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第48回 世界選手権(個人戦)上海大会

 今回の世界選手権の模様は、卓球王国7月号(5月21日発売)で速報を、8月号(6月21日発売)で詳報を掲載します。お楽しみに!

 下の写真は7月号の表紙です。12メガピクセルでRAW(非圧縮)モードで撮影した写真を使っているので、ウェブ上ではわかりませんが、実際の表紙は超鮮明! ちなみに、このモードで撮ると、ファイルサイズは1枚20MBぐらいにもなってしまいます……。

 それから、大会のダイジェストDVDも今夏発売予定! 感動と興奮が体感できるテレビ映像。上海の熱気と究極の卓球が観られる!!

2005年世界選手権(個人戦)上海大会ダイジェストDVD
DVD 3枚セット(各200分程度予定)
22,000円(税込みセット価格)
制作:リフレックススポーツ社
上海の卓球ファンにとって最高の夜だった。地元出身の王励勤が大阪大会以来の2度目の優勝を飾った。特別席が夜の部は1万円、一番下のB席で1200円。平均給与1万5千円の市民にとって、プラチナチケットを手に入れた観客は王励勤の背中に応援を送った。
馬琳と王励勤の対戦はいつも心理戦になる。今回の決勝もラリーは続かず、お互いが厳しいコースをつき、台上でのストップ対ストップからの展開が多い。攻撃するときには一気に決めようとするが、決まらない。切り合うようなカウンターの応酬も時折見せ、最後は技術云々ではなく根性を見せた王励勤が勝った。
王励勤 9、-3、-8、9、9、7 馬琳

王励勤が2001大阪大会に続く2度目の優勝を地元上海で飾った。
王楠/張怡寧 4、5、-10、9、5 郭躍/牛剣鋒

女子ダブルスは、前回のパリ大会と全く同じ決勝のカードとなったが、王楠/張怡寧組が郭躍/牛剣鋒組のリベンジを許さず、2連覇を達成した。
最終日ということで、こちら上海体育館メインフロアはものすごい熱気につつまれている。大半は中国人応援団で、その中でもひときわ目立つ赤い軍団を発見。激しい応援で、試合をさらに盛り上げてくれている。日本では体験できないこの雰囲気、サイコーだ!
30日に開幕した第48回世界選手権上海大会があと2試合でもうすぐ終わります。あっと言う間でした。タイムテーブルは超過密で、朝10時から夜は12時までの取材でした。きょうは初めて昼に空いて町中を歩きました。久しぶりに南京西路に行ったら、3年前よりも都会化が進んで、デパートに入って店員さんを見ると洋服と化粧で、まるで日本のデパートにいるような錯覚を覚えました。
大会前から「中国だから何が起こっても不思議じゃない」という思いがあったので、何があっても動揺はしなかったのですが、最終日の今朝、後ろの中国人と喧嘩。思わず放送禁止用語、「○○○○○○○、Chinese!」を浴びせてしまいました。
でもおしなべて、10年前の天津大会と比べれば取材のしやすい大会だったと思います。中国も進歩したのかな、と言ったら、通訳兼雑務係で働いてくれた謝さんに「それは天津と上海の違いです」と簡単に言われてしまった。
我がメインカメラマンの高橋も外交手腕を発揮して、友達を作りまくり、誰にも「今度日本に来るときには電話してね」と言ってます。でも本当に来ると「ホントに来ちゃったよ」なんて言ったりするんだよね。
今回、初めて海外から編集部はもちろんですが、クライアントにネットで情報&写真を提供しました。海外からは初めての試みでしたが、如何だったでしょうか。さらに改良したり、編集部サイド、会社サイドとしてももっと有益にしたしたいものです。でも、このようなサービスはもちろんうちだけではなく、世界的にも行われていること。次回はもっとグレードアップさせたいものです。(今野)
中国の全種目制覇が決まった。期待がかけられた男子シングルスの呉尚垠とメイスはともに敗れ、中国の壁の前に力尽きた。
夜の女子ダブルスと男子シングルス決勝も中国の同士討ちで、我ら取材する側からするとつまらない対戦と言える。地元中国では万々歳だろうが、ひとつもタイトルを渡したくない、全部中国がいい、という雰囲気に卓球関係者は辟易としている。
愛国主義的な応援は、日本でのシーンとした雰囲気やため息と比べれば、格段に盛り上がるのだが、度が過ぎるとちょっと・・・と引いてしまう。でっも、強いんだからしょうがないね。人民にもっと世界の卓球界のことを考えろと言っても無駄なんだから。
王励勤(中国) 7、10、2、-9、5 呉尚垠(韓国)
馬琳(中国) 7、6、9、9 メイス(デンマーク)
女子ダブルス第2試合は中国勢対決。気迫の郭炎/白楊、感情をあまり出さない郭躍/牛剣鋒という対照的なペアの対決は、ストレートで郭躍/牛剣鋒に軍配が上がった。
決勝は、王楠/張怡寧と郭躍/牛剣鋒で争われ、中国の3つめのタイトルが確定。
王楠/張怡寧(中国) 9、4、-9、8、-11、6 帖雅娜/張瑞(中国香港)
大会最終日の1試合目はなんと盛り上がらない試合だった。香港ペアも勝とうという気迫をもっと出してほしいものだ。