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欧州リポート

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 スウェーデンリーグに挑戦中の下山隆敬(マリエダール/協和発酵キリン)の近2戦の結果。11月23日のOsterlens戦では、0-2と追い込まれた3番で出場し、1993年世界選手権イエテボリ大会に出場経験のあるP.ニルソン(スウェーデン)に勝利。ラストのダブルスでも勝利し、チームの勝利に大きく貢献した。
 続く、12月5日のFrej Vaxjo戦でも3番シングルスと5番ダブルスで勝利。存在感を大きくアピールしている。

下山隆敬(マリエダール)
 11月23日 3-2 Osterlens
○下山 -6、4、9 P.ニルソン
○下山/オーベルハー 7、8 P.ニルソン/オールソン

 12月5日 3-2 Frej Vaxjo
○下山 -3、6、9 トルンクイスト
○下山/オーベルハー 8、-9、10 バックシュタッター/トルンクイスト
通算:単3勝1敗、複3勝1敗
 12月4日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子予選グループD第5戦が行われた。暫定首位のニーダー・オーストリア(オーストリア)は、トップでシュラガー(オーストリア)がアチャンタ(インド)に苦戦したものの、ストレートでサン・セバスチャン(スペイン)に勝利。開幕戦こそ、アンジェ(フランス)に2-3で敗れたが、以後はオールストレートで勝ち続けて首位をキープしている。

 勝敗数で並んでいる2位のオクセンハオゼン(ドイツ)はアンジェに勝利。勝負を決めたのは4番の荘智淵(チャイニーズタイペイ)。今年の世界選手権横浜大会男子シングルス2回戦ではイオニス(ギリシャ)にゲームオールで敗れているが、今度はゲームオールで破り、リベンジを果たした。
 グループDは第5戦が終了した時点で、ニーダー・オーストリアとオクセンハオゼンが勝ち点9で並んで、決勝トーナメント進出が決定。最終戦はグループ首位をかけて両チームが対戦する。

12月4日 ニーダー・オーストリア(オーストリア) 3-0 サン・セバスチャン(スペイン)
○シュラガー 10、-9、-6、7、9 アチャンタ
○邱貽可 -8、9、9、10 ロウィッキ
○陳衛星 6、6、3 カルネロス

12月4日 オクセンハオゼン(ドイツ) 3-1 アンジェ(フランス)
 アポローニャ -6、-6、-9 イオニス○
○荘智淵 12、-7、4、7 カイナット
○クリサン 2、-6、10、-7、11 モンテイロ
○荘智淵 8、-8、8、-12、7 イオニス

●現在までの順位
1.ニーダーオーストリア(4勝1敗/オーストリア) ☆予選突破
2.オクセンハオゼン(4勝1敗/ドイツ) ☆予選突破
3.アンジェ(2勝3敗/フランス)
4.サン・セバスチャン(0勝5敗/スペイン)
 12月4日に行われたECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子予選グループC第5戦。4戦無敗の首位スティリルガルダ(イタリア)と2位UMMC(ロシア)が対戦した。1番はスティリルガルダのモンテイロ(ポルトガル)がプリモラッツ(クロアチア)が下して先取点を挙げたが、そこから3失点でスティリルガルダは今季初黒星。勝利したUMMCは、予選突破が決定。今季から参戦しているロシアチームは決勝トーナメントでどんな戦いを見せるのか。

 未だ勝ち星がなかったルバロワ(フランス)は、助っ人の侯英超(中国)が確実に2点を取り、3-1でプリューダーハオゼン(ドイツ)を下して、今季初勝利。しかし、すでに予選突破の可能性は絶たれている。

12月4日 UMMC(ロシア) 3-1 スティリルガルダ(イタリア)
 プリモラッツ 9、-4、-7、-9 モンテイロ○
○金廷勲 9、11、2 郭瑾浩
○ガルドス -10、4、8、11 ボボチーカ
○金廷勲 10、7、-7、9 モンテイロ

12月4日 ルバロワ(フランス) 3-1 プリューダーハオゼン(ドイツ)
 ルベッソン 9、-7、-7、-7 カラカセビッチ○
○侯英超 2、6、-6、9 ドリンコール
○ルブツォフ 9、9、-4、-8、7 コソウスキ
○侯英超 8、-7、3、14 カラカセビッチ

●現在までの順位
1.スティリルガルダ(4勝1敗/イタリア) ☆予選突破
2.UMMC(4勝1敗/ロシア) ☆予選突破 
3.プリューダーハオゼン(1勝4敗/ドイツ)
4.ルバロワ(1勝4敗/フランス)
 11月22日・12月4日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子予選グループB第5戦が行われた。4連勝で首位を独走しているシャルロワ(ベルギー)は最下位のポントワーズ(フランス)をストレートで下した。3番で勝利を決めたのはJ.セイブ(ベルギー)だったが、試合が行われた11月22日はJ.セイブの誕生日。バースデー勝利を期待するファンが会場に多く詰めかけたが、フランツ(ドイツ)との試合はゲームオールに。観客もヒヤヒヤしながら勝負の行く末を見守ったが、最終ゲームは3本で締め、自らの40回目の誕生日を祝った。

 前回、ポントワーズを3-2で下している2位のロスキレ(デンマーク)。12月4日のカハスール・プリエゴ(スペイン)戦ではストレートで快勝し、2位キープ。最終戦のシャルロワ戦で勝利を収めれば文句なしの決勝トーナメント進出が決まる。また最終戦でロスキレが敗れ、3位カハスール・プリエゴが勝つと勝ち点で並ぶが、得失点差で大きく上回っているため、ロスキレの予選突破はほぼ確実だ。

11月22日 シャルロワ(ベルギー) 3-0 ポントワーズ(フランス)
○オフチャロフ 8、12、1 フェイヤー-コナート
○王建軍 -9、1、7、4 マテネ
○J.セイブ -3、5、-11、3、3 フランツ

12月4日 ロスキレ(デンマーク) 3-0 カハスール・プリエゴ(スペイン)
○メイス 7、11、6 マチャド
○呉尚垠 -9、6、11、6 チオティ
○ベンツェン 11、3、8 ラミレス

●現在までの順位
1.シャルロワ(5勝0敗/ベルギー) ☆予選突破
2.ロスキレ(3勝2敗/デンマーク)
3.カハスール・プリエゴ(2勝3敗/スペイン)
4.ポントワーズ(0勝5敗/フランス)
 12月4日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子予選グループA第5戦が行われた。すでに予選突破が決まっているデュッセルドルフ(ドイツ)は、今季初めてケーン(オランダ)を起用。そのケーンは1番で何志文(スペイン)に敗れて勝利を挙げることはできなかったが、ボル→ズース→ボルのドイツ代表リレーで3点を挙げて勝利。5連勝を決めた。

 2位のエヌボン(フランス)は最下位のボゴリアと対戦。予選突破がほぼ確実となっていたエヌボンは、主力の柳承敏(韓国)とクレアンガ(ギリシャ)を温存。ボゴリアに初白星を献上したが、3位カハグラナダが敗れたため、決勝トーナメント突破が決まった。また、勝ったボゴリアは3位に浮上した。

12月4日 デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 カハグラナダ(スペイン)
 ケーン -5、-9、-9 何志文○
○ボル 6、5、6 V.サンチェス
○ズース 7、6、11 ディドゥク
○ボル 4、6、10 何志文

12月4日 ボゴリア(ポーランド) 3-1 エヌボン(フランス)
○ゴラク 9、-9、7、8 バイ・フォンティアン
○ワン・ツォンイ 7、6、11 クエンテル
 フローラス -4、-11、-6 ワン・シン○
○ゴラク -7、13、6、5 クエンテル

●現在までの順位
1.デュッセルドルフ(5勝0敗/ドイツ) ☆予選突破
2.エヌボン(3勝2敗/フランス) ☆予選突破
3.ボゴリア(1勝4敗/ポーランド)
4.カハグラナダ(1勝4敗/スペイン)
 12月5日、ドイツ・ブンデスリーガ女子1部が行われ、梅村礼と森園美咲が出場した。

 ここまでシングルスで9勝1敗と絶好調の梅村は、現在首位のクロッパッハ戦のトップでドイツ代表の呉佳多と対戦。1ゲーム目を先取したが、2ゲーム目をデュースで譲ると3ゲーム目は7本で落として窮地に。4ゲーム目は4本であっさり奪い、勝負はラストへともつれたがゲームオール12本で惜しくも敗れた。チームも0-3で敗れている。

 ハノーファーの森薗はトステッドと対戦。1番で世界ランキング123位のイヴァンカン(ドイツ)に1-3、4番で中国籍のハン・インに0-3で敗れ、前期を終えて5戦5敗。チームも1勝8敗と苦しんでいる。森薗は先のジュニアサーキットファイナルで優勝するなど、国際試合の経験も豊富で実力も決して劣ってはいないだけに、きっかけ一つで浮上するはず。後期での活躍に期待したい。

梅村礼(エッセン-ホルスターハオゼン)
 12月5日 1-3 クロッパッハ
 梅村 9、-10、-7、4、-12 呉佳多○
通算:単9勝2敗、複1敗

森薗美咲(ハノーファー)
 12月5日 1-3 トステッド
 森薗 4、-8、-9、-8 イヴァンカン○
 森薗 -8、-6、-8 ハン・イン○
通算:単5敗
 12月6日、ドイツ・DTTLに松平健太と高木和卓が出場。開幕戦以来、勝ち星から遠ざかっているフリッケンハオゼンの松平健太は、グレンツァオ戦に1番手として起用された。しかし、2番では世界ランク128位の格下パベルカ(チェコ)に1-3、4番ではバウム(ドイツ)に2-3で敗れ、シングルス8連敗を喫してしまった。
 オクセンハオゼン戦に出場したブレーメンの高木和は3番でイェレル(スウェーデン)と対戦。3-1で勝利し、チームも勝ち星を挙げた。

松平健太(フリッケンハオゼン)
 12月6日 3-2 グレンツァオ
 松平 -2、3、-10、-8 パベルカ○
 松平 9、6、-7、-7、-7 バウム○
通算:単1勝8敗、複1勝

高木和和卓(ブレーメン)
 12月6日 3-1 オクセンハオゼン
 高木和 6、-4、-9、8、6 イェレル○
通算:単4勝6敗
 12月2日、第3回ヨーロッパスーパーカップの決勝トーナメントが行われ、過去2回とも制しているボル(ドイツ)が優勝。3連覇を達成した。

 ボルは、2日の初戦となった準決勝でサムソノフ(ベラルーシ)と対戦。ヨーロッパのビッグゲームで何度も対戦しているふたりの対決は奇数ゲームをボルが、偶数ゲームをサムソノフが取り合うシーソーゲームに。最終ゲームはボルが振り切って決勝進出を決めた。
 決勝の相手は、クレアンガ(ギリシャ)を下して勝ち上がってきたオフチャロフ(ドイツ)で、ドイツ勢の同士討ちとなった。昨年までデュッセルドルフでもチームメイトで、お互いの手の内が知れている仲。ここも接戦になるかと思われたが、先輩・ボルがストレートで快勝。賞金5万ドルを手中に収めた。

 今年のヨーロッパ選手権ではメイス(デンマーク)にタイトルを奪われたボル。故障を抱えながら満身創痍の戦いが続いているが、やっぱりボルが欧州ナンバー1。そう思わせる大会だった。

●準決勝
ボル 8、-11、8、-3、4、-8、6 サムソノフ
オフチャロフ 13、-5、7、8、9 クレアンガ
●3位決定戦
サムソノフ 9、12、-6、5、7 クレアンガ
●決勝
ボル 4、7、9、7 オフチャロフ
 12月1日、第3回ヨーロッパスーパーカップが開幕。世界ランキング上位のヨーロッパ男子選手が開催地のロシア・サンクトペテルブルグに集結した。

 1日は予選リーグが行われ、グループAはボル(ドイツ)とクレアンガ(ギリシャ)が予選突破。ヨーロッパチャンピオンのメイス(デンマーク)が、開催国推薦のクズミンにゲームオールで敗れるなど、全敗するという波乱があった。
 グループBは、ワールドカップ覇者のサムソノフ(ベラルーシ)を抑えて、オフチャロフ(ドイツ)が1位通過している。

 予選リーグの結果、2日に行われる準決勝のカードはグループA1位ボルvs.グループB2位サムソノフ、グループB1位オフチャロフvs.グループA2位クレアンガに決定。過去2回とも優勝しているボルは王座を守り、3連覇を達成できるだろうか。優勝賞金5万ドルは果たして誰の手に。

グループA:1.ボル(3勝0敗/ドイツ)2.クレアンガ(2勝1敗/ギリシャ)3.クズミン(1勝2敗/ロシア)4.メイス(0勝3敗/デンマーク)

ボル 4-1 クレアンガ
ボル 4-1 クズミン
ボル 4-2 メイス
クレアンガ 4-0 クズミン
クレアンガ 4-0 メイス
クズミン 4-3 メイス

グループB:1.オフチャロフ(3勝0敗/ドイツ)2.サムソノフ(2勝1敗/ベラルーシ)3.シュラガー(1勝2敗/オーストリア)4.パーソン(0勝3敗/スウェーデン)

オフチャロフ 4-3 サムソノフ
オフチャロフ 4-1 シュラガー
オフチャロフ 4-0 パーソン
サムソノフ 4-1 シュラガー
サムソノフ 4-0 パーソン
シュラガー 4-0 パーソン
 11月13日に行われたECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子予選グループD第4戦は両試合ともストレート決着に終わった。

 首位のニーダー・オーストリア(オーストリア)はアンジェ(フランス)と対戦。シュラガー、陳衛星(ともにオーストリア)、そして助っ人の邱貽可(中国)というベストメンバーで臨んで、シュラガーが1ゲームを落としたのみの楽勝劇。首位をキープしている。
 ニーダー・オーストリアと勝ち星で並んでいるオクセンハオゼン(ドイツ)はサン・セバスチャンと対戦。全試合ストレート勝ちであっさり勝利し、ニーダー・オーストリアをピッタリとマークしている。一方のサン・セバスチャンは4連敗。しかも、ストレート負けが3試合で、残りは1-3での敗戦。まだ1点しか奪えておらず、大苦戦が続いている。

11月13日 ニーダー・オーストリア(オーストリア) 3-0 アンジェ(フランス)
○邱貽可 2、6、6 カイナット
○シュラガー -8、8、9、6 ボージック
○陳衛星 1、2、11 イオニス

11月13日 オクセンハオゼン(ドイツ) 3-0 サン・セバスチャン(スペイン)
○アポローニャ 12、3、8 ウェイ・ドンシ
○クリサン 3、5、11 コウ・レイ
○イェレル 6、10、7 カルネロス

●現在までの順位
1.ニーダーオーストリア(3勝1敗/オーストリア)
2.オクセンハオゼン(3勝1敗/ドイツ)
3.アンジェ(2勝2敗/フランス)
4.サン・セバスチャン(0勝4敗/スペイン)