月別アーカイブ: 10月 2017

動画が出ました。

あの、なんかすみません、この記事自体書こうかどうかすごく悩んだんですけど、結局書きました。

 

ぼくみたいなもんが動画って言ってもDVDとかそういうのじゃなくてですね、YouTubeでございます。

東京神楽坂にある卓球場LiliさんのYouTubeチャンネルに、

ゲストとして出演させていただきました。

 

Liliの村田さんは気をつかって動画でぼくのことを『トップ選手』と言ってくれてますけども、

いやいや、そんなトップ選手といえるほどの何かを残せたわけでもないんですよ。

 

ぼくはけっこう中途半端な位置にいたんじゃないかなぁと思ってます。

ぼくは地上人ではなかったかもしれないけど、天上人にも決してなれなかったという

地上と天上の間の中途半端なところでフヨフヨ浮いてた人間なんでね。

 

でも、まあそんな中途半端だったぼくだからこそ、

初心者の視点にも、ある程度上級者の視点にも、

両方ともに立って伝えられることがあるんじゃなかろうかと。

や、そんなややこしい事はいいや、とにかくですね、

少しでも皆さんに楽しんでもらったりお役にたてることってできないかなあと思って

まあ、なんていうか、そんな心持ちで撮影してまいりました。

 

これです。

前編 : https://www.youtube.com/watch?v=Ec0gfYgzMyo

後編 : https://www.youtube.com/watch?v=EcIEDZ2CkEk

 

この動画はあくまでもぼくの感覚でお話ししてますので、

『これが正解です〜。』というものではないです。

 

すぐに効く処方箋みたいなものじゃないかもしれませんけど

自分の手でつかみとった技術を、自分のことばで飾らずに語ってみましたの。

 

ぜひぜひ、ご参考にして頂ければと。

少しでも楽しんでもらえたり良いきっかけにして頂けたら嬉しいです。

 

ぼくは、これから時間をかけていろんな方とお会いしてお話ししたり、

時には一緒にコラボレーションして何かをやっていったりもしたいなぁと思っています。

 

そういうことを通して、こういうものを見てくれている人たちも含めてみんなと一緒に

『いい時間』をつくっていけたらいいなぁと思ってます。

夏の大会

夏も、もうしっぽのほうですね。いや、もう秋かな。

夏はインターハイとかインカレとか全中とかホカバとか、あとユニバーシアードなんてのもあって、そりゃあもう熱い大会のオンパレードです。

もちろん、現役時代はぼくも夏の大会はたくさん経験してきたつもりなんですけど、

なんだかいろんな意味であつい想いをたくさんしてきたような気がするのです。

 

夏の大会もそうだけど、1年のうち何回かある全国大会は、たまにしか会えないような友達と、久しぶりに会える機会だったからさ、なんだかとても楽しみだったなあ。

 

そうそう、それでですね。そのあつい大会たちを今はYouTubeとかでいつでも見られる時代じゃないですか。

だからぼくも、この前のインターハイ決勝の動画をYouTubeで見てみたんですね。

そしたら、もう、なんだか信じられないくらい、攻めがめちゃくちゃ速かった気がしたわけです。

なんなら球一個分、いやいや、球半個分でも高かったり台から出てるもんなら全部一撃でもってかれてしまうような、なんだかそういう印象を受けました。

インターハイだと、とくに木造くんですね。何なんでしょう彼。

ちょっとビックリしすぎて顎が外れて白目むいてヨダレ垂れ流して気絶しそうになりました。

 

もちろん、甘い球がきたからって打ちまくればいいわけじゃないだろうな。

球一個分ネットから浮いても、相手が下がって待ってたら『やっぱやめた』っていって前に落とすことだってあるはずだしね。

だからきっと、どうやったら点が取れるかっていう答えみたいなものは、その相手とか、場面とか、気持ちとかで変わってくるはずで、答えは常に動いているんじゃないかって思うだけどね。

その動いてる答えの中で一番いいものを見つけてひょいっと掴み取ってこれるのが強い人であって、トップオブトップなんだなあとしみじみ思いました。

水谷くんとか、インターハイとかユニバーシアードとかの決勝あたりをよく見てみると、ああ、相手をよくみてるなぁなんて、そんな印象を受けましたね。

なんだか相手をよくみて相手のことをしっかり考えてあげるのは、卓球じゃなくても必要なことだったりしますよね。