速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球 パリからジュテーム速報
~伊藤条太のお前にトリコロール!~

夕食はホテルの近くのイタリア料理屋だった。ピザとスパゲッティを食べたが普通に美味しく、日本で食べるのと大きな違いはなかった。

店のおじさんの感じがよく、もう一回は来たいということで意見の一致を見た。

横が鏡ばりだったので、カメラを鏡に向けてさも大人数がいるようにみせかけた写真を撮ろうとしたが、なんか隣のグループの一人から睨まれているような写真になってしまった。

パリの歩道

2013/05/14

明日からの日本選手の取材に備えて、今日は早めに上がった。
といっても現地時間の午後7時だったのだが、パリでは9時くらいまでは明るいので、日本でいえば午後4時くらいの明るさだ。

会場とホテルの間に道路の下をくぐるためのトンネルがあるのだが、そこのライトが青くてカッコいい。これもパリだからだろうか。考えすぎだろうか。
TSPの社長の松下浩二さんがプレス席に訪れた。

その他、テレビ東京の植草アナウンサー、解説を務める近藤欣司さん、樋浦令子さんが続々と会場入りした。徐々に世界選手権らしくなってきた。もともと世界選手権ではあるが。

テレビ東京は今回はなんと60人を送り込んできているそうで、社運を賭けている様子が伺われる。まだ日本選手の試合はないが、放送用のコートにカメラを備え付けて練習の撮影をしているようだ。素晴らしい放送をお願いしたい。
シャツを買っちゃいました。左から順に25ユーロと15ユーロ。
今回の卓球台はパリ大会ようにデザインされたものだ。横に描かれている画はパリ大会のシンボルマークだ。このラケットとボールで作ったエッフェル塔は、大会のウェブサイトで見たときには何とも思わなかったが、会場で見るとシンプルでかっこいい。

この卓球台は大会期間中のパーティーの席で1台がオークションにかけられるそうだ。
サブアリーナに行ってからメインアリーナにもどると、そのかっこよさに胸が踊る。試合をするならぜひともこちらでやりたいものだ(有り得ないが)。こんなところで試合をしたら後で思い出したらまるで夢の中のことのようだろう。

記者席も真っ赤に彩られている。

サブアリーナ

2013/05/13

メインアリーナにはコートが8台置いてるが、当然、世界選手権を8台でやるわけではない。ここベルシースポーツセンターにはメインアリーナの他にサブアリーナがあって、そちらにも8台が置かれて下位の試合が行われている。さらに、別の場所にインセップという施設があって、そこにも22台の卓球台が置かれてあり、下位の選手たちはそちらで試合が行われる。インセップはバスで移動する距離であり、私は明日行ってみることになっている。

とりあえずサブアリーナに行ってみたが、なんともボロボロの感じで(よく言えば建物の歴史をそのまま保存している)、メインアリーナとの落差が激しい感じがした。ガイドブックを見ても、フランスというのはパリ以外はすべて田舎だと書いてあったから、何事にも落差が激しいお国柄なのかもしれない。力を入れるところだけ思いっきり力を入れて、あとはどうでもいいという感じだろうか。

練習場はさらにひどかった。完全に倉庫だ。
ジャマイカのナイジェル・ウェブは健闘したが最終ゲームで敗れた。観客も私と同じ気持ちらしく、会場からは惜しみない拍手が送られた。
目の前のコートで行われているのはアイルランドの選手対ジャマイカの選手の試合だ。それぞれ世界ランクは803位と1693位だが、意外と競り合っている。

ジャマイカの選手のフォアアハンドのテイクバックが大きくてなんかカッコいい。もちろん入る。ジャマイカあたりでこんなに卓球が強い選手がいるなんてたいしたものだ。

短距離の結果を見ても、黒人の身体能力は物凄いわけだから、これを卓球に使えば物凄いことになるはずである。そのとき、卓球は新しい時代に入ることになるだろう。今のところその片鱗もないが。

福原の練習

2013/05/13

試合の合間にメインアリーナはまた練習時間になり、馬琳、サムソノフ、劉詩雯らと一緒に福原が登場した。

福原は昨日と同様に二人相手の練習だが、今度は福原の全面にボールが来るのを両ハンドで対応する練習をしていた。なんか、スポ根マンガの特訓を思わせる凄みがある。