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トピックス

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 9月28〜30日、イギリス・リバプールでLIEBHERR2012男子ワールドカップが開催され、馬龍(中国)が初優勝を遂げた。2位には準々決勝で朱世爀(韓国)を準決勝でサムソノフ(ベラルーシ)を破ったボル(ドイツ)が入った。

 第1シードの馬龍が荘智淵(チャイニーズタイペイ)に0-4のストレートで敗れるという波乱の予選リーグだったが、馬龍は2位で決勝リーグに進出。準々決勝ではメイス(デンマーク)を準決勝では同胞の許昕(中国)を、決勝ではボルをすべてストレートで破り優勝を果たした。3位には予選では敗れた許昕に決定戦でリベンジを果たしたサムソノフが入った。

 また、予選リーグで馬龍を破った荘智淵はサムソノフに敗れ準々決勝で敗退。ロンドン五輪銅メダリストのオフチャロフ(ドイツ)は予選でメイスと朱世爀に破れ3位に終わり、決勝進出はならなかった。

 ワールドカップの出場をかけて戦うコンチネンタルカップ(4大陸代表リーグ)ではモンテイロ(ブラジル)が優勝、2位にはヘンゼル(オーストラリア)が入った。

上位の記録は以下のとおり。

【Liebherr2012男子ワールドカップ記録】
優勝:馬龍(中国)
2位:ボル(ドイツ)
3位:サムソノフ(ベラルーシ)
 10月1日、東京・丸の内の東京中央郵便局で、新「日本郵政グループ」誕生記念イベントが行われ、ロンドン・パラリンピック卓球日本代表の別所キミヱさんがゲストとして登場した。

 日本郵政グループの郵便局株式会社(郵便局運営)と、郵便事業株式会社(郵便事業・物流業)が統合され、日本郵便株式会社として発足したことを記念して行われた今回のイベント。郵便事業株式会社(現:日本郵便)・明石西支店に勤務している別所さんは、「この記念すべき日にイベントに参加できてとてもうれしいです。皆さんに愛される日本郵政グループの一員として、もっともっと頑張っていきたい」と笑顔で語った。

 日本選手団の最年長選手として出場したロンドン・パラリンピックでは惜しくもメダル獲得はならなかったが、中国をはじめ世界中の若手選手たちからも慕われている別所さん。4年後のリオデジャネイロ・パラリンピック出場、そして悲願のメダル獲得を目指して、がんばってください!

下写真左:別所さん(中央)と、同じくゲストとして登場した女優の原日出子さん(左)
下写真中央:イベントの終了後に記念品を配布
下写真右:こちらは東京中央郵便局の斜め前。同じく今日10月1日、創建当初の姿で全面開業した東京駅・丸の内駅舎
 9月24〜27日、千葉県旭市の旭市総合体育館で行われた「2012年世界ジュニア選手権・日本女子代表選考会」。総勢14名による総当たりのリーグ戦が行われ、中学1年生の加藤美優(JOCエリートアカデミー)が優勝した。U-18世界ランキング(2012年8月発表)の日本女子最上位選手として代表に内定している谷岡あゆか(JOCエリートアカデミー/帝京)に続き、2人目の世界ジュニア女子代表となった。

 6試合が行われた第1日目で全勝の選手がいなくなるなど、混戦を極めた今回の代表選考会。加藤は第1日目で3敗を喫し、優勝戦線からは大きく後退したかと思われたが、第2日目以降は7戦全勝。第10戦の終了時点で6人が3敗で並ぶ中、第11戦で鈴木李茄(青森山田高)をゲームオールジュースで下し、大きく優勝をたぐり寄せた。
 台からやや距離を取り、中陣での両ハンドで相手の強打を何本でも返す加藤のプレースタイルは、前陣でのピッチの早いプレーが多い女子選手の中では異色。自分の得意なプレーを前面に出すというよりも、相手に得意なプレーをさせない、独特の間合いを持った選手だ。優勝へのプレッシャーがかかる最終戦でも、難敵である全中女王の佐藤瞳のカットを攻略し、ストレートで勝利したのは見事。

 残る女子の代表2名は協会推薦で決定する。現在、U-18女子チームランキングで中国に次ぐ2位につけている日本は、世界ジュニアの女子団体でも第2シードの座を確保することが重要。選手たちのU-18世界ランキングも考慮しながら、慎重な選手選考が行われることになりそうだ。世界ジュニア選手権は12月9〜16日にインド・ハイデラバードで開催される。

★最終成績
1. 加藤美優(JOCエリートアカデミー/10勝3敗)
2. 石川梨良(JOCエリートアカデミー/9勝4敗)
3. 松平志穂(四天王寺高/9勝4敗)
4. 鈴木李茄(青森山田高/9勝4敗)
5. 浜本由惟(JOCエリートアカデミー/9勝4敗)
6. 宋恵佳(青森山田高/8勝5敗)
7. 前田美優(希望が丘高/7勝6敗)
8. 平野美宇(ミキハウスJSC山梨/7勝6敗)
9. 森田彩音(JOCエリートアカデミー/7勝6敗)
10. 伊藤美誠(豊田町卓球スポーツ少年団/6勝7敗)
11. 佐藤瞳(尾札部中/6勝7敗)
12. 平真由香(Shochi Jr/2勝11敗)
13. 徳永美子(希望が丘高/1勝12敗)
14. 塩見真希(えひめTTC/1勝12敗)

↓詳細は日本卓球協会HPを参照
http://www.jtta.or.jp/

下写真:優勝した加藤(左)、先にマッチポイントを奪われながらゲームオールジュースの激戦を制した鈴木戦(中央)、ハイレベルな打撃戦を展開した平野と伊藤(右)。ミウ・ミマ対決は東アジアホープスに続き伊藤に軍配
 ITTF(国際卓球)のFacebookにキュートなアニメ卓球動画がアップされている。アニメのキャラクターであるシロクマのベルナルドとペンギンのロイドのおかしなピンポン対決の動画だ。
シロクマ vs. ペンギンの勝負!勝つのはどっち? お楽しみください。

動画はこちらから → http://www.dailymotion.com/video/x9okgu_loko-tv-bernard-table-tennis_fun

ITTF Facebook → http://www.facebook.com/ITTFWorld
 ITTF(国際卓球連盟)が卓球に関連する動画のコンテスト「ITTFビデオ・ワールド・カップ」の開催を発表した。募集する動画は2~4分の卓球に関連する内容で、最優秀作品には賞金5,000USドル(約39万円)と2013年5月13~20日に開催の世界選手権パリ大会への全額負担の招待旅行が副賞として贈られる。募集期間は2012年11月1日8時~11月30日8時(時間はグリニッジ標準時)までの1カ月間。 卓球に関連する動画であれば内容は問わないとのこと。オリジナルビデオを作成してワールドカップに参戦しよう!

[ITTFビデオ・ワールド・カップ 募集要項]

●募集動画
テレビで放送された試合場面なしの2~4分のオリジナル動画で、卓球を最高の形で表現している動画

●募集期間
2012年11月1日8:00~11月30日8:00(時間はグリニッジ標準時)

●募集方法
11月1日8:00~から有効のFacebook(フェイスブック)「ITTF Video World Cup Facebook App」にアップロードして応募。一次選考として一般投票で上位5作品を選出。その中からITTFが独創性と卓球への関連性を考慮して最優秀作品を選出。最優秀作品と優秀作品の2作品は2012年12月6~9日開催の2012ITTFワールドツアー・グランドファイナルで発表される。

●賞品
最優秀作品:5,000USドル(約40万円)と2013年世界選手権パリ大会への全額負担の招待旅行
優秀作品:2,500USドル(約20万円)

●応募条件
1.  2012年11月30日8:00(グリニッジ標準時)までの応募。
2. 最優秀作品と優秀作品の2作品は2012ITTFワールドツアー・グランドファイナル(12月6〜9日開催)で発表。本人には電話とEメールで連絡。
3. 賞品は現金などには変えられません。
4. コンテストに関するITTFの決定は最終的なものであり、いかなる対応もいたしかねます。
5. 勝者には世界選手権のショート動画の作成を依頼する場合があります。
6. 提出した動画はITTFの所有物となり、以後宣伝活動等に活用する場合があります。
7. 上記1~6までの条件に同意の上、ご応募ください。

詳細はITTFのFacebookまで → http://www.facebook.com/ITTFWorld
 10月中旬開幕予定の中国超級リーグに参戦を予定してい石川佳純(全農)だが今期の参戦を断念したことを、所属のIMGがオフィシャルウェブサイト上で発表した。石川は尖閣諸島のデモの影響を受け、9月21〜23日に中国・黄石市で行われた女子ワールドカップの出場を断念し、すでに帰国している。
 今後はITTFワールドツアー、日本リーグ、全日本選手権に参戦予定とのことだ。

石川佳純オフィシャルウェブサイトはこちら↓
http://kasumiishikawa.com/index.html
 9月21〜23日に中国・湖北省黄石市でVolkswagen2012女子ワールドカップが開催され、劉詩雯(中国)が2009年に次いで2回目の優勝を遂げた。大会直前に石川佳純(全農)が尖閣諸島のデモの影響により同大会の出場を断念していたため、日本選手の出場はなかった。

 予選を1位で通過した劉詩雯は、準々決勝ではリュウ・ジャをストレートでくだし準決勝へ。準決勝では過去2回の対戦で敗れていた馮天薇(シンガポール)との対戦だったが、ゲームカウント4-1で馮天薇をくだし決勝へ駒を進めた。決勝戦ではサマラに付けいる隙を与えず、4-0のストレートで2回目の優勝を決めた。

 今大会、大活躍を見せたのが2位のサマラ。大会直前までリザーブ選手として登録されており、ワールドカップへの出場は初。予選リーグでロンドン五輪銅メダリストの馮天薇を4-1でくだし大金星をあげ、呉佳多(ドイツ)には敗れたものの1位で通過。準々決勝ではVi. パブロビッチ(ベラルーシ)を4-1で、準決勝ではション・イェンフェイ(スペイン)を4-3で破り、ヨーロッパ選手で初となる女子ワールドカップの決勝進出を決めた。決勝では劉詩雯の前に力及ばず敗れたが、今大会大健闘をみせた。 試合後のインタビューでは「本当にうれしい。何も失うものがなかったので、向かっていけた」とコメントしている。また、3位決定戦ではション・イェンフェイが馮天薇をゲームカウント1-3の劣勢から逆転で破り3位に入った。

 ワールドカップに先だって行われる4大陸代表によるコンチネンタルカップでは16歳のアリエル・シン(アメリカ)が優勝し、ワールドカップの出場権を獲得。予選は3敗で4位に終わったが、16歳でのコンチネンタルカップの優勝は史上最年少記録となる。

上位の記録は以下のとおり。

【Volkswagen2012女子ワールドカップ記録】
優勝:劉詩雯(中国)
2位:サマラ(ルーマニア)
3位:ション・イェンフェイ(スペイン)
 世界ランキング6位、日本のエース、水谷隼が、9月20日の静岡県磐田市市役所訪問後に新聞記者に対し、「ブースター問題が解決するまで国際大会への出場を見合わせたい」という旨の発言をした。この件に関しては21日の読売新聞でも大きく報道された。
 以前からオイル系の「補助剤(ブースター)」がヨーロッパ選手、中国選手などで使用され、ラバーの後加工禁止というルールが守られていないと多くの関係者が指摘し、水谷本人も卓球王国インタビューで「フェアな状態でプレーしたい」と訴えていた。
 ロンドン五輪でもメダルを逃した水谷は、ITTF(国際卓球連盟)やJTTA(日本卓球協会)に動きが見られないことに業を煮やしたのか、再びこのブースター問題に関して、マスコミにコメントした。
 日本だけが守っていると言われている後加工禁止(ブースター禁止)のルールだが、世界ランキング6位という水谷の発言は重い。日本のエースのひと言がITTFに届くだろうか。
 また、実際には後加工問題、ブースター問題のルールがすぐに修正、改善されるとは思えない。水谷の国際大会の不参加がいつまで続くのか。日本のエースの今後の動向に注目が集まる。

※写真はロンドン五輪での水谷
 日本卓球協会は9月19日(水)、中国・黄石市で21〜23日に開催予定の女子ワールドカップに出場予定だった石川佳純選手の出場を断念したことを発表した。
 中国国内での沖縄・尖閣諸島国有化への反日デモの拡大により、19日午前中に中国卓球協会から「安全を確保するのが困難な状況にあるので、石川選手の出場について再考してほしい」との連絡を受け、出場を断念することを決定した。

 石川選手は同大会の出場に向け今月11日に北京入りし、調整を進め意欲を見せていただけに残念な結果になってしまった。また、大会後には10月中旬開幕予定の中国超級リーグにも参戦予定だったが、こちらの参戦にも今後影響が出てきそうだ。
 日本卓球協会(JTTA)は2013年に開催される下記の3大会(世界選手権、アジア選手権、ユニバーシアード)の日本代表選手の選考基準を発表した。選考基準の詳細は日本卓球協会のHPより確認できる。

● 2013世界卓球選手権大会(個人戦)
開催期間:2013年5月13〜20日
開催場所:フランス・パリ

● 2013アジア卓球選手権大会
開催期間:2013年6月30日〜7月7日
開催場所:韓国・釜山

●第27回ユニバーシアード競技大会・卓球競技
開催期間:2013年7月8〜14日
開催場所:ロシア・カザン

日本卓球協会のHPはこちら↓
http://www.jtta.or.jp/