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速報・現地リポート

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第48回 世界選手権(個人戦)上海大会

今日はまず午前中に混合ダブルスの1回戦が入り、吉田/金沢組、水谷/梅村組、坂本/福原組、高木和/平野組、岸川/藤沼組が出場する。特に、吉田/金沢vsフェイヤーコナート/シュトルーゼ(ドイツ)に注目したい。また水谷/梅村組はここで勝てば、次に柳承敏/キムヘイヒュンと対戦するので、何としても1回戦突破をしたいところ。
午後からも、男女シングルス、男女ダブルスとドシドシ入るので、今日の日本選手団の活躍に大いに期待したい。
速報もそれに合わせドンドン更新していくので要チェックだ!
昨夜、現地時間21時から行われた全日本チャンプ平野の女子シングルス1回戦、相手はイギリスのパーカー、カットマンである。第1ゲームはかなりの固さが見られた平野は、2点で落としてしまう。しかし、その後は次第に固さもなくなり、粘り強いパーカーのカットを力強いドライブ&スマッシュで打ち抜き、4ゲーム連取。勝負強い平野を見せつけてくれた。
「最初は固くなって、1ゲーム目はスルスルと点を取られてしまいました。でも、そこで取られたら逆にだんだん固さがなくなっていきましたね」(平野)
21時45分、この日の日本選手団最後の試合となった水谷対王建峰(ノルウェー)は見応えのある試合となった。王は中国の帰化選手で、右のペン表。水谷のドライブ&ブロックに対し、キレのあるカウンターで応戦する王。水谷の決めにいったフォアドライブを、綺麗にカウンターで抜き去り、観客をわかせた。ダイナミックなラリーが何度も展開されたが、後半、疲れからか王が次第に失速し、徐々に王の球質にも慣れてきた水谷が見事勝利を収めた。
「最初は球が合わなかったけど、後半は自分の卓球ができました。表は嫌いじゃないんで、(対戦相手がわかった時)ラッキーと思いましたね」(水谷)

女子シングルスの梅村礼が1回戦を勝ち、2回戦に駒を進めた。また男子シングルスでは全日本チャンピオンの吉田海偉が同じく1回戦を難なく突破した。また予選から勝ち上がった水谷と、全日本チャンピオンの平野も1回戦を突破した。ほかのシングルス出場の日本選手は明日の登場だ。
梅村礼  4,9,5,-10、4 ベー・リーフォン(マレーシア)
吉田海偉 7,5,4,7  バルティン(フランス)
水谷隼  9,-10、-9,12、5、2 ワン・ジェンフォン(ノルウェー)
平野早矢香 -2、3、8,5,10 パーカー(イングランド)
ここ上海体育館の観客はわかりやすい。2日目にして相当の観客が夜に入った。地元中国選手への応援は熱い。日本が心配しているような反日的な応援はあまり感じない、というか日本選手にかまっている暇もないほど、中国選手への応援で一生懸命。また、タイペイの応援も一生懸命だ。数日前、中国の胡錦涛主席と、台湾の現政府の反対派・国民党のリーダーとの会見が行われ、現政府の反対派である国民党を支持すると表明した。つまり、野党の国民党を支持、いずれ、台湾を取り込みひとつの中国としてやりましょうということだ。そのニュースはこちらでも大きく報じられ、「ひとつの中国」の気運が高まっている。この上海体育館にもその空気が流れ、タイペイの選手の応援が熱くなっているのだ。
現地時間、夜の8時半にスタートした男子ダブルス1回戦、坂本/岸川組はスロバキアペアを4-1で下し、2回戦に駒を進めた。1ゲーム目を取ったものの、続く2ゲームを落とし、接戦を予想させたが、3ゲーム目から二輪のコンビネーションを個人技が冴え、3,4,5ゲーム目を連取した。男子種目では数少ない上位を狙えるペアだけに注目される。
坂本竜介/岸川聖也 11、-7、9、7、2  セレダ/ペスチェイ(スロバキア)
注目の女子ダブルスの1回戦が行われ、福原愛と藤沼亜衣のダブルスは初戦でエジプト組と対戦。難なくストレートで下し、2回戦に進んだ。日曜日の夜とあって会場にはかなりの観客が入っている。同時に、中国ペアの試合があったために会場の応援は中国ペアに集中。日本で心配するほどの、反日的な応援は一切なかった。
福原のコートの周りには日本から集まったマスコミが群がり、中国ペアへの中国マスコミの数をしのぐほどだ。
福原/藤沼 3,8,7,2  アフラフ/オスマン(エジプト)
国際卓球連盟の総会(AGM)において、日本卓球協会の木村興治専務理事が国際卓球連盟の副会長への就任が決定した。
総会後のアダム・シャララ会長の記者会見で、木村興治氏が国際卓球連盟副会長に就任したことを発表した。日本からの副会長以上のポストへの就任は、亡くなった荻村伊智朗元会長以来のことである。
また、シャララ会長は、2008年北京五輪で、ダブルス種目に替わって、団体戦が採用されること、その団体戦にはダブルスが含まれること、五輪の団体戦は16チームで行われ、6チームが大陸代表で、それ以外の10チームはベストチームが選ばれると発表。
また来年(2006年)のブレーメン(ドイツ)での世界選手権団体戦では各カテゴリーが24チームで構成され、6チームが4グループに分かれ、第1カテゴリーの24チームに優勝の可能性がある。グループリーグの後、準々決勝以降がノックアウト方式(トーナメント)で行われる。また2008年の世界選手権団体戦は中国の広州に決定した。 (卓球王国配信)
ホームページをご覧のみなさん、
世界選手権がテレビ東京で放映されます!(5月1~5日、7日)
特に5月2日には夜の8時~9時54分というゴールデン枠で放映!!!
福原愛選手が1回戦を勝利した場合は、
シングルス2回戦が生中継の可能性もあるとのこと。
またそれ以降の日もゴールデン枠で放送の可能性もあるので、
テレビ覧を毎日チェック!!
テレビ東京系列で世界選手権を観戦しましょう(^^)

●放映予定
5月1日(日)  26:00~27:00☆
5月2日(月)  20:00~21:54
        24:12~24:58
5月3日(火・祝)24:12~24:58
5月4日(水・祝)24:12~24:58
5月5日(木・祝)12:30~13:55 
   「大会ハイライト・女単準決勝」
5月7日(土)  13:30~14:25☆ 
         「大会ハイライト」

☆=テレビ東京のみで放映、それ以外はテレビ東京系6局ネットで放映予定
〈テレビ東京6局ネット〉
テレビ東京(TX)、テレビ大阪(TVO)、テレビ愛知(TVA)、
テレビせとうち(TSC)、テレビ北海道(TVh)、TVQ九州放送(TVQ)

解説:前原正浩(日本卓球協会 元全日本チャンピオン)
リポーター:武田美保(シンクロナイズドスイミング元日本代表)
実況:植草朋樹(テレビ東京アナウンサー)

●テレビ東京URL http://www.tv-tokyo.co.jp/
今日10時より(現地時間)高木和卓の男子シングルス本戦出場決定戦が行われた。
相手はポルトガルの若手アポローニャ。昨年12月の世界ジュニアにも出場していた選手で、シェークハンドでの両ハンドドライブが武器。
1ゲーム目はアポローニャが取る。高木和にはかなり緊張の色が見られ、いつもの積極的なプレーがなくなっていた。しかし、2ゲーム目以降は得点ごとに声を出し、徐々に自分のプレーに戻っていく。4ゲームでは見事な逆転勝ちをおさめ、3ゲーム連取と波にのった。
このまま高木和ペースでいくかと思われた第5ゲーム目は、序盤からまさかの9本連取で、0-9。アポローニャのフォアドライブが決まりだし、逆に高木和は再び消極的なプレーになっていく。第6ゲームもアポローニャがとり、予想外の最終ゲームに突入。
序盤は、再び高木和の前陣でのカウンタープレーが決まり、4-1とリード。しかし、ここでアポローニャがタイムアウト。その直後、アポローニャが4本連取で逆転。チェンジコート時に、高木和タイムアウト。必死のプレーを見せる高木和だが、空振りするなど凡ミスが出てしまう。7-10、アポローニャのマッチポイント。ここで高木和がふんばり、好プレーで9-10。あと1本。次のラリーも高木和が前陣で攻めていく。高木和のドライブボールが浅く入る、それを後陣のアポローニャは当てるだけの返球、しかしこれがナックル気味にするりと高木和コートへ。一瞬動揺した高木和はこれをつなぐように打球、ボールはコートの20cm向こうを落ちていった。オーバーミス。高木和はアポローニャに敗れ、本戦出場を逃した。
敗戦後、高木和は何度も「緊張した」とコメントしていた。「どうしても消極的なプレーになってしまった」と悔しい表情を見せた。
「この敗戦は忘れて、次の混合ダブルスを頑張りたい」。全日本チャンプ平野と組む混合ダブルスは明日の午前中から始まる予定。ぜひここで今日の悔しさを晴らしてほしいところだ。

高木和 -6、11、7、8、-7、-7、-9 アポローニャ(ポルトガル)
 スロベニアのHorvatを4-2で破り、本戦出場を決めた 水谷。「予選で負けたら(日本に)帰れないと思っていたから、緊張していた」とコメント。だが、調子が悪いなりにも、勝てたことは自信になったようだ。本戦の相手は、ノルウェーのワンに決まった。5/1の2145試合開始の予定。
 また、同時刻に行われる吉田海偉の1回戦の相手も、予選勝ち上がりのBertin(フランス)と決まった。