5月8日、中国・CCTV(中国中央電視台)のチャンネル5(スポーツチャンネル)で放送されたインタビュー番組『風雲会』に、世界選手権・蘇州大会を戦い終えた中国チームの選手たちが出演した。
主役はなんといっても、蘇州大会の男子シングルスで初優勝を飾った馬龍。その表情は余裕と自信にあふれ、その横顔にかつてのあどけなく、頼りない印象はもうない。「若い頃から代表選手としてプレーしてきたけど、今までの成績はきっと皆さんを満足させるものはなかったでしょう。今回の大会はプレッシャーは大きかった。ここまで頑張ってきたし、やっぱりチャンピオンになりたかったですから」(馬龍)。
決勝で優勝を決めた後、卓球台に飛び乗ったことについて、司会の沙桐氏に尋ねられた馬龍は、こう答えている。「あの時は頭がカーッとなってしまって、思わず台に飛び乗っていた。チームメイト(方博)のことを考えなかった。今この場を借りて、方博と彼のファンに謝りたい」。番組の模様は、CCTVのインターネットサイト『央視網』で観ることができる。もちろん中国語ですが、興味のある方はどうぞ。
http://sports.cntv.cn/2015/05/09/VIDE1431101519060152.shtml ちなみに『風雲会』に主力選手でただひとり出演できなかったのが張継科。北京に戻ってから腰痛を悪化させ、歩くこともままならない状態に。5月6日に行われた中国チームのコーチ・選手による総括会議の際も、ずっと座っていることができず、マッサージ用のベッドにうつ伏せに寝ているしかなかった。現在はほぼ回復しているというが、27歳という年齢を迎え、体にはかなり疲労がたまっているようだ。