スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

アテネ五輪

試合中に香港に敗北指令があった。本誌高橋カメラマンがその決定的な瞬間をカメラに納めた。まずベンチで李恵分コーチに話されるティエ・ヤナ。そして試合中に涙を拭っていた。五輪の舞台でカムフラージュしながらも明らかに勝者が操作されている。これが許されるのだろうか
女子ダブルス準々決勝
金福来/金景娥(韓国)  4-0 ボロス/バイダ(クロアチア) 
李恩実/石恩美(韓国)  4-2 キム・ヒャンミ/キム・ヒョンヒ(北朝鮮)
●準決勝は中国の同士討ちと韓国の同士討ちとなった。今大会からの新しい試合方式で、同じ国同士は同じブロックに入っている。よって、これで韓国と中国はメダルが確実となった
牛剣絳「今まで自分たちのプレーには満足していなかった。だから、もうメダルの考えるのはやめようと。そしたらプレーが良くなった」
左は応援する梅村選手のお母さん
●やっぱり香港は・・・。香港ペアは2-2と接戦をしていたが、5,6ゲーム目は明らかに戦意喪失。これはどう見てもおかしいでしょう。中国に勝ってはいけない香港、がまた始まった。五輪の舞台でこれが許されるのだろうか。香港ペアはふてくされて帰っていった。何らかの指示が途中で出たのだろうか?
女子ダブルス準々決勝
郭躍/牛剣絳(中国) 4(11-3、12-10、9-11、14-12、11-4,11-8)2梅村・藤沼(日本)
王楠/張怡寧(中国) 4-2 ソン・アシム/ティエ・ヤナ(香港)

●梅村/藤沼組は0-2から2-2に追いついた。二人のカウンターが決まり始めた。しかし5ゲーム目から中国ペアが一気に優勢に転じ、日本ペアにミスが出た。
梅村「うーん、悔しいですね。全く歯が戦ったわけでなくて、いい戦いができていたから。作戦というよりもまず気持ちで負けないこと。二人とも当たっていたので、前について攻めていこうと。展開は悪くなかった。2ゲーム目から相手のやってくることが読めて、ボールもあって来たので残念」
藤沼「もったいないですね。やっている時は必死だったけど、振り返れば気持ちが引いた時があったかも。自分が思っているボールよりも少し変化があって、それに対応できなかった。チャンスはあった。大事な時の凡ミスや、短く出そうとしたサービスが長くなるとか、そういう細かいところの差きあもしれませんね」
「4ゲームの後に勝つチャンスはあったわ。梅村のリズムと戦術転換にうまく対応できなかった」とショップ。試合後の梅村に前原強化副本部長は「強く行き過ぎだよ。打ちすぎ」と笑いながら声をかけた。
「柳承敏が悪いんですよ。柳承敏の試合を見ちゃったから」と梅村。これはその前に松下をフルスイングで吹っ飛ばした柳承敏のプレーを梅村が見たためにイメージが残ったことを言っている。
実は、柳承敏に敗れた直後に松下は梅村の練習相手をしていた。チーム・ジャパンは見事なチームワークを見せた。
牛剣絳は髪の毛一本の差でボージックから勝ちをもぎ取る。「きつかった。2,3ゲーム目をとるつもりだったのが、落としたのが痛かった。そのあとに集中して、戦ったのが良かった。つぎのキム・ヒャンミはもっときつい試合になるだろう」
ボージックは悔しがった。「3ゲーム目のあとに疲れてしまって、足の調子もおかしくなった。ハードなプレーができなくなった。牛剣絳は若くて、速くて、スキルフルだった」
李静に競り勝ったシュラガー。さすが世界チャンピオンだった
左・フランスからただ一人の代表、シーラはボルに競り負けた
中・梁柱恩に敗れたメイス。髪を短くして出場したが……
右・馬琳に及ばなかったプリモラッツ
梅村(日本) 4-2 ショップ(ドイツ)
王楠(中国) 4-2 キム・ユンミ(北朝鮮)
リ・ジャウエイ(シンガポール) 4-0 カダ(カナダ)
ザフィア(ルーマニア) 4-2 林菱(香港)  
●梅村1-1で迎えた3ゲーム目、ジュースでとる。結果、4-2で快勝。最後は梅村の豪打がショップのカットを打つ崩した。見事、これで日本女子は3人がベスト入りした。
「前にやった時はもっと打ち抜けたと思っていたので、それが残っていて、4ゲーム目負けた時点で気持ちを切り替えた。粘っていった。昨日ダブルスをやっていたので緊張はなかった。二人が勝っているし、私が初めて負けるわけにはいかないというプレッシャーはあった。観覧席もどこに誰がいるかよく見えていた」冷静に答えた梅村だった。