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トピックス

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 9月15〜22日にインドネシア・ジョグジャカルタでITTF−ATTUアジア選手権大会が開催され、男子シングルスで張本智和(木下グループ)が銅メダルを獲得。また、日本は男女ダブルス、団体もあわせて合計6個のメダルを手にした。

 男子シングルスで張本は5回戦で陳建安(チャイニーズタイペイ)、準々決勝では鄭栄植(韓国)をストレートで下し準決勝に進出。準決勝では許昕(中国)から1ゲームも奪えず敗退となったものの3位入賞を果たした。男子シングルスの優勝は許昕。決勝で樊振東(中国)を下して勝ち上がってきた、林高遠(中国)に3-1で勝利しアジアチャンピオンの称号を手にした。
 女子シングルスではベスト4を中国勢が独占。準決勝で丁寧、決勝で劉詩雯との同士討ちを制した孫穎莎がタイトルを獲得した。日本選手では準々決勝で石川佳純(全農)が劉詩雯に平野美宇(日本生命)が丁寧にそれぞれストレートで破れベスト8に終わった。
 
 男子ダブルスでは吉村真晴/戸上隼輔(名古屋ダイハツ/野田学園高)が準決勝で樊振東/許昕にゲームカウント2-0と勝利に王手をかけるも、そこから3ゲームを連取され、惜しくも銅メダルに終わった。女子ダブルスでも平野美宇/石川佳純、芝田沙季/佐藤瞳(ミキハウス)がそれぞれ中国ペアに破れ決勝進出ならずも銅メダルを獲得した。

 団体で日本は男女とも中国に破れ、男子は銅メダル、女子は銀メダルを獲得。今大会、全7種目を中国が制し、来年の東京五輪を前に改めて中国の高い壁を感じる大会となった。
  
 各種目の上位記録は以下のとおり。

★ITTF−ATTUアジア選手権大会記録
● 男子団体
優勝:中国 2位:韓国 3位:日本、チャイニーズタイペイ
● 女子団体
優勝:中国 2位:日本 3位:チャイニーズタイペイ、シンガポール
● 男子シングルス
優勝:許昕(中国) 2位:林高遠(中国) 3位:張本智和、樊振東(中国)  
● 女子シングルス
優勝:孫穎莎(中国) 2位:劉詩雯(中国) 3位:丁寧、陳夢(いずれも中国)
● 男子ダブルス
優勝:梁靖崑/林高遠(中国) 2位:樊振東/許昕(中国) 3位:吉村真晴/戸上隼輔、林兆恒/呉柏男(香港)  
● 女子ダブルス
優勝:丁寧/朱雨玲(中国) 2位:陳夢/王曼昱(中国) 3位:平野美宇/石川佳純、芝田沙季/佐藤瞳
● 混合ダブルス
優勝:許昕/劉詩雯(中国) 2位:王楚欽/孫穎莎(中国) 3位:李尚洙/田志希(韓国)、黄鎮廷/杜凱琹(香港)
 9月22日、東京・グランドプリンスホテル新高輪の飛天の間で、中華人民共和国の建国70周年祝賀会が開催。中国駐日本大使の孔鉉佑氏、前総理大臣の福田康夫氏、鳩山由紀夫氏らが出席する中、張本美和選手と金澤美雪コーチ(ともに木下グループ所属)がゲストとして登場。和太鼓・バイオリン・ピアノの演奏に合わせて、リズミカルなラリーを披露し、祝宴に華を添えた。

 9月21〜22日に東京・代々木で行われた日中交流イベント「チャイナフェスティバル2019」ではスリッパ卓球大会も開催された。日中の交流にはやはり卓球が欠かせないようだ。下写真は中国建国70周年祝賀会の様子。
 9月18日、日本卓球協会で評議員も務めた村岡久平さんが逝去された。享年86。
 1971年世界選手権名古屋大会が行われた際、村岡さんは日中文化交流協会の事務局長として、後藤コウ(金+甲)二氏(故人/当時:日本卓球協会会長)や森武氏(当時:日本卓球協会理事)とともに中国に渡り、故・周恩来総理と中国チームの大会参加について交渉。「ピンポン外交」の立役者のひとりとなった。後に日中友好協会の理事長も務められ、各方面での日中交流に尽力した。
 9月18日、元世界チャンピオンの両澤(もろさわ)正子さん(旧姓:関)が逝去された。享年77。
 両澤さんは1963年プラハ大会、1965年リュブリアナ大会に日本代表として出場。右ペンホルダー表ソフトの速攻プレーを武器に、日本女子チームの主力として活躍し、63年大会で女子団体・女子ダブルス(松崎・関ペア)、65年大会では混合ダブルス(木村・関ペア)で優勝した。全日本選手権大会でも女子シングルスで二度の優勝を飾っていた。
 近畿日本ツーリスト首都圏が、卓球競技観戦も含めた「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」の抽選販売受付を10月1日より開始する。

 9月17日、東京2020オリンピックオフィシャル旅行サービスパートナーであるKNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:米田昭正、以下KNT-CT)のグループ会社である近畿日本ツーリスト首都圏(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田ヶ原聡、以下KNT首都圏)は「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」(チケットと宿泊を組み合わせた観戦ツアー)の抽選販売の受付を10月1日より開始することを発表した。

 同ツアーは、陸上競技(トラック&フィールド)・テニス・バレーボール・卓球のうちいずれかの競技と、東京ベイゾーンで開催される1競技を合わせて2競技を観戦する『東京2020オリンピック競技観戦 コンボシリーズ』第2弾。

 「卓球コンボコース」は、卓球競技と、アーチェリーもしくはカヌー(スプリント)を観戦する2泊3日のツアーとなり、旅行代金は99,000円〜117,000円(税別・大人1名/2名1室利用時)となっている。

 東京2020オリンピックの卓球競技の観戦チケットに宿泊付きという貴重なツアー、「絶対に観戦したい!」という方は、まずは下記サイトにアクセスして、詳細をチェックしよう。


■東京2020応援サイト(KNT-CTホールディングス株式会社)
https://www.knt.co.jp/tokyo2020/
 求人検索エンジンとして知られる『Indeed (インディード)』。コミカルな展開で印象に残る同社のCMが、9月17日より新作を全国で順次放映開始。その新作のひとつ「卓球」篇では、俳優の窪塚洋介さんが17年ぶりに卓球姿を披露しており、早くも話題となっている。

 『Indeed (インディード)』の日本法人 Indeed Japan株式会社のCMでは、男女6人が日常の中で仕事や働き方について新しい発見や気づきを得るストーリーが展開していくCMシリーズを展開しており、斎藤工さん、窪塚洋介さん、池内博之さん、泉里香さん、沢尻エリカさん、二階堂ふみさんという、非常に豪華な顔ぶれによるコミカルな内容で話題となっている。

 今回の新作のひとつ「卓球」篇は、窪塚さんが斎藤工さんの職場を訪れ、お昼休みに職場の卓球台で勝負!? という内容。2002年に公開された映画『ピンポン』で主人公のペコ役を演じた窪塚さんが、約17年ぶりに躍動感のある卓球姿を披露。斎藤さんにスマッシュを打ち込む姿は、まさに映画を彷彿させるようなシーンとなっている。


■CM特設サイト
https://jp.indeed.com/cm/after6

■CMギャラリー(IndeedJapan You Tube Official Channel)
https://www.youtube.com/c/IndeedJapan
 9月10〜14日にパラグアイ・アスンシオンでITTFチャレンジプラス・パラグアイオープンが開催され、男子シングルスで森薗政崇(BOBSON)、女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝。森薗はピスチェイ(スロバキア)との国際ペアで出場した男子ダブルスでも優勝し大会2冠を獲得した。
 また、女子ダブルスでも橋本帆乃香/塩見真希(ミキハウス)が優勝。女子アンダー21も塩見真希が制し塩見も2冠を獲得。今大会日本は出場全種目となる5つのタイトルを手にした。
 男子シングルスに出場した丹羽孝希(スヴェンソン)は1回戦でチャン・カイ(アメリカ)に破れ、上位進出はならなかった。
 
 各種目の優勝記録と日本選手の上位記録は以下のとおり。

ITTFチャレンジプラス・パラグアイオープン優勝記録
● 男子シングルス優勝:森薗政崇  
● 女子シングルス優勝:早田ひな
●男子ダブルス優勝:森薗政崇/ピスチェイ(スロバキア)  
● 女子ダブルス優勝:橋本帆乃香/塩見真希
● 混合ダブルス優勝:アファナドル/A. ディアス(プエルトリコ)
● 男子アンダー21優勝:チフエンテス(アルゼンチン)
● 女子アンダー21優勝:塩見真希


 9月4日よりスタートした秋季関東学生リーグ1部が本日終了。男子は専修大が2017年春季以来5季ぶり、女子は青山学院大が2000年秋季以来38季ぶりの優勝を果たした。

【男子1部】
1位:専修大(6勝1敗)
2位:明治大(6勝1敗)
3位:早稲田大(5勝2敗)
4位:中央大(5勝2敗)
5位:筑波大(3勝4敗)
6位:日本体育大(2勝5敗)
7位:法政大(1勝6敗)
8位:大正大(0勝7敗)

★1・2位の対戦
<専修大 4-3 明治大>
○及川 7、-9、8、4 龍崎
 星 -4、6、9、-8、-3 遠藤○
 上村 -8、-7、10、-6 西○
 及川/吉田海 -8、-7、-8 龍崎/沼村○
○吉田海 2、8、6 出雲
○三部 3、-7、4、10 沼村
○蛭田 9、6、-9、-6、15 菅沼

 専修大は昨日行われた早稲田大、明治大との試合に連勝し、最終日を待たずに優勝を決めた。明治大との1戦はダブルスを終えて1-3とリードされたが、後半のシングルス3本で勝利し逆転勝利。ラストの専修大・蛭田と明治大・菅沼の試合は打ちまくる菅沼を蛭田が振り回して2ゲームを先行したが、菅沼の足も止まらずにフルゲームへ。5ゲーム目も終盤まで点差が離れず、ともにマッチポイントを奪うも相手に追いつかれる展開となったが、最後は17-15で蛭田が振り切って優勝を決めた。4季連続優勝中だった明治大は今日の試合で早稲田大を破り、なんとか2位を確保。

◆専修大・高宮監督コメント
 「(今日の最終戦で中央大に負けたので)少し複雑ではあります。春季リーグ、インカレと優勝できず、及川、三部がいる中で、最低でも秋季は優勝したいと思っていた。(及川/三部から及川/吉田海に変えた)ダブルスに関しては悩んでいて、三部をフレキシブルにオーダーできるようにしたかった。三部をダブルスで使うと、どうしてもシングルスは5、6番に使うことになり、そこは相手も読みやすくなってしまう。三部を何番でも自由に使えるようにしたことで、明治大戦も裏をかいて沼村にぶつけることもできた。
 及川、三部で2点は取れるけど、2人に頼ってはダメだと話してきた。2人とダブルスのうち2点を取って、残り2点を全員で取りに行く、そういう戦い方ができた。(明治大ラストで勝利の)蛭田はテクニックがある選手だけど、かわすんじゃなくて自分で決めにいくんだ、勝負をかけていくんだと伝えて、それをしっかりやってくれたと思います」

【女子1部】
1位:青山学院大(6勝1敗)
2位:早稲田大(6勝1敗)
3位:中央大(5勝2敗)
4位:専修大(5勝2敗)
5位:東京富士大(3勝4敗)
6位:日本大(2勝5敗)
7位:筑波大(1勝6敗)
8位:日本体育大(0勝7敗)

★1・2位の対戦
<青山学院大 4-3 早稲田大>
 三條 -4、-4、6、-7 笹尾○
○宮﨑 9、9、9 加藤
 三條/熊中 -7、7、7、-7、-7 岩越/笹尾○
○杉本 7、7、-9、-14、6 岩越
 秋山/杉本 -9、9、-8、7、-11 鎌田/金子○
○秋山 7、-6、11、9 鎌田
○石川 9、-6、9、8 黒野

 女子は春季リーグで3位に躍進した青山学院大が19年ぶりとなるリーグ制覇。2007年にインカレ優勝はあるものの、リーグ戦では21世紀に入り初優勝となった。青山学院大は第1戦で専修大に敗れたが、2戦目以降は連勝。昨日の試合で、4戦目までともに全勝できていた中央大、早稲田大に連勝し、両チームと5勝1敗で並ぶ。今日の最終戦で青山学院大が勝利すると優勝、青山学院大が敗れた場合は早稲田大vs.中央大の勝者が優勝となるも、青山学院大が東京富士大をきっちりと下して優勝を決めた。2016年には3部も経験した青山学院大、通算22回目のリーグ優勝で名門復活を印象づけた。

◆青山学院大・石川主将コメント
 「正直、リーグ戦が始まるまでは優勝できるとは思っていなかった。昨日の中央大、早稲田大戦が大きくて、どっちも劣勢から挽回して勝てて、今日もその流れで臨むことができた。(東京富士大に)勝てば優勝というのはみんなわかっていたけど、勝敗にこだわらずに笑顔で、1本1本選手もベンチも全力で戦おうと話しました。この優勝はチーム全員で勝ち取った優勝だと思っていて、チームワークの良さが勝因。チームの雰囲気というのは意識して臨むようにしました。練習内容を今までとは変えて、実戦的な練習を増やしたのが良い方向に向いたと感じます」

【男子2部】
1位:駒澤大(5勝0敗)
2位:日本大(4勝1敗)
3位:埼玉工業大(3勝2敗)
4位:國學院大(2勝3敗)
5位:慶應義塾大(1勝4敗)
6位:東洋大(0勝5敗)

【女子2部】
1位:東洋大(4勝1敗)
2位:大正大(4勝1敗)
3位:淑徳大(3勝2敗)
4位:國學院大(3勝2敗)
5位:東京経済大(1勝4敗)
6位:東京女子体育大(0勝5敗)

 2部はともに今日行われた第5戦で優勝が決定。男子の駒澤大は日本大と7番フルゲームまでもつれた熱戦を4年生の二木が制して全勝優勝で1部復帰。女子はインカレ2位の東洋大が1部昇格。國學院大に敗れたものの、大正大との直接対決に4-2で勝利して1位を決めた。
 全国ホープス卓球後援会が主催し、講習会および交流試合を行う「第4回全国ホープス卓球後援会会長杯」西日本小学生オープン卓球大会及び優秀選手による技術講習会が、10月19日(土)・20日(日)に広島県・大竹市総合体育館で開催。

 主に西日本地域の小学生を対象としているが、もちろん他の地域からの参加もOK。
 
 講習会の講師は、2015年世界選手権日本代表、全日本選手権女子ダブルス4回優勝の若宮三紗子さん(VICTASアドバイザリーコーチ)で、交流試合はクラス別で予選リーグ・トーナメント方式で行われる。【参加費:1,500円】

 興味のある方は、まずは下記をチェックしよう!(申し込みは9月24日(火)まで)

●「全国ホープス卓球後援会」
http://shiai.jp/asp/hopes/


 8月30日よりスタートした秋季関西学生リーグが9月6日に終了。男子は関西大が昭和41年秋季以来53年ぶりの優勝、女子は関西学院大が春季リーグに続き連覇を達成した。

【秋季関西学生リーグ】
★男子1部
1位:関西大(6勝1敗)
2位:関西学院大(6勝1敗)
3位:立命館大(5勝2敗)
4位:同志社大(4勝3敗)
5位:龍谷大(3勝4敗)
6位:京都産業大(3勝4敗)
7位:大阪経済法科大(1勝6敗)
8位:神戸大(0勝7敗)
◆個人賞
殊勲賞:坂根翔大(関西大)
敢闘賞:高橋和也(関西学院大)

★女子1部
1位:関西学院大(7勝0敗)
2位:同志社大(5勝2敗)
3位:神戸松蔭女子学院大(5勝2敗)
4位:立命館大(4勝3敗)
5位:龍谷大(4勝3敗)
6位:近畿大(3勝4敗)
7位:関西大(1勝6敗)
8位:芦屋大(0勝7敗)
◆個人賞
殊勲賞:村田咲紀(関西学院大)
敢闘賞:朝田茉依(同志社大)

 男子は3連覇中だった関西学院大を破った関西大が53年ぶりのリーグ優勝。大エースの坂根を擁しながら、ここ数年リーグ戦では2部、1部下位に沈んでいた関西大。今季は初戦の大阪経済法科大、2戦目の龍谷大にともに4-3で勝利すると、3戦目では王者・関西学院大を破る。同志社大に敗れるも、強豪の立命館大を4-3で退けるなど勝利を重ね、京都産業大との最終戦に勝利し、見事半世紀ぶりの優勝をつかみ取った。単複出場の坂根、福本を軸に、試合ごとにヒーローが現れる劇的な優勝となった。
 女子は春季リーグで創部以来2度目の優勝を果たした関西学院大が春秋連覇達成。春季リーグでデッドヒートを繰り広げた同志社大、神戸松蔭女子学院大の2校相手に4-3で勝利し、全勝で王座を守り切った。殊勲賞の1年生・村田はシングルス7戦全勝の活躍を見せた。

●写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也