スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 韓国オープンの女子シングルス1回戦で、左足疲労骨折が癒えて復帰した第4シードの福原愛(ANA)が1回戦、チャイニーズタイペイの崔宝文をストレートで破り、ベスト16に進んだ。
 第3シードの石川佳純(全農)は中国の陳幸同を4−1で下した。平野早矢香(ミキハウス)は中国の王曼昱に1−4で敗れ、平野美宇(JOCエリートアカデミー)は中国の陳可に1−4で敗れた。また同じく1回戦で佐藤瞳(札幌大谷高)は世界ランク13位の李皓晴(香港)を追い詰めながらも逆転負けした。
 現在インチョンで開催されている韓国オープン。ITTF(国際卓球連盟)のトップページでも福原愛(ANA)のでの復帰戦を報道し、注目している。一時的に世界ランキングの順位を失っている福原だが、これは過去4カ月間、ランキング対象となる試合に出場していないため。
 レーティングポイントが高いために、この韓国オープン後に世界ランキング10位前後に復活する。初戦は午後2時45分スタート、相手はチャイニーズタイペイの崔宝文。
以下はITTFのHPから。
★★★★★★
 地元でのJA全農世界卓球を不幸にも欠場していた日本の福原が、3カ月間の休養から国際舞台に戻ってきた。韓国の徐孝元、シンガポールの馮天薇、日本の石川佳純の後の第4シードとして。
「去年のドイツオープン以来のこの韓国オープンが待ち遠しかった。世界卓球を棄権したことでたくさんの方に迷惑を掛けたので、それを謝りたいし、みなさんに韓国での自分を見てもらいたい」
「私の目標は優勝することだけでなくて、私の左足の状態をチェックすることでもあります。長い間立てなかったコートでプレーできることを楽しみにしています」
 2000年のジャパンオープンを1回目に、ITTFワールドツアーの出場は94大会目の福原は、女子シングルスのみに出場する。
(ITTF HPより)
  • 写真は1年前のジャパンオープンで優勝したと時の決勝、文炫晶戦

 ヨーロッパで最も卓球の盛んなドイツ。続くのがフランス、そしてスウェーデンとイングランドあたり。現実的には、プロフェッショナルとして卓球で生活できる人は、ドイツで50〜60名(1部リーグと2部のごくわずか選手たち)、フランスでも40名前後、スウェーデンではその半分の20数名と言うところか。女子となれば、プロ選手は相当に少ない。

 ドイツの「ブンデスリーガ」とは「連邦リーグ」のこと。ドイツは連邦共和国という国の形で、16の連邦州で構成されている。つまり、サッカーでもブンデスリーガと言うが、これは国内リーグと訳すればわかりやすい。卓球のブンデスリーガが始まったのは1960年と言われており、67年から今のような全国的なリーグ組織となった。
 1部と2部リーグだけを「ブンデスリーガ」と呼び、1部には10チームあり、2部は北部リーグと南部リーグに10チームずつ、合計20チームあり、その下は地域リーグとして、8部までピラミッド型の組織になっている。

 この組織の形態はヨーロッパのどこの国でもほぼ同じで、サッカー、バスケットボールなど他の競技でも同じようにリーグ戦方式をとっている。
 日本はもともとスポーツの形態や発祥、社会的な意味が違う。町の仲間の「遊び」ではなく、学校の「体育」が発達した形で、学校スポーツ(中学・高校・大学)から企業スポーツというように各カテゴリーで分断されている。
 「学校スポーツ」に慣れ親しんだ日本選手がヨーロッパのクラブに行って驚くのは、まずスポーツに対する考え方なのだ。彼らにとってスポーツとは、「遊び」「楽しみ」の延長であり、プロ卓球選手にとっては卓球はれっきとした「職業」なのである。
  • 現在、欧州で最も稼ぐのはオフチャロフと、このボル。プロ中のプロだ

ITTF(国際卓球連盟)の5月のハイライトビデオ「Nittaku ITTF Pongcast(ポンキャスト)」がYou TubeのITTFオフィシャルチャンネルで公開となった。
オーストラリアオープン、フィリピンオープンを始め、ベルギーで行われた第1回レジェンドツアーも収録。日本選手も多数登場します。お楽しみに!

【Nittaku ITTF Pongcast-2014年5月】
https://www.youtube.com/watch?v=dY_xVXO1Gj0
 1月の全日本選手権のあと、左足の疲労骨折のために世界卓球の日本代表を辞退していた福原愛選手(ANA)が今日から始まる韓国オープンに昨日出発した。
 左足はほぼ完治したと言われており、世界卓球の後には馬場美香氏(旧姓星野)が新コーチに就いたことを発表。心機一転、リオ五輪に向かう。
 来週のジャパンオープンも参加予定で、ほぼ5カ月ぶりの国内戦となる。

  • これは1月の時の福原愛選手

 ドイツの男子1部ブンデスリーガのプレーオフ決勝が「ボルシア・デュッセルドルフ」の優勝で終わり、ヨーロッパの国内リーグは卓球シーズンの終了を迎えた。
 卓球王国WEBの欧州リポートでも各国の国内リーグやヨーロッパチャンピオンズリーグの結果報道をしてきたが、ヨーロッパの卓球リーグの形態を何回かに分けて説明したいと思う。
 これらの説明によって、今動き出している日本独自のプロリーグの狙い、そして違いがわかってくるはずだ。

 まず日本とヨーロッパの違いはたくさんあるが、「シーズン」という概念がヨーロッパにはある。これは学校のシステムと関係がある。多くのヨーロッパの国々では、8月末から学校の新学期が始まり、6月末で学期が終わり、7月と8月は長い夏季休暇となるために、スポーツシーズンもそれに沿っているのだ。つまり、新シーズンは8月末か9月にスタートし、4月末か5月までスポーツシーズンで、6、7、8月はシーズンオフ。
 シーズン中は毎週のように試合があるのはトップクラスでも下のレベルでも同じ。シーズンオフはあまり練習をせずに他のスポーツを楽しんだり、プライベートのための時間。7月末くらいから練習を開始するというのが一般的だ。

 だからシーズンというと「2013〜2014」というように年をまたがる。プロのシーズンで言えば、4月末くらいにグランドシリーズが終わり、プレーオフ(上位チーム同士の対戦)が始まり、ドイツリーグで言えば、5月末までに新シーズンのクラブ登録が締め切りとなる。
 9月にシーズンがスタートするというのは日本や他のアジアの国でもどうも馴染みがない。しかも、日本ではシーズンオフという概念がなく、1年中練習や試合をしているし、「休んだら怠け者。強くなりたければ休んだらダメ」という考え方が刷り込まれている。

 ヨーロッパで卓球リーグが盛んなのはやはりドイツだ。登録人口は70万人弱。日本は31万人だが、日本より競技人口が多いかと言えばそうではない。ドイツでは二重登録が認められ、試合に出るためには協会が登録が必須となっている。ところが、日本では基本的に二重登録は認められず、協会に登録しなくても町や市のオープン大会にも出場できる。日本ではよく定期的に練習や試合をする人は150万人とも200万人とも言われているので、競技人口と卓球市場としてはやはりドイツの2倍以上はありそうだ。
 業界でよく言われるのは「日本の卓球市場はヨーロッパ全体の市場に匹敵する」という話。おそらく卓球メーカーの売り上げベースで比較すると、あながち嘘ではない。それだけ日本の卓球市場が大きいのだ。

●写真提供:マンフレッド・シリング(ドイツ)
  • 今シーズン、優勝へ近づいたフルダ・マーバーツェル(ドイツ)の応援団

  • ブンデスリーガで優勝した名門ボルシア・デュッセルドルフ

 ダントツの強さを誇る水谷隼(DIOジャパン)選手。日本のエースが本日6月9日に25歳の誕生日を迎えました。
 世界卓球のオフチャロフ戦で見せた世界トップ級の心技体。
この30年間、日本男子選手が到達していないレベルに踏み出そうとしている水谷選手。
 これから1年間、さらに強くなって世界と五輪でのメダルをつかんでほしい。頑張れ、隼!

 6月8日に最終日を迎えたITTFワールドツアー・中国オープン。男子は馬龍(中国)、女子は丁寧(中国)が優勝し幕を閉じた。

 男子シングルスで日本男子は2回戦までで全員敗退となった今大会。ベスト4はやはり中国の4選手の独占となった。優勝の馬龍は準決勝で若手の樊振東とのゲームオールの接戦を制し決勝へ。決勝では張継科を破って勝ち上がってきた許シンを4-1で下し今シーズン初勝利を上げた。
 女子シングルスでは準々決勝で石川佳純(全農)が李暁霞(中国)と対戦。世界戦決勝では1ゲームも奪えず敗れたが、今大会は石川が2ゲームを先取。ゲームカウント2-2後の第5ゲームをジュースで落とし、最終ゲームは2点でゲームオーバーとなったものの中国に1歩近づく成長を伺わせる活躍を見せた。女子のベスト4も中国勢が占め、丁寧が李暁霞を破って決勝に進出した劉詩ウェンを4-3で破り優勝。丁寧も今シーズン初の勝利となった。

 また、男子ダブルス準々決勝では松平健太/丹羽孝希が13年世界戦ダブルス優勝の荘智淵/陳建安(チャイニーズタイペイ)を破り準決勝へ進出。許シン/張継科にはストレートで敗れたものの3位入賞を果たした。

上位の記録は以下のとおり。

【男子シングルス】
●準決勝
許シン(CHN)   -7、7、 9、 -8、7、12   張継科(CHN)
馬龍(CHN)   9、-9、6、-7、7、-9、8   樊振東 (CHN)

●決勝
馬龍  7、9、-8、7、4   許シン

【女子シングルス 】
●準決勝
劉詩ウェン (CHN) 11、9、6、-9、11   李暁霞 (CHN)
丁寧(CHN) 6、-7、12、-10、12、9 武楊(CHN)

●決勝
丁寧  6、-5、8、7、-4、-2、2  劉詩ウェン

【男子ダブルス】
●準決勝
樊振東/ 馬龍 (CHN)  -6、-11、7、11、13  王皓/閻安 (CHN)
許昕 /張継科 (CHN)  5、10、4  松平健太 /丹羽孝希(JPN)

●決勝
樊振東/ 馬龍  -6、4、 -5、4、12   許昕 /張継科

【女子ダブルス】
●準決勝
丁寧/劉詩雯 (CHN)  5、2、1  馮天薇 / ユ・モンユ (SIN)
鄭怡静 /黄怡樺 (TPE)  -12、9、4、8  ハン・イン / 呉佳多 (GER)

●決勝
丁寧/劉詩雯  5、4、9 鄭怡静 /黄怡樺 (TPE)

【U21 男子シングルス】
●準決勝
町 飛鳥(JPN)  8、 9、 8、7   酒井明日翔(JPN)
チェン・フォン (SIN)   7、7、3、-8、3   洪子翔 (TPE)

●決勝
町  -6、6、-9、4、-2、4、7   チェン・フォン

【U21 女子シングルス】
●準決勝
伊藤美誠(JPN)   -6、 10、  -5、8、7、9   周一涵(SIN)
陳思羽 (TPE)  9、8、-5、6、9、   劉恩寵 (KOR)

●決勝
陳思羽 -7、8、6、7、7   伊藤 
 現在、ワールドツアー・中国オープンが行われており、日本からも大勢の選手が参加している。大会は4日から始まり、終盤にさしかかっている現在の日本勢の勝ち上がりを紹介しよう。

 男子シングルスは、世界選手権代表メンバーでは岸川聖也(ファースト)と丹羽孝希(明治大)が2回戦へ進んだが、岸川はガオ・ニン(シンガポール)、丹羽は荘智淵(チャイニーズタイペイ)にストレート負けし、準々決勝へは進めずに終わった。
 1回戦で陳建安(チャイニーズタイペイ)に勝利していた村松(JOCエリートアカデミー/帝京)は、2回戦では馬龍(中国)に歯が立たず。吉田海偉(DIOジャパン)も樊振東(中国)の両ハンドに勝機をつかめずに敗退した。日本男子は2回戦までで全滅。中国オープンのレベルの高さを痛感した。
 ダブルスは松平/丹羽ペアが準決勝まで勝ち上がっており、本日夜、許昕/張継科と対戦予定だ。

 女子は石川佳純(全農)が平野早矢香(ミキハウス)との同士討ちに勝ち、準々決勝へ進出。世界卓球決勝で負けた李暁霞(中国)と再び相対する。

 男子U21では町飛鳥(明治大)が決勝でチェン・フォン(シンガポール)を下して優勝。女子U21は伊藤美誠(スターツSC)が決勝で陳思羽(チャイニーズタイペイ)に敗れたものの、準優勝となった。
 しかし、中国オープンとは名ばかりで男女U21には中国選手がひとりもエントリーをしていない。日本のジュニアが多く参加しているため、中国ジュニアとの対戦も期待したのだが……。
  • 全日本準優勝から好調を維持している町(写真は14年全日本)

 ITTF(国際卓球連盟)は昨年に続きトリックショット動画の募集を開始した。
募集内容は昨年と同様で2分以内のトリックショット動画を作成し、ITTFのホームページより応募するというもの。優勝者にはスティガから4000 USドル、ワールドツアー・グランドファイナル3泊4日旅行、そして1年間のスティガスポンサーシップの3特典が贈られる。応募締め切りは9月5日(金)。世界をあっと言わせる動画を創って応募してみよう!

【スティガ2014 ITTFトリックショット募集内容】
応募期間:6月2日(月)〜9月5日(金)
募集内容:
● 2分以内の卓球トリックショット動画(ひとつの動画には1種類のトリックショットのみを収録のこと)
● ラケット、ボール、卓球台の使用が条件だが、人々に指示される独創的な動画を募集
● ひとり3つの動画まで応募可能
● ITTFのHPより応募
● 応募した動画はITTF YouTbueチャンネル及びITTFYoukuチャンネルにて公開
選考方法:
●YouTubeとYoukuでの視聴者数トップ5の動画を選出→9月28日に発表
●視聴者数トップ5の動画から投票により優勝者を決定→10月10日に発表

応募方法の詳細はこちら↓(ITTF英語サイト)
http://www.ittf.com/TrickShot/

2013年の優勝作品↓
https://www.youtube.com/watch?v=UPAYUaAJ1jQ