中国リポート

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第8節　6.13　★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈広東深圳明金海　3ｰ1　天津博士能〉
○尹航　9、ｰ5、10、6　荘智淵
　朱世爀　3、11、ｰ4、ｰ7、7ｰ9　馬特○
○尹航／劉吉康　11、5　劉丁碩／魏世皓
○朱世爀　7、6、7　荘智淵
（深圳市宝安区体育センター）

〈山東魏橋創業集団　3ｰ1　覇州海潤〉
○崔慶磊　6、3、9　范勝鵬
○梁靖崑　ｰ8、7、ｰ8、5、7ｰ5　王楚欽
　崔慶磊／周啓豪　6、ｰ10、1ｰ7　ジャイ超／程靖チィ○
○梁靖崑　3、ｰ15、ｰ9、8、7ｰ1　范勝鵬
（覇州市卓球館）

〈上海龍騰　3ｰ1　四川長虹佑康〉
○許シン　9、6、9　許鋭鋒
　尚坤　8、ｰ7、ｰ9、ｰ8　朱霖峰○
○尚坤／趙子豪　5、10　許鋭鋒／頼佳新
○許シン　ｰ11、3、ｰ4、7、7ｰ5　朱霖峰
（凉山民族体育館）

〈八一大商　3ｰ1　江蘇中超電纜・紫砂〉
○周愷　ｰ7、ｰ4、8、8、7ｰ5　鄭培鋒
○樊振東　4、10、15　金珉鉐
　周雨／徐晨皓　ｰ2、ｰ4　孔令軒／蔡偉○
○樊振東　8、9、ｰ5、4　鄭培鋒
（揚州体育公園体育館）

〈山東魯能　3ｰ2　寧波海天塑機〉
○ハオ帥　10、7、5　林高遠
　方博　ｰ4、ｰ7、ｰ7　馬龍○
○張超／方博　ｰ8、6、7ｰ4　林高遠／閻安
　ハオ帥　ｰ7、ｰ8、ｰ3　馬龍○
○張超　6、11　閻安
（温岭体育センター）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第8節　6.14　☆☆☆

〈吉林・北京中潤華油　3ｰ0　遼寧鋼都本渓〉
○王曼昱　ｰ5、ｰ10、8、8、7ｰ4　李佳イ
○劉斐　ｰ8、9、8、8　陳幸同
○袁雪ジャオ／陳可　11、10　李佳イ／蘭曦
（長春市体育館）

〈武漢安心百分百　3ｰ1　金華銀行〉
　劉高陽　4、ｰ10、ｰ11、ｰ12　劉銘○
○武楊　9、2、9　崔雪聡
○劉高陽／李暁丹　1、6　張瑞／斯文
○武楊　5、3、8　劉銘
（金華市体育館）

〈大土河・華東理工　3ｰ0　広東二沙〉
○車暁曦　9、ｰ6、4、6　詹李平
○江越　10、ｰ8、6、9　張遅
○劉詩ウェン／江越　ｰ7、6、7ｰ3　楊采穎／劉韵慈
（朝汕体育館）

〈鄂尓多斯東方路橋　3ｰ1　八一・哈弗SUV〉
○朱雨玲　6、ｰ5、8、9　劉曦
○朱朝暉　6、ｰ9、ｰ9、7、7ｰ5　木子
　張薔／朱朝暉　ｰ5、ｰ9　劉ジン／黄凡真○
○朱雨玲　ｰ7、5、11、6　木子
（鷹潭市体育センター体育館）

〈北京首鋼　3ｰ1　山東魯能〉
○丁寧　6、6、3　范思琦
　盛丹丹　ｰ10、ｰ9、ｰ9　陳夢○
○文佳／馮亜蘭　12、ｰ9、7ｰ5　范思琦／顧玉ティン
○丁寧　12、6、5　陳夢
（北京首鋼バスケットボールセンター）

　超級リーグは男女とも第8節が終了。これからジャパンオープンによる中断が入り、第9節は7月12日に開催予定だ。
　男子はフルメンバーの寧波が故障の張継科を欠く山東魯能に敗れ、開幕からの連勝がストップ。寧波の馬龍は、蘇州大会決勝の再現となる方博戦をストレートで制するなど、相変わらずの強さを見せたが、山東魯能の張超が単複2勝と気を吐いた。また、山東魏橋は梁靖崑がゲームオールの2試合をともに制し、チームの勝利に貢献。ここまで単13勝3敗の好成績を残している。

　女子は武漢が金華を余裕のオーダーで下し、男女を通じて唯一の8連勝。北京と山東の強豪対決は、丁寧がシングルス2勝の北京が制した。丁寧は3日後の6月25日が25歳の誕生日。会場には100名以上の「丁寧親衛隊」が駆けつけ、「王子様」に大声援を送ったとか。「あんなにたくさんファンの方が来てくれて、とても緊張したけど、今日は気合いが入っていました。良いプレーを見てもらいたかった」と試合後に語った丁寧（出典：『新華網』）。見事にファンの期待に応え、チームは第8節を終えて2位につけている。

★超級男子・第8節終了時点での順位
１　　　寧波海天塑機　　　　　７勝１敗　　１５点
２　　　山東魏橋創業集団　　　６勝２敗　　１４点
　　　　八一大商　　　　　　　６勝２敗　　１４点
４　　　上海龍騰　　　　　　　５勝３敗　　１３点
５　　　四川長虹佑康　　　　　４勝４敗　　１２点
　　　　山東魯能　　　　　　　４勝４敗　　１２点
７　　　広東深圳明金海　　　　３勝５敗　　１１点
８　　　覇州海潤　　　　　　　２勝６敗　　１０点
　　　　江蘇中超電纜・紫砂　　２勝６敗　　１０点
１０　　天津博士能　　　　　　１勝７敗　　　９点

☆超級女子・第8節終了時点での順位
１　　　武漢安心百分百　　　　８勝０敗　　１６点
２　　　大土河・華東理工　　　６勝２敗　　１４点
　　　　北京首鋼　　　　　　　６勝２敗　　１４点
４　　　山東魯能　　　　　　　５勝３敗　　１３点
　　　　吉林・北京中潤華油　　５勝３敗　　１３点
６　　　八一・哈弗ＳＵＶ　　　４勝４敗　　１２点
７　　　遼寧鋼都本渓　　　　　３勝５敗　　１１点
８　　　鄂尓多斯東方路橋　　　２勝６敗　　１０点
９　　　金華銀行　　　　　　　１勝７敗　　　９点
１０　　広東二沙　　　　　　　０勝８敗　　　８点
（獲得ポイントは勝利が２点、敗戦が１点で計算）

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第7節　6.13　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈広東深圳明金海　3ｰ1　覇州海潤〉
○尹航　ｰ4、6、9、17　范勝鵬
○朱世爀　9、11、8　程靖チィ
　尹航／劉亜楠　ｰ9、7、5ｰ7　ジャイ超／程靖チィ○
○朱世爀　ｰ2、9、ｰ8、9、7ｰ3　范勝鵬
（深圳市宝安区体育センター）

〈四川長虹佑康　3ｰ1　天津博士能〉
○許鋭鋒　8、11、9　荘智淵
○朱霖峰　6、ｰ6、5、6　馬特
　朱霖峰／頼佳新　ｰ9、5、2ｰ7　魏世皓／劉丁碩○
○許鋭鋒　4、10、ｰ8、7　馬特
（天津財経大学体育館）

〈山東魏橋創業集団　3ｰ2　江蘇中超電纜・紫砂〉
　崔慶磊　ｰ5、8、ｰ10、ｰ9　鄭培鋒○
○梁靖崑　9、7、3　金珉鉐
　崔慶磊／周啓豪　ｰ15、ｰ7　孔令軒／蔡偉○
○梁靖崑　ｰ7、6、ｰ7、7、7ｰ1　鄭培鋒
○周啓豪　13、5　孔令軒
（山東省濱州市オリンピック体育館）

〈寧波海天塑機　3ｰ1　上海龍騰〉
○馬龍　8、9、8　尚坤
　閻安　ｰ9、9、4、ｰ9、5ｰ7　許シン○
○林高遠／閻安　9、ｰ13、7ｰ3　趙子豪／尚坤
○馬龍　8、ｰ9、9、ｰ5、7ｰ5　許シン
（青浦体育館）

〈八一大商　3ｰ0　山東魯能〉
○樊振東　ｰ10、9、7、5　張超
○周愷　7、7、ｰ3、ｰ8、7ｰ3　方博
○周雨／徐晨皓　7、13　張超／ハオ帥
（済南奥体センター東荷体育館）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第7節　6.14　☆☆☆

〈吉林・北京中潤華油　3ｰ0　金華銀行〉
○袁雪ジャオ　7、ｰ10、9、7　胡麗梅
○王曼昱　ｰ3、9、8、1　張瑞
○袁雪ジャオ／陳可　7、ｰ6、7ｰ5　張瑞／劉銘
（長春市体育館）

〈遼寧鋼都本渓　3ｰ0　広東二沙〉
○李佳イ　7、ｰ10、10、ｰ4、7ｰ5　張遅
○陳幸同　1、6、ｰ7、12　楊采穎
○李佳イ／蘭曦　6、6　劉韵慈／楊采穎
（本渓市体育館）

〈北京首鋼　3ｰ0　大土河・華東理工〉
○盛丹丹　9、6、ｰ21、6　車暁曦
○馮亜蘭　5、7、3　江越
○丁寧／盛丹丹　2、8　江越／張鵬
（大土河体育館）

〈山東魯能　3ｰ2　鄂尓多斯東方路橋〉
○范思琦　5、2、10　張薔
　顧若辰　ｰ2、ｰ4、ｰ9　朱雨玲○
○陳夢／顧玉ティン　ｰ9、8、7ｰ4　朱朝暉／張薔
　范思琦　ｰ3、ｰ5、ｰ3　朱雨玲○
○陳夢　6、ｰ9、7ｰ2　朱朝暉
（済南奥体センター東荷体育館）

〈武漢安心百分百　3ｰ0　八一・哈弗SUV〉
○李暁丹　5、2、6　劉曦
○武楊　6、ｰ12、3、4　黄凡真
○李暁丹／劉高陽　9、10　黄凡真／劉ジン
（武漢黄陂体育館）

　超級リーグ男女7節が終了。男子は寧波、女子は武漢が開幕から7連勝。全18節の第1ステージで、着々とプレーオフ（準決勝）進出に向けて足場を固めている。
　寧波は馬龍がここまでシングルス11勝1敗。十分にエースの責任を果たしている。上海戦の4番では、許シンとのエース対決で大接戦を展開。最終ゲーム、馬龍は1ｰ1から4ｰ1とリードし、5ｰ2でフォアへ飛びつきざまにフォアストレートへ打ち抜くスーパープレー。6ｰ2のマッチポイント（最終ゲームは7点先取）から、3球目攻撃のイージーミスなどで6ｰ5まで挽回されたものの、最後はフォアへ長くなった許シンのサービスをレシーブからフォアドライブで攻め、辛勝。世界トップのふたりがナーバスになるほど、厳しい一戦だった。

　　女子の武漢は、「安心百分百（安心度100％）」というチーム名のとおり、まだ一度もラストまで持ち込ませない安心の戦いぶり。武楊と李暁丹のふたりで単21勝を叩き出している。各クラブとも主力選手の離脱や欠場が目立つ中、このふたりは実力の割に消耗度が低いと言えるかもしれない。山東は鄂尓多斯戦で陳夢をラストに配し、3ｰ2で勝利。しかし、このオーダーも裏を返せば、陳夢は単2点起用して朱雨玲に当てても勝つ保障はないと判断されたということ。陳夢、何とか再浮上してほしい選手だ。

★超級男子・第7節終了時点での順位
１　　　寧波海天塑機　　　　　７勝０敗　　１４点
２　　　八一大商　　　　　　　５勝２敗　　１２点
　　　　山東魏橋創業集団　　　５勝２敗　　１２点
４　　　上海龍騰　　　　　　　４勝３敗　　１１点
　　　　四川長虹佑康　　　　　４勝３敗　　１１点
６　　　山東魯能　　　　　　　３勝４敗　　１０点
７　　　広東深圳明金海　　　　２勝５敗　　　９点
　　　　覇州海潤　　　　　　　２勝５敗　　　９点
　　　　江蘇中超電纜・紫砂　　２勝５敗　　　９点
１０　　天津博士能　　　　　　１勝６敗　　　８点
（獲得ポイントは勝利が２点、敗戦が１点で計算）

☆超級女子・第7節終了時点での順位
１　　　武漢安心百分百　　　　７勝０敗　　１４点
２　　　北京首鋼　　　　　　　５勝２敗　　１２点
　　　　山東魯能　　　　　　　５勝２敗　　１２点
　　　　大土河・華東理工　　　５勝２敗　　１２点
５　　　吉林・北京中潤華油　　４勝３敗　　１１点
　　　　八一・哈弗ＳＵＶ　　　４勝３敗　　１１点
７　　　遼寧鋼都本渓　　　　　３勝４敗　　１０点
８　　　鄂尓多斯東方路橋　　　１勝６敗　　　８点
　　　　金華銀行　　　　　　　１勝６敗　　　８点
１０　　広東二沙　　　　　　　０勝７敗　　　７点
（獲得ポイントは勝利が２点、敗戦が１点で計算）

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第6節　6.9　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈四川長虹佑康　3ｰ0　覇州海潤〉
○朱霖峰　11、8、3　任浩
○許鋭鋒　10、5、10　范勝鵬
○朱霖峰／頼佳新　4、2　程靖チィ／ジャイ超
（凉山民族体育館）

〈江蘇中超電纜・紫砂　3ｰ1　広東深圳明金海〉
○鄭培鋒　7、10、6　劉吉康
○オフチャロフ　6、ｰ6、6、ｰ8、12　黃鎮廷
　林晨／蔡偉　ｰ6、ｰ3　尹航／黃鎮廷○
○オフチャロフ　9、ｰ8、4、9　劉吉康
（揚州体育公園体育館）

〈寧波海天塑機　3ｰ1　天津博士能〉
○馬龍　2、6、4　馬特
○閻安　8、9、ｰ9、ｰ12、7ｰ3　荘智淵
　閻安／林高遠　1、ｰ7、4ｰ7　魏世皓／劉丁碩○
○馬龍　7、6、10　荘智淵
（北侖区体芸センター）

〈山東魏橋創業集団　3ｰ2　八一大商〉
○梁靖崑　9、9、4　徐晨皓
　劉イ　ｰ6、ｰ10、ｰ3　樊振東○
○崔慶磊／周啓豪　ｰ6、3、8ｰ6　周雨／周愷
　梁靖崑　ｰ10、ｰ9、4、ｰ6　樊振東○
○崔慶磊　10、6　周雨
（大連海事大学体育館）

〈上海龍騰　3ｰ0　山東魯能〉
○許シン　6、3、ｰ8、ｰ6、7ｰ2　方博
○趙子豪　8、10、ｰ8、10　ハオ帥
○趙子豪／尚坤　11、ｰ6、7ｰ4　方博／張超
（青浦体育館）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第6節　6.10　☆☆☆

〈金華銀行　3ｰ1　広東二沙〉
○胡麗梅　ｰ8、11、ｰ12、6、7ｰ2　詹李平
　劉銘　ｰ7、ｰ8、6、ｰ10　張遅○
○張瑞／劉銘　3、ｰ7、7ｰ4　楊采穎／劉韵慈
○胡麗梅　7、6、ｰ12、ｰ13、7ｰ4　張遅
（潮汕体育館）

〈八一・哈弗SUV　3ｰ2　吉林・北京中潤華油〉
○木子　7、ｰ4、ｰ7、6、14　陳可
　黄凡真　ｰ8、ｰ9、8、ｰ5　王曼昱○
　劉曦／劉ジン　ｰ9、ｰ12　袁雪ジャオ／陳可○
○木子　4、8、5　王曼昱
○劉曦　9、6　劉斐
（鷹潭市体育センター体育館）

〈北京首鋼　3ｰ1　遼寧鋼都本渓〉
○丁寧　6、7、5　蘭曦
　文佳　ｰ5、ｰ10、ｰ9　陳幸同○
○文佳／馮亜蘭　8、6　蘭曦／李佳イ
○丁寧　10、5、5　陳幸同
（北京首鋼バスケットボールセンター）

〈武漢安心百分百　3ｰ1　鄂尓多斯東方路橋〉
○武楊　8、2、5　チャン・モー
　李暁丹　ｰ5、ｰ7、ｰ5　朱雨玲○
○李暁丹／劉高陽　8、3　朱朝暉／張薔
○武楊　4、ｰ5、11、6　朱雨玲
（エジンホロ旗全民活動センター）

〈大土河・華東理工　3ｰ0　山東魯能〉
○劉詩ウェン　ｰ11、6、3、4　范思琦
○江越　9、ｰ7、6、7　陳夢
○車暁曦／江越　6、7　范思琦／顧玉ティン
（大土河体育館）

　超級リーグ男子第6節、昨シーズンわずか2勝に終わった四川が覇州を一蹴し、今シーズン早くも3勝目。右利きの頼佳新、左利きの朱霖峰というパワフルなシェークドライブ型ふたりが成長し、単複でチームを引っ張っている。チームを率いるのは四川省男子チームの監督である鄭長弓。トルコ国籍を取得し、ジェム・ツォン（Cem Zeng）という名前で08年北京五輪にトルコ代表として出場した。まだ29歳という若さだが、四川省女子チーム監督の邱貽可とともに、四川省チームの立て直しを図っている。
　八一は樊振東の2勝もむなしく、山東魏橋に競り負けた。ベテラン崔慶磊（13年全中国運動会ベスト8）の単複での活躍が、若きエース梁靖崑の負担を軽くしている。山東魯能は前節で2敗した張継科が欠場し、チームも上海に力負け。上海は2番でハオ帥を破った趙子豪（右ペンドライブ型）が、今シーズンの成績のカギを握る。

　女子は武漢が開幕から6連勝。鄂尓多斯戦の4番では、武楊がここまでシングルス11勝0敗だった朱雨玲に初めて土をつけた。朱雨玲の対カットの不安はなかなか払拭されない。また、朱雨玲が11勝しているのにチームがまだ1勝というのもつらいところだ。大土河は山東に快勝し、5勝1敗で2位につける。男女ともエースの欠場で敗れた山東、アベックVの昨シーズンから一転、苦しい戦いを強いられている。

★超級男子・第6節終了時点での順位
１　　　寧波海天塑機　　　　　６勝０敗　　１２点
２　　　上海龍騰　　　　　　　４勝２敗　　１０点
　　　　八一大商　　　　　　　４勝２敗　　１０点
　　　　山東魏橋創業集団　　　４勝２敗　　１０点
５　　　四川長虹佑康　　　　　３勝３敗　　　９点
　　　　山東魯能　　　　　　　３勝３敗　　　９点
７　　　覇州海潤　　　　　　　２勝４敗　　　８点
　　　　江蘇中超電纜・紫砂　　２勝４敗　　　８点
９　　　広東深圳明金海　　　　１勝５敗　　　７点
　　　　天津博士能　　　　　　１勝５敗　　　７点
（獲得ポイントは勝利が２点、敗戦が１点で計算）

☆超級女子・第6節終了時点での順位
１　　　武漢安心百分百　　　　６勝０敗　　１２点
２　　　大土河・華東理工　　　５勝１敗　　１１点
３　　　北京首鋼　　　　　　　４勝２敗　　１０点
　　　　山東魯能　　　　　　　４勝２敗　　１０点
　　　　八一・哈弗ＳＵＶ　　　４勝２敗　　１０点
６　　　吉林・北京中潤華油　　３勝３敗　　　９点
７　　　遼寧鋼都本渓　　　　　２勝４敗　　　８点
８　　　鄂尓多斯東方路橋　　　１勝５敗　　　７点
　　　　金華銀行　　　　　　　１勝５敗　　　７点
１０　　広東二沙　　　　　　　０勝６敗　　　６点
（獲得ポイントは勝利が２点、敗戦が１点で計算）

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第5節　6.6　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈四川長虹佑康　3ｰ1　江蘇中超電纜・紫砂〉
　許鋭鋒　3、ｰ9、ｰ7、9、3ｰ7　鄭培鋒○
○朱霖峰　8、9、7　オフチャロフ
○朱霖峰／頼佳新　5、7　林晨／蔡偉
○許鋭鋒　9、8、ｰ7、ｰ10、10ｰ8　オフチャロフ
（凉山民族体育館）

〈寧波海天塑機　3ｰ0　覇州海潤〉
○馬龍　5、4、ｰ9、8　王楚欽
○閻安　11、5、5　任浩
○閻安／林高遠　3、7　ジャイ超／程靖チィ
（覇州市卓球館）

〈八一大商　3ｰ1　広東深圳明金海〉
○樊振東　8、ｰ9、7、5　朱世爀
○周雨　4、11、ｰ7、ｰ7、8ｰ6　劉吉康
　周雨／徐晨皓　ｰ8、ｰ11　尹航／劉亜楠○
○樊振東　8、ｰ8、13、ｰ4、7ｰ5　劉吉康
（深圳市宝安区体育センター）

〈上海龍騰　3ｰ0　天津博士能〉
○尚坤　11、8、ｰ3、8　馬特
○許シン　6、4、12　魏世皓
○趙子豪／尚坤　10、4　魏世皓／荘智淵
（天津財経大学体育館）

〈山東魏橋創業集団　3ｰ1　山東魯能〉
○崔慶磊　ｰ1、9、6、ｰ8、7ｰ4　張継科
○梁靖崑　ｰ8、11、11、ｰ8、7ｰ2　方博
　崔慶磊／于子洋　ｰ9、ｰ3　方博／張超○
○梁靖崑　8、11、ｰ6、10　張継科
（済南奥体センター東荷体育館）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第5節　6.7　☆☆☆

〈八一・哈弗SUV　3ｰ1　広東二沙〉
○木子　ｰ7、1、4、2　楊采穎
　劉曦　ｰ8、7、8、ｰ9、6ｰ8　張遅○
○劉曦／劉ジン　9、ｰ7、7ｰ5　楊采穎／劉韵慈
○木子　6、6、5　張遅
（潮汕体育館）

〈北京首鋼　3ｰ2　金華銀行〉
　馮亜蘭　ｰ7、7、ｰ10、6、2ｰ7　張瑞○
　文佳　ｰ9、5、ｰ9、3、4ｰ7　胡麗梅○
○丁寧／盛丹丹　6、8　張瑞／劉銘
○馮亜蘭　9、8、8　胡麗梅
○丁寧　7、ｰ4、7ｰ4　劉銘
（金華市体育センター）

〈吉林・北京中潤華油　3ｰ2　鄂尓多斯東方路橋〉
○王曼昱　9、5、4　趙岩
　徐孝元　ｰ2、ｰ8、ｰ10　朱雨玲○
○袁雪ジャオ／陳可　9、14　朱朝暉／張薔
　王曼昱　ｰ13、8、ｰ7、8、4ｰ7　朱雨玲○
○陳可　8、8　張薔
（吉林大学体育館）

〈大土河・華東理工　3ｰ1　遼寧鋼都本渓〉
○江越　12、5、ｰ9、ｰ4、7ｰ3　陳幸同
○劉詩ウェン　6、2、6　李佳イ
　車暁曦／江越　ｰ7、ｰ8　李佳イ／蘭曦○
○劉詩ウェン　ｰ4、8、5、3　陳幸同
（本渓市体育館）

〈武漢安心百分百　3ｰ1　山東魯能〉
○李暁丹　11、ｰ7、10、9　陳夢
○武楊　4、4、2　顧玉ティン
　李暁丹／劉高陽　6、ｰ5、5ｰ7　顧玉ティン／范思琦○
○武楊　6、5、9　陳夢
（済南奥体センター東荷体育館）

　超級リーグ第5節の結果は上記のとおり。
　男子ではエース張継科が2連敗を喫した山東魯能が、山東魏橋との「山東ダービー」に敗れた。肩や腰に故障を抱える張継科、試合後に自らの微博（マイクロブログ）で「確かに故障のプレーへの影響は大きいけど、しっかり回復に努めている」とコメントしており、まだ実力の40〜50％というところか。6月24〜28日のジャパンオープンでも、彼にベストのプレーを期待するのは酷かもしれない。前節で右足首を傷めたオフチャロフも、四川戦で2敗している。男子で5戦全勝なのは、はやくも寧波のみとなっている。

　女子でも山東魯能が武漢に敗れ、5戦全勝は武漢のみ。武漢は新規参入のチームだが、昨シーズンまで安定した成績を残していた大同雲崗・金地砿業のメンバーがそのまま残っているので、この結果は驚くには当たらない。山東魯能は李暁霞の故障による欠場が続き、陳夢が孤軍奮闘していたが、武漢戦では2失点を喫した。
　女子でここまで未勝利なのは金華と広東。金華は北京を2ｰ0とリードしたが、惜しくも逆転負け。ちなみにトップで馮亜蘭を破った張瑞は、もちろん香港に移籍した右ペンドライブ型の張瑞ではなく、18歳の右シェークドライブ型です。広東は長身の右シェークドライブ型・張遅がここまで3勝と頑張っている。とにかく早く1勝を挙げてほしいものだ。

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第4節　6.2　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈山東魯能　3−0　天津博士能〉
○張継科　−6、8、5、6　馬特
○方博　−8、3、4、4　劉丁碩
○張超／ハオ帥　−1、6、10−8　魏世皓／荘智淵
（天津財経大学体育館）

〈広東深圳明金海　3−1　山東魏橋創業集団〉
　尹航　−6、−8、10、−2　梁靖崑○
○劉吉康　8、7、9　崔慶磊
○尹航／黃鎮廷　8、5　崔慶磊／于子洋
○劉吉康　−8、−4、8、6、7−5　梁靖崑
（山東省濱州市オリンピック体育館）

〈上海龍騰　3−0　覇州海潤〉
○許シン　7、9、8　王楚欽
○尚坤　8、−9、8、−13、7−2　范勝鵬
○尚坤／趙子豪　9、7　程靖チィ／ジャイ超
（青浦体育館）

〈八一大商　3−1　四川長虹佑康〉
○樊振東　5、8、6　頼佳新
○周愷　8、−7、9、6　許鋭鋒
　周雨／徐晨皓　−7、−5　頼佳新／朱霖峰○
○樊振東　7、9、12　許鋭鋒
（大連海事大学体育館）

〈寧波海天塑機　3−1　江蘇中超電纜・紫砂〉
○馬龍　9、−9、−11、6、7−4　鄭培鋒
○閻安　7、5、9　オフチャロフ
　閻安／呂翔　−7、−8　林晨／蔡偉○
○馬龍　キケン　オフチャロフ
（温岭体育センター）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第4節　6.3　☆☆☆

〈山東魯能　3−2　遼寧鋼都本渓〉
○陳夢　7、3、5　蘭曦
○范思琦　−8、7、10、10　陳幸同
　范思琦／顧玉ティン　−6、3、4−7　李佳イ／蘭曦○
　陳夢　−6、−9、10、9、5−7　陳幸同○
○顧玉ティン　6、4　李佳イ
（本渓市体育館）

〈武漢安心百分百　3−0　吉林・北京中潤華油〉
○李暁丹　−6、7、−5、5、7−4　王曼昱
○武楊　2、6、8　徐孝元
○李暁丹／劉高陽　6、8、袁雪ジャオ／陳可
（武漢黄陂体育館）

〈大土河・華東理工　3−1　金華銀行〉
○劉詩ウェン　6、8、9　崔雪聡
　車暁曦　−6、−3、−3　胡麗梅○
○車暁曦／江越　−9、5、7−5　張瑞／劉銘
○劉詩ウェン　9、9、9　胡麗梅
（大土河体育館）

〈鄂尓多斯東方路橋　3−1　広東二沙〉
　チャン・モー　10、−3、10、−9、7−9　張遅○
○朱雨玲　7、8、6　李予冬
○張薔／朱朝暉　5、4　楊采穎／詹李平
○朱雨玲　9、8、1　張遅
（エジンホロ旗全民活動センター）

〈北京首鋼　3−1　八一・哈弗SUV〉
○丁寧　2、6、−4、6　劉ジン
　李佳原　−11、−6、−6　木子○
○馮亜蘭／文佳　4、11　劉ジン／劉曦
○丁寧　−8、9、−8、10、9−7　木子
（北京首鋼籠球センター）

スミマセン、結果のアップが遅れていました超級リーグ。第4節の結果です。続いて第5節もお伝えします。
男子第4節では、江蘇中超電纜・紫砂のオフチャロフが超級リーグにデビュー。しかし、世界選手権後も休みなくロシア・プレミアリーグや男子ECL（ヨーロッパチャンピオンズリーグ）の決勝など、ハードなスケジュールがたたってか、閻安戦で右足首を傷めてしまった。幸い検査の結果、骨などには異常はなかったが、4番の馬龍戦は棄権。低迷するチームを救いたいところだが、状況は厳しい。

女子は山東と武漢が開幕から4連勝。武漢は李暁丹と武楊のツートップが確実に勝利を重ね、格下に取りこぼさない戦いぶり。吉林戦の2番では武楊と徐孝元のチョッパー対決となったが、武楊の圧勝に終わっている。また、北京と八一の一戦では、4番で蘇州大会準決勝の対戦カード、丁寧対木子が実現。毎週2回の超級リーグを戦う中、蘇州大会決勝で傷めた右足の故障がなかなか癒えない丁寧。第4ゲーム7−10で相手にマッチポイントを握られたが、そこから逆転して勝利を手にした。「本当に苦しい試合でした。故障の影響でプレーも良くないし、試合前は勝てるとは思っていなかったけど、最後まで頑張ることができた。応援団の声援が大きな力をくれました」（丁寧／出典：『北京晨報』）。

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第3節　5.30　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈山東魯能　3−1　広東深圳明金海〉
○方博　8、5、5　劉吉康
○張継科　11、6、6　尹航
　ハオ帥／張超　6、−8、7−9　黃鎮廷／尹航○
○張継科　6、14、4　劉吉康
（済南奥体センター東荷体育館）

〈覇州海潤　3−0　天津博士能〉
○任浩　−3、8、−7、11、9−7　荘智淵
○范勝鵬　−11、10、8、−9、7−4　劉丁碩
○ジャイ超／程靖チィ　7、−9、7−4　劉丁碩／魏世皓
（保定長城内燃機有限公司体育館）

〈山東魏橋創業集団　3−1　四川長虹佑康〉
　崔慶磊　−7、−9、−9　朱霖峰○
○梁靖崑　−9、10、−9、11、7−5　頼佳新
○崔慶磊／于子洋　7、−8、7−5　許鋭鋒／頼佳新
○梁靖崑　−10、10、8、8　朱霖峰
（内江梅家山体育館）

〈上海龍騰　3−0　江蘇中超電纜・紫砂〉
○許シン　−9、7、9、8　鄭培鋒
○尚坤　8、5、10　孔令軒
○趙子豪／尚坤　−8、4、7−5　林晨／蔡偉
（揚州体育公園体育館）

〈寧波海天塑機　3−2　八一大商〉
　閻安　−8、10、−8、−7　樊振東○
○馬龍　5、4、−9、3　徐晨皓
○閻安／林高遠　10、4　周雨／徐晨皓
　馬龍　13、8、−6、−10、4−7　樊振東○
○林高遠　8、5　周愷
（温岭体育センター）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第3節　5.31　☆☆☆

〈山東魯能　3−2　吉林・北京中潤華油〉
　顧玉ティン　−9、7、−6、−5　王曼昱○
○陳夢　13、−7、12、6　陳可
　顧玉ティン／顧若辰　−5、−7　袁雪ジャオ／陳可○
○陳夢　3、−5、4、5　王曼昱
○范思琦　11、−8、7−5　劉斐
（済南奥体センター東荷体育館）

〈遼寧鋼都本渓　3−1　金華銀行〉
○李佳イ　11、7、−8、12　胡麗梅
　陳幸同　−6、−5、−9　劉銘○
○李佳イ／蘭曦　8、−6、7−4　劉銘／張瑞
○陳幸同　3、11、8　胡麗梅
（金華市体育センター）

〈武漢安心百分百　3−1　広東二沙〉
○武楊　6、7、7　詹李平
○李暁丹　6、6、−9、−11、9−7　張遅
　李暁丹／曾木子　−14、−8　楊采穎／童海苗○
○武楊　4、4、6　張遅
（潮汕体育館）

〈大土河・華東理工　3−2　八一・哈弗SUV〉
○劉詩ウェン　−9、6、5、6　黄凡真
　鄭詩暢　−10、−3、−5　木子○
　車暁曦／江越　−9、5、2−7　劉曦／劉ジン○
○劉詩ウェン　7、−1、7、−13、7−4　木子
○車暁曦　−8、11、7−4　劉曦
（鷹潭市体育センター体育館）

〈北京首鋼　3−2　鄂尓多斯東方路橋〉
　馮亜蘭　4、9、−5、−3、3−7　朱雨玲○
○丁寧　5、2、2　張薔
○馮亜蘭／文佳　4、−6、7−1　張薔／朱朝暉
　丁寧　−5、−10、−6　朱雨玲○
○文佳　8、7　朱朝暉
（北京首鋼籠球センター）

超級リーグ男女第3節の結果は上記のとおり。
男子は寧波海天塑機が唯一の3連勝。八一戦では、4番で馬龍が樊振東に逆転負けを喫したが、ラスト林高遠が締めた。トップ起用が多い閻安は、他チームのエースにはなかなか勝てないが、林高遠とのダブルスは安定している。また、上海が江蘇を3−0で下し、今シーズン初勝利。江蘇はロシア・プレミアリーグとヨーロッパチャンピオンズリーグを制したオフチャロフの合流が待たれる。広東は山東魯能に力負けの内容で、男子では唯一白星がない。

女子は熱戦の連続。エース・李暁霞が欠場した山東は、ラスト范思琦がカットの劉斐を苦しみながらも下し、貴重な勝利。北京と鄂尓多斯の一戦もラストまでもつれ、文佳と朱朝暉の左シェークドライブ対決は文佳に軍配が上がった。これで女子は山東と武漢が3連勝、広東、鄂尓多斯、金華が3連敗。

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第2節　5.26　★★★※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈覇州海潤　3ｰ2　山東魯能〉
　范勝鵬　ｰ5、ｰ6、ｰ8　方博○
　任浩　9、ｰ6、ｰ5、6、4ｰ7　張継科○
○ジャイ超／程靖チィ　ｰ6、7、7ｰ5　ハオ帥／張超
○范勝鵬　ｰ9、7、4、9　張継科
○王楚欽　10、6　ハオ帥
（保定長城内燃機有限公司体育館）

〈四川長虹佑康　3ｰ1　広東深圳明金海〉
○朱霖峰　11、ｰ8、12、ｰ3、7ｰ3　朱世爀
　許鋭鋒　ｰ7、ｰ9、ｰ11　劉吉康○
○朱霖峰／頼佳新　8、2　劉亜楠／劉吉康
○許鋭鋒　9、8、9　朱世爀
（深圳市宝安区体育センター）

〈天津博士能　3ｰ0　江蘇中超電纜・紫砂〉
○荘智淵　ｰ9、5、ｰ6、4、9ｰ7　鄭培鋒
○馬特　ｰ11、9、5、8　金珉鉐
○魏世皓／劉丁碩　10、8　林晨／蔡偉
（天津財経大学体育館）

〈寧波海天塑機　3ｰ1　山東魏橋創業集団〉
　閻安　ｰ3、ｰ7、13、ｰ9　梁靖崑○
○馬龍　8、7、7　于子洋
○閻安／林高遠　9、8　崔慶磊／于子洋
○馬龍　6、9、8　梁靖崑
（山東省濱州市オリンピック体育館）

〈八一大商　3ｰ1　上海龍騰〉
○樊振東　ｰ11、5、7、15　尚坤
　周雨　5、ｰ5、ｰ10、ｰ4　許シン○
○周雨／徐晨皓　ｰ9、4、7ｰ5　尚坤／趙子豪
○樊振東　5、8、ｰ12、3　許シン
（青浦体育館）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第2節　5.27　☆☆☆

〈山東魯能　3ｰ0　金華銀行〉
○陳夢　7、4、5　胡麗梅
○李暁霞　10、ｰ12、5、13　張瑞
○陳夢／顧玉ティン　6、10　張瑞／斯文
（金華市体育センター）

〈吉林・北京中潤華油　3ｰ0　広東二沙〉
○王曼昱　8、1、3　詹李平
○徐孝元　ｰ11、11、ｰ7、7、8ｰ6　張遅
○袁雪ジャオ／陳可　7、6　楊采穎／李予冬
（長春市体育館）

〈八一・哈弗SUV　3ｰ1　遼寧鋼都本渓〉
○木子　8、6、8　蘭曦
　黄凡真　ｰ5、ｰ5、ｰ5　陳幸同○
○劉曦/劉ジン　11、ｰ10、7ｰ2　李佳イ／蘭曦
○木子　4、ｰ9、6、10　陳幸同
（本渓市体育館）

〈武漢安心百分百　3ｰ1　北京首鋼〉
○李暁丹　6、6、ｰ2、4　馮亜蘭
○武楊　ｰ6、ｰ9、5、8、7ｰ3　文佳
　郭奕宸／武楊　ｰ6、ｰ8　丁寧／盛丹丹○
○李暁丹　9、9、10　文佳
（武漢黄陂体育館）

〈大土河・華東理工　3ｰ2　鄂尓多斯東方路橋〉
　江越　11、ｰ3、ｰ6、ｰ7　朱雨玲○
○劉詩ウェン　7、4、2　張薔
○車暁曦／江越　4、8　朱朝暉／趙岩
　劉詩ウェン　16、ｰ4、5、ｰ5、4ｰ7　朱雨玲○
○車暁曦　6、8　朱朝暉
（大土河体育館）

超級リーグは男女とも第2節が終了した。
男子では、張継科率いる山東魯能が、覇州海潤に2ｰ0のリードから逆転負けを喫する波乱。4番で張継科が右ペンドライブ型の范勝鵬に敗れ、ラストではハオ帥が15歳の新鋭・王楚欽にストレート負けを喫した。昨シーズンまでなかなか勝ち星に恵まれなかった四川が第2節で初勝利を上げ、天津がオフチャロフを欠く江蘇に快勝するなど、超級男子は早くも混戦モードの予感だ。

一方、女子は吉林の徐孝元（韓国）が広東戦で超級デビュー。張遅をゲームオールジュースで破り、記念すべき勝利を挙げた。今シーズン、チームのコーチ陣には玄静和（93年世界女子チャンピオン）が加わり、徐孝元をサポートしている。ちなみにチームの監督は、名人芸のショートを武器に世界で活躍した徐競（チャイニーズタイペイ／2000年世界団体2位）。また、エース丁寧の右足の故障で、苦しい戦いを強いられている北京は、武漢に競り負けている。トップ馮亜蘭は李暁丹に敗れ、故郷・武漢に錦を飾れず。

★★★　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　男子第1節　5.23　★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7（ジュースの場合）」と表示

〈山東魯能　3ｰ0　四川長虹佑康〉
○張継科　3、9、ｰ6、8　唐宇詩
○方博　5、ｰ16、6、7　朱霖峰
○ハオ帥／張超　2、5　許鋭鋒／頼佳新
（済南奥体センター東荷体育館）

〈江蘇中超電纜・紫砂　3ｰ2　覇州海潤〉
○鄭培鋒　7、11、6　王楚欽
　金珉鉐　ｰ5、ｰ10、ｰ3　范勝鵬○
○林晨／蔡偉　7、ｰ12、7ｰ3　ジャイ超／程靖チィ
　鄭培鋒　ｰ14、ｰ10、ｰ8　范勝鵬○
○孔令軒　9、ｰ5、7ｰ2　程靖チィ
（宜興市体育センター体育館）

〈寧波海天塑機　3ｰ0　広東深圳明金海〉
○馬龍　5、5、ｰ7、3　黃鎮廷
○閻安　10、7、ｰ10、ｰ9、7ｰ3　尹航
○閻安／呂翔　ｰ8、10、7ｰ5　劉吉康／劉亜楠
（北侖区体芸センター）

〈八一大商　3ｰ0　天津博士能〉
○徐晨皓　6、ｰ5、7、ｰ5、7ｰ2　劉丁碩
○樊振東　ｰ5、11、5、3　荘智淵
○樊振東／周雨　8、2　劉丁碩／魏世皓
（大連海事大学体育館）

〈山東魏橋創業集団　3ｰ1　上海龍騰〉
○梁靖昆　9、9、8　尚坤
　崔慶磊　7、ｰ10、ｰ8、9、3ｰ7　許シン○
○崔慶磊／于子洋　10、4　尚坤／趙子豪
○梁靖昆　ｰ8、9、ｰ8、5、7ｰ2　許シン
（青浦体育館）

☆☆☆　権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ　女子第1節　5.24　☆☆☆

〈山東魯能　3ｰ1　広東二沙〉
○陳夢　2、7、4　李予冬
　顧若辰　ｰ8、ｰ10、10、ｰ8　張遅○
○顧若辰／顧玉ティン　9、1　楊采穎／詹利平
○陳夢　7、ｰ8、7、6　張遅
（済南奥体センター東荷体育館）

〈八一・哈弗SUV　3ｰ1　金華銀行〉
○木子　ｰ7、8、5、ｰ5、7ｰ2　斯文
○劉㬢　ｰ9、5、3、4　胡麗梅
　劉㬢／劉ジン　10、ｰ2、3ｰ7　劉銘／張瑞
○木子　ｰ7、8、2、ｰ7、7ｰ5　胡麗梅
（鷹潭市体育センター体育館）

〈吉林・北京中潤華油　3ｰ0　北京首鋼〉
○王曼昱　ｰ6、5、3、ｰ6、7ｰ5　丁寧
○劉斐　ｰ6、3、5、8　馮亜蘭
○袁雪ジャオ／陳可　5、6　文佳／盛丹丹
（北京首鋼バスケットボールセンター）

〈遼寧鋼都本渓　3ｰ2　鄂尔多斯東方路橋〉
　蘭㬢　ｰ6、7、ｰ6、ｰ7　朱雨玲○
○陳幸同　9、7、8ｰ6　朱朝暉
○蘭㬢／李佳イ　ｰ8、9、8ｰ6　張薔／朱朝暉
　陳幸同　ｰ8、ｰ9、ｰ9　朱雨玲○
○李佳イ　ｰ10、5、7ｰ4　李佳イ
（鄂尔多斯市伊金霍洛旗全民健身センター）

〈武漢安心百分百　3ｰ1　大土河・華東理工〉
○武楊　ｰ9、9、ｰ4、6、7ｰ3　劉詩ウェン
○李暁丹　4、5、9　車暁曦
　劉高陽／李暁丹　ｰ6、6、4ｰ7　劉詩ウェン／江越○
○武楊　9、ｰ5、8、ｰ8、7ｰ3　車暁曦
（武漢黄陂体育館）

　中国卓球クラブ超級リーグの2015年シーズンが開幕。今年は医療品・化粧品・食品などを幅広く扱う中国・天津市の「権健国際自然医学集団」が冠スポンサーとなり、『権健・2015年中国卓球クラブ超級リーグ』として開催される。

　　男女とも、世界選手権蘇州大会に出場した選手たちは、その後も北京やマカオ、香港などでのPR活動が続き、あまり練習ができない状態で開幕を迎えている。女子の世界女王・丁寧が王曼昱に敗れたのは、その象徴的な一戦か。「傷めた右足の影響もあり、思うように威力が出せないと感じるボールが多かった」（丁寧／出典：『新華網』）。蘇州大会の女子シングルス決勝で傷めた右足の状態は、まだ万全ではないようだ。ただし、丁寧の右足の故障を差し引いても、世界ジュニア優勝の王曼昱は強い。底知れないポテンシャルを秘めている。

　男子でも上海龍騰の許シンが山東魏橋戦で梁靖崑に敗れた。また、相手に恵まれて勝利は収めたものの、山東魯能の張継科も蘇州大会後にひどい腰痛に見舞われ、状態は万全にはほど遠い。それでも、世界選手権2位の方博、勝負強いベテランのハオ帥、ハードヒッターの張超を揃えたチームは層が厚く、ダブルスに強い呉ハオの存在も頼もしい。相手によっては張継科を温存して戦うことも可能だ。

［2015中国卓球クラブ超級リーグ・女子］　★以下は外国籍選手

■山東魯能（山東省）
李暁霞・陳夢・顧玉ティン・顧若辰・范思琦

■八一・哈弗SUV（旧称：八一冀中能源／解放軍）
木子・劉曦・劉ジン・黄凡真

■北京首鋼（北京市）
丁寧・馮亜蘭・文佳・盛丹丹・李佳原

■鄂尓多斯東方路橋（内蒙古自治区）
朱雨玲・趙岩・張薔・朱朝暉
★チャン・モー（カナダ）

■山西大土河・華東理工（山西省）
劉詩雯・張鵬・車暁曦・江越・鄭詩暢

■武漢安心百分百（旧称：大同雲崗・金地砿業／湖北省）
武楊・李暁丹・劉高陽・郭亦宸・曽木子

■遼寧鋼都本渓（旧称：大連海昌／遼寧省）
李佳イ・陳幸同・蘭曦・高宇杰・楊双旭
★フー・メレク（トルコ）

■吉林・北京中潤華油（旧称：秋林格瓦斯・吉中州／吉林省）
王曼昱・劉斐・袁雪ジャオ・陳可・趙雪・白炎可・肖函栩
★徐孝元（韓国）

■金華銀行（浙江省）
胡麗梅・劉銘・張瑞・崔雪聡・斯文

■広東二沙（広東省）
麦楽楽・詹利平・楊采穎・李予冬・張遅・童海苗・劉韻慈・黄頴琦

　2015中国卓球クラブ超級リーグ、女子10チームの選手たちの顔ぶれは上記のとおり。
　今シーズンから新しく超級リーグに参戦するのは武漢安心百分百。安心百分百は今年設立されたばかりの農産物の貿易会社で、「安心度100％」という意味（ちっとも安心できませんが）。地元・武漢出身の馮亜蘭がチームにいないのは残念だが、前身の大同雲崗・金地砿業から武楊・李暁丹・劉高陽というメンバーがそのまま残り、プレーオフ進出のチャンスもある。監督は昨年引退したばかりの饒静文（13年世界混合複3位）だ。

　女子の超級リーグでプレーする外国籍選手は、男子の8名に比べ女子は3名と少ない。最も話題を集めているのは、中国で「韓国卓球界の女神」と称される徐孝元の参戦だが、プラスチックボールの導入後は成績が低迷しており、超級リーグでも簡単には勝てないだろう。13年世界選手権ベスト8のフー・メレクは、遼寧に「里帰り」してのプレーとなる。

　昨シーズン、超級リーグ50連敗という不名誉な記録を残してシーズンを終えた広東二沙は、なんと今シーズンも超級リーグに所属。昨シーズン。女子甲Aを制した浙江チームが、超級リーグへの登録を行わなかったということになる。その場合、甲Aリーグ2位や3位のチームが昇格することはない。広東二沙の戦力を見ると、05年全中国運動会ベスト8の麦楽楽が久々にチームに戻ってきたが、戦力的にはやはり断トツの最下位候補。ちなみに超級リーグの規程を見ると、今シーズンと来シーズンは甲Aリーグとの入れ替えはないようなので、連敗記録がさらに伸びてしまう恐れも……。

　超級リーグ女子は5月24日の日曜日に開幕。男女とも、結果は中国リポートで随時お伝えしていきます。

　男子は5月23日、女子は5月24日に開幕を迎える「2015中国卓球クラブ超級リーグ」。9月13日に行われるプレーオフ決勝まで、4カ月弱のシーズンとなる。相変わらず公式ホームページは、昨年のプレーオフ終了時から休眠状態。ようやく第1〜4節の日程が発表されたところだ。今シーズンを戦う10チームを、まず男子から紹介していこう。

［男子］　★以下は外国籍選手

■山東魯能（山東省）
張継科・ハオ帥・張超・方博・呉ハオ

■江蘇中超電纜・紫砂（江蘇省）
鄭培鋒・孔令軒・林晨・蔡偉・范豪・王鶴霖
★金珉鉐（韓国）・オフチャロフ（ドイツ）

■寧波海天塑機（浙江省）
馬龍・閻安・林高遠・呂翔

■八一大商（解放軍）
樊振東・周雨・徐晨皓・周愷・張揚

■上海龍騰（旧称：上海均瑶／上海市）
許昕・尚坤・趙子豪・陳志陽・張洋

■山東魏橋創業集団（山東省）
梁靖崑・崔慶磊・于子洋・張煜東・劉イ・王博・周啓豪
★ボル（ドイツ）

■天津博士能（旧称：天津豪安／天津市）
馬特・劉丁碩・魏世皓
★荘智淵（チャイニーズタイペイ）

■広東深圳明金海（旧称：広東陳静／広東省）
劉吉康・尹航・劉亜楠
★黃鎮廷（香港）・朱世爀（韓国）

■覇州海潤（河北省）
任浩・ジャイ超・程靖チィ・范勝鵬・王楚欽
★ウェシュ（フランス）

■四川長虹佑康（旧称：四川長虹／四川省）
許鋭鋒・朱霖峰・頼佳新・唐宇詩
★陳建安（チャイニーズタイペイ）

　今シーズンの男子超級リーグには、8名の外国選手が登録されている。昨シーズン、山東魯能でプレーしたボルは、同じ山東省の山東創業集団に移籍。オフチャロフは昨年と変わらず、江蘇中超電纜・紫砂で韓国の金珉鉐とともにプレーする。珍しいところでは、覇州海潤に所属するフランスのウェシュ。昨年のフランス選手権を制した21歳のサウスポー。すぐに後陣に下がるタイプなので、超級で勝利を挙げるには相当苦労しそうだが、単身中国に乗り込んでくる意気込みは◎。タイペイも荘智淵と陳建安というツインエースが超級でプレーしており、このリストに日本選手がいないのが残念だ。

　各クラブのメンバーを眺めてみると、優勝候補は山東、寧波、八一、上海の4チームに絞られる。昨シーズン、プレーオフ決勝に進出する健闘を見せた江蘇は、張超が山東魯能、崔慶磊が山東魏橋へ移籍し、オフチャロフにとっても厳しいシーズンになりそう。まずは超級リーグへの残留が現実的な目標になる。そして、上位陣にひと泡吹かせるダークホースになり得るのは山東魏橋。馬琳が引退し、昨シーズン11勝を挙げた任浩が覇州に移籍したが、入れ替わりに若手のホープ・梁靖崑が加入。昨シーズン13勝の崔慶磊、世界ジュニア王者の左腕・于子洋、そしてボルと役者は揃っており、プレーオフ進出のチャンスもあるか。ボルはシーズンを通じてフル参戦はできず、6週間限りの参戦となる見込み。

　なお、今シーズンの超級リーグは男女とも2回の中休みがあり、6月18日〜7月10日と7月30日〜8月14日は男女とも試合がない。2回目の中休みは8月5〜9日に四川省成都市で行われるITTFワールドツアー・中国オープンに合わせたもの。そして最初の中休みの期間中には……、神戸でジャパンオープンが行われる。5月18日、中国から馬龍・張継科・許シン・樊振東・方博・閻安というトップクラス6名が、ジャパンオープンにエントリーしてきた（中国女子は5月20日現在でエントリーなし）。久々に中国トップのプレーがジャパンオープンで見られるかもしれない。