むかーし、アメリカのジョン・デューイっていう人が、こんなようなことを言ったそうです。
『習慣て、ほんまに大事なんやで。』
ああ、うんうん。それは、なんとなくわかる気がします。
だってほらさ、超ハードな練習とかトレーニングとかでも、
それが習慣になってしまえば最初はキツいかもしれないけど、
でもいい結果には限りなく近づけたりするわけで。
もちろん、ある一定以上(世界トップレベルとか)にいけるのは本当にごく一部の人達だけかもしれないけど
それでも、少なくとも『常人』ではないところまでは行けると思う。
まあ、『常人』と『そうでない人』の境界はこの際置いておいて。
前のブログにもちょっと書いたんですけどね、どうやら『天才』と呼ばれるような人達は
側から見たらちょっと頭おかしいレベルのハードな練習や習慣を、
日常的にこなしているそうです。
しかも、こういう人たちが日々やっている変態的な努力や習慣というのは、
不思議なことに周りからはあまり見えないようになっています。
これはあれですね、水面に浮かんでいる水鳥が、
水の下ではものすごい勢いで水をかいているやつ。
優雅に見えて、実は凄いことしている、あのパターンのやつ。
それでいて、『いやいや、そんな、ふつうですよ』的に謙虚にしてる、あのパターンのやつ。
きっと、年齢性別国籍関係なく日本や世界のトップを走っている選手(チーム)は、だいたいそうなんじゃないかなあと思ってます。
例えばですけど、ラグビーのオールブラックスの選手にグラウンドの四つ角に置かれたカラーコーンのまわりをランニングさせると、
走った後の足跡が、カラーコーンのかなーり外側にいっぱいついているそうです。
他の国のチームにやらせると、たまにカラーコーンの内側とかに足跡ができてたりする。
なんだかそういう習慣というか自己規律みたいなものが、トップ選手には高いレベルで備わっているんですよね。
たぶん、多くの人が気づいていると思いますが、一流と呼ばれる人達は『当たり前』の基準が、異常に高いです。
世の中で大きな結果を出している人は、アスリートであれビジネスマンであれクリエイターであれ、
自由そうに見えてこういう『自分に課しているもの』のレベルが、狂ってるんじゃないかしらと思うくらい高い。
ああそれともう一つですね、習慣といえば、知人から聞いた話にこんなのがありました。
その人はイタリア人のおじいちゃんと2人でディナーへ出かけたらしいのですが、
そのおじいちゃんがトイレの為に席を離れてからというものの、長時間のあいだ全く席に戻ってこなかったそうなのですね。
でさ、さすがにちょと心配になって後ろを振り返ってみところ、店にいた女の子全員を口説きながら戻ってきていたみたいで
そのせいで席に戻ってくるまでにあり得ないほどの時間がかかってたそうです。
彼は一応この件(ナンパしまくりの件)についておじいちゃんに尋ねてみたところ
イタリアの男性にとっては女性に声かけたり口説いたりするのは特別なことでもなんでもないということだったらしいです。
だから例え女の子に冷たくされても全く凹む事なくニコニコしながら帰ってくる。
まあ、ぼくみたいなチキン野郎にとっては知らない人にいきなり声をかけてニコニコワイワイおしゃべりするなんて、
この2階から飛び降りて尻で着地しろって言ってんのと同じことなんだけど。
そして冷たくなんてされようものなら脳髄が溶けて鼻から垂れそうになるくらいヘコむと思います。
その日、おじいちゃんはすっごい片言の日本語と、すっごいぎこちない英語と、ものっっすごい流暢なイタリア語で女の子を口説きまくってたそうです。
卓球でも、ちょっとしんどめのトレーニングや練習、ものすごい集中力の高い勉強とかを当たり前の習慣にできたとしたら
これはかなりの実力者になれそうな気がしますね。
ぼくなんかは年間で数えても、出場する試合はほんと数回しかないのですが
そういう習慣の積み重ねが、もしかしたら大事な試合の9-9の1本とかに出るかもしれないですし
毎日の『いい習慣』をつくって欠かさずこなすようにしてみようかななんて。
まあ、ここまで散々ズラズラ書いてきたんですけどね、最終的にはやっぱ思うの。
『毎日続けること』が、実は一番難しいんですよね。