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 9月8〜12日にベルギーのデハーンでITTFワールドツアー・ベルギーオープンが開催され、男子アンダー21で今年のインターハイ王者・三部航平(青森山田高)が決勝でエチェキ(ハンガリー)を下し優勝を果たした。三部は男子シングルスでは3回戦でアンデション(スウェーデン)に敗退したものの、及川瑞基(青森山田高)との男子ダブルスでは3位に入賞した。

 男子シングルスの優勝はNi.アラミヤン(イラン)。今までワールドツアーで2回戦以上に進出したことのなかったNi.アラミヤンだが、快進撃で決勝に進出。決勝ではスッチ(ルーマニア)を4-2で下し、うれしい初優勝を遂げた。また、兄のNo.アラミヤン(イラン)と組んだ男子ダブルスでも優勝し、大会2冠を達成した。
「素晴らしい週だね。今まで一度も優勝したことがなかったのに、今大会はダブルスとシングルスの2タイトルが取れたんだから」(Ni.アラミヤン)

 女子シングルスの決勝はカットの徐孝元(韓国)と馮天薇(シンガポール)。馮天薇の3-1リードから徐孝元が3ゲームを連取し、逆転で今シーズン初優勝を遂げた。今シーズンいまだ優勝のない馮天薇。ベルギーこそはと思わせたが、優勝はまたもやおあずけとなった。

各種目優勝者と日本選手の上位結果は以下のとおり。
 
[ITTFワールドツアー・ベルギーオープン]
●男子シングルス優勝:Ni.アラミヤン(イラン)
●女子シングルス優勝:徐孝元(韓国)
●男子ダブルス優勝:Ni.アラミヤン/No.アラミヤン(イラン) ※3位:及川瑞基/三部航平
●女子ダブルス優勝:リン・イエ/周一涵(シンガポール)  ※3位:松平志穂/酒井春香
●男子アンダー21優勝:三部航平
●女子アンダー21優勝:周一涵(シンガポール)

情報提供:ITTF(国際卓球連盟)
写真提供:板垣孝司監督(青森山田高)
 本日終了した『2015世界ジュニア卓球選手権 フランス大会女子日本代表選手選考会』。女子20選手が参加して行われ、佐藤瞳(札幌大谷高)が優勝、平野美宇(JOCエリートアカデミー)が準優勝となり、11月29日〜12月6日にフランス・ヴァンデ県で開催される世界ジュニア選手権の代表権を獲得した。
 選考会は、第1ステージ(10名ずつのリーグ戦)、第2ステージ(第1ステージでの順位別リーグ戦/1〜10位リーグ、11〜20位リーグ)で争われ、1〜10位リーグの優勝者と準優勝者の2名が代表に内定。本日開催された第2ステージでは5試が行われ(第1ステージの対戦は持ち越し)、1〜10位リーグは、佐藤と平野、加藤美優(礼武道場)が7勝2敗で並んだ。3者間での得失点差で加藤が3位に、そして佐藤が優勝、平野が準優勝という結果となった。
 これにより、女子代表はすでに選考基準を満たしている伊藤美誠(スターツSC)と佐藤、平野の3名が内定。残る1名は強化本部推薦で選出される。

1〜10位リーグの順位は以下のとおり
①佐藤瞳(札幌大谷高)②平野美宇(JOCエリートアカデミー)③加藤美優(礼武道場)④橋本帆乃香(四天王寺高)⑤早田ひな(石田卓球クラブ)⑥浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)⑦牛嶋星羅(正智深谷高)⑧石川梨良(JOCエリートアカデミー/帝京)⑨森田彩音(JOCエリートアカデミー/帝京)⑩芝田沙季(四天王寺高)

 なお、男子の世界ジュニア選手権日本代表選考会は、9月18〜20日、千葉・旭市総合体育館で開催され、選考会優勝者(1名)が代表権を獲得する。
※男子選考基準(8月のITTF U-18ランキング上位2名)により、三部航平と及川瑞基(ともに青森山田高)はすでに代表に内定


●世界ジュニア女子選考会の結果(日本卓球協会サイト内)
http://www.jtta.or.jp/result/2015/wj/15wjWQresult.pdf
 
  • 世界ジュニア代表に内定した佐藤(右)と平野   ※写真提供:馬渡卓也

 世界選手権蘇州大会代表、ITTFワールドツアーではフィリピンオープン優勝、中国オープン3位など、このところ目覚ましい活躍を見せている大島祐哉選手(早稲田大4年)が、9月11日、今年の全日本実業団でベスト8に入った㈱ファースト(本社・東京都江戸川区/浜野浩・代表取締役社長)と、来春からの所属契約を締結した。契約開始は平成28年4月1日。
 9月の世界ランキングでは、60位から22位にジャンプアップし、日本男子選手では4番手に急浮上。8月のヨーロッパチャンピオンズリーグでもサムソノフ(ベラルーシ)、オフチャロフ(ドイツ)という強豪選手に勝利を収めるなど、その勢いは加速中。今回の契約締結により、さらなる飛躍に期待がかかる。
 
 現在、大阪・はびきのコロセアムで行われている『2015世界ジュニア卓球選手権フランス大会 女子日本代表選手選考会』。本日までに第1ステージ(リーグ戦)が終了し、明日・12日(土)は第2ステージ・順位別リーグが行われ、1〜10位リーグの優勝者・準優勝者が世界ジュニア日本代表に内定する。(選考基準をみたし代表権獲得の伊藤美誠は不参加)
 第1ステージは10名ずつ、A・B 2グループにわかれてリーグ戦が行われた。Aグループを1位で通過したのは、早田ひな(石田卓球クラブ)。橋本(四天王寺高)に敗れ7勝1敗で平野美宇(JOCエリートアカデミー)との第1ステージ最終戦に臨んだ早田は、10、-10、-6、12、9という激戦を制し1位通過を決めた。Bグループは、7勝2敗で加藤美優(礼武道場)と浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)が並んだが、直接対決で加藤が勝利し1位で第2ステージにコマを進めている。
 明日の第2ステージは、9時15分から第1試合がスタート。第1ステージでの対戦が持ち越された形でリーグ戦が進められ、14時前には日本代表選手2名が決定する予定だ。
 黄金世代のジュニア女子のプレーを観戦に、はびきのコロセアムへ足を運ぼう(入場無料)

●9/11終了時点の記録(日本卓球協会WEBサイト)
http://www.jtta.or.jp/result/2015/wj/15wjWQresult.pdf

●羽曳野市卓球連盟
http://www.geocities.jp/habikinott/index.html
 オーストリアオープンで優勝して帰国した水谷隼選手。オーストリアからも日本卓球協会関係者に「来年の全日本選手権は一つのメーカーのボールでやりたい」とメールしたことを明らかにした。

 水谷選手のコメント。
「ヨーロッパ遠征の時に、NT(ナショナルチーム)選手の間でも全日本選手権でのボールの話になりました。男女とも全員で一致したのは、全日本は1社のボールにして欲しいということです。
 どの国際大会に出ても、複数のボールを選んで試合をするということはありません。ところが、国内最大の試合である全日本選手権では試合前にジャンケンをして使用球を決めます。あり得ない話です。特に、プラスチックボールになってからメーカー間でのボールの質が大きく違い、特に日本製のボールは弾みなども違うので、慣れていないとよいパフォーマンスができません。セルロイド球の時と状況は違います。いくつものプラボールでプレーできるほど私は器用ではありませんし、来年はオリンピックも控えています。
 大事な全日本選手権の前に一つのメーカーのボールに集中して準備をしたい。ジャンケンやボール選びに神経を遣うのではなく、ぼくら選手はもっとプレーに専念したいのです。協会が選手のことを考えてくれるというのなら、ぜひこのボールの問題は選手のためによい方向に解決して欲しいと願っています」

 今までも記事にしているように、各都道府県での全日本予選はすでに始まっているので、従来通りでよいだろう。全日本予選ではおおむねボールは県協会が1社に決めているから「ボール選び」は予選では問題にならない。ところが、本大会での選手たちのボールに関する戸惑いは大きい。
 日本卓球協会理事会に出席される方々が、この全日本使用ボールの問題をどのように討論するのか。もし選手の声を聞き入れないような会議ならば、「理事会のための理事会」でしかない。あれほどショーアップしたり、マスコミが注目する「全日本選手権大会」であっても、選手のための根本問題が改善されないならば、それは「二級大会」になってしまう。  (今野)

  • 「全日本選手権は1種類のボールで」と水谷隼選手

 今月の19日の日本卓球協会理事会で決定すると言われている、来年1月の全日本選手権の使用球問題。
 夏のインターハイでも全日本選手権と同様に公認球の中から選手がジャンケンで選ぶというやり方で、多くの選手が戸惑った。それはそれぞれのメーカーのボールの質と言うよりも、ボールの打球感や弾みの違いがメーカー間で大きすぎるからだ。
 男子学校対抗とシングルスで優勝した三部航平は「次の全日本はどうなるかわからないけど、大会ごとにボールを統一して欲しい」と、9月19日発売の卓球王国インタビューで語っている。
 
 選手にとってプラスチックボールになってからの使用球の選択は、予想以上に切実な問題となっている。しかし、一番の問題なのは、このような重要な案件を決める日本卓球協会の理事会のメンバーが、このボールの重要性を知らずに、また選手の声に耳に傾けずに「使用球の問題を処理」をしてしまうことだろう。
 建前としては、「プレーヤーズ・ファースト」(選手優先)という言葉を協会の上層部の方々は口にする。この使用球問題はまさに「選手優先」で考えて欲しい。

 前回の全日本選手権大会で3位に入り、世界選手権で7個のメダルを獲得している岸川聖也選手のコメントを紹介する。
「日本は世界3位の国でこれから優勝を狙おうとしているのに、その国内最大で、選手選考も兼ねている全日本選手権で複数のボールで試合をするというのはあり得ない話です。ボールの規格変更など、ルールなども変わっているのだから、全日本のボール選択のルールも変えるべきではないでしょうか。
 選手が必死に勝ちに行く全日本という舞台で、選手がコートに入るまでどのボールで試合をするのかわからないという状況は考えられません。選手が良いプレーをするということが一番大事なことではないでしょうか」  

 すでに全日本選手権大会の予選は各都道府県で始まっている。予選では使用球の問題は起こらないと想像する。なぜなら、各加盟団体は事前に予選の時の使用球を決めているからだ。だから、地方の役員はこの使用球の記事を読んでもピンとこないかもしれない。
 しかし、インターハイでもそうだったように、全日本選手権では使用球の選択が選手を悩ますことになる。「入札方式」のようにお金がからむやり方を回避したいのであれば、それもいいだろう。いずれにしても選手のことを考えて、「使用球は一つ」にしてほしい。  (今野)

  • 全日本選手権での岸川聖也選手

 9月2〜6日にオーストリアのウェルスで開催されたITTFワールドツアー・オーストリアオープン。男子シングルスで水谷隼(beacon.LAB)が優勝。女子シングルスで福原愛(ANA)が3位に入った。

 男子シングルスで水谷は準々決勝で荘智淵(チャイニーズタイペイ)に4-2で勝利、準決勝ではガチーナ(クロアチア)をストレートでくだし決勝に進出した。決勝では最新の世界ランクで同じ5位で、大会第1シードのオフチャロフ(ドイツ)を4-1で下し今シーズン初勝利をあげた。

 女子シングルスでは第1シードの石川佳純(全農)が先週行われたチェコオープンで敗れた鄭怡静(チャイニーズタイペイ)にまたも敗れ準々決勝で敗退する中、第2シードの福原はチェコでも勝利した田志希(韓国)、李皓晴(香港)を連破し準決勝へ進出。準決勝での対戦相手のカットのハン・イン(ドイツ)もチェコオープンでは勝利していたものの、今大会はストレートで敗退となりツアー連覇はならず。3位に終わった。女子の優勝は福原を破ったハン・イン。決勝では石川を下した鄭怡静をストレートで下し優勝を決めた。
また、女子アンダー21では前田美優(日本生命)が2位に入った。

各種目優勝者と日本選手の上位結果は以下のとおり。
 
[ITTFワールドツアー・オーストリアオープン]
●男子シングルス優勝:水谷隼
●女子シングルス優勝:ハン・イン(ドイツ) ※3位:福原愛
●男子ダブルス優勝:張禹珍/李尚洙(韓国)
●女子ダブルス優勝:シャン・シャオナ/ゾルヤ(ドイツ)
●男子アンダー21優勝:ツァイ・ユージア(デンマーク)
●女子アンダー21優勝:シャオ・ジェニー(ポルトガル) ※2位:前田美優

男子決勝(水谷vs.オフチャロフ)のハイライト動画が以下のITTF Youtubeチャンネルよりご覧いただけます↓
https://www.youtube.com/watch?list=PLIl_mJ3zK7B_PNwtX36LKf3V0GngeTdf4&v=4aCABj0BUbw
 すでに日本全国では来年1月の全日本選手権大会の予選が始まろうとしている。
 今年1月の全日本選手権大会で、選手が最も混乱したのは「プラスチックボール」だった。思い返せば、去年9月の日本卓球協会理事会で、使用ボールは1社のみの「入札方式」が採用されるかと思いきや、公認球すべてを選球できるという従来のやり方で決着した。

 その結果、多くの選手が戸惑った。あの時点で各メーカーのプラスチックボールのバラツキ(弾み・感触)が大きかった。選手同士の選択したいボールが違う場合は、ジャンケンで選球の権利を得るのだが、そのジャンケンによって、試合の行方が左右されることになったのだ。
 全日本選手権に出場するような選手でも、普段の練習ですべてのメーカーのプラスチックボールを試していないために、得手不得手のボールが発生した。試合でのパフォーマンスを気にする前に、選手たちはボールやジャンケンに神経を使うことになった。

 多くの選手から「来年は是非1社のボールにすべきだ」という意見が出た。そうすれば大会前から集中して大会使用球で練習できる。「ボール選びが戦術の一つになるのはおかしい。来年からはボールは1種類にして欲しい」と男子シングルスで優勝した水谷はインタビューでも答えている。

 日本卓球協会はおそらく9月19日の理事会で、来年1月の全日本選手権での使用ボールに関する結論を出すことになるだろう。
 常々、協会は「プレーヤーズ・ファースト(選手を優先する)」という考え方を掲げている。選手優先で考えるなら、世界選手権や五輪、アジア選手権、ワールドツアーで行っているように大会使用球は1種類にすべきだろう。
 協会は、ボールの公認制度を実施しているために、全日本選手権ではすべての公認球を選手が選べるようにするという建前を持っている。しかし、今や世界が注目する全日本選手権大会で数種類のボールが使用されるのは滑稽としか言いようがない。
 「プレーヤーズ・ファースト」なのか、「メーカー・ファースト」なのか。理事会に出席する方々の知見と結論に注目が集まる。 (今野)

*写真は前回の男子シングルス決勝。「ボールを1種類にしてほしい」というチャンピオン水谷の切実な声は協会の理事に届くのだろうか
 本日発表されたITTF(国際卓球連盟)発表の世界ランキング。日本選手の30位以内を紹介する。

●日本の男子上位者を列記する。( )内は前回ランキング。
名前横はランキングポイント(レーティングポイント+ボーナスポイント)
5位(6)  水谷隼   2784
12位(11) 丹羽孝希  2590
18位(20) 吉村真晴  2494
22位(60) 大島祐哉  2413
24位(21) 森薗政崇  2379
25位(35) 松平健太  2353
28位(26) 村松雄斗  2338

●日本の女子上位者を列記する。( )内は前回ランキング。
名前横はランキングポイント(レーティングポイント+ボーナスポイント)
5位(5)  石川佳純  3116
6位(6)  福原愛   3115
10位(10) 伊藤美誠  2889 
17位(19) 平野美宇  2746
19位(22) 石垣優香  2714
19位(18) 平野早矢香 2714
28位(26) 森薗美咲  2662
29位(31) 佐藤瞳   2652

 女子は昨日の記事で言及しているように、すでに村上恭和監督は「3番目の選手は世界ランキングで選出する」とメディアの前で言明している。
<リオ五輪シングルス出場> 
石川佳純
福原愛
<リオ五輪団体戦出場>
伊藤美誠
以上の3名が9月19日の日本卓球協会理事会で諮られ、内定となるだろう。チェコオープンで優勝した福原は1点差で石川には及ばなかった。 

 一方、男子は
<リオ五輪シングルス出場> 
水谷隼
丹羽孝希

 団体戦用の3人目は強化本部推薦だが、現時点では世界ランキング3番手の吉村真晴が濃厚だ。この2カ月で吉村が丹羽を追いかけ、大島が大きくランキングを上げ、森薗も上位に食い込んだ。今年前半まで3番手の有力な候補だった松平は最後追い上げたが6番手に終わった。
 
 9月19日の理事会で男女3人ずつの五輪代表内定者が発表される。
 来年8月に開幕するリオ五輪の11カ月前となり、他の協会(国)と比べても相当に早いタイミングとなる。そして来年4月にシングルスのアジア大陸予選が行われ、5月には五輪出場者のみによる最終のITTF五輪ランキング(シングルスと団体)が発表される。
 日本は男女とも、チームランキングで2位につけ、第2シードを獲得し、中国と反対側のシードを目指す。

●写真はシングルスの五輪代表内定の4人

  • 3度目の五輪出場の水谷隼

  • 2度目の五輪出場の丹羽孝希

  • 2度目の五輪出場の石川佳純

  • 4度目の五輪出場の福原愛

 8月30日に終了したチェコオープンにほとんどのトップ選手が出場した日本。5月の世界選手権大会以降も大勢の日本代表団が各オープン大会(ワールドツアー)に出場した。
 トップ選手の出場の目的は世界ランキングを上げることであり、男女数人ずつはその先の五輪日本代表を狙っての参戦だった。
 
 日本卓球協会は9月上旬(おそらく今週)、ITTF(国際卓球連盟)が発表する世界ランキングをもとにして来年のリオ五輪の日本代表3名を決めると発表していた。
 男女とも、世界ランキング上位2名はシングルスに出場し、3番目の選手は団体戦用の選手として選出する。
 このタイミングは実は世界共通ではない。実際には来年の4月に各大陸の五輪予選があるため、そのエントリーに間に合えばよいのだが、日本卓球協会の強化本部は大陸予選の7カ月前に選出し、選手に早めに準備させるという考えだったようだ。

 8月発表の世界ランキングでは、日本選手の上位者として、男子は水谷隼・6位、丹羽孝希・11位、吉村真晴・20位、森薗政崇・21位、村松雄斗・26位、吉田雅己・33位、松平健太・35位。
 女子は、石川佳純・5位、福原愛・6位、伊藤美誠・10位、平野早矢香・18位、平野美宇・19位、石垣優香・22位、森薗美咲・28位、佐藤瞳・31位。
 8月の世界ランキング発表以降は、中国オープン、ブルガリアオープン、チェコオープンが主なランキング対象大会で、日本選手はこぞって参加した。
 男子では、中国オープンで大活躍の大島祐哉が60位から20位台前半に大きくジャンプアップすると予想されるが、おそらく吉村は抜けないだろう。女子は、世界選手権蘇州大会でも活躍した伊藤美誠が福原に肉迫していたが、7月からのラストスパートで好成績をあげた福原に及ばなかった。

 男子では、水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴が上位3名となり、女子は石川佳純、福原愛、伊藤美誠が上位3名になると予想される。その中で、男子の水谷、丹羽、女子の石川、福原がシングルスへの出場となるだろう。
 団体戦用の3番手は、ランキングではなく強化本部推薦で選ぶことが選考基準に記されているが、日本女子の村上恭和監督はランキング3番目の選手を選出するとすでにマスコミに明言していた。男子の倉嶋洋介監督は明言はしていないものの、3番手はジャパンオープンで世界のトップ選手を連破した吉村真晴が選出される可能性が濃厚だ。

 五輪日本代表は、まずITTF発表の世界ランキングを確認しつつ、9月19日の日本卓球協会理事会に諮られ、内定する。これで、日本選手の五輪代表レースは区切りを迎える。

写真は予想される9月世界ランキングの男女上位3名ずつ

  • 水谷隼

  • 丹羽孝希

  • 吉村真晴

  • 石川佳純

  • 福原愛

  • 伊藤美誠