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 5月22〜25日にスロバキア・セネツで行われたITTFスロバキアジュニア&カデットオープン。ジュニア男子で木造勇人(愛工大附属中)が準決勝で優勝したセイフリード(フランス)に2-4で敗れたものの3位入賞を果たした。
 また、木造は高見真己(愛工大附属中)と組んだジュニアダブルスの決勝では硴塚将人/宮崎友(JOCエリートアカデミー/帝京)を下し優勝を決めた。男子ダブルスでは出雲卓斗/沼村斉弥(遊学館ジュニア/青森山田中)、福田純大/緒方遼太郎(JOCエリートアカデミー)も3位に入り、日本ペアが表彰台を独占した。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【スロバキアジュニア&カデットオープン優勝記録】
● ジュニア男子団体優勝:フランス
3位:日本A(木造、高見、沼村、出雲)、日本B(硴塚、緒方、宮崎)
● ジュニア女子団体優勝:インド
● ジュニア男子シングルス優勝:セイフリード(フランス)
3位:木造勇人
● ジュニア女子シングルス優勝:ムカジ(インド)
● ジュニア男子ダブルス優勝:木造勇人/高見真己
2位:硴塚将人/宮崎友
3位:出雲卓斗/沼村斉弥、福田純大/緒方遼太郎
● ジュニア女子ダブルス優勝:イムレ/ナギパル(ハンガリー)
 5月21〜24日にクロアチアの首都ザグレブで行われたITTFワールドツアー・クロアチアオープン。男子シングルスで吉田雅己(愛知工業大)が、女子シングルスでは若宮三紗子(日本生命)がそれぞれ準優勝を果たした。

 吉田は男子シングルス準決勝で村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)を4-0のストレートで下し決勝へ。ワルター(ドイツ)との決勝ではゲームカウント3-2とリードし優勝に王手をかけたが、接戦となった第6ゲーム、4度のマッチポイントをものにできず逆転負けを喫した。
「4度のマッチポイントをしのぎ、自信がついた。逆に吉田は自信を無くしたようだ」(ワルター) また、準決勝で吉田に敗れた村松とワルターに敗れた龍崎(JOCエリートアカデミー/帝京)が3位に入賞した。

 女子シングルスでは若宮三紗子が決勝でヤン・シャオシン(モナコ)に4-1で敗れたものの準優勝を果たした。

結果は以下のとおり。

【男子シングルス】

● 準決勝
吉田 9、4、4、5 村松
ワルター(ドイツ) -4、1、8、10、5 龍崎

●決勝
ワルター 7、-3、-8、11、-7、14、2 吉田




【女子シングルス】

●準決勝
ヤン・シャオシン(モナコ) 5、12、11、-5、6 バチェノフスカ(チェコ)
若宮 8、8、7、10 ポストアカ(ルーマニア)

●決勝
ヤン・シャオシン 6、7、9、-7、6 若宮



【男子アンダー21】

●準決勝

A.ロビノ(フランス) 7、12、-9、6、4 吉田
ディヤス(ポーランド) 3、10、9、9 ジェラルド(ポルトガル)

● 決勝
A. ロビノ 9、-8、-10、-12、5、6、5 ディヤス



【女子アンダー21】

●準決勝
ポルカノバ(オーストリア) 6、-9、-8、5、5、6 ブラシュコ(ロシア)
ノスコワ(ロシア) -4、3、6、10、4 ワン・ユエン(ドイツ)

● 決勝
ポルカノバ 10、-6、-7、7、8、10 ノスコワ
 5月21日〜25日までシドニーで行われていたITTFワールドツアー オーストラリアオープン。日本選手がU21の男女優勝(酒井明日翔・伊藤美誠)を果たしたのに続き、女子ダブルスで田代早紀/藤井優子が優勝した。
 女子シングルスでは森薗美咲が準優勝、男子ダブルスで三部航平/坪井勇磨が3位、女子シングルスで伊藤美誠、田代早紀が3位に入賞した。
 男子シングルスを制したのはシンガポールの呉智康、女子シングルス優勝は馮天薇だった。
 
【男子シングルス】
●準決勝
呉智康(SIN) -6、8、-14、-8、4、5、9 ヘンゼル(AUS)
詹健(SIN) -10、9、7、6、9 酒井明日翔  

●決勝
呉智康 6、6、9、-7、8 詹健

【女子シングルス】
●準決勝
馮天薇 3、9、3、8 伊藤美誠
森薗美咲 7、8、10、-7、5 田代早紀

●決勝
馮天薇 5、10、9、4  森薗美咲

【男子ダブルス】
●準決勝
ヤン・ツー / 詹健 (SIN) -11、9、6、12 三部航平/坪井勇磨
唐鵬 / 黃鎮廷 (HKG) 7、3、6 チェン・フォン / 呉智康 (SIN)

●決勝
唐鵬 / 黃鎮廷 5、9、7 ヤン・ツー / 詹健

【女子ダブルス】
●準決勝
田代早紀/藤井優子 8、7、5 デグティア / エルマコワ (CAN / RUS)
レイ・ジェンファン / ミャオ・ミャオ (AUS) 6、-8、11、9 ガタク / ナンタナー (IND / THA)

●決勝
田代早紀/藤井優子 1、4、7 レイ・ジェンファン / ミャオ・ミャオ
 卓球王国WEBのブログメンバーに伊藤美誠選手が加わったことをお知らせしたとたん、とても嬉しいニュースが飛び込んできた。
 現在、シドニーで行われているITTFワールドツアー オーストラリアオープン U21で伊藤美誠選手が優勝したのだ。また、男子U21でも、酒井明日翔選手が優勝。日本人のダブル優勝となった。決勝の相手も日本人選手だった(下記参照)。
 一般シングルスでも、酒井・伊藤両選手は3位入賞の活躍。ちなみに、一般女子シングルスで森薗美咲選手が決勝へ進み、本日、シンガポールの馮天薇と対戦する。


【男子U21シングルス】
●準決勝
酒井明日翔 -6、6、10、-7、8、-5、2 李漢銘 (HKG)
三部航平 8、-8、-4、-8、5、2、12 ニュイティンク(BEL)

●決勝
酒井明日翔  -10、6、8、9、8 三部航平

【女子U21シングルス】 
●準決勝
伊藤美誠 7、10、9、9 佐藤 瞳
加藤美優 6、-11、2、-6、4、5 阿部愛莉

●決勝
伊藤美誠  -11、8、-9、7、4、-8、8  加藤美優
「みまちゃん」こと伊藤美誠選手のブログがオープンしました!

世界各国を駆け回るスーパー中学生・みまちゃんが日常のあれやこれやを伝えてくれます。どうぞ、ごひいきに!

みまのデコDECO日記
http://world-tt.com/blog/ito/
 まだまだ体は動くぞ、聖也! これからひと花、ふた花咲かせましょう(By 編集長)! 
 本日は、岸川聖也選手の27歳の誕生日です! おめでとうございます!

 最新号の世界卓球特集号では、大会の総評として、男子を松下浩二氏(元世界選手権メダリスト)と女子を星野美香氏(現姓馬場・元全日本チャンピオン)にまとめていただいた。

 実際にページにしてみると、今までと違う二人の視点が垣間見えた。
 男子の松下氏は、銅メダル獲得した男子チームにかなり厳しい視線を向けた。「もっとできるはずだ」と。彼は個人的にも選手たちやスタッフとも親しい。なのに、あえて誌面では厳しい部分を強調した。
 それは、選手たちや監督、コーチへの叱咤激励だった。常に対マスコミ的にも、女子の後ろにいる男子への思い。もっと表舞台に行け。そのためには結果がすべてだという叱咤だ。

 一方、女子の星野氏は賞賛の声を女子日本代表に向けた。もちろん結果も銀メダルという素晴らしいものだった。
 しかし、大会後に「星野氏、福原愛選手の専属コーチに」という発表があり、同じ日本チームとは言え、星野氏に遠慮というよりは「最大限の配慮」が日本代表に向けられたのかもしれない。
 
 それにしても、二人の話を聞いていて、さすがに何度も世界で戦い、修羅場をくぐった人しか言えないコメントがある。その慧眼には脱帽だった。
 やはり経験した人しか言えない感覚や言葉というものはあるものなのだ。
 5月16〜18日にフィリピン・スービックベイでITTFワールドツアー・フィリピンオープンが開催。女子シングルスで早田ひな(石田卓球クラブ)と根本理世(十六銀行)が3位に入賞した。

 女子シングルス2回戦で浜本由惟(JOCエリートアカデミー)との同士討ちを制した早田は続く準々決勝で世界ランク12位のユ・モンユ(シンガポール)をゲームオールで下す金星を上げ、準決勝に進出。サマラ(ルーマニア)にはストレートで敗れたものの3位入賞を果たした。また、根本は1、2回戦、準々決勝と日本選手との同士討ちに3連勝。準決勝では優勝した馮天薇(シンガポール)に敗れたが、こちらも3位入賞を果たした。

 また、アンダー21では男子で三部航平(青森山田高)と酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京)が、女子で加藤美優(JOCエリートアカデミー)と佐藤瞳(札幌大谷高)がそれぞれ3位に入った。

各種目の優勝記録は以下のとおり。
 
【ITTFワールドツアー・フィリピンオープン優勝記録】
● 男子シングルス:何鈞傑(香港)
● 女子シングルス:馮天薇(シンガポール) 3位:根本理世、早田ひな
● 男子アンダー21:チェン・フォン(シンガポール) 3位:三部航平、酒井明日翔
● 女子アンダー21:リン・イエ(シンガポール) 3位:加藤美優、佐藤瞳
 5月14〜18日にタイ・バンコクでITTFタイジュニア&カデットオープンが行われ、日本がジュニア6種目中、5種目を制覇。女子シングルスでは表彰台を独占した。
各種目の優勝記録は以下のとおり。

【ITTFタイジュニア&カデットオープン優勝記録】
※日本選手のカデット、ホープス種目への参加はなし
● ジュニア男子団体:日本
● ジュニア女子団体:日本
● ジュニア男子シングルス:ヤン・ヘンウェイ(チャイニーズタイペイ)
● ジュニア女子シングルス:平真由香 2位:安藤みなみ 3位:芝田沙季、伊藤佑里子
● ジュニア男子ダブルス:郡山北斗/松下大星 2位:平野晃生/渡辺裕介 
● ジュニア女子ダブルス:芝田沙季/平真由香 2位:安藤みなみ/伊藤佑里子
● カデット男子団体:チャイニーズタイペイ
● カデット女子団体:チャイニーズタイペイ
● カデット男子シングルス:リン・ユンジュ(チャイニーズタイペイ)
● カデット女子シングルス:ファン・シハン(チャイニーズタイペイ)
● カデット男子ダブルス:リ・シンヤン/リン・ユンジュ(チャイニーズタイペイ)
● カデット女子ダブルス:チェン・T/ユ・シウティン(チャイニーズタイペイ)
● ホープス男子シングルス:メカンポーン(タイ)
● ホープス女子シングルス:リー・カイ(香港)
 5月19日に16歳の誕生日を迎えたフランスの少女が、味の素ナショナルトレーニングセンターにいる。
 1年前の世界選手権パリ大会で出場していたマリー・ミゴ選手だ。エリートアカデミーの選手たちと一緒にトレーニングセンターに寄宿し、毎日練習に励んでいる。これほど長くこのセンターに寄宿して練習していた外国選手はいない。
「去年はフランスジュニアチャンピオンで、シニアは13位だったので、パリの世界選手権にも出場できた。
 最初に来たのは去年の9月で、その時には3週間滞在して、一度帰ったけど、また来日。今日本には7カ月います。日本に来た目的は新しい体験をしたかったから。フランスとは全く違う体験、いろいろな人に会って、いろいろな練習をしたいと思ってました。ただ日本の生活に順応するのは難しいことではありません。みんながとてもやさしくしてくれます。
 10歳から12歳の間に中国の北京と広州に行っていて、中国のコーチは閉鎖的な感じがしたけど、日本の人のほうがもっとオープンな感じがします。
 ほとんど毎日、ここで(トレーニングセンター)練習してますが、今まで大阪にも行ったし、都内では渋谷、原宿に行きました。日本での練習も生活もとても楽しんでいます。 

 もちろんフランスと日本では練習量も違います。日本では午後から6時間やるけど、フランスではせいぜい2時間か3時間で、最初日本に来た頃は集中するのが大変でした。今は8時から12時まで新板橋のフランスの学校に行き、帰ってきてから少し昼寝をして、そこから練習をします。忙しいんですよ(笑)。
 6月14日に帰ります。その後少し練習して、ヨーロッパユース選手権に出ます。もちろん世界ジュニア選手権に出たいと思っています」
 
 明るく可憐なマリーは練習場にいるとスタッフや選手たちにいつも声を掛けられ、可愛いマスコット的な存在なのかもしれない。最後に将来の夢を聞いてみた。
「私の夢? オリンピックに出たいです。現実的には難しくても厳しい練習して、その夢をつかみたいですね」
 異境の地で、腕を磨くフランス少女16歳、マリー・ミゴ。これからのジュニア大会で注目してみよう。
  • トレセンのアイドル(?)、フランスのマリー・ミゴ選手