今大会の開会式とドローが行われたのは、会場のメッセ・デュッセルドルフに隣接する「エスプリ・アレーナ」。地元のサッカークラブであるフォルトゥナ・デュッセルドルフ(ブンデスリーガ2部)の本拠地で、天然芝の緑がとても美しい。
その芝生をバックに設置された、開会式の舞台。目にした時は思わず「オオッ!」と声をあげてしまったが、開会式はITTFのヴァイカート会長の歓迎の挨拶に、地元の若いミュージシャンたちによる「ONE GAME, ONE WORLD」という歌の披露で終了。至ってシンプルなものだった。もっとも、最近では開会式を派手に演出するのは中国くらいのものだ。
ちなみにこの「エスプリ・アレーナ」、2006年のサッカーワールドカップの際、日本代表がマルタ代表と大会前の最後の親善試合を行った場所でもあるという。その親善試合を現地で取材していた、日本経済新聞の山口大介さんが教えてくれました。格下相手に快勝して、大会本番に向けて弾みをつけるはずが、1ー0の辛勝でチームの雰囲気が最悪になってしまったとか……。まあ、もう11年も前のこと。卓球の日本代表は大活躍を見せてくれるでしょう!