女子シングルス1回戦で平野早矢香が登場し、ポーランドのカットマン、シマンスカに快勝した。「ダブルスでしかやったことがなくて、どういうプレーをしてくるかよくわからなかった」という平野だが、積極的に攻撃してくる相手に対しても、無理な強打を避け、丁寧にコースを突いた。
●女子シングルス1回戦
平野 5、8、6、8 シマンスカ(ポーランド)
星野美香の眼★
平野さんの良いところは相手のカットに対して粘るドライブの時にナックルにして返せるところ。もう一点は、打球点を早くして打てるドライブが優れている。これが根本的にしっかりしているので、相手は後半攻撃を仕掛けてきた。しかし、攻撃を1本入れると次にカットマンはカットを入れてしまう。相手は連続攻撃を入れないと平野さんには勝てない。平野さんに負ける要素はなかった。カットマンに対しての攻略はすばらしい。
★星野美香 全日本選手権7回優勝・元五輪代表、88年五輪ではダブルスで4位
下写真左は平野、右はシマンスカ