年別アーカイブ: 2018

ご応募につきまして

どもども。

すみません今日はご連絡だけ。

こないだユーチューブのLili Ping Pong Channelさんの動画でお話をさせて頂きました

株式会社三英さんからの人材募集につきましてですね、

現在かなりの数のご応募を頂いておりまして、本日19:30をもちまして受付終了とさせていただきます。

これ⇒https://www.youtube.com/watch?v=MDIPHOkbmUI

 

 

三英の専務の三浦さんもボクも「こんな短期間でこんなに応募来るんかい!!」と驚きましたが

ほんとうに、みなさんご連絡・ご応募ありがとうございます。

 

ざんねんながら今回はご縁が結ばれなかった方もいらっしゃいますが

ひきつづき、三英さんからの人材募集はホームページとかその他何かしらのところから

情報発信されると思いますので、またチャレンジしてほしいなあと思います。

 

 

今回本当にたくさん応募をいただきまして

みなさんの「卓球界でがんばりたい!」という気持ちに触りまして

熱烈なお言葉もいただきまして

それについて際限なく語りたいような気持ちもありますが、煎じ詰めれば「ありがとうございます」だと思います。

 

また、なにかあれば情報、はっしんしますね。

 

ぼくも卓球界のためにできることをしていきますので

おたがいに、がんばりましょうね。

 

ではでは。

エスプレッソと卓球

こないだ妻とカフェにいきまして、ぼくは先に注文して席についていたのですが

席で待っていたところ、ちょっとあとから妻が身体を上下にくねくねさせて爆笑しながらこっちにむかって歩いてきたんです。

 

正直その姿がホントに気持ち悪くて若干引いちゃったのですが、まずは、まずはね、彼女が席に座って落ち着いて、ちゃんと話ができそうになるまで待ってたんですのよ。そしたら

『ねえ、見て?』

って笑いながら持ってるカップの中身を見せてくれたんです。

そしたら普通の大きさのカップに対して中身が

 

これだけしか入ってなかったんですけど、それをぼくに見せながら

『こんなことって、ある?』

って、ゲラゲラ笑いなから言うんですよ。

 

どうやら、彼女はエスプレッソを頼んだみたいなんですが、この姿のエスプレッソは今まで見たことがなかったらしく、やたらツボってたんですね。

たまにあるじゃないですか、この『ギューって凝縮されてる苦いエスプレッソ』。

 

きっとコンビニとかによくある、あのカップのエスプレッソを想像して頼んだんだろうなあ。

それなのに、注文したらあんな姿のものが出てきちゃったもんだからおかしくなっちゃったんだろうなあ。

 

まあ、でもほら、見た目はこんなだけど美味しいかどうかは飲んでみなけりゃわからないじゃないかと。もしかしたらすごくおいしいかもしれないじゃないかと。妻はそう思ってそれを一口ごくりと飲んでみたところ、すごい顔をしながら

『にっが。』

って呟いていました。

 

結局彼女はそのあとそのエスプレッソを店員さんに持っていって

『これにお湯、入れてくれませんか。』

ってお願いしてたんですが、そのとてつもなく苦い液体にお湯を加えて薄めた飲みものは、普通に美味しかったみたいです。

ぼくもそれを飲んでみたんですが、普通に美味しかったです。
というか普通のコーヒーでした。

 

彼女はきちんとした(失礼)カフェでエスプレッソを頼んだのは初めてだったらしいのですが、こういう姿のエスプレッソがあるということを、今回頼んでみて初めて知ったんだそうです。

で、これって卓球もそうだなって思ったんです。

 

 

かつて荻村伊智朗さんはこんなことを言っていたそうですよ。

『たとえその技術や戦術自体を人に教えることができたとしても、それを使う人の気持ちまでを理解できる人は少ない。』

 

例えば9-9でフォアにロングサーブを出せばいいとわかってはいても、それを出すのがどれだけ怖いか。

団体戦のラスト、セットオール10-10のレシーブをフリックすればいいとわかってはいても、それをするのがどれだけ勇気のいることか。

いくら中国代表の球質が異常だと聞いていても、どれくらい異次元なボールなのか。

それらは、やっぱり実際に経験したことのある人じゃないとわからないわけです。

 

世界のトップにながいこと君臨し続けている、あの水谷くんでさえ『国際大会初出場』という時代があったんだろうし、

そしてそういう『はじめての経験』から失敗やら痛いことやら、もちろんうまくいったことやらもろもろを重ねてようやく今あの場所に立っているのだと思います。

その1つ1つの経験が、失敗と成功が、悩みや葛藤が、苦悩や努力の全てが、エスプレッソみたいに濃く凝縮されて彼の強さをささえ、彼に結果をもたらしいているのではないだろうかと。

 

そんなことをあの日、苦いコーヒーを飲みながら考えていたんです。

 

・・・だんだん何書いてるかわかんなくなってきました。

 

どうやらだいぶ疲れがたまっているようですね。

ことばの難しさ

第40代大統領をつとめたロナルド・レーガンのあまりにも有名な言葉で、

『私はアメリカ大統領としての資質をすべて備えている。第一に抜群の記憶力、第二に…えーっと、何だったかな…』

というのがありますが、こういう『なんだかよくわからないんだけどおもしろいこと』を全日本の優勝インタビューの第一声とかでぶっ放せたら、たぶんものすごい人気ものになれるんじゃないだろうか。そんなことを、最近1人でずっと妄想してます。

 

むかし、当時無敵の強さを誇っていた偉関晴光さんが、全日本の優勝インタビューでの第一声、涙を流しながら

『勝ったイセキ強かった。』

という一瞬耳を疑うような言葉をおっしゃってたかと思うんですが、

そういう言葉って、ものすごくインパクトあるし頭に残るんですよね。

そして、これまた偉関さんがとってもいい人なので、それがまた余計にその言葉にブースターをかけたというか、『この人が言うんだから、なんかいいよね』っていう感じになってるんでしょうね。

というかなっとるんだわ、実際。

 

この言葉以降、これだけインパクトのある優勝インタビューは聞いていない気がします。

 

やっぱり言葉って、すごい力を持ってると思うんですよ。

ベンチでアドバイスするときだって、戦術を言ったほうがいいのか、

そういうの自分で考えたいタイプだから言わないほうがいいのか、

技術的なことを言ってほしいタイプなのか、もう『雑談』で終わらせてほしいタイプなのか、

そういうのって人によって全然違うんで、こちとらそういうのメッチャ気にするわけです。

だって、ベンチからかける言葉次第で、選手は時にひらめきだったり、時に戦術のヒントだったりを得るわけじゃないですか。

 

いや、もちろん倉島さんとか村上さんとか馬場さんとか、ああいういわゆる達人の領域にいる人たちは

そんなことはいちはやくパッと掴み取って、選手に的確な言葉を送れていると思うのですが、ボクみたいな凡百の人間は何を言おうものかとものすごい悩むのであります。

しかも、一度口からついて出たものは取り消せないですしね。

ほんと、言葉って難しいんだなぁと最近つくづく思うのです。

 

あ、そうそう、なんだかこれ書いてて思い出したんですけどね、いつの七夕だったか忘れたんですが、保育園に飾られた短冊に

 

『いっぱいけっこんしたい』

 

ってのが書いてあって、この言葉になんだかずいぶん癒されたのを覚えています。