☆☆☆ 2010中国卓球クラブ超級リーグ 女子第13節 8.4 ☆☆☆
[遼寧鞍山城投房産 3-1 広東深セン長園集団]
○文佳 -10、7、-1、8、10 劉詩ウェン
○郭躍 6、10、9 福原
文佳/常晨晨 6、-5、-8、4、-7 周芳芳/蔡賽○
○郭躍 10、7、6 劉詩ウェン
(遼寧省鞍山体育センター)
[山西大土河華東理工 3-0 北京控股]
○范瑛 3、-6、2、3 リ・ジャウェイ
○郭炎 4、-8、5、9 丁寧
○帖雅娜/饒静文 9、-5、1、7 丁寧/彭雪
(山西大土河体育館)
[大同雲崗-金地砿業 3-1 八一冀中能源]
李暁丹 12、-8、9、-7、-4 李佳○
○馮天薇 3、-8、-7、4、8 曹臻
○馮天薇/劉娟 4、8、10 木子/李佳
○李暁丹 -4、-6、4、9、10 曹臻
(河北省張家口一中体育館)
[山東魯能 3-1 内蒙古銀行]
○金キョン娥 9、-8、6、-11、3 姚彦
○李暁霞 8、-8、-6、6、6 馮亜蘭
彭陸洋/李茜 -9、-9、-11 馮亜蘭/陳夢○
○李暁霞 3、-13、-11、5、10 姚彦
(内蒙古体育館)
☆第13節終了時点での順位
1. 大同雲崗-金地砿業(9勝3敗/21分)
2. 山東魯能(8勝4敗/20分)
3. 山西大土河華東理工(8勝3敗/19分)
4. 遼寧鞍山城投房産(7勝4敗/18分)
4. 広東深セン長園集団(6勝6敗/18分)
6. 北京控股(5勝6敗/16分)
7. 八一冀中能源(3勝9敗/15分)
7. 内蒙古銀行(3勝9敗/15分)
7. 江蘇中超電纜(3勝8敗/14分)
※分=獲得ポイント(勝:2分/負:1分で計算)
超級リーグ女子第13節、広東深セン長園集団の福原愛(ANA)が遼寧鞍山城投房産戦に出場。前回の第3節と全く同じオーダーとなり、福原は2番で郭躍と対戦。前回は「-5、-8、7、-6」の1-3で敗れていたが、今回も競り合いながらも0-3で敗戦。かつての所属チーム(05年シーズンに遼寧鞍鋼に所属)、かつてのチームメイトとの対戦は苦い結果となり、試合後は足早に会場を後にした。今シーズンのシングルスの通算成績は1勝4敗。
広東深セン長園集団にとって、さらに大きな誤算となったのがエース劉詩ウェンの2失点。トップでは第3節で完勝していた文佳にゲームオールデュースで競り負け、4番では郭躍にストレート負け。前節の金キョン娥戦から3連敗となった。試合前、広東の楊華杰監督は「劉詩ウェンはかなり疲労がたまっている。前節の金キョン娥戦もそれが敗因だったが、調整はしてきたし、戦えるだけの準備はしてきた」(出典『遼沈晩報』)と語っていたが、やはり万全ではないようだ。
広東深セン長園集団はこれで6勝6敗。上位4チームが3~4敗であることを考えると、残る4試合は最低でも3勝1敗のペースで終えなければ、プレーオフ進出(4位以内)は非常に厳しくなる。各選手とも疲労のピークを迎える時期だが、広東の試合がないのは最終節の第18節で、ここからさらに4連戦という厳しい日程だ。次節はホームの深セン高級中学体育館で首位の大同雲崗-金地砿業を迎え撃つ。総力戦でこの一戦を制して、プレーオフへの望みをつなぎたい。
その他の試合では、大同雲崗-金地砿業が八一冀中能源を下し、首位を堅持。眼の病気で十分な練習ができず、序盤戦はやや出遅れた感のある馮天薇が、単複とも徐々に勝率を上げてきている。この試合でもトップでの李暁丹の敗戦をきっちりカバーし、勝利の立て役者となった。モスクワ大会最終日の決勝でベストのプレーを見せたスタミナがあれば、終盤戦でも頼れる存在だ。
Photo上・中:ともにシングルスで敗れた福原(上)と劉詩ウェン(中)。遼寧省には縁のあるふたりだが、残念ながら勝利を挙げられず(写真は2010超級リーグ第3節)
Photo下:パワフル馮天薇、曹臻にゲームオールで勝利(写真は10年世界選手権)