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トピックス

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6月28日、(公財)日本卓球協会の平成26年度第1回臨時理事会が開かれ、新役員が決定した。
平成16年から長く会長を務めてきた大林剛郎会長が会長職を退き、ライオン株式会社代表取締役 取締役会長の藤重貞慶氏が新会長に就任。副会長には、再任で木村興治氏、植松克之氏、新任で河村建夫氏が就任した。
なお、専務理事には前原正浩氏が再任し、引き続き日本卓球協会の指揮を執ることとなる。
新会長および新役員の情報はこちら↓(日本卓球協会ホームページ)
http://www.jtta.or.jp/news/news.html#2014.06.28
 6月23〜27日に中国の江蘇省蘇州市太倉で行われた中国(太倉)ジュニア&カデットオープン。カデット女子シングルスで早田ひな(石田卓球クラブ)が優勝を果たした。ジュニア女子シングルスでは第1シードながらキム・ナムハエ(北朝鮮)にトーナメント1回戦で敗れた早田だったが、カデットでは準決勝のリ・ユペン(チャイニーズタイペイ)に1ゲームを落としたのみで決勝に進出。決勝ではシュ・ユアン(中国)をストレートでくだし優勝を決めた。

また、早田と柴田理彩(御津クラブ)の2名で出場したカデット女子団体では決勝で中国に敗れたものの2位入賞を果たした。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【中国(太倉)ジュニア&カデットオープン優勝記録】
● ジュニア男子団体:中国A
● ジュニア女子団体:中国B
● カデット男子団体:チャイニーズタイペイA
● カデット女子団体:中国  ※2位:日本(早田ひな、柴田理彩)
● ジュニア男子シングルス:チャン・ボハン(中国)
● ジュニア女子シングルス:ファン・シチ(中国)
● カデット男子シングルス:リ・シンヤン(チャイニーズタイペイ)
● カデット女子シングルス:早田ひな
 本日は、協和発酵キリン卓球部で復興支援活動や、日本リーグなどで活躍する笠原弘光選手の25歳の誕生日です。おめでとうございます!
 今後の活躍を期待しています。

 6月18〜22日に横浜で開催されたジャパンオープン荻村杯の「ベスト10プレー」動画がITTF(国際卓球)YouTubeチャンネルで公開となった。
日本選手も多く登場するスーパープレーの数々をお楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=Y4kgoSAZIi0
  • 男子準決勝、水谷vs村松

 昨日6月24日に東京のパレスホテルにて、元日本卓球工業会会長、元国際卓球メーカー連盟(FIT)会長の三浦敏明氏((株)三英会長)の、「旭日双光章受章祝賀会」が盛大に開催され、大勢の参会者が祝福した。
 これは、三浦氏の長年にわたる卓球界、スポーツ業界へ貢献が認められ、推挙され受章したものである。
 三英は世界卓球東京大会でもオフィシャルサプライヤーとして卓球台を提供し、また2016年リオ五輪のオフィシャルサプライヤー(公式卓球台)となっている。

写真提供:前原正浩氏

  • 三浦敏明氏(左)と奥様

  • 額に納められた旭日双光章

  • 開会のあいさつに立つ三浦慎・三英社長

  • お礼のあいさつを述べる三浦敏明氏(三英会長)

本日、6月23日は若宮三紗子(日本生命)選手の25歳の誕生日です。

忍者のようなフットワークと打球点の早い速攻、そして影の必殺技である変化ツッツキがチャンスメイク。
昨日のジャパンオープンでは女子ダブルスで優勝と素晴らしい成績でした!
「ツッツキが上手い選手はダブルスも上手い」という卓球人生のどこかで聞いたことがある格言の証拠でしょう。

9月のアジア競技大会にも出場予定の若宮選手の今後の活躍を祈ります!

ちなみに出身はうどん県こと香川県。「大阪においしいうどん屋があるよ」と紹介したら、「外でうどん屋に入ることはないです」と郷土愛に溢れていました。
「わかってないなー」ということですね・・・(笑)。
 あまりにも稚拙な副審だった。目の前のボールを完全に見失っていた。主審も何も言わない。1本は1本だから気持ちを切り替えるべきだったと言うのは簡単だろう。しかし、あの局面で、自分に飛んできたボールであのミスジャッジをされたら、選手が熱くなるのは当然だ。

 これは水谷が可哀想だ。決勝3ゲーム目7−4で明らかなジャッジミス。itTVで繰り返し見ても明らかに相手のボールはネットにかかった後に、フォアサイドを切ってミスしているのだ。信じられない人はITTFのitTVで見てほしい。
 卓球王国から于子洋選手に「7−4のボールは入っていたと自分でも思うのか。選手であれば自分のボールが入ったかどうかあ、わかるのではないか」と聞いた。その答えが下の部分だが、「入ってないと思ったけど、審判がジャッジしたから」と言ってきたら、フェアプレーという行為を教育されてきたのか、と突っ込もうと思ったがかわされた。
 それにしても前代未聞のミスジャッジ。今の時代、それはストリーミングという証拠になって残るのだ。

●水谷のコメント
「3ゲーム目の7−4。明らかに入っていないボールなのに相手の得点になり興奮してしまった。あのボールが試合の勝敗を分けた。あのあとのゲームは覚えていない。8−4になっていたのに7−5で2点の開きがある」
●于子洋のコメント
「試合の後でまだ緊張している。水谷選手は日本で一番強い選手、世界的にも有名な選手ですから。(7−4のボールは自分でも入っていると思ったのか?)そのときの打った後、自信は持っていなかったが、審判を信じていますから従った」
  • 審判に抗議する水谷。結局判定は覆らず

6月18日に開幕したジャパンオープン。本日全種目が終了。各種目の結果は下記の通り。


<男子シングルス>
優勝:于子洋(中国)
準優勝:水谷隼(日本)

<女子シングルス>
優勝:馮天薇(シンガポール)
準優勝:石川佳純(日本)

<男子ダブルス>
優勝:岸川/水谷(日本)
準優勝:江宏傑/黄聖盛(タイペイ)

<女子ダブルス>
優勝:福原/若宮(日本)
準優勝:馮天薇/ユー・モンユ(シンガポール)

<男子U-21シングルス>
優勝:カルデラノ(ブラジル)
準優勝:張禹珍(韓国)

<女子U-21シングルス>
優勝:森さくら(日本)
準優勝:陳思羽(タイペイ)

男女ダブルス、女子U-21で日本勢が優勝。男女シングルスでは水谷、石川がそれぞれ決勝に進むも惜しくも敗れた。また、男子シングルスでは村松雄斗、女子ダブルスでは平野/森薗ペア、女子U-21では伊藤美誠、前田美優がそれぞれ3位入賞。全体を通して日本勢が上位に食い込んだ。

大会の詳細は9月号(7月19日発売)に掲載予定です。
  • 男子シングルス優勝・于子洋(中国)

  • 女子シングルス優勝・馮天薇(シンガポール)

 18歳の誕生日プレゼントはジャパンオープンでのU21での優勝だった。
 ブラジルのフーゴ・カレデラーノ。正確に言えば、誕生日の前日の優勝だった。
 午前0時を回り、彼の正式な誕生日のお祝いは横浜の焼き肉屋でささやかに行われた。彼の担当コーチはフランス人のジャン-ロネ・モーニーが満面の笑みで、まだ少年っぽいあどけなさを残したカルデラーノを祝福する。その合間にもお祝いのメールが次々届き、その中には元世界チャンピオンのフランスのガシアン氏のものもあった。

 ブラジルのリオデジャネイロ生まれのカルデラーノ。8歳から卓球を始めたが、リオは大きい都市ではあるが、卓球をやる場所も指導者にも恵まれていない。ブラジルは日系人社会の大きいサンパウロのほうが卓球は盛んなのだ。
 カルデラーノの才能を何とか開花させるために、彼が14歳になると両親は遠く離れたサンパウロに寄宿させ、リオ五輪も決まり、国からの援助金も出始めると、ヨーロッパにも卓球留学させるようになった。

ーー14歳までは卓球はあまりできなかった?
「そうだね。だからバレーボールや陸上の走り幅跳びをしていたよ」
ーーそんな中で誰をモデルに卓球をやっていたのかな。
「小さい頃はワルドナーのビデオをよく見ていた。今? いないよ。自分自身だよ(笑)」

 数ヶ月前の世界ジュニア選手権ではベスト8に入ったものの、荒削りでミスも多かった。しかし、今大会、ミスは減り、持ち前の柔らかいボールタッチと強打が炸裂した。決勝の相手は数ヶ月前の世界ジュニアのチャンピオン、張禹珍(ジャン・ウジン/韓国)。その決勝で完勝したし、この半年間で一気に抜き去った。本格的な練習を始めてまだ4年。しかも、それまでバレーボール、陸上競技というスポーツ体験を積んだカルデラーノの驚異的な伸びには目を見張るものがある。
 南米から出てきた大器。8月末からドイツに渡り、オクセンハウゼンとマスターカレッジで練習をする予定になっている。
  • スーパーシリーズではブラジル選手初優勝となったU21優勝のフーゴ・カルデラーノ

  • フランス人コーチのジャン-ロネ・モーニーと、カルデラーノ

 朝10時にスタートしたジャパンオープン4日目。試合は予想通り遅れていく。何せ、台数を限定しているのだが、タイムテーブルではダブルスは30分、シングルスも45分しかとっておらず、フルゲームになれば当然時間オーバーしていく。
 そうでなくても、最後のU21(21歳以下)の決勝は8時45分スタートの予定。1時間以上遅れて始まり、試合が終わった時には11時を過ぎていた。
 
 それでも熱心なファンは20、30名ほど残っていたが、電車で帰る人は大変なのだ。これらのタイムテーブルはITTF(国際卓球連盟)のトーナメントディレクターが決めていく。itTV(ITTFのホームページ上の無料ストリーミング)のことを考えながらのことだろうが、観客のことは考えられていないし、プロスポーツで1会場でこんなに長くやる競技はあるのだろうか。
 「長い一日だね」と旧知の仲のトーナメントディレクターに表彰式で言われた。「あのね、この大会は……あなたがね……」と言い返したかったが、こちらも疲労困憊で話し合う気にもならなかった。
 来年の神戸大会ではぜひ一考してほしいものだ。

写真は昨日、大会4日目の最後の試合、U21の決勝。観客席には人影もまばら