スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
男子個人戦の準決勝はボル、オフチャロフのドイツ勢がそれぞれ勝利。

●個人戦男子準決勝
ボル(ドイツ/男子3位)3(-7、4、-10、6、9−3)2 荘智淵(タイペイ/男子2位)
オフチャロフ(ドイツ/男子1位)3(10、-6、8、10−9)1 水谷(日本/男子4位)

最近好調のボルは序盤から荘智淵と見応えのあるラリーを展開。
荘智淵は足を使った連続ドライブで食い下がったが、ボルは要所でしっかり得点。右手にスイッチして打ち返すなど、曲芸的なプレーで会場を沸かせたボルが決勝へ進出した。

第2戦には日本の水谷が登場。
ライバルのオフチャロフと一進一退の攻防となり、超絶ラリーで観客を魅了した。
第4ゲームで水谷が9−7とリードしたが、オフチャロフがじりじりと点差を縮め、9−9。
水谷が1点取れば、次ゲームでキルゾーンに突入する場面だったが、ここはオフチャロフが強気で攻めて、試合を決めた。

「1ゲーム目のスタートダッシュが悪かった。1−5でリードされて、そこから追いついたけど、もっと押していきたかった。それで落としたのが大きな敗因。大事なポイントの時に甘いレシーブが来たのに、決めきれなかったボールが多かった。そこが自分の弱いところ。チャンスが来たときに60〜70%くらいの力で打って様子を見てしまった。そこを90%くらいの力で打っていれば良かった。そこを反省したい。あとは全体的には悪くなかったと思う。チャンスボールを決めきれなかったのが一番の敗因です」(水谷)

決勝のカードはボルvs.オフチャロフに決定。
水谷は10日に行われる荘智淵との3位決定戦に進む。
  • 皇帝ボルは決勝へ進出

  • 年齢を感じさせないパワーを見せた荘智淵

  • 魅せた水谷だが、惜しくも競り負けた

  • ライバル水谷に打ち勝ったオフチャロフ

  • 右手で打球。もはやボルの代名詞

  • 水谷は1カ月後の全日本に向けてまだ止まらない

T2アジア太平洋リーグ(T2 ASIA-PACIFIC TABLE TENNIS LEAGUE)がいよいよグランドファイナルを迎えた。

 男女混成のチームで全6節行われてきた団体戦はボル(ドイツ)、早田を擁するチーム・メイスが1位、水谷、朱世爀(韓国)を擁するチーム・パーソンが2位となり、決勝へ進出。両チームがグランドファイナルで激突する。

チーム・メイス:ボル(ドイツ)、シバエフ(ロシア)、陳建安(タイペイ)、馮天薇(シンガポール)、梁夏銀(韓国)、早田ひな(日本/日本生命)
チーム・パーソン:水谷隼(日本/木下グループ)、朱世爀(韓国)、M.カールソン(スウェーデン)、スッチ(ルーマニア)、サウェータブット(タイ)、丁寧(中国/代替選手として石洵瑶が出場)


団体戦を前に、グランドファイナルのみ個人戦も開催。
全チームでの個人成績が良い上位4選手が選出され、初日に準決勝が行われた。
女子は成績1位の武楊と2位の丁寧がそれぞれ欠場し、代替選手として劉斐と石洵瑶が出場。
男子はサムソノフが欠場となったため、5位だった水谷が繰り上がり選出となっている。

●個人戦女子準決勝
馮天薇(女子3位)3(-7、9、7、8−7)1 石洵瑶(中国/女子2位)
スッチ(女子4位)3(9、8、-4、-6、KZ5−4)2 劉斐(中国/女子1位)

女子の馮天薇は序盤こそ石洵瑶のバックハンドに手こずったが、2ゲーム目からは速さに対応し、フォアハンドの強打を打ち込んでいく。2ゲーム目を9点で取ると、3ゲーム目からは1点目から馮天薇が吠える。
代理で出場している石洵瑶とはモチベーションが違うのだろう。4ゲーム目の7−7、タイムアップとなり、1球勝負になったが、馮天薇の気迫がまさった。

女子準決勝2試合目は大激戦。
スマッシュは打てるがカット打ちがあまり得意ではないスッチが劉斐に挑んだ。
序盤から好調にカットを打ったスッチだが、2ゲームを連取したところで、フッと緊張感の糸が切れてしまったか。元気もなくなり、あっという間に2ゲームを奪われて、キルゾーンに突入。
4−2と王手をかけられたスッチだが、ここから持ち前の負けん気の強さが出てきた。1点、2点と追いつき、4−4で勝負球を打ち込み、逆転勝利。
床に倒れ込んで、全身でガッツポーズ。パーソン監督に抱きつき、テンションMAXで喜びを表現した。

これで決勝は馮天薇vsスッチに決定。
明日、優勝者が決まる。
  • 馮天薇が決勝へ

  • 世界ジュニアからの転戦となった石洵瑶

  • 今までで一番刺激的な衣装で登場したスッチ

  • 劉斐は逆転負けを喫した

  • スッチ、魂の勝利!

  • パーソン監督の胸に飛び込んだ!

 東京・三鷹市にあるITS三鷹にて「第4回 荻村さんの夢展」が開催される。

 ITS三鷹の前身である国際卓球会館創設60周年、ITS三鷹創設30周年の歴史を振り返る資料を展示するほか、世界選手権男子シングルスで3連覇を達成した中国の荘則棟氏から荻村伊智朗氏に贈られた「書」を展示予定。

入場無料で、当日は卓球台の無料開放も行われる。

第4回荻村さんの夢展

12月9日(土)10:00~17:00
※入場料、卓球台利用無料

12月10日(日)10:00~16:00
※入場料、卓球台利用無料

詳細はこちらをご覧ください
http://www.its-mitaka.co.jp/s/ogimura2017.html



書籍『荻村さんの夢』(上原久枝+藤井基男+織部幸治・編)はこちら。
https://world-tt.com/ps_book/extra.php?lst=2&sbct=A&dis=1&mcd=BZ019&pgno=3
 11月26日〜12月3日にイタリアの北部・リーヴァ・デル・ガルダで開催された世界ジュニア選手権大会が終了。日本は団体で銀メダル2個、ダブルスで銅メダル4個、シングルスで銅メダル1個の計7個のメダルを獲得した。最終の記録は以下のとおり。

[男子団体]
優勝:中国(2年ぶり13回目)
2位:日本
3位:韓国、ルーマニア

[女子団体]
優勝:中国(2年ぶり13回目)
2位:日本
3位:韓国、ルーマニア

[男子シングルス]
優勝:薛飛(中国)
2位:モアガド(スウェーデン)
3位:王楚欽(中国)、牛冠凱(中国)

[女子シングルス]
優勝:孫穎莎(中国)
2位:王曼昱(中国)
3位:加藤美優(日本)、銭天一(中国)

[男子ダブルス]
優勝:王楚欽/薛飛
2位:安宰賢/白鎬均(韓国)
3位:宇田幸矢/田中佑汰(日本)、高見真己/木造勇人(日本)

[女子ダブルス]
優勝:石洵瑶/孫穎莎(中国)
2位:銭天一/王曼昱(中国)
3位:加藤美優/長崎美柚(日本)、木村光歩/木原美悠(日本)

[混合ダブルス]
優勝:薛飛/王曼昱(中国)
2位:安宰賢/金智淏(韓国)
3位:プレテア/ディアコヌ(ルーマニア)、王楚欽/孫穎莎(中国)

大会の詳細は世界ジュニア速報でご覧ください。
http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?bn=184&md=1
 五輪卓球台を提供する(株)三英(千葉県流山市)とドイツの老舗卓球メーカー「ティバー」が業務提携の契約を締結したと発表した。

 今後はSANEI/TIBHARのダブルブランドでの卓球関連製品をグローバルに展開するとのこと。
 2社の共同事業として、2018年ロンドンと2019年東京でのワールドチームカップへ卓球台を提供する。

  • 三英の三浦慎社長(右)とティバー社のローランド・ベルグ社長(中)

 11月25〜26日に大阪市立舞洲障がい者スポーツセンターで「第9回国際クラス別パラ卓球選手権大会」が開催された。

 国際大会と同じクラス別けが採用された、いわば「肢体不自由者の全日本」に当たる今大会。個人戦(シングルス)の結果は日本代表選考にも関わるということもあり、白熱したハイレベルな試合が展開された。

 クラス1〜5が車椅子、6〜10とSが立位で、それぞれ数字が小さいほど障害が重度となっている。各クラス優勝者は以下の通り。

●男子個人戦(シングルス)
クラス1〜2:皆見信博
クラス3:吉田信一
クラス4:長島秀明
クラス5:岡紀彦
クラス6:七野一輝
クラス7:八木克勝
クラス8:立石アルファ裕一
クラス9:岩渕幸洋
クラス10:垣田斉明
クラスS:玉置修司

●女子個人戦(シングルス)
クラス1〜3:茶田ゆきみ
クラス4:吉海美代子
クラス5:別所キミヱ
クラス6〜7:藤本けい子
クラス8:廣兼めぐみ
クラス9:石河恵美
クラス10〜S:竹内望

●男子ダブルス戦
クラス1〜5:岡紀彦・土井健太郎
クラス6〜8:立石アルファ裕一・玉井英雄
クラス9〜S:垣田斉明・永下尚也

●女子ダブルス戦
クラス1〜5:別所キミヱ・石橋栄
クラス6〜S:石河恵美・工藤恭子

 大会の模様は『卓球王国』2018年2月号(12/21発売)に掲載します。
 11月22〜26日にスペイン・アルメリアでITTFチャレンジ・スペインオープンが開催され、女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝を果たした。第1シードの早田は準決勝でスッチ(ルーマニア)、決勝で田志希(韓国)とのゲームオールの接戦を展開。決勝では最終ゲームを13-11のジュースでとり、優勝を決めた。
 
 男子シングルスでは吉村和弘(愛知工業大)が2回戦で吉田海偉(東京アート)との同士討ちを制し駒を進め、準々決勝で第1シードのガルドス(オーストリア)、準決勝では呉柏男(香港)を下し決勝に進出。決勝ではグナナセカラン(インド)に2-4で敗れたが準優勝を果たした。
 また、女子アンダー21では13歳の大藤沙月(ミキハウスJSC)がタイトルを獲得した。
 
優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

■ ITTFチャレンジ・スペインオープン
●男子シングルス優勝:グナナセカラン(インド) 2位:吉村和弘
●女子シングルス優勝:早田ひな 3位:芝田沙季
●男子ダブルス優勝:趙勝敏/朴康賢(韓国)
● 女子ダブルス優勝:田志希/梁夏銀(韓国)
●男子アンダー21優勝:林兆恒(香港)
● 女子アンダー21優勝:大藤沙月
 11月22~25日にポルトガル・ギマランイスでITTFジュニアサーキット・ポルトガル大会が開催され、カデット男子シングルスで谷垣佑真(愛工大附属中)が優勝を果たした。谷垣は予選・決勝トーナメントを通し全試合ストレートで勝利。完全優勝となった。また、加賀美利輝、鈴木颯(いずれも愛工大附属中)と出場のジュニア男子団体でも決勝でイランを下しタイトルを獲得。谷垣は2冠を達成した。

 また、ジュニア男子シングルスでは加賀美が決勝に進出。パナギトグン(タイ)に敗れ優勝はならなかったが準優勝と結果を残した。今大会、日本女子の出場はなかった。

優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

【ポルトガルジュニア&カデットオープン結果】
●ジュニア男子シングルス優勝:パナギトグン(タイ) 2位:加賀美利輝
●ジュニア女子シングルス優勝:ラン・リサ
●ジュニア男子ダブルス優勝:チリタ/パナギトグン(ルーマニア/タイ)
●ジュニア女子ダブルス優勝:アシュタリ/ジャマリファー(イラン)
●ジュニア男子団体優勝:日本
●ジュニア女子団体優勝:タイ/ベルギー/オランダ混成チーム 
●カデット男子シングルス優勝:谷垣佑真
●カデット女子シングルス優勝:ザハリア(ルーマニア)
●カデット男子ダブルス優勝:バヨール/ミロン(ルーマニア)
●カデット女子ダブルス優勝:ミロファン/ザハリア(フランス)
●カデット男子団体優勝:フランスB
●カデット女子団体優勝:ルーマニア
●ホープス男子シングルス優勝:サマディ(イラン)
●ホープス女子シングルス優勝:ジョウ・ジンイ(シンガポール)
 昨日より大阪・東和薬品ラクタブドームで開催されていた全日本学生選抜選手権が終了。男子は坪井勇磨(筑波大)、女子は阿部愛莉(早稲田大)が優勝を果たした。

【男子シングルス】
優勝:坪井勇磨(筑波大)
準優勝:三部航平(専修大)
3位:上村慶哉(早稲田大)
4位:郡山北斗(専修大)
ベスト8:田添健汰(専修大)、酒井明日翔(明治大)、吉田大輔(中央大)、周ショウ(日本大)

【女子シングルス】
優勝:阿部愛莉(早稲田大)
準優勝:安藤みなみ(専修大)
3位:徳永美子(早稲田大)
4位:高橋梓海(日本体育大)
ベスト8:瀬山咲希(中央大)、奥下茜里(日本大)、打浪優(神戸松蔭女子学院大)、前瀧初音(東京富士大)

 坪井は準々決勝で田添、準決勝で上村を下して決勝進出。決勝では青森山田の後輩・三部にゲームをリードされるも、徐々にペースをつかんでフルゲームで勝利。高校時代はインターハイ3冠王も、大学入学後はタイトルには届いていなかったが「筑波大に入ってやってきたことが間違ってなかったと証明できた」と安堵の表情を見せた。
 阿部は予選リーグで1敗を喫して2位通過も、「一度負けたから開き直れた」と決勝トーナメントに入ってからは好調なプレーを見せて勝ち上がる。準々決勝では全日学で敗れていた奥下にリベンジ。決勝ではライバルであり全日学女王の安藤との前陣でのラリー戦に勝利し優勝を決めた。早いピッチのラリー戦の中でも、絶妙な緩急と変化で安藤のミスを誘った。
  • 男子優勝・坪井勇磨、女子優勝・阿部愛莉

 今年1年間、卓球界で活躍した人を表彰する『ITTFスターアワード』。2017年の表彰は12月14日のグランドファイナル初日にカザフスタン・アスタナで行われる。日本からは男子選手賞に張本智和(JOCエリートアカデミー)、女子選手賞に平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、ポイント(得点)賞に丹羽孝希/吉村真晴(スヴェンソン/名古屋ダイハツ)がノミネートされている。この3部門はITTFのWEBサイトで一般投票が可能なので、みんなで日本選手を応援しよう! 投票は11月24日まで。

以下はノミネート選手と選考理由。

【2017 ITTFスターアワードノミネート選手】
★ 男子選手賞
● 馬龍(中国):2017世界チャンピオン、2017カタール&ジャパンオープンチャンピオン、2016グランドファイナルチャンピオン
● オフチャロフ(ドイツ):2017男子ワールドカップチャンピオン、2017インド・ブルガリア・中国・ドイツオープンチャンピオン、2017ヨーロッパ団体チャンピオン
● 張本智和(日本):2017チェコオープンチャンピオン、14歳で最年少ワールドツアーシングルスチャンピオン、世界選手権最年少ベスト8
● ボル(ドイツ):2017男子ワールドカップ銀メダリスト、2017韓国オープンチャンピオン、2017ヨーロッパ団体チャンピオン

☆ 女子選手賞
● 丁寧(中国):2017世界チャンピオン、2017女子ダブルス世界チャンピオン、2017中国オープンチャンピオン
● 朱雨玲(中国):2017女子ワールドカップチャンピオン、2017世界選手権銀メダリスト、2016グランドファイナルチャンピオン
● 平野美宇(日本):2017アジアチャンピオン、2017世界選手権銅メダリスト
● 鄭怡静(チャイニーズタイペイ):2017世界選手権ミックスダブルス銀メダリスト、2017女子ワールドカップ銅メダリスト

★ ポイント(得点)賞
● 丹羽孝希/吉村真晴(世界選手権 vs. K. カールソン/M. カールソン)
● 丁寧(世界選手権vs 朱雨玲)
● ボル(チェコオープンvs. 張本智和)
● リュウ・ジャ(女子ワールドカップ vs. リー・ジエ)
● ドリンコール(オーストラリアオープン vs. 大島祐哉)

ITTFスターアワード一般投票サイト(投票11/24まで)
https://www.surveymonkey.com/r/ZFX6LD7


また、スターアワードでは上記3部門に加えて、以下の5部門の受賞者も発表となる。

・パラ男子選手賞
・パラ女子選手賞
・コーチ賞
・ブレークスルースター賞
・フェアープレー賞