欧州リポート

　12月24日から行われていたロシアリーグ前期の最終節で、水谷隼（DIOジャパン）のいるUMMCが、オフチャロフとサムソノフを擁するガスプロムに４−３で勝ち、前期優勝を飾った。水谷はこの試合でサムソノフとスミルノフに勝ち、また前期全勝とチーム優勝に大きく貢献した。ガスプロムとの対戦ではオフチャロフとの対戦はなかった。
　同選手は、その後、台北に飛び、招待大会に出場している。

＊水谷隼公式ブログ、アメブロ参考
水谷隼アメブロ
http://ameblo.jp/mizutani-jun-blog/

水谷隼公式ブログ
http://mizutani.hamazo.tv/e5033738.html

　12月28日・29日に行われたドイツ・カップ。この試合はトーナメントで勝ち上がっていく団体戦。この両日は8強による準々決勝から決勝まで行われた。

　日本からは丹羽孝希（明治大・フリッケンハオゼン）、吉田雅己（愛知工大・グレンツァオ）、吉村真晴（愛知工大・ハーゲン）が8強に残り戦ったが、優勝したのはボルを擁するボルシア・デュッセルドルフ。丹羽のフリッケンハオゼンは準々決勝で敗れたが、丹羽は柳承敏（韓国）とゴーズィ（フランス）に勝ち、2点を挙げたもののチームは2−3で敗れた。
　吉田のグレンツァオはデュッセルドルフに敗れ、トップで吉田はボルに敗れた。吉村のいるハーゲンはグレンツァオに敗れ、トップで吉村はガチーナ（クロアチア）に敗れた。

●ドイツカップ　決勝
ボルシア・デュッセルドルフ　　3−1　　フルダ・マーバーツェル
　バウム　　　2-3　　ワン・シ○
○ボル　　　　3-1　　フランチスカ
○アチャンタ　3-1　　フィルス
○ボル　　　　3-1　　ワン・シ

●ドイツカップ　準決勝
ボルシア・デュッセルドルフ　　3−1　　グレンツァオ
○ボル 　　　 3-0　　吉田
　バウム　　　0-3　　ガチーナ○
○アチャンタ　3-0　　ジャンカリック
○ボル　　　　3-0　　ガチーナ

フルダ・マーバーツェル　　3-0　　オクセンハオゼン
○フランチスカ　3-0　　柳承敏
○フィルス　　　3-1 　ゴーズイ
○ワン・シ　　　3-2　　ピッチフォード

●ドイツカップ　準々決勝
グレンツァオ　　　3-0　ハーゲン　＊吉田1勝、吉村1敗
オクセンハオゼン　3-2　フリッケンハオゼン　＊丹羽2勝
デュッセルドルフ　3-0　ミュールハオゼン
フルダ・マーバーツェル　3-1　バーグネーシュタット

　ドイツ・ブンデスリーガ男子1部（全10チーム）は前半戦が終了し、折り返して12月15日の第10節から後半戦の戦いがスタートした。12月15日に行われた3試合の結果は下記のとおり。

〈フルダ・マーバーツェル　3−1　ミュールハウゼン〉
○フィルス　7、11、2　ブルギス
○王熹　13、9、9　バルドン
　フロリッツ　−3、7、−4、−10　ヴォジツキ○
○王熹　5、7、8　ブルギス

〈フリッケンハウゼン　3−1　プリューダーハウゼン〉
○丹羽　9、8、9　金延勲
　ワン・ヤン　−10、−8、8、−14　白風田○
○メンゲル　10、10、8　ケーン
○丹羽　8、11、8　白風田

〈グレンツァオ　3−2　ボルシア・デュッセルドルフ〉
○ガチーナ　−5、9、3、10　バウム
　吉田　−8、−9、−3　ボル○
　ヤンカリク　−6、9、4、−4、−6　アチャンタ○
○ガチーナ　10、8、−2、8　ボル　
○吉田　　−8、11、7、6　バウム

★12月16日時点での順位
１　　フルダ・マーバーツェル（9勝1敗）
２　　フリッケンハウゼン（7勝3敗）
３　　ボルシア・デュッセルドルフ（7勝3敗）
４　　グレンツァオ（6勝4敗）
５　　ブレーメン（5勝4敗）
６　　オクセンハウゼン（4勝5敗）
７　　ザールブリュッケン（4勝5敗）
８　　ミュールハウゼン（3勝7敗）
９　　ハーゲン（2勝7敗）
１０　プリューダーハウゼン（1勝9敗）

　フリッケンハウゼンの丹羽孝希（明治大）は、プリューダーハウゼン戦で09年世界選手権ベスト16の金延勲（韓国）、元中国2軍チームの白風田を連破し、開幕から15連勝ともう止まらない。
　現在、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のプレーヤーで勝ち星がふたケタに届いているのは、首位に立つフルダ・マーバーツェルのエース、カットの王熹（中国）が11勝3敗、ブレーメンの荘智淵（チャイニーズタイペイ）が12勝2敗。出場する試合を絞っているとはいえ、ボルシア・デュッセルドルフのティモ・ボル（ドイツ）も9勝2敗ということを考えると、丹羽の成績は他を圧倒するものだ。

　また、グレンツァオの吉田雅己がボルシア・デュッセルドルフ戦のラストでバウムに勝利。チームの金星に貢献した。各チームの1・2番手を相手にここまで7勝7敗は大健闘。見事なプロ根性を発揮している。

■ブンデスリーガ男子1部・日本人選手の結果



★丹羽孝希（男子1部・フリッケンハウゼン／明治大）

［12月1日］　3ｰ0　SV ミュールハオゼン

○丹羽　4、3、6　ボズィキー

※通算シングルス12勝0敗



★吉村真晴（男子1部・ハーゲン／愛知工業大）

［11月24日］　2ｰ3　SV ミュールハオゼン

　吉村　ｰ11、7、ｰ8、 ｰ7　バルギス○

　吉村　9、8、 ｰ8、 ｰ8、 ｰ6　バードン○
［12月1日］　3ｰ1　プリュータハオゼン

○吉村　ｰ8、7、12、14　ケーン　

○吉村　9、9、ｰ10、ｰ9、8　ガチーナ

※通算シングルス5勝8敗



★吉田雅己（男子1部・グレンツァオ／愛知工業大）

［11月24日］　3ｰ1　プリュータハオゼン

○吉田　5、6、10　金延勲
［11月30日］　0ｰ3　フルダ・マーバーツェル

　吉田　ｰ9、ｰ2、ｰ4　王熹○

※通算シングルス5勝5敗



■ブンデスリーガ男子2部・日本人選手の結果



★森薗政崇（男子2部南部・フリッケンハウゼンⅡ／青森山田高）

［11月2日］　6-1　ザールブリュッケン

○森薗　棄権　ロード
○森薗　8、8、2　ニュイティンク

○森薗／チウ・リャン　1、棄権　ロード／シェード

［11月3日］　5-5　フュルステンフェルドブルック

○森薗　4、9、6　シュライナー

　森薗　ｰ7、 ｰ8、 ｰ8　ジャオ・ティエンミン○

○森薗／チウ・リャン　ｰ6、11、 ｰ7、9、7　ジャオ・ティエンミン／ シュライナー
※通算シングルス9勝2敗／ダブルス6勝0敗



★小澤吉大（男子2部北部・ユーリッヒ）

［11月23日］　6-1　SV シーク

○小澤　8、5、9　ホフマン

○小澤／ミュールバッハ　10、8、6　アイディン／セキッチ

※通算シングルス7勝3敗／ダブルス7勝1敗



　ドイツ・ブンデスリーガの1部・2部2、3週間ほど試合がなかったが、11月下旬から再開。丹羽は相変わらず負けなしの12連勝を記録。吉村はまだ負け越しているが、吉田は5分の星で踏ん張っている。
　2部リーグでは森薗が圧倒的な勝率を残し、来シーズン、もしドイツに残るようであれば1部入りの可能性が高い。また、小澤も大きく勝ち越しており、力をつけている感がある。

■ブンデスリーガ男子1部・日本人選手の結果

★丹羽孝希（男子1部・フリッケンハウゼン／明治大）
［10月27日］　3ｰ2　オクセンハウゼン
○丹羽　8、9、4　ピチフォード
○丹羽　7、8、ｰ9、8　ゴーズィ
※通算シングルス9勝0敗

★吉村真晴（男子1部・ハーゲン／愛知工業大）
［10月20日］　1ｰ3　グレンツァオ
　吉村　ｰ5、ｰ11、ｰ7　吉田○
　吉村　ｰ5、8、8、ｰ7、ｰ10　ガチーナ○
※通算シングルス3勝4敗

★吉田雅己（男子1部・グレンツァオ／愛知工業大）
［10月20日］　3ｰ1　ハーゲン
○吉田　5、11、7　吉村
※通算シングルス3勝3敗

■ブンデスリーガ男子2部・日本人選手の結果

★森薗政崇（男子2部南部・フリッケンハウゼンⅡ／青森山田高）
［10月20日］　6-0　ウェインヘイム
○森薗　2、6、ｰ9、12　シュリヒター
○森薗／チウ・リャン　2、11、7　シュリヒター／デヴォス
［10月26日］　6-2　パッサウ
○森薗　10、4、10　サディレク
○森薗　ｰ6、ｰ9、8、9、8　ズウィックル
○森薗／チウ・リャン　7、ｰ12、9、10　サディレク／パイトリク
※通算シングルス6勝1敗／ダブルス4勝0敗

★小澤吉大（男子2部北部・ユーリッヒ）
［10月20日］　6-4　エーレンバッハ
　小澤　ｰ6、9、ｰ5、ｰ8　シャベッカー○
○小澤　7、9、6　シェーヤ
○小澤／ミュールバッハ　17、4、ｰ9、ｰ13、9　モール／シェーヤ
［10月27日］　6-2　ブラックウェード
　小澤　ｰ4、8、ｰ8、ｰ7　スボチッチ○
○小澤／ミュールバッハ　10、6、8　パパディミトリオウ／ハップナー
※通算シングルス4勝3敗／ダブルス2勝1敗

　ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のフリッケンハウゼンに所属する丹羽孝希が、10月27日のオクセンハウゼン戦でピチフォードとゴーズィを連破。自身の連勝記録を9に伸ばし、チームの勝利に大きく貢献した。
　男子1部のグレンツァオに所属する吉田は、愛知工業大の1年先輩である吉村をストレートで破り、チームも勝利。男子2部南部では、インターハイチャンピオンの森薗がシングルス6勝1敗と、快調に勝ち星を重ねている。

　10月13日に閉幕した『LIEBHERR 2013ヨーロッパ選手権』。最終日に男女シングルス・男女ダブルスが決勝まで行われ、男子シングルスでディミトリ・オフチャロフ（ドイツ）、女子シングルスでリ・フェン（スウェーデン）がともに初優勝を飾った。

　オフチャロフは準決勝でシュテガー（ドイツ）を4ｰ2、決勝でサムソノフ（ベラルーシ）を4ｰ0で撃破。決勝は長身プレーヤー同士の、見応えある両ハンドの打撃戦となったが、中陣からの攻撃の球威とバックハンドの攻撃力にまさるオフチャロフがストレート勝ちを収めた。6試合を通じて落としたゲームはわずかに「3」。帝王ボル不在の今大会できっちり結果を残した。

　「サムソノフ戦の準備はしっかりできていた。ぼくらは長いトーナメントを勝ち上がってきたけど、彼は準決勝のイオニス（ギリシャ）戦の後で、少し疲れていたように感じた。とにかく積極的なプレーをすることを心がけた」（オフチャロフ／ETTUサイトから転載）

　女子シングルス優勝のリ・フェンは、今年で37歳になる右シェークドライブ型。決勝で右ペン表速攻型のシャン・シャオナ（ドイツ）に4ｰ2で勝利。2回戦のリュウ・ジャ（オーストリア）戦から、3回戦でリー・シュエ（フランス）、準々決勝でシェン・イェンフェイ（スペイン）、準決勝でフ・ユ（ポルトガル）、そして決勝でシャン・シャオナと、中国系選手との5連戦を制した。「初めてのヨーロッパ選手権で優勝できて、夢のようです。まだ信じられない」（リ・フェン）。
　ヨーロッパ選手権の個人戦4種目の優勝者、および男女シングルス準決勝・決勝の記録は下記のとおり（混合ダブルスは分離開催）。

★2013 LIEBHERR ヨーロッパ選手権・優勝選手および記録

〈男子シングルス〉ディミトリ・オフチャロフ（ドイツ）
●男子シングルス準決勝
サムソノフ（ベラルーシ）　4、9、ｰ10、8、ｰ7、8　イオニス（ギリシャ）
オフチャロフ（ドイツ）　ｰ7、9、8、7、ｰ7、8　シュテガー（ドイツ）
●決勝　オフチャロフ　4、7、10、8　サムソノフ

〈女子シングルス〉リ・フェン（スウェーデン）
●女子シングルス準決勝
シャン・シャオナ（ドイツ）　10、5、8、ｰ7、6　ハン・イン（ドイツ）
リ・フェン（スウェーデン）　9、8、8、ｰ9、ｰ7、5　フ・ユ（ポルトガル）
●決勝　リ・フェン　ｰ9、4、5、ｰ10、9、6　シャン・シャオナ

〈男子ダブルス〉譚瑞午／ワン・ツォンイ（クロアチア／ポーランド）
〈女子ダブルス〉P.ゾルヤ／ヴィンター（ドイツ）

　10月4〜13日に、オーストリア・シュヴェヒャートのWSA（ヴェルナー・シュラガー・アカデミー）で行われている「LIEBHERR 2013ヨーロッパ選手権」。12日に男女シングルスの準々決勝まで終了し、ベスト4が出揃った。準々決勝ほか、主な対戦の記録を途中経過としてお伝えします。

●男子シングルス1回戦
ゴーズィ（フランス）　10、ｰ9、9、10、6　ルンクイスト（スウェーデン）
プラトノフ（ベラルーシ）　ｰ9、6、9、8、ｰ11、6　スミルノフ（ロシア）
ボボチーカ（イタリア）　ｰ9、10、6、8、8　モンテイロ（ポルトガル）
コネツニー（チェコ）　ｰ6、11、8、7、ｰ7、ｰ5、9　ガチーナ（クロアチア）
コウ・レイ（ウクライナ）　9、4、10、ｰ9、ｰ6、9　フレイタス（ポルトガル）
カイナット（スロバキア）　ｰ7、12、ｰ9、ｰ7、8、6、5　何志文（スペイン）
ワン・ツォンイ（ポーランド）　8、10、12、ｰ12、ｰ6、11　プリモラッツ（クロアチア）
譚瑞午（クロアチア）　7、4、7、7　J.セイブ（ベルギー）
●2回戦
マテネ（フランス）　15、9、4、ｰ7、ｰ11、6　クレアンガ（ギリシャ）
フェゲルル（オーストリア）　4、10、ｰ5、14、ｰ8、5　クリサン（ルーマニア）
イオニス（ギリシャ）　3、ｰ9、ｰ8、ｰ5、10、10、6　ガルドス（オーストリア）
●3回戦
アポローニャ（ポルトガル）　ｰ2、9、4、7、10　バウム（ドイツ）
サムソノフ（ベラルーシ）　4、6、8、9　譚瑞午（クロアチア）
●準々決勝
オフチャロフ（ドイツ）　5、7、ｰ8、3、4　Q.ロビノ（フランス）
シュテガー（ドイツ）　8、7、5、ｰ13、6　フィルス（ドイツ）
イオニス（ギリシャ）　7、5、ｰ8、6、ｰ7、14　アポローニャ（ポルトガル）
サムソノフ（ベラルーシ）　9、ｰ11、7、12、5　フェゲルル（オーストリア）

・男子シングルス準決勝はオフチャロフ対シュテガー、イオニス対サムソノフ。本命であるボル（ドイツ）が欠場する中、オフチャロフが初優勝を飾るのか、それともサムソノフの通算4回目の優勝なるか。

●女子シングルス1回戦
パスカウスキーン（リトアニア）　9、ｰ10、12、ｰ4、ｰ7、11、8　倪夏蓮（ルクセンブルク）
●2回戦
リ・フェン（スウェーデン）　6、6、ｰ9、2、6　リュウ・ジャ（オーストリア）
スッチ（ルーマニア）　8、ｰ6、8、6、8　呉佳多（ドイツ）
フー・メレク（トルコ）　9、6、ｰ6、8、ｰ10、9　P.ゾルヤ（ドイツ）
●3回戦
フ・ユ（ポルトガル）　9、ｰ7、ｰ8、ｰ2、4、5、9　ジルベライゼン（ドイツ）
リー・ジャオ（オランダ）　ｰ7、6、9、8、ｰ13、13　ドデアン（ルーマニア）
シャン・シャオナ（ドイツ）　ｰ3、ｰ4、11、6、7、11　サマラ（ルーマニア）
●準々決勝
リ・フェン（スウェーデン）　8、7、6、6　シェン・イェンフェイ（スペイン）
フ・ユ（ポルトガル）　11、6、ｰ9、6、9　リー・ジャオ（オランダ）
シャン・シャオナ（ドイツ）　6、ｰ7、12、ｰ3、7、8　フー・メレク（トルコ）
ハン・イン（ドイツ）　12、5、ｰ8、ｰ1、10、ｰ9、11　VI.パブロビッチ（ベラルーシ）

・女子はベスト8のうち7人を中国系選手が占め、ベスト4はすべて中国系選手。右ペン表ソフトのシャン・シャオナ、カットのハン・インというドイツ勢は国際大会にも出場しているが、リ・フェンとフ・ユは耳慣れない名前。山東省出身のリ・フェン（李芬）はスウェーデンリーグで無敵を誇る大ベテランで、かつて中国ナショナルチームにも在籍。05年全中国運動会でベスト8に入った実績を持つ。フ・ユ（付玉）は河北省チーム出身で、こちらも中国ジュニアチームにいたことのある実力の持ち主だ。

　10月4日（金）から行われているヨーロッパ選手権。団体戦が7日（月）に終了し、男子決勝でドイツがギリシャを破り6連覇を達成した。今大会エースのボルが不在のドイツチームだったが、決勝でもオフチャロフが2点を挙げ、ボルの穴をきっちりと埋める活躍を見せた。準優勝のギリシャと3位のロシアはヨーロッパ選手権男子団体で初のメダル獲得となった。
　女子もドイツが優勝。決勝でルーマニアを3-1で破り男女アベック優勝を遂げた。
ヨーロッパ選手権は本日より、シングルス、ダブルスの試合が始まる。

●男子決勝
　ドイツ　3-0　ギリシャ
○ オフチャロフ　3、11、6　クレアンガ　
　バウム　9、10、-7、-3、-3　イオニス○
○ フランチスカ　7、-8、7、3　パパイエオリウー
○ オフチャロフ　-8、10、10、6　イオニス　

●女子決勝
　ドイツ　3-1　ルーマニア
　ジルベライゼン　-8、7、-10、-10　ドデアン○
○ ハン・イン　-9、6、-8、10、5　サマラ
○ シャン・シャオナ　6、-9、-10、1、9　スッチ
○ ハン・イン　-9、8、-6、6、6　ドデアン

【団体戦記録】
● 男子
優勝：ドイツ
準優勝：ギリシャ
3位：ロシア、ベラルーシ

● 女子
優勝：ドイツ
準優勝：ルーマニア
3位：チェコ、ロシア

　10月4日からオーストリア・シュベヒャートで行われているヨーロッパ選手権大会。男子団体準決勝でギリシャがベラルーシを破り、初の決勝進出を決めた。ギリシャは準々決勝で強豪ポルトガルを破り3位以上が決定。ヨーロッパ選手権の団体戦で初のメダルに到達した。初のメダル獲得に歓喜の声を上げたチームの勢いは止まらず、準決勝ではサムソノフ率いるベラルーシを3-2で破り決勝進出を決めた。
決勝は本日（10月7日）、6連覇を狙うドイツと対戦する。

● 準決勝2試合の結果
　ギリシャ　3-2　ベラルーシ
　イオニス　-9、-9、-9　プラトノフ○
　クレアンガ　-10、11、9、-8、-6　サムソノフ○
○パパイエオリウー　7、10、-3、-7、9　チチェチニン
○ イオニス　10、-9、-7、8、6　サムソノフ
○ クレアンガ　6、5、-9、6　プラトノフ

　ドイツ　3-0　ロシア
○ オフチャロフ　1、8、-9、-10、6　シバエフ
○ バウム　10、9、-6、-5、8　スミルノフ
○ フランチスカ　11、-7、8、8　スカチコフ

　ITTF（国際卓球連盟）の選手会役員で、五輪出場7回を誇るJ.セイブ（ベルギー）がヨーロッパ五輪選手会の議長に選出された。投票は10月5日にクロアチアで開催された第4回ヨーロッパアスリート会議の席で行われ、セイブは投票総数34票中32票を獲得。圧倒的な支持を得て選出された。

　ヨーロッパ五輪選手会は2001年に国際オリンピック委員会・第8代会長のジャック・ロゲ氏がヨーロッパ五輪委員会（EOC）の会長時に設立。夏の大会種目から6名と冬から2名の合計8名のメンバーで構成されている。

情報提供：ITTF
参考HP（英語）：http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=33146&Category=General&Competition_ID=&