気を鎮めてやすらかな眠りにつくため、昔の写真でもアップしよう。
1955年のユトレヒト大会決勝、田中利明対ドリナーだ。
田中の猛攻があまりにも激しくて、試合はわずか15分で終わり、テレビ局が間に合わなかったという逸話を持つ、例のアノ試合だ。
右はそのドリナーのグリップ。ペンホルダーだ。ヨーロッパはみんなシェークハンドだと思っている人がいると思うが、それは誤解だ。初代男子世界チャンピオンのヤコビ、女子のメドニアンスキーもペンホルダーだ。よく卓球指導書などに、ペンホルダーがアジアで発展した理由が「箸を使うから」というのがあるが、違和感を感じる。ペンホルダーとは名のとおりペンを持つように握るのであって、箸とは関係がない。そしてペンはヨーロッパ人でも持つし、事実、ヨーロッパでも初期はペンホルダーがいたのだ。
ますます興奮してきた。眠れない・・。