●男子シングルス準決勝
○林昀儒(チャイニーズタイペイ)11-9、11-6、11-8、11-7 黃鎮廷(香港)
○樊振東(中国)11-6、11-5、11-5、11-8 許昕(中国)
●女子シングルス準決勝
○朱雨玲(中国)11-6、11-3、11-7、11-6 加藤美優(日本)
○王曼昱(中国)8-11、11-6、3-11、11-7、4-5、5-2、5-2 丁寧(中国)
T2ダイヤモンド最終日は男女シングルスの準決勝が行われた。
男子は、快進撃が止まらない林昀儒が1ゲーム目を逆転で取ると、2ゲーム目移行は試合を支配し、黃鎮廷にストレート勝ち。前日の馬龍戦もそうだったが、林昀儒はサービス・レシーブで先手が取れることが強み。安定感がありながら、見るたびに打球の威力が増していることで、打ち合いになっても得点ができるようになっている。
樊振東と許昕の試合は、序盤で樊振東の鋭いバックドライブにノータッチを連発した許昕が戦意を喪失。ここまで好調を維持していた許昕があっけなく敗れた。
女子の加藤は朱雨玲にいいところなく敗れた。加藤は前日に陳夢からエースを取ったしゃがみ込みサービスが効かず、最後まで朱雨玲を崩すことができなかった。朱雨玲は強打すると加藤にカウンターを浴びるため、バック対バックでは回転をかけた緩いボールで加藤のリズムを崩した。また、ラリーになると早い段階から加藤のフォア側を攻めるなど、加藤対策を完璧に遂行した。
丁寧対王曼昱の一戦は見応えのあるラリーが続出。王曼昱は2−3とゲームをリードされて後がなくなってから、丁寧のフォアドライブを回り込んでぶち抜くなど、男子のようなプレーで逆転。丁寧越えを果たした。