウント2−1の4ゲーム目は11−0で勝利を決めた。豊田自動織機はゲームカウント2−1の4・5番が2台進行となり、5番でカットの佐藤が敗れて後がなくなったが、4番で右シェークフォア表の森が最終ゲームの劣勢を挽回し、広島日野自動車の伊丹にゲームオール11−9で競り勝った。

 十六銀行はエース安藤が中国電力の成本との変化対決に競り勝ち、その勢いでストレート勝ち。デンソーは愛媛銀行に前半で0−2とリードされる苦しい展開になったが、永尾・阿部のダブルスから反撃に転じ、逆転勝ちした。
  • アートのポイントゲッター、吉田海偉は健在だ

  • 協和戦で要(かなめ)のダブルスを制した岸川(右)/吉村

  • サンリツ・谷岡のカットを攻略した近藤(旧姓:田代)

  • 昨年の全日本社会人Vペア、日鉄物流ブレイザーズの松下(右)/藤村

  • 東京アートの若武者ペア、坪井(左)/吉村