4月26日〜5月3日に中国・蘇州で行われたQoros2015世界選手権大会。ITTF(国際卓球連盟)は大会期間中のテレビ視聴者数やインターネットのアクセス数などを公表し、全世界で約4億5000万人が今大会をフォローしたと発表した。これは過去最高の数字となる。
テレビでの観戦数は世界170カ国で3億3000万人。中国ではCCTV-5(中国中央テレビ)の50時間の生放送を含む計150時間が放送され、中国だけで2億5200万人が視聴。中国人の5人に1人が観戦したことになる。カンタースポーツのCSMメディアの調査によると、男子シングルス決勝の視聴者数は毎分平均で1600万人を越え、試合全体を通して4000万人が視聴。今年中国のスポーツ視聴数で4番目に多い数字となった。
インターネットでは世界中で1000万人がITTFのホームページにアクセス。注目度の高い試合ではトップページに1秒で2万人ものアクセスが集中した。itTVでは初の8台同時ライブ動画配信を行い100万人がアクセスし、試合のライブ放送を楽しんだ。
通常の閲覧者が20万人にのぼるITTFのFacebookではアクセスが300万人に急増。ITTF Youtubeチャンネルの世界戦関連動画には231カ国で700万回のアクセスがあり、1年前に比べ2倍のアクセス数となった。また、ツイッター上では30,000件のツイート、1000人の公認記者による報道記事は11,000にのぼり、数億人の人々に届けられたと言われている。
2016年の世界選手権団体戦は2月28日〜3月6日までマレーシアのクアラルンプールで開催。年々、テレビやネットでの報道が増えている世界選手権。来年はこの数字がどれだけ増えているのか楽しみだ。(新保)
情報提供:ITTF(国際卓球連盟)
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