国際卓球連盟(ITTF)はプレス(報道陣)リリースを出し、来年の世界選手権から少しずつ大会の出場枠を制限していくことを発表した。
まず来年の個人戦では各協会のシングルスの代表は1協会3名まで。ただし選手が世界ランキング100位まで入っている協会はもう1名の枠を追加、また世界ランキングで20位までに入っている協会はもう1名を追加できる。つまり最大5名までエントリーできる。(開催国は6名までエントリーできる)。
ダブルスのエントリーは2ペアまでのエントリー。先日のシャララ会長の記者会見では、「大きく変えることは難しい。時間はかかるが縮小する方向を模索している」とコメントしていた。
また団体戦は次回から男女ともそれぞれ96チームずつまでに制限する。こちらは今回は男子110、女子が95のエントリーなのでわずかばかりの制限となる。
いずれにしても、巨大化した世界選手権を開催できる協会は少ない。大会規模も大きくなり、運営費用も相当にかさむ。かといって、参加協会数が自慢のITTFとしてはむげに小協会が参加できないシステムも作りたくない。ITTFは参加協会数と大会費用というジレンマを抱えている。