子供に卓球を教えてると思うんです。当たり前だけど、最初は試合なんか出ても負けばっかりですやんか。
試合に出るたび負ける。出ていきなり優勝なんてなかなかない。まれですよね、ホントにまれ。
あ、それと、子育てしててしょっちゅう思うんですけどね、子供ってめっちゃ負けず嫌いですやんか。(うちの子だけなのかしら。)
じゃんけんひとつでも、自分が負けたくないからってへいきでルールを変えるんです。
じゃんけんのルールを変えるんですよ。チョキで負けたら『ぼくのチョキはグーより強いから、ぼくの勝ちね。』とか言って。
なめてない?
いや、世の中を。
そんな勝つことばっかりじゃないのさって思うのです。
負けることがあるから勝ちがうれしいんでしょうよ。っていう。
負ることがあるから勝つために頑張るわけだしさ、だからねたまには負けたっていいんだよって、しょっちゅう言ってるんだけどなかなか分かってくれないんです。
いっつも『でもしゃあ(でもさあ)』からはじまる言い訳がずらずら出てくるんですよ。
ここではなしは少し飛躍するんですが、あの百獣の王ライオンさんがですね、実はあまり狩りがうまくないのだということを最近知ったのですよ。
どうやら、狩りの成功率はだいたい20%くらいらしいのです。
狩りのとき、相手が大きいヤツだと吹っ飛ばされて、小さいヤツだとちょこまか逃げられたりと、わりとね、失敗ばっかりらしいのですよ。
それでも狩をやめないのは、食べられないと、死ぬから。
狩りで勝たないと、生きていけないからですよね。
勝負の世界でも、勝たないと生き残れないんですよね。勝てば生き残れるけど、負けたら死ぬんです。
勝負の世界に生きているトップアスリート達は、そんな世界で生きているのね。今さらだけど思い出した、しんどかったけど楽しかった。と思う。
あれ、ぼくはトップアスリートだったんだっけ?っていう疑問は、この際置いておいて。
先日引退されたイチローさんも、ヒットの数の倍の数、失敗してるんですもんね。
それでも勝ちに行こうと挑戦してた姿は、やっぱりカッコよかったですね。どんだけ上から目線なんワタシ。
永遠に勝ち続けるのはムリだけど、そのために頑張る姿は、やっぱりカッコいいものですね。
アストロズで頑張る子供たちも(アストロズの人だけとは言わず)、そういう姿を見るとなんだか凄いなあって思うし、自分もがんばらないといけないなあと、最近自分勝手に思ってみたりしてます。