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アテネ五輪

リ・ジャウエイのコメント「王楠に対してはシドニーの時にもプレーしていたけど、あのときは負けました。でも、それは経験として残り、今日は自信を持って戦うことができました。彼女に勝つためには速攻しかなかった。金メダル? 今はそんなことは考えていません。1試合1試合を戦うだけです」
王楠はインタビューに答えず、ロッカールームに消えた。代わりに蔡振華監督が答えた。
「リ・ジャウエイは予想以上にいいプレーをしていた。十分にパワフルな攻撃だったね。この試合でのこういう状況を想像できなかった。試合中に王楠は自分のスタイルを瞬時に変えることはできなかったし、かなりプレッシャーを受けていたと思う」
最後まで自分のペースでできなかった王楠(左)、観戦中の郭躍、牛剣絳(中)、勝った瞬間、リ・ジャウエイの笑顔(右)
五輪2連覇の夢は消えた
リ・ジャウエイ(シンガポール) 4(11-7、11-7、11-13、11-9、11-8)1 王楠(中国)
0-2とリードされた3ゲーム目、リ・ジャウエイは10-7とゲームポイントを奪った。あと1点とれば3-0と決定的にゲームの主導権を奪うところで王楠が驚異的なというか、いつもの粘りを発揮して逆転した。このまま王楠が一気に逆転するかと思ったが、リ・ジャウエイが4、5ゲームで猛攻をかけ、王楠が防戦一方になり、そのまま敗れた。王楠はシドニー五輪でもリ・ジャウエイにマッチポイントを取られながら逆転したが、王楠の苦手の選手の一人だった。
キム・ヒャンミ(北朝鮮) 4(11-7、11-4、9-11、11-8、8-11、12-10)2 チャン・シュエリァン(シンガポール)
キム・ヒャンミのコメント「チャン・シュエリァンには五輪アジア予選で4-1で勝っていたから今日は自信を持って戦いました。準決勝? 余計なことはせずにしっかりと準備をするだけです」
チャン・シュエリァンのコメント「最初の2ゲームが良くなかった。相手のミドルを狙っていく作戦だったけど、彼女も私のコーナーにいいボールを打ってきた。キムはとても強かった。彼女がラリー中に打つたびに叫び声を上げるので少しナーバスになってしまった」
金景娥(韓国) 4(11-6、10-12、11-9、11-7、11-7)1 ティエ・ヤナ(香港)
金景娥のコメント「促進ルールのことも頭に入れておいた。それは守備選手にとって不利になることも知っていた。五輪で初のカット選手の準決勝進出? 本当に?知らなかった。とてもハッピーだし、信じられない気持ちです。次の張怡寧とは今まで何回かやっているけど、一度も勝ったことがない。でも五輪ではないが起こるかわかりません。だから最後まで準備を怠らないようにします」
女子シングルス準々決勝 午後6時スタート
張怡寧(中国) 4(12-10、15-13、13-11、11-3)0 ボロス(クロアチア)
張怡寧のコメント「良い準備ができてました。そして自信を持って戦いました。集中して、最初の3ゲームの後半に決定的な得点を得たのが良かった。失点した時でも積極性を失わなかった。ボロスは1ゲーム目をとるチャンスはあったけど、私がよいプレーができた」
ボロスのコメント「最初の3ゲーム、競り合いに持ち込むことができたけど、運もなかったし、落としてしまった。何を言うべきか今は思いつかないわ。良い準備ができていただけに残念です。今日に関して、張怡寧が私よりも良かったとは思っていない。特にバックハンドに関して言えば、彼女が私よりもいいと思わない。最初の強いボールを彼女のフォアに、次をミドルに狙うという戦術だった。そして自分のリズムで戦うことを心がけた」

昼下がり

2004/08/19

午前の試合が3時に終わり、高橋カメラマンは通称MPCメインプレスセンターへ向かった。無料のフィルム提供&現像サービスを受けられるコダックセンター(左)。
この日のランチ(一人きりで食べる)、その頃、今野は卓球会場でコーラとサンドイッチ(ちょっと差があるね)、そしてMPCの前での風景
写真は左からボロス、金景娥、張怡寧
張怡寧(中国)対ボロス(クロアチア)
ティエ・ヤナ(香港)対金景娥(韓国)
キム・ヒャンミ(北朝鮮)対チャン・シュエリァン(シンガポール)
リ・ジャウエイ(シンガポール)対王楠(中国)