1月21日、国際卓球連盟(ITTF)のマーケティング・カンパニーであるTMSインターナショナルは、2008年のプロツアーのスポンサーとして、中国のアパレル系スポーツメーカーである「鴻星erke(China Hongxing Sports Ltd.)」と契約を結んだことを発表した。
TMSのマネージングディレクター(常務)で、元スウェーデン男子チーム監督のアンダース・ツンストレム氏によると、鴻星がメインスポンサーとなるのはカタール、ドイツ、フランスの三つのプロツアー。今シーズン、これらの大会には「Hongxing Erke」あるいは「Erke」という冠(かんむり)名が入る。カタールオープンは、クウェートオープンと並んでプロツアーの中で最も格付けが高く、ドイツ・フランスの両大会もそれに次ぐ格付けとなっている。
契約は現在のところ、2008年のシーズンのみ。また昨年、この三つの大会のメインスポンサーだったLIEBHERR(リープヘル)とも、メジャースポンサーのひとつとしてスポンサー契約は続けるようだ。
鴻星は2000年6月に「靴の街」として有名な福建省泉州市に設立されたアパレル系スポーツメーカー。「erke(アルク)」ブランドでスポーツシューズやウェア、アクセサリーなどのスポーツ用品を製造、販売している。創業からわずか7年あまりだが、中国全土にものすごい勢いで専売店を展開しているスポーツメーカー業界のニューフェース。創業者の呉栄光氏はまだ32歳という若さだ。これまでにテニスやバスケットボールのシューズやウェア、ランニングシューズなどが主力商品だった鴻星だが、これから卓球界にも参入してくるのか。
ちなみに、この鴻星のロゴがまた一見の価値がある。興味のある方は、この鴻星との契約を伝える国際卓球連盟HPのニュースを見ていただきたい。李寧や安踏といい、この鴻星といい、優秀な創業者たちはなぜロゴの作成がこんなに安易なのだろうか…??
★上記のITTFニュースページは
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