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 4月21日にスタートする世界選手権ブダペスト大会(個人戦)に日本からエントリーしていた混合ダブルスの張本智和・石川佳純組(木下グループ・全農)がエントリーを取り消し、前回の世界チャンピオンペア、吉村真晴(名古屋ダイハツ)・石川佳純組で再エントリーしたことが国際卓球連盟のWEBサイトで判明した。
 7日に終わったアジアカップの準々決勝のあと、右手薬指に違和感を訴えた張本智和。順位決定戦ではプレーしたものの、力の入らない状態となった。ブダペスト大会では3種目にエントリーしていた張本だが、本人への負担を軽くするためのエントリー取り消しと見られる。
 
 吉村・石川の混合ダブルスは、先の全日本選手権では早くに敗退したが、4年前の世界選手権では銀メダル、2年前に優勝している実績のあるペアだ。来年の東京五輪では初めて混合ダブルスが採用されるため、中国はじめ、各協会が混合ダブルスに力を入れている。
  • 前回チャンピオンの吉村真晴・石川佳純ペア

  • 17年世界選手権より

 4月6日(土)に香川県高松市のトキワテーブルテニス・タクティブ トキワ高松で「若宮三紗子さん講習会」が開催。当日は約120名が参加し、若宮さんのデモンストレーション、技術講習、トークショー、サイン会が行われた。

 若宮さんは地元香川県の出身ということもあり、「昔一緒に練習をしていた」という高齢の方も多く、5~90歳代という幅広い年齢層の方が参加。現役引退後に地元で初の講習会を行った若宮さんは「香川県にもTACTIVEができ、地元でも卓球が盛り上がっていることが嬉しい。小さいころはたくさんの方に練習していただきましたので、その恩を返せるように頑張ります!」と今後の意気込みも語ってくれた。

 技術講習後には、参加者全員が若宮さんから直接指導を受け、アドバイスを頂いた。「とてもわかりやすかった」「丁寧におしえてくれた」「入るようになった」など、指導も好評で盛り上がりをみせる講習会となった。
韓進グループ会長、韓国卓球協会会長を務める趙亮鎬(チョ・ヨンホ/70歳)が肺疾患の治療を受けていたアメリカで死去した。
趙氏は韓進グループの大韓航空社長、会長を歴任していたが、先月の大韓航空の株主総会で取締役再任案が否決されていた。

趙氏は2008年に韓国卓球協会会長に就任していた。来年に世界選手権釜山大会を控える韓国卓球界にとって、大きな痛手になるかもしれない。
  • 12年ロンドン五輪表彰式での趙亮鎬会長(写真中央)

アジアカップ横浜
●女子決勝
朱雨玲(中国)4(13、-4、5、8、-7、6)2陳夢(中国)

朱雨玲は世界ランキング2位でありながら、2週間後に迫った世界選手権のシングルスの出場から外れている。だからこそ、勝ちたいという気持ちがあふれ、自分の力を首脳陣に見せたかったのか。
ジュニア時代からともに国家チームの中核に成長した陳夢を決勝で、見事なラリー戦の末に制した。

「アジアカップで3連覇できるとは思っていませんでした。それよりもワールドカップのことを考えていました。陳夢とは小さい頃からずっと一緒にやってきているので、手の内はわかっています。今回は私のほうが勝ちたいという気持ちが少し強かったのでしょう。
(世界ランキング2位なのに世界選手権のシングルスにはでれませんが?)それはレベルの高い質問ですね。私は選手としてプレーに集中するしかありません」と優勝した朱雨玲のコメント。

●男子決勝
樊振東(中国)4(-9、10、-9、7、8、10)2 馬龍(中国)

故障による長い戦線離脱を余儀なくされた五輪金メダリスト、世界チャンピオンの馬龍。3月末のカタールオープンで見事な復活を果たし、このアジアカップでも見事なパフォーマンスを発揮。そのチャンピオンを迎え撃つのは世界ランキング1位の樊振東。この二人は2年前の世界選手権の決勝でも対戦し、馬龍が4-3で勝っている。

お互いが一歩も譲らない激しい打撃戦を展開。バック対バックでは両者のミスがなく、最後の勝負球はフォアハンドで決める。勝敗をかけた6ゲーム目、馬龍が強烈なフォアドライブを連打すれば、樊振東はバックドライブで対抗。8-7から馬龍がレシーブドライブで9-7にするもすぐに樊振東は9-9に追いつく。次の1本では樊振東が素晴らしい回り込みのフォアドライブを決めて、マッチポイントを奪う。
しかし、馬龍も回り込みのドライブを決め10-10。ここで樊振東はチキータを馬龍のフォアに決め、再びマッチポイント。最後は強烈なバック対バックのラリーから、樊振東がバックハンドでストレートに打ち抜き、2連覇を達成した。まるで世界選手権の前哨戦のような見事な決勝。樊振東が先輩の馬龍を下した。

樊振東のコメント
「去年も優勝して、今年も優勝できたことがとてもうれしい。決勝の3ゲーム目まではあまりプレーが良くなかったが、4ゲーム目から良いプレーができて、挽回することができた。馬龍はとても強い選手、最後は自分はとても良い状態だった。今まで負けているけど、過去の試合は考えないでどうやって勝つかだけを考えて、臨んだ。
2年前の世界選手権は2位だったが、今年はシングルスとダブルスで優勝を狙います。東京五輪にはでたいが、今は世界選手権のことに集中している」

●詳細は4月21日発売号で紹介
  • 3大会続けてアジアカップの栄冠を手にした朱雨玲

  • 馬龍との壮絶なラリー戦を制した樊振東

アジアカップ横浜2019
●3、4位決定戦
丹羽孝希(日本)4(7、3、-3、5、-9、8)2張本智和(日本)

 意外な結末だった。出足から丹羽がリードを奪い、3-1で丹羽がゲームを取った後に、張本がインジャリータイムを要求し、指を治療。5ゲーム目を張本が奪い返すも、4-2で丹羽が勝利した。
「出足が良くてゲームを2-0にして、3-1のところで張本がケガをしたらしく、ぼくも気を遣いました。張本らしいプレーがなかったので、残念な終わり方でした。試合前から張本の映像を見て、コース取りを考えていました」(丹羽)。

「カタールオープンの準々決勝が終わってから右手の薬指に痛みが出て、その後、病院には行かずマッサージや電気治療をしていた。準々決勝までは痛みがなかったけど、準決勝の樊振東戦の後に痛みが来て、今日は練習のフォア打ちの時から痛かった。5ゲーム目に入る時も倉嶋監督に、無理しなくてもいいと言われたけど、リードされている状態で棄権はしたくなかった。丹羽さんには万全な状態でも勝てるかどうかわからない。世界選手権までの2週間で良くなるかどうかはわからない。

(指が痛くて)チキータにも威力がでないし、打ち合いでも力が出ない状態。生活では大丈夫だけど、ラケットを握ると痛い状態。過去に肩を傷めたことはあるけど、指ははじめてです」(張本)。

 世界ランキング4位の張本は世界選手権シングルスでのシードを考えれば、メダル最短距離の選手だった。その選手にまさかの故障のアクシデント。大会まであと2週間という中で、どこまで回復できるだろうか。すでに3種目にエントリーしている張本だが、試合に出場できるのか、場合によってはシングルスのみに種目を絞ることも考えられる状況となった。
  • 丹羽はアグレッシブなプレーで張本を攻め込んだ

  • インチャージタイム中の張本

アジアカップ横浜2019
●女子5,6位決定戦 
杜凱琹(香港)4(-7、-10、8、7、-8、3、7)3 平野美宇(日本)
●女子3、4位決定戦
石川佳純(日本)4(10、12、-15、15、8 )1 馮天薇(シンガポール)

出足から世界10位の馮天薇を攻め続ける石川。1ゲーム目をジュースで取り、2ゲーム目も接戦。ジュースになり、13-12からロングサービスを馮天薇のミドルに思い切りだし、馮のレシーブがオーバーとなり、ゲームを連取した。
3ゲーム目は馮がリードを続け6-3。そこから石川はジリジリと追い上げ、7-7に追いつく。ゲームは三度ジュースになり、激しいラリーの末に17-15で馮天薇が取り返した。
4ゲーム目も一進一退が続く。このゲームもジュースにもつれこみ、強攻する石川としのぎまくる馮天薇。戦術と言うよりもメンタルの勝負になった試合。最後は石川が攻めきり17-15で取り、勝利に王手をかける。
5ゲーム目は石川の流れだった。ラリー戦での思い切りよいひと振りが冴え渡り、11-8で勝利。両手を挙げて観客に応えた。
「ずっと厳しい展開でタフな試合でした。昨日の試合よりも自信を持ってできたし、3位に入ってうれしい。馮天薇には一昨日負けていて、逆に思い切ってできました。作戦も思い切り変えました。それはコース取りだったり、ボールの緩急です。負けた前回はバックハンドで自分のフォアを攻められたが、今日は逆に相手のフォアを攻めていけたし、先に先に攻めていけた」(石川)。
  • 予選グループの借りを返して3位入賞を決めた石川

アジアカップ横浜2019
●男子準決勝 
樊振東(中国)4(-6、6、8、9、4)1 張本智和(日本)
馬龍(中国)4(5、6、8、6)0 丹羽孝希(日本)
●女子準決勝
陳夢(中国)4(1、9、4、-7、8)1 石川佳純(日本)
朱雨玲(中国)4(-9、9、5、5、12)1 馮天薇(シンガポール)

●5〜8位決定戦
平野美宇(日本)4(-6、7,6.8、5)1田志希(韓国)

 世界ランキング4位の張本は昨年のアジアカップの予選で破った樊振東(世界ランキング1位)と再戦。出足で1ゲーム目を奪うも、その後、ラリー戦に持ち込まれ、1-4で敗れた。「去年勝ったことは忘れて試合に臨んだ。1ゲーム目はチキータがうまくいって取れたが、2ゲーム目からはラリーに持って行かれた。樊振東は1球1球の質が高く、大事なところでミスをしない。安全に打っても点は取れない。だから積極的に行ったのは悪くはなかった。そこで点を取れなかったり、ミスしたのは自分の力不足だった」と試合後に語った。
 今大会は予選で馬龍(世界チャンピオン)とも対戦し、もし世界選手権で勝ち進めば対戦するだろう相手に連敗した。「 二人の中国選手とやってバックは通用したので、さらにバックの得点率を上げていくこと、そしてほかの技術を高めていきたい。今のままでは(オリンピックでの)金メダルは無理。この二日間で力の差を突きつけられた」(張本)。

ベンチに入った倉嶋監督は「3ゲーム目の途中までは勝てると思っていたが、そこからフォア前を厳しく攻められた。来週からの合宿で取り組む課題は明確になった」とコメント。

 丹羽孝希(世界ランキング8位)はあまりの完敗にショックを隠せなかった。速攻を仕掛けても馬龍にブロックされ、次をフォアの強打を浴びる展開から抜け出せなかった。
「力の差がありすぎて途中から何をやっていいかわからなくなりました。試合前は絶対勝つんだという気持ちでしたが、途中から勝てないと思ったし、通用した部分はない。スーパープレーにやられたわけじゃなくて、サービス、レシーブとか細かい技術で点を取られた」(丹羽)。

 去年からTリーグに積極的に参戦し、プレースタイルをよりアグレッシブに変えてきた石川(世界ランキング6位)は陳夢(世界ランキング3位)に挑んだ。ラリー戦になると陳の強さは群を抜く。石川はサービス、レシーブからの速い攻めで仕掛けたが、そこをしのがれてラリー戦に持ち込まれた。随所に素晴らしいプレーが多く見られたが、それでも立ちはだかる陳の強さも際だった。
「途中からサービスが効いたのは収穫。ただ、レシーブが単調になってしまった。陳夢とやるのは1年ぶりで、自分のプレーをいろいろと使ってみた。相手はバックハンドがすごくうまい選手で簡単にそこに持っていくと強いボールが来る。コースが甘く入ってしまった。まだ工夫が必要。世界選手権では第8シードになってしまったので、メダルを獲るためには中国選手に勝たなければいけない」と試合後に語った。
  • ミスをしたのは自分の力不足、と張本

  • 好プレーを見せた丹羽だが馬龍がそれを上回った

  • 巻き込みサービスで陳夢を崩した石川

  • 完全復活している馬龍

 2016年世界選手権団体戦の日本代表であり、団体銀メダリストとなった浜本由惟(20歳)が5月のスロベニアオープンにオーストリアからエントリーされていることがわかった。
 「なぜ浜本がオーストリアから?」というのは疑問だが、Tリーグでは木下アビエル神奈川から参戦していた浜本。その女子監督が現オーストリア監督の劉燕軍だったというつながりしか見つからない。

 かつて中国の国家チームの中で、中国代表になれない選手が他国に移住し、帰化。その移住した国(協会)から世界選手権やオリンピックに出場する、いわゆる「中国帰化選手」が多くなり、国際卓球連盟が一定の制限を与える要因にもなった。日本代表として出場する機会が難しくなった選手が、今後は他国から国際大会に出場するケースも出てくるのか。

 ITTF(国際卓球連盟)の規約では18歳以上、21歳未満の選手が協会を移籍した場合は7年間、オリンピックや世界イベント(世界選手権やワールドカップ等)には出場できない。オリンピック憲章では、国籍を変えた場合は元代表選手は3年間は出られないが、NOC(国内オリンピック委員会)と国際競技連盟が合意すれば、期間を短縮してオリンピックに出場することは可能と記されている。
 ただし、ワールドツアーは国籍を取得しなくとも出場することはできる。現時点で浜本が国籍を取得するかどうかの確認は取れていない。
  • 16年世界選手権団体戦でプレーする浜本

 アジアカップ2日目は、男女のチャレンジと準々決勝が行われた。

 男子の準々決勝は張本智和が李尚洙(韓国)に勝ち、丹羽孝希が黃鎮廷(香港)を下して、2選手とも準決勝進出を決めた。

 女子はチャレンジで陳思羽(タイペイ)に快勝した平野が準々決勝で朱雨玲(中国)と対戦。好調の平野は両ハンドの快速プレーで朱雨玲と互角のラリーを繰り広げたが、最後は地力に勝る朱雨玲が押し切った。
 石川は杜凱琹(香港)のチキータと重いフォアドライブに苦戦したが、勝負所で思い切った攻撃を仕掛けるなど強気のプレーを見せて、4対2で勝利。準決勝に進んだ。

【男子シングルス準々決勝】
張本智和(日本) 6、7、-7、5、9 李尚洙(韓国)
丹羽孝希(日本) 10、-6、9、10、10 黃鎮廷(香港)
馬龍(中国) 5、5、-6、6、3 グナナセカラン(インド)
樊振東(中国) 9、7、8、-9、8 林昀儒(タイペイ)

【女子シングルス準々決勝】
石川佳純(日本) 9、-9、13、-9、10、7 杜凱琹(香港)
朱雨玲(中国) -9、7、2、-10、7、8 平野美宇(日本)
馮天薇(シンガポール) 2、7、9、7 田志希(韓国)
陳夢 キケン 鄭怡静(タイペイ)
 4月5日から7日まで、横浜文化体育館で行われる2019年アジアカップ。
 アジアから男女各16人が選ばれ、シングルスのタイトルを争う大会。ワールドカップの出場権もかかっており、選手にとってはとても重要な大会になる。

 初日の4月5日は、4つのグループによる予選リーグが行われ、日本勢の男子は張本智和が2位、丹羽孝希が1位でそれぞれ決勝トーナメント準々決勝に進出を決めた。
 予選の戦いで注目された張本と馬龍(中国)の対決は、3対1で馬龍が勝利。昨年6月のワールドツアー・ジャパンオープンで馬龍から初勝利をあげていた張本だったが、この試合では完敗した。
 「相手(馬龍)に敗因をしっかりと分析されたなと思った」と試合後に話した張本。バックハンドでは得点できたものの「全てで相手が一枚上手だった。今日でまた離されてしまった」とコメントした。張本の準々決勝の相手は李尚洙(韓国)だ。

 丹羽は2連勝して早々と1位通過を決めた。3試合目の荘智渕(チャイニーズタイペイ)には敗れたが、準々決勝では黃鎮廷(香港)と激突する。ハイレベルでタフな戦いになるだろう。

 女子は石川佳純が2位通過で準々決勝に進んだが、平野美宇は1勝2敗と振るわず3位。チャレンジにまわったがそこで勝利すれば準々決勝に進む道は残されている。
 石川の対戦相手は杜凱琹(香港)、平野は陳思羽(チャイニーズタイペイ)と対戦する。
  • 決勝トーナメントで巻き返しを狙う張本

  • 石川はTリーグでチームメイトの杜凱琹と対戦だ