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トピックス

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 木村興治ITTF(国際卓球連盟)副会長がITTF執行委員会で、ラケットからラバーを剥がさずにブースター(補助剤)を見つける画期的な方法を提案した。現在、選手たちがオイル系のブースターをラバーに塗って、それによってスピードとスピンを増強させている。新しい方法はラケットのバウンドの反発を測定し、通常のラケットよりもバウンドがオーバーするものを検知し、ブースター使用選手を失格にするやり方だ。「このテストが近い将来、採用されることを期待している」とシャララ会長は語った。(ITTFプレスリリースより)
  • 木村興治ITTF副会長

 2月23、24日に開かれたカタールオープンでITTF(国際卓球連盟)執行委員会の会議があり、その会議で現ITTF会長のアダム・シャララ氏が会長続投を表明した。会長立候補の締め切りは4月15日だが、現在、立候補者はいないので、シャララ会長の続投は濃厚だ。すでに会長としては14年間、現職に就いているシャララ氏。その間に、40mmボール、サービスルール変更、スピードグルー禁止、ワールドツアー、世界ランキングの定着、など様々な改革を実行してきたが、次なる改革の一手は何だろうか。
  • ITTFのシャララ会長

 2月27日に世界選手権パリ大会に向けて、日本男子のナショナルチーム(NT)が東京の味の素ナショナルチームトレーニングセンターでスタートした。丹羽孝希を含む青森山田の選手は卒業式があるため、張一博は中国へ帰国のため、遅れて参加とのこと。
 午後3時半からNT男子の倉嶋洋介監督が映像を取り入れながら、これからの方針を約1時間ほど説明した。4年後のリオデジャネイロでのメダル獲得、来年の世界選手権東京大会での団体決勝進出を具体的な目標として、それに向けての精神面、戦術面などを選手に伝えた。
 丹羽、張がいないとは言え、男子のNT選手のレベルは過去最高と言うべき高さだ。切磋琢磨して悲願を達成してほしい。
  • NT男子のミーティング

  • 田中トレーナーのもと体幹トレーニング

  • 完全復活が期待される水谷

  • ミーティングでオリンピックメダル獲得のために選手に語る倉嶋監督

 2月20〜24日、スウェーデン・エレブルーで行われたスウェーデンジュニア&カデットオープン。日本からは10名の男子ジュニア選手が参加したが、ジュニアシングルスでは硴塚将人(JOCエリートアカデミー)の3回戦進出、カデットシングルスでは松山祐季(愛工大附属中)のベスト8が最高の成績で終わった。

 また、ジュニアサーキットと同時に行われているサフィール国際オープンでは、ジュニアサーキットに参加の10名に加え、関東学連の男女派遣選手も参加。
女子シングルスクラス1では黄佳陽(日本大)、アンダー21男子シングルスでは松下大星(愛工大名電高)、そしてアンダー14男子シングルスでは出雲卓斗(遊学館ジュニア)がそれぞれ優勝を果たした。

各種目の優勝者は以下のとおり。

【スウェーデンジュニア&カデットオープン優勝者】
ジュニア男子シングルス:李佳陞(チャイニーズタイペイ)
ジュニア女子シングルス:ミゴー(フランス)
ジュニア男子ダブルス:Cho Seungmin/Lee Jangmok(韓国)
ジュニア女子ダブルス:Bajor/Wabik(ポーランド)
カデット男子シングルス:Cho Seungmin(韓国)
カデット女子シングルス:Choi Yelin(韓国)
ホープス男子シングルス:バルデット(フランス)
ホープス女子シングルス:タハ(エジプト)

【サフィール国際オープン優勝者】
男子シングルスエリート:Hui Xu 
女子シングルスエリート:Sun Jie 
男子シングルスクラス1:カンポス-ヴァルデス
女子シングルスクラス1:黄佳陽(日本大) ※2位:岡れいさ(東京富士大) 3位:藤井奈帆(大正大)
アンダー21男子シングルス:松下海輝(明治大)
アンダー21女子シングルス:Song Han  Sjömarkens BTK※2位:高橋結女(早稲田大)
アンダー18男子シングルス:松下大星(愛工大名電高)※2位:緒方遼太郎(JOCエリートアカデミー)
アンダー18女子シングルス:Choi Yelin(韓国)
アンダー16男子シングルス:Cho Seungmin(韓国)※2位:硴塚将人(JOCエリートアカデミー)
アンダー16女子シングルス:Choi Yelin(韓国)
アンダー14男子シングルス:出雲卓斗(遊学館ジュニア)
アンダー14女子シングルス:ディアス(プエルトリコ)
 女子ダブルスで平野美宇/伊藤美誠(ミキハウスJSC山梨/豊田町卓球スポーツ少年団)の小学6年生ペアが3位という快挙を成し遂げたカタールオープン。2月24日に最終日を迎え男子シングルスでは馬龍(中国)が、女子シングルスでは丁寧(中国)が優勝を遂げた。

 男子シングルス決勝は馬龍と準々決勝で張継科(中国)を準決勝では王皓(中国)をともに4-0のストレートで下し勝ち上がってきた閻安との対決。閻安がゲームカウント3-2と先に王手をかけたが、接戦となった第7ゲームを制したのは馬龍。今シーズン初勝利を上げた。
 また、丁寧と劉詩ウェン(中国)の女子シングルス決勝では丁寧が4-1で劉詩ウェンを破り今シーズン2勝目を上げた。各種目の優勝者は以下のとおり。

● ITTFワールドツアー・カタールオープン優勝者
男子シングルス:馬龍(中国)
女子シングルス:丁寧(中国)
男子ダブルス:王皓/閻安(中国)
女子ダブルス:丁寧/李暁霞(中国) ※3位:平野美宇/伊藤美誠
男子アンダー21:フランチスカ(ドイツ) ※2位:村松雄斗
女子アンダー21:梁夏銀(韓国)
 昨日行われた「大林カップ・第18回ジャパントップ12」の女子シングルスで優勝した石川佳純。大会前日の2月23日は、石川の20歳の誕生日。優勝後の会見では、「20歳になって最初の大会で、しっかり勝たなきゃいけないと思ってました。優勝できたので、すごく自信になりました」と語った。

 クウェートオープンから帰国したばかりで、「誕生日プレゼントはまだもらっていない」という石川。20歳になってやりたいことは「携帯電話をひとりで買いに行きたいです。iphone5がほしい! 今までは親のサインがなければ買えなかったので……」とのコメント。
 「ハタチの一年はどういう年にしたい?」という質問には、少し考えた後で「飛躍の年にしたいと思います」と意気込みを語った。

 優勝会見では誕生日ケーキもプレゼントされた石川。ろうそくの火を吹き消して、さっそくパクッとひと口頬張ったあと、ケーキを持ってそのまま退場した佳純ちゃんでした。
 2月24日、東京の代々木第二体育館で行われた大林カップジャパントップ12は女子の福原愛以外は、ほぼトップ級が勢揃い、激しい戦いが繰り広げられた。男子は全日本チャンピオンの丹羽が第1ステージで敗れ、世界のトップランカーの水谷も大矢に敗れた。優勝をさらったのは松平健太。初優勝だった。
 女子は、石川佳純が準決勝で森さくらとの激戦を乗り越え、決勝では藤井優子を下し、2度目の優勝を果たした。優勝賞金は100万円。
 
男子・第1ステージ 
A組 1位・張一博(東京アート)2位・丹羽孝希(青森山田高)3位・森本耕平(愛知工大)
B組 1位・松平健太(早稲田大)2位・時吉佑一(TEAM GIFU)3位・岸川聖也(スヴェンソン)
C組 1位・大矢英俊(東京アート)2位・松平賢二(協和発酵キリン)3位・吉村真晴(愛知工大)
D組 1位・水谷隼(beacon.LAB)2位・平野友樹(明治大)3位・高木和卓(東京アート)

女子・第1ステージ 
A組 1位・石川佳純(全農)2位・田代早紀(日本生命)3位・山梨有理(十六銀行)
B組 1位・森さくら(昇陽高)2位・藤井寛子(日本生命)3位・天野優(サンリツ)
C組 1位・岡本真由子(サンリツ)2位・小野思保(日立化成)3位・平野早矢香(ミキハウス)
D組1位・藤井優子(日本生命)2位・福岡春菜(中国電力)3位・松澤茉里奈(淑徳大)

●女子準決勝
石川佳純 4(8,−6、−6、5,4,7)2 森さくら
藤井優子 4(7,7,8,6)0, 岡本真由子
● 女子決勝
石川佳純 4(9,7,9、9)0 藤井優子
● 男子準決勝
大矢英俊 4(8,−4、6、10,10)1 水谷隼
松平健太 4(13,6、−9、14、6)1 張一博 
● 男子決勝
松平健太 4(−9、9、10、8,−6、10)2 大矢英俊 
  • 予選リーグで岸川に敗れながら、張と大矢を連破して優勝した松平健太

  • トップ12で3大会ぶりVの石川

  • 「大学生になって初のタイトルなのでうれしい」と松平

 女子は準決勝は石川佳純対森さくら、藤井優子対岡本真由子、男子は松平健太対張一博、大矢英俊対水谷隼。全日本チャンピオンの丹羽孝希は予選リーグで張一博に敗れた。

第1ステージの結果はこちら
平野美宇(ミキハウスJSC山梨)と伊藤美誠(豊田町卓球スポーツ少年団)の小学6年生ペアが、現在開催されているカタールオープンの女子ダブルスで準決勝進出という快挙を成し遂げた。
1週間前のクエートオープンでも小学6年生ペアで初の準々決勝進出を果たしていたミウミマ。今大会では、予選1回戦でインドペアをゲームオールで破り、続く予選2回戦ではリー・シュエ(フランス)/P.ソルヤ(ドイツ)を3-0で下し本戦へ。1回戦では韓国の田志希/梁夏銀(韓国)をストレートで下し、昨日(2月23日)に行われた準々決勝では、李暁丹/趙岩(中国)を7、-6、8、8で撃破。準決勝では丁寧/李暁霞(中国)に-1、-7、-8で敗れたが、小学6年生・ともに12歳ペアの女子ダブルス表彰台は、ITTFワールドツアーにおいては史上最年少という快挙。

また、男子アンダー21で決勝に進出した村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)は、ドイツのフランチスカに4-0で敗れ優勝はならなかった。
  • 写真は昨年のジャパンオープン

 世界中に発信しているITTFのプレスリリースで、日本の12歳コンビの平野美宇と伊藤美誠が紹介され、注目された。
 カタールオープンの女子ダブルスで平野と伊藤のペアは田志希/梁夏銀(韓国)に勝ち、準々決勝に進んだ。またシングルスでも伊藤は世界30位のシンガポールのユ・モンユに勝ったが、次にドイツのバーテルに敗れた。平野は世界49位の李恩姫(韓国)に勝ち、2回戦でも朴英淑(韓国)に勝ち、3回戦では五輪金メダリストの李暁霞(中国)と対戦する。ジュニアチャンピオンの松平志穂は1回戦でタイペイの世界41位の黄怡樺を破り、2回戦では李暁霞に1ゲーム目を奪うも敗れている。
 男子のU21では村松雄斗が決勝に進み、ドイツのフランチスカと対戦する。
  • ユ・モンユを破った伊藤美誠

  • 韓国選手を連破した平野美宇