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欧州リポート

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 全日本期間もあり、掲載が遅くなりましたが、1月13日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第18節に及川瑞基(専修大)が出場。全日本を直前に控える中での出場となったが、ゴーズィ(フランス)を下す金星を上げた。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ノイ・ウルム 3-2 ベルクノイシュタッド>
○アポロニア 6、5、-6、5 ドリンコール
 シュトゥンパー -7、-8、-5 ドゥダ○
 サリフ 7、10、-5、-7、-9 ロブレス○
○アポロニア 7、5、5 ドゥダ
○サリフ/ツボイ 9、6、-9、10 ロブレス/ドリンコール

<オクセンハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン>
○シドレンコ -6、8、-7、6、11 シュテガー
○ディヤス -4、7、8、-9、9 オルト
 ゴーズィ -9、-7、9、6、-9 及川○
○ディヤス -8、-6、8、6、9 シュテガー
★及川瑞基通算成績:単10勝5敗/複1勝2敗

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ブレーメン>
 O.アサール 7、8、-10、-9、-9 ファルク○
○シェルベリ 10、10、10 ゲラシメンコ
○ワルサー 10、7、-8、9 スッチ
○シェルベリ 8、-1、-8、4、8 ファルク

<ミュールハウゼン 3-0 グリュンヴェッターズバッハ>
○メンゲル 8、-8、2、8 王熹
○イオネスク 9、-3、9、-3、5 グナナセカラン
○Da.ハベソーン 5、-8、6、8 ラスムッセン

<ザールブリュッケン 3-0 ユーリッヒ>
○尚坤 7、6、3 コズル
○プレテア -8、-15、3、4、10 R.デヴォス
○ポランスキー 9、8、10 クレイン

<グレンツァオ 3-0 フルダ・マーバーツェル>
○ジャー 1、7、11 プツァル
○スゴウロポウロス 18、9、-7、9 フィルス
○リンド 5、9、2 ムン・ファンボー

◆順位表(第18節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(15勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(14勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(13勝5敗)
4位:ブレーメン(13勝5敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ミュールハウゼン(11勝7敗)
6位:ベルクノイシュタッド(11勝7敗)
7位:ノイ・ウルム(8勝10敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(8勝10敗)
9位:グリュンヴェッターズバッハ(8勝10敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝13敗)
11位:グレンツァオ(1勝17敗)
12位:ユーリッヒ(1勝17敗)


 及川はゴーズィに勝利し今シーズン10勝目。この勝利で気分良く大会に臨めたか、直後の全日本選手権で男子ダブルス優勝、男子シングルスでベスト16入りと活躍を見せた。しかしシュテガー(ドイツ)がシドレンコ(ロシア)に敗れるなど2失点を喫し、チームは敗れ、8位に沈んでいる。そして開幕から勝利のなかったグレンツァオは第18節にして初勝利。若手3人が奮闘し、ストレートでフルダ・マーバーツェルを下した。レギュラーシーズンは残すところ4節。各種国際大会が重なっており、第18節から少し間が開き、次節は2月16日に開催される。
  • ゴーズィに勝利し10勝目の及川(写真は2020年全日本選手権)

 日本では全日本選手権が開催される中、2019/2020ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は準々決勝がスタート。準々決勝はホーム&アウェイの2試合制で行われ、準決勝進出チームが決定する。試合の結果は下記のとおり。

【2019/2020 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
★男子準々決勝第1戦
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-0 ロスキレ(デンマーク)>
○ワルサー 4、-10、4、7 トキッチ
○ボル -7、9、14、9 メイス
○シェルベリ 6、7、-10、7 ツァイ・ユージア

<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-2 ミュールハウゼン(ドイツ)>
○尚坤 7、9、2 イオネスク
○フランチスカ -8、10、4、-9、10 ヤンカリク
 ヨルジッチ -8、6、12、-9、-8 メンゲル○
 フランチスカ -3、-4、5、9、-6 イオネスク○
○尚坤 8、4、6 ヤンカリク

<オレンブルク(ロシア) 3-1 エンヌボン(フランス)>
 フレイタス -11、-8、-8 ニュイティンク○
○オフチャロフ -8、7、8、7 Q.ロビノ
○荘智淵 15、6、5 ウォーカー
○オフチャロフ -8、7、-11、7、2 ニュイティンク

<ボゴリア(ポーランド) 3-1 UMMC(ロシア)>
 ギオニス 6、-5、6、-4、-8 シバエフ○
○バドフスキー -11、-9、9、9、6 グルーツ
○シルチェク -9、-6、10、4、6 ガチーナ
○ギオニス -9、-6、5、9、9 グルーツ

 準々決勝第1戦は、ボルシア・デュッセルドルフ、ザールブリュッケン、オレンブルクとグループ1位通過の3チームが勝利を収めたが、UMMCはグループ2位通過のボゴリアに敗戦。エースのグルーツ(デンマーク)が2番で世界ランキング83位のバドフスキー(ポーランド)に敗れ、4番でギオニス(ギリシャ)にも2-0のリードを守れず2失点で黒星スタートを喫した。準々決勝第2戦は五輪団体戦世界予選、ドイツオープン、スペインオープン、ヨーロッパトップ16などが終了した後の2月13、14日に開催される。
  • チームの勝利を決めたギオニス(写真はTリーグでのプレー時)

 東京五輪が控える2020年、ドイツでは年明け早々の1月4、5日にドイツカップの準決勝、決勝が行われ、男子はグリューンヴェッターズバッハがサプライズの初優勝を果たした。

【2019/2020 男子ドイツカップ】
●準決勝
<オクセンハウゼン 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
○カルデラノ 9、8、11 K.カールソン
 ディヤス -9、8、-9、-11 ボル○
○ゴーズィ 15、7、-8、8 シェルベリ
 カルデラノ -5、キケン ボル○
○ゴーズィ/フェガール 9、10、-5、8 K.カールソン/シェルベリ

<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 ザールブリュッケン>
○グナナセカラン 8、-7、9、-6、9 尚坤
 チウ・ダン -8、-5、-8 フランチスカ○
○王熹 7、7、6 ヨルジッチ
 グナナセカラン -8、-9、-4 フランチスカ○
○チウ・ダン/ラスムッセン 11、13、9 ヨルジッチ/ポランスキー

●決勝
<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 オクセンハウゼン>
 グナナセカラン -4、-1、9、-5 ディヤス○
○チウ・ダン 5、9、-7、7 ゴーズィ
○王熹 6、5、7 フェガール
 グナナセカラン -7、-5、7、-10 ゴーズィ○
○チウ・ダン/ラスムッセン -8、4、4、7 ディヤス/フェガール

 男子は現在ブンデスリーガでは12チーム中7位のグリューンヴェッターズバッハがザールブリュッケン、オクセンハウゼンという強豪を下して初のドイツカップ制覇。グリューンヴェッターズバッハは準決勝のザールブリュッケン戦でグナナセカラン(インド)が尚坤(中国)を破る殊勲の星をあげると、王熹(ドイツ)がブンデスリーガで好成績を残すヨルジッチ(スロベニア)を完封。ラストのダブルスも勝利を収めて決勝へ。オクセンハウゼンとの決勝でも、チウ・ダン(ドイツ)がゴーズィ(フランス)に勝利すると、王熹、ラストのダブルスも続き、劇的な初優勝を決めた。
 オクセンハウゼンはカルデラノ(ブラジル)が準決勝で腰を傷めてキケン。決勝は頼みのゴーズィが金星を献上し、ドイツカップ2連覇を逃した。

【2019/2020 女子ドイツカップ】
●準決勝
<ベルリン・イーストサイド 3-0 ビュッセンバッハ>
○ユ・フ 2、7、-10、7 ゲーベル
○エクホルム 8、6、-5、5 クレイマー
○ミッテルハム 4、13、5 グロフマン

<コルバーモア 3-1 ラングシュタッド>
○ディン・ヤピン 6、6、8 メシュレフ
 ラング -9、14、-9、-5 P.ゾルヤ○
○リリー・チャン 8、7、8 ケメラー
○ディン・ヤピン -9、10、7、-6、5 P.ゾルヤ

●決勝
<ベルリン・イーストサイド 3-0 コルバーモア>
○ユ・フ -8、5、17、-10、7 ラング
○シャン・シャオナ 5、-6、8、9 リリー・チャン
○ミッテルハム 7、11、8 ディン・ヤピン

 女子は圧倒的な選手層を誇るベルリン・イーストサイドが6度目のドイツカップのタイトル獲得。スッチ(ルーマニア)、ポータ(ハンガリー)が欠場する中でも、4選手の実力は頭ひとつ抜けており、準決勝、決勝とストレート勝ち。決勝はユ・フ(ポルトガル)がラング(ドイツ・旧姓:ジルベライゼン)をフルゲームで下すと、2番ではベテランのシャン・シャオナ(ドイツ)がリリー・チャン(アメリカ)を退けて王手。最後は23歳のミッテルハム(ドイツ)が52歳の大ベテラン、ディン・ヤピン(ドイツ)に勝利して優勝を決めた。
 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部は年内最終戦となる第16節が終了。及川瑞基(専修大)は日本で開催された世界選手権代表選考会出場のため欠場となった。今節もザールブリュッケンが首位をキープ。2位以下は3チームが12勝4敗で並んでいるが、今節でブレーメンを下したベルクノイシュタッドはこれで5連勝となり、プレーオフ出場圏内の4位目前に迫ってきている。レギュラーシーズンも残すところあと6節となり、現実的にプレーオフを目指せる位置にいるのはベルクノイシュタッドまでの上位5チームといったところか。
 2109年はやや駆け足で試合を消化してきたが、2020年は1月に2試合、2月に2試合、3月に1試合、4月に1試合というゆったりとした日程で開催される。
 
【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ノイ・ウルム 3-0 ケーニヒスホーフェン>
○アポロニア -10、2、-6、6、8 オルト
○サリフ 5、-6、-4、12、9 シュテガー
○安宰賢 -6、10、5、9 ゼリコ

<ベルクノイシュタッド 3-1 ブレーメン>
 ドリンコール -6、-6、-6 ファルク○
○ドゥダ -5、7、8、6 ゲラシメンコ
○ロブレス 9、4、-9、6 アギーレ
○ドゥダ -1、9、7、-7、7 ファルク

<オクセンハウゼン 3-0 グリューンヴェッターズバッハ>
○フェガール -9、9、10、9 チウ・ダン
○ゴーズィ 7、5、3 ラスムッセン
○ディヤス -8、-2、9、8、9 王熹

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ユーリッヒ>
○ワルサー 4、10、-8、4 R.デヴォス
○シェルベリ 7、6、8 オーストワウダー
○O.アサール 9、-9、12、-2、5 コズル

<ミュールハウゼン 3-1 グレンツァオ>
○メンゲル 11、-10、-6、10、9 ジャー
 Da.ハベソーン -7、7、-6、-8 ボボチーカ○
○イオネスク -9、-9、4、8、7 スゴウロポウロス
○Da,ハベソーン 10、5、-8、7 ジャー

<ザールブリュッケン 3-1 フルダ・マーバーツェル>
 ポランスキー -8、-11、-10 フィルス○
○尚坤 7、9、17 プツァル
○ヨルジッチ 4、7、2 ムン・ファンボー
○尚坤 3、9、12 フィルス

◆順位表(第16節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(13勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(12勝4敗)
3位:オクセンハウゼン(12勝4敗)
4位:ブレーメン(12勝4敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(11勝5敗)
6位:ミュールハウゼン(9勝7敗)
7位:グリューンヴェッターズバッハ(8勝8敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(7勝9敗)
9位:ノイ・ウルム(6勝10敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝11敗)
11位:ユーリッヒ(1勝15敗)
12位:グレンツァオ(0勝16敗)
 ブンデスリーガ男子1部は第14節が終了。ケーニヒスホーフェン所属の及川瑞基(専修大)は今節は欠場。及川は12月21日から始まるジャパントップ12(兼2020年世界選手権日本代表選考会)に出場するが、ドイツで磨いた実力を披露するか。
 第13節を終えて3チームが10勝3敗で並んでいたが、今節ではザールブリュッケンが尚坤(中国)の2得点などで勝利、ブレーメンも劣勢からノイ・ウルムに逆転勝ちでともに11勝目をあげた。一方でボルシア・デュッセルドルフはフルダ・マーバーツェルに競り負け、今シーズン4敗目を喫し、オクセンハウゼンに勝敗で並ばれた。上位4チームはここから数試合は格下との対戦だけに負けられない試合が続く。
 開幕から勝ち星なしのグレンツァオはこの日もオクセンハウゼンに敗れ14連敗。ジャー(アメリカ)、リンド(デンマーク)、スゴウロポウロス(ギリシャ)と若手主体のメンバーで戦っているが、1勝が遠い。チームの勝ち頭がリンドで4勝(11敗)、続いてジャーの3勝(9敗)、ボボチーカ(イタリア)とスゴウロポウロスが1勝ずつでシーズン計9勝と苦戦が続いている。
 現在の個人成績トップはブレーメンのファルク(スウェーデン)で15勝5敗。2位がボルシア・デュッセルドルフのボル(ドイツ)で10勝0敗、3位はノイ・ウルムのアポロニア(ポルトガル)で14勝5敗となっている。及川は8勝5敗の18位。ここからの巻き返しに期待したい。


【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<オクセンハウゼン 3-1 グレンツァオ>
 ディヤス 5、-9、6、-9、-11 ジャー○
○ゴーズィ 8、-9、8、-8、9 リンド
○フェガール -5、9、8、-9、10 ボボチーカ
○ゴーズィ 9、9、2 ジャー

<フルダ・マーバーツェル 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
 ムン・ファンボー -3、-8、-7 K.カールソン○
 フィルス -1、-8、-8 シェルベリ○
○プツァル -5、7、10、7 ワルサー
○フィルス -8、6、11、3 K.カールソン
○プツァル/ムン・ファンボー -5、9、6、-4、13 ワルサー/シェルベリ

<ザールブリュッケン 3-1 ミュールハウゼン>
○尚坤 6、7、4 シュレイヤー
○ポランスキー 9、8、10 ヤンカリク
 ヨルジッチ -8、-13、-3 イオネスク○
○尚坤 8、-9、10、9 ヤンカリク

<グリューンヴェッターズバッハ 3-2 ケーニヒスホーフェン>
○チウ・ダン 6、-9、7、-11、9 ゼリコ
 ラスムッセン 12、9、-9、-5、-10 シュテガー○
○王熹 10、キケン オルト
 チウ・ダン 9、-2、-5、-10 シュテガー○
○ラスムッセン/王熹 3、-7、11、10 オルト/ゼリコ

<ベルクノイシュタッド 3-2 ユーリッヒ>
○ロブレス 4、7、5 R.デヴォス
 ミノ -9、8、-3、-6 オーストワウダー○
○ドリンコール 6、-10、9、6 コズル
 ドゥダ -7、-9、7、-7 R.デヴォス○
○ロブレス/ドリンコール -7、8、-7、5、2 コズル/オーストワウダー

<ブレーメン 3-2 ノイ・ウルム>
 ファルク 8、4、-5、-2、-9 サリフ○
○ゲラシメンコ 9、5、7 安宰賢
 アギーレ -9、-9、-9 アポロニア○
○ファルク -7、6、-9、8、9 安宰賢
○アギーレ/スッチ -3、9、12、7 アポロニア/ブロッド

◆順位表(第14節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(11勝3敗)
2位:ブレーメン(11勝3敗)
3位:ボルシア・デュッセルドルフ(10勝4敗)
4位:オクセンハウゼン(10勝4敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(9勝5敗)
6位:ケーニヒスホーフェン(8勝6敗)
7位:ミュールハウゼン(7勝7敗)
8位:グリューンヴェッターズバッハ(7勝7敗)
9位:ノイ・ウルム(5勝9敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(5勝9敗)
11位:ユーリッヒ(1勝13敗)
12位:グレンツァオ(0勝14敗)
 ドイツ・ブンデスリーガ1部でプレーする及川瑞基(専修大)だけでなく、欧州各国のリーグに日本選手が参戦。各選手のここまでの成績と、あまり触れることのなかった各国リーグの所属選手について紹介していこう。

 ドイツ・ブンデスリーガ2部には世界ジュニア代表の曽根翔(愛工大名電高)が参戦。所属は1部の強豪・ザールブリュッケンのセカンドチームである「ザールブリュッケンⅡ」。1部でも試合に出場しているプレテア(ルーマニア)、ポランスキー(チェコ)はじめ、欧州の若手有望株が揃うチームだ。曽根は12月8日の試合で初めてザールブリュッケンⅡのメンバーとして出場。シングルス2勝、2017年世界ジュニアベスト8のクヌーデ(ベルギー)とのダブルスでも1勝をあげた。また、ヨーロッパチャンピオンズリーグでもトップチームの一員としてグループリーグ最終戦に出場。こちらでも勝利をあげた。
 ブンデスリーガは2部といえ、プラトノフ(ベラルーシ)、デサイ(インド)など各国代表クラスがプレー。カツマン、グレブネフ(ともにロシア)、シポス(ルーマニア)、チャン・カイ(アメリカ)とトップランカーを目指す若手の鍛錬の場にもなっている。そんな中、元フランス代表のエロワもプレー。50歳の大ベテランだが、ケルンのエース格として8勝10敗の成績を残している。

 ドイツのお隣、オーストリアでは今シーズン金光宏暢(日本大)がザルツブルクでプレーしており、12月15日の試合を終えた時点でシングルス9勝4敗の成績。ドイツと同じくオーストリアリーグも「ブンデスリーガ」と呼ばれる。また、レギュラーシーズンは現状では1試合のみの出場となっているがクローバー歯科カスピッズの江藤慧もシュトッケラウに所属。9月に行われたシーズンのオープニングトーナメントではチームを優勝に導く活躍を見せた。江藤と同じチームには陳衛星(オーストリア)も所属。こちらも47歳の大ベテラン、今シーズンはここまで2勝4敗の成績で、11月22日のゲームでは金光とも対戦し、3-2で金光に軍配が上がっている。
 オーストリア・ブンデスリーガではスディ(ハンガリー)、ピスチェイ(スロバキア)、コネツニー(チェコ)、ペレイラ(キューバ)などがプレー。Tリーグ・琉球アスティーダでもプレー中の朱世爀(韓国)もウィーナー・ノイシュタッドでエントリーされている。
 女子でも浜本由惟がオーストリアのチャンピオンチームであるリンツ・フロシュベルクでプレー。同僚には地元オーストリアのエース・ポルカノバ、ヨーロッパ競技大会ベスト8のカットマン・ベリストロム(スウェーデン)、世界ランキング28位の蘇慧音(香港)らが揃い、ヨーロッパチャンピオンズリーグでも優勝が狙える強豪だ。

 そして今シーズン、もっとも多くの日本選手がプレーしているのがポーランド・スーパーリーグ。ここまで11勝3敗の成績を残している町飛鳥(鹿児島県体育協会)はじめ男女8名がエントリー。現時点で出場のあった日本選手の成績は吉田雅己(FPC)が6勝0敗、有延大夢(リコー)が3勝0敗、平野友樹(協和キリン)が2勝1敗。11月10日の試合では町vs.吉田、11月28日の試合では吉田vs.平野など、日本人対決も行われた。
 ポーランド・スーパーリーグは年内の試合をすべて消化しており、男子の個人成績1位はコウ・レイ(ウクライナ)。町は3位につけている。日本と縁のある選手も多く、Tリーグにも参戦のワン・ヤン(スロバキア)、ギオニス(ギリシャ)もスーパーリーグでプレー。女子でも日本リーグ・広島日野自動車の馬文婷(ノルウェー)が出場している。
 香港、韓国、シンガポールなどアジアから若手の参戦が多いのも特徴で今シーズンは林兆恒、呉柏男(ともに香港)、朴廷宇(韓国)らがプレー。昨シーズンまでは黄鎮廷(香港)もこのリーグを戦っていた。

 スウェーデン・エリートリーグでは今シーズン日本人3選手が出場。スウェーデンで3シーズンを迎えた英田理志(愛媛県競技力向上対策本部)は王者・エースレーブに移籍。ここまで7戦全勝と首位を走るチームを支える。このチームにはモーレゴード(スウェーデン)も所属しており、12月11日の試合を終えて5勝0敗。ソーダハムには神巧也(T.T彩たま)と坪井勇磨(東京アート)の2人が所属。5シーズンぶりに参戦中の神はここまで3勝1敗。坪井は1勝0敗という成績。
 ちなみに神に1敗を浴びせたのはバック粒高のオーケストロム(スウェーデン)。2005年世界ジュニアでは高木和卓(現・東京アート)を破って3位に入り、かつてはドイツ・ブンデスリーガ1部でもプレーした31歳。反転も交えた巧みな変化プレーでここまで8勝1敗の成績を残すなどクセ者ぶりは健在だ。
 2019/2020シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグはグループリーグの全試合が終了。準決勝に進む8チームが決定した。また、ドイツ・ザールブリュッケンのセカンドチームでプレーする曽根翔(愛工大名電高)がECL最終戦に出場。ザールブリュッケンは最終戦を前に決勝トーナメント進出を決めており、主力温存ということもあってのお試し起用のような感覚だが、曽根はきっちりと勝利をあげ、チームの全勝でのグループ突破に貢献した。
 今季は各グループとも1強がおり、そこからワンランク戦力が落ちた2チームが2位争い、最後の1チームはさらに戦力が落ちて、正直なところ「本当にチャンピオンズリーグ?」というような結果の試合も多かった。各グループ、戦力格差が激しく、番狂わせもないままリーグが終了し、少々盛り上がりに欠けた感もある。日本選手所属チームでは吉田海偉(東京アート)、吉田雅己(FPC)所属のボゴリア(ポーランド)、曽根所属のザールブリュッケンが決勝トーナメント進出を決めた。また、女子では浜本由惟(オーストリア)所属のフロシュベルク(オーストリア)も全勝で準々決勝進出となっている。各グループ最終戦の結果と順位は下記のとおり。

【2019/2020 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆男子
●グループA
<オレンブルク(ロシア) 3-0 ミュールハウゼン(ドイツ)>
○サムソノフ 3、12、7 イオネスク
○フレイタス 6、5、4 ヤンカリク
○イヴォニン 9、7、3 シュレイヤー

<レカ・エニア(スペイン) 3-2 アンジェ(フランス)>
○メルズリキン -8、3、-5、2、7 サラ
 パラシオス -4、-8、9、5、-7 ジェラルド○
○ディエス 5、5、5 ピラル
 メルズリキン -5、4、7、-10、-7 ジェラルド○
○パラシオス 13、8、9 サラ

★グループA順位
1位:オレンブルク(ロシア):6勝0敗
2位:ミュールハウゼン(ドイツ):3勝3敗
〜〜〜〜〜〜〜準々決勝進出~~~~~~~
3位:アンジェ(フランス):2勝4敗
4位:レカ・エニア(スペイン):1勝5敗


●グループB
<オストラヴァ(チェコ) 3-2 ウォルターヴェルス(オーストリア)>
○バイガー -7、-4、10、6、12 ベーム
○オリバレス -6、9、4、4 コジッチ
 ベリク -5、-7、8、-6 プラットナー○
 バイガー -6、-9、5、-7 コジッチ○
○オリバレス 8、13、-6、-9、7 ベーム

<UMMC(ロシア) 3-1 ロスキレ(デンマーク)>
○グルーツ 9、7、-4、2 メイス
 シェフニン 7、-9、-6、-7 ツァイ・ユージア○
○ガチーナ 9、3、7 ニールセン
○シバエフ 8、-5、4、13 メイス

★グループB順位
1位:UMMC(ロシア):6勝0敗
2位:ロスキレ(デンマーク):3勝3敗
~~~~~~~準々決勝進出~~~~~~~
3位:ウォルターヴェルス(オーストリア):2勝4敗
4位:オストラヴァ(チェコ):1勝5敗


●グループC 
※ボゴリア(ポーランド)、フンシャル(ポルトガル)は日程消化済み
<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-0 ヴィルヌーヴ(フランス)>
○曽根 8、7、7 プリシュチェパ
○プレテア -8、-5、8、5、5 ラキーフ
○ポランスキー 6、-6、5、7 レページ

★グループC順位
1位:ザールブリュッケン(ドイツ):6勝0敗
2位:ボゴリア(ポーランド):4勝2敗
~~~~~~~準々決勝進出~~~~~~~
3位:ヴィルヌーヴ(フランス):2勝4敗
4位:フンシャル(ポルトガル):0勝6敗


●グループD
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 エンヌボン(フランス)>
○ワルサー 5、9、2 アンゲラキス
 シェルベリ 10、-13、-7、8、-7 Q.ロビノ○
○K.カールソン 4、6、9 スタマトウロス
○ワルサー 9、10、9 Q.ロビノ

<スポルティング(ポルトガル) 3-1 スター・クロアチア(クロアチア)>
○カルバリョ 4、10、7 レジェップ
○アルナ 10、7、6 チウ・リャン
 サンテク -9、-8、4、-8 ガイルヘルメ○
○アルナ -3、8、5、5 レジェップ

★グループD順位
1位:ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ):6勝0敗
2位:エンヌボン(フランス):3勝3敗
~~~~~~~準々決勝進出~~~~~~~
3位:スポルティング(フランス):3勝3敗
4位:スター・クロアチア(クロアチア):0勝6敗
 ドイツ・ブンデスリーガは第13節が終了。ケーニヒスホーフェン所属の及川瑞基(専修大)はコズル(スロベニア)に競り勝ち8勝目。チームも2連勝となった。ザールブリュッケンとボルシア・デュッセルドルフの首位対決はデュッセルドルフに軍配。ブレーメンも今シーズン10勝目を上げ、ザールブリュッケン、ボルシア・デュッセルドルフと10勝3敗で並び2位。3チームは得失点でも並んでおり、熾烈な首位争いが繰り広げられている。


【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ミュールハウゼン 3-2 ノイ・ウルム>
○Da.ハベソーン 6、10、6 シュトゥンパー
○ヤンカリク 6、-11、6、9 ブロッド
 メンゲル -11、-7、-9 アポロニア○
 Da.ハベソーン -9、-7、-4 サリフ○
○イオネスク/ヤンカリク 6、8、6 アポロニア/ツボイ

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ザールブリュッケン>
○ボル 8、4、5 プレテア
 シェルベリ -2、-5、-9 尚坤○
○K.カールソン 9、10、6 ポランスキー
○ボル 10、6、-7、-9、4 尚坤

<オクセンハウゼン 3-0 フルダ・マーバーツェル>
○カルデラノ 9、-7、6、10 ムン・チンユ
○ゴーズィ 9、10、-4、8 プツァル
○ディヤス 9、8、10 ムン・ファンボー

<ベルクノイシュタッド 3-1 グレンツァオ>
○ドゥダ 6、11、2 ボボチーカ
○ロブレス 9、-4、2、7 リンド
 ミノ 10、-6、6、-7、-10 ジャー○
○ドゥダ 7、6、8 スゴウロポウロス

<ケーニヒスホーフェン 3-0 ユーリッヒ>
○シュテガー 2、8、7 クレイン
○及川 -8、-7、8、8、9 コズル
○ゼリコ 8、-7、6、-9、10 R.デヴォス
★及川瑞基通算成績:単8勝5敗/複1勝2敗

<ブレーメン 3-1 グリューンヴェッターズバッハ>
○ファルク 5、-6、10、6 チウ・ダン
 スッチ -4、-6、-10 グナナセカラン○
○ゲラシメンコ -7、12、4、-7、8 王熹
○ファルク 8、-8、9、10 グナナセカラン

◆順位表(第13節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(10勝3敗)
2位:ブレーメン(10勝3敗)
3位:ボルシア・デュッセルドルフ(10勝3敗)
4位:オクセンハウゼン(9勝4敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(8勝5敗)
6位:ケーニヒスホーフェン(7勝6敗)
7位:ミュールハウゼン(7勝6敗)
8位:グリューンヴェッターズバッハ(7勝6敗)
9位:ノイ・ウルム(5勝8敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(4勝9敗)
11位:ユーリッヒ(1勝12敗)
12位:グレンツァオ(0勝13敗)
 ブンデスリーガは第11節が終了し、これでレギュラーシーズンの半分を消化。ブンデスリーガーたちもワールドツアーはじめとする各種国際大会に、チームによってはヨーロッパチャンピオンズリーグなど転戦しながらタフなシーズンを戦っている。
 及川瑞基(専修大)の所属するケーニヒスホーフェンはフルダ・マーバーツェルに競り負け5連敗。一時は2位につけていたが5勝6敗の9位で前半戦を折り返した。及川自身もプツァル(クロアチア)に敗れて3連敗と苦戦が続いている。
 前半戦を終えてプレーオフ圏内の4位以上には昨シーズンもプレーオフに勝ち進んだザールブリュッケン、ボルシア・デュッセルドルフ、オクセンハウゼンの3チームが並ぶ。その中で3位にはブレーメンがつけている。ブレーメンは新加入のファルク(スウェーデン)が12勝5敗と期待どおりの活躍。アギーレ(パラグアイ)、ゲラシメンコ(カザフスタン)もしぶとく勝利をあげており、上位争いを演じている。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<オクセンハウゼン 3-0 ミュールハウゼン>
○フェガール -10、8、-5、9、8 Da.ハベソーン
○ディヤス 7、8、10 イオネスク
○ゴーズィ 3、9、-9、8 ヤンカリク

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ノイ・ウルム>
○K.カールソン 7、5、6 ブロッド
○ワルサー 11、-5、-9、8、7 ツボイ
○シェルベリ -5、7、1、3 サリフ

<ザールブリュッケン 3-2 ベルクノイシュタッド>
○ヨルジッチ -12、6、3、12 ロブレス
○ポランスキー -9、-12、2、9、4 ドゥダ
 尚坤 9、-10、-4、7、-9 ドリンコール○
 ヨルジッチ 7、-11、-9、9、-9 ドゥダ○
○ポランスキー/尚坤 6、6、9 ドリンコール/ロブレス

<フルダ・マーバーツェル 3-2 ケーニヒスホーフェン>
○フィルス 6、3、-8、8 ゼリコ
 ムン・ファンボー -11、-5、8、-4 シュテガー○
○プツァル 9、5、-8、8 及川
 カイナート -4、-3、-11 シュテガー○
○プツァル/ムン・ファンボー 10、-7、9、-5、7 ゼリコ/及川
★及川瑞基通算成績:単6勝4敗/複1勝2敗

<グリューンヴェッターズバッハ 3-0 ユーリッヒ>
○王熹 7、8、-8、9 R.デヴォス
○チウ・ダン 9、4、7 コズル
○ラスムッセン 6、5、8 クレイン

<ブレーメン 3-0 グレンツァオ>
○アギーレ -11、4、10、6 ジャー
○ファルク 12、9、5 リンド
○ゲラシメンコ 8、-9、7、-9、8 ボボチーカ

◆順位表(第11節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(9勝2敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(9勝2敗)
3位:ブレーメン(8勝3敗)
4位:オクセンハウゼン(8勝3敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(6勝5敗)
6位:グリューンヴェッターズバッハ(6勝5敗)
7位:ノイ・ウルム(5勝6敗)
8位:ミュールハウゼン(5勝6敗)
9位:ケーニヒスホーフェン(5勝6敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(4勝7敗)
11位:ユーリッヒ(1勝10敗)
12位:グレンツァオ(0勝11敗)
 ドイツ・ブンデスリーガは第10節が終了。及川瑞基(専修大)の所属するケーニヒスホーフェンはザールブリュッケンと対戦するも、ストレートで敗れた。勝利したザールブリュッケンは10節で敗戦を喫したボルシア・デュッセルドルフと勝敗で並び首位に浮上。エースのフランチスカ(ドイツ)がここまで6勝3敗と苦しんでいるものの、新加入の尚坤(中国)がしっかり仕事を果たし、ヨルジッチ(スロベニア)が9勝2敗でチームの勝ち頭となるまでに成長。エースの不調をカバーしながら、勝利を積み重ねている。ノイ・ウルムは安宰賢(韓国)が出場可能になって以降、3勝1敗と好調で6位まで順位を上げてきた。
 レギュラーシーズンもおよそ半分を消化したが、プレーオフ進出争いも熾烈。目が離せない戦いが続く。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ】
◆男子1部
<ノイ・ウルム 3-2 ユーリッヒ>
 安宰賢 -10、7、5、-3、-6 コズル○
 ブロッド 6、-8、-8、5、-10 R.デヴォス○
○アポロニア 7、10、5 クレイン
○安宰賢 7、4、2 R.デヴォス
○ブロッド/アポロニア 9、5、8 コズル/オーストワウダー

<グリューンヴェッターズバッハ 3-1 グレンツァオ>
○王熹 8、13、8 スゴウロポウロス
○チウ・ダン 3、9、8 ジャー
 ラスムッセン -8、-7、-3 リンド○
○王熹 8、8、8 ボボチーカ

<ザールブリュッケン 3-0 ケーニヒスホーフェン>
○尚坤 13、11、9 及川
○ヨルジッチ 9、3、3 ゼリコ
○フランチスカ -7、8、9、6 シュテガー
★及川瑞基通算成績:単6勝3敗/複1勝1敗

<ベルクノイシュタッド 3-0 ミュールハウゼン>
○ドゥダ -6、10、-15、13、8 メンゲル
○ロブレス 9、-11、10、10 Da.ハベソーン
○ドリンコール 6、3、-4、-5、9 イオネスク

<オクセンハウゼン 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ>
○ゴーズィ 5、11、9 K.カールソン
○ディヤス -8、7、-9、10、10 O.アサール
 フェガール -6、-8、-3 ワルサー○
○ゴーズィ 5、-4、9、-10、9 O.アサール

※ブレーメンvs.フルダ・マーバーツェルは11月18日開催

◆順位表(第10節終了時点)
1位:ザールブリュッケン(8勝2敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(8勝2敗)
3位:オクセンハウゼン(7勝3敗)
4位:ブレーメン(6勝3敗)
~~~~~~プレーオフ進出~~~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(6勝4敗)
6位:ノイ・ウルム(5勝5敗)
7位:ミュールハウゼン(5勝5敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(5勝5敗)
9位:グリューンヴェターズバッハ(5勝5敗)
10位:フルダ・マーバーツェル(3勝6敗)
11位:ユーリッヒ(1勝9敗)
12位:グレンツァオ(0勝10敗)