スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

第15回アジア競技大会(卓球競技)

第1ステージ最終戦が終了。日本は、強豪の韓国、中国に敗れた。

日本女子は、予選の大一番、韓国と対戦した。日本のトップは世界選手権ブレーメン大会で大活躍の福岡。その期待に応えるかのようにすばらしいプレーで福岡は、世界ランク8位の金キョン娥から2ゲーム先取。大勝利なるか、と思われたが、さすがは金キョン娥。徐々に福岡のボールに慣れ始めると、ミスは減り、逆に福岡のミスを誘うカットで得点を重ねた。福岡も後半、王子サービスで流れを引き寄せようとするが、決め球にミスが出てしまい、まさかの逆転負けとなった。2番・福原は、今年の3月に行われたアジアカップでは辛勝している朴美英と対戦。しかし、今日の朴は序盤から鋭い攻撃を見せ、福原を翻弄。なんとかカットを粘り強く打ち抜き、最終ゲームに持ち込んだ福原だったが、最後はミスが出て、勝利ならず。ピンチの日本、3番・金沢がペン表のKWAKに対し、徹底的にサイドを突き、相手の攻めを封じると、危なげない試合運びで、勝利をおさめた。4番・福原は金キョン娥と対戦。2番での悔しさをぶつけるように金を攻めた福原は2ゲームを先取。スマッシュ、ドライブ、ストップと緩急をつけたプレーが決まった。しかし、さすがは世界ランク8位。蟻地獄のように、少しずつ自分のペースを引き寄せると、福原のラケットをノータッチで抜き去るカーブロングで翻弄、スマッシュも決まり出し、またもや逆転勝利をおさめた。
日本女子は、第1ステージ2位となり、続く準々決勝は、中国との対戦が決定。ブレーメンでは、対戦かなわなかった最強軍団に挑む。奇跡を起こせ、ガンバレニッポン!!

〈女子団体〉
●第1ステージ・第3試合
日本 1-3 韓国
 福岡 3、8、-3、-7、-3 金キョン娥○
 福原 -5、7、-8、5、-3 朴美英○
○金沢 9、7、5 KWAK Bang Bang
 福原 8、7、-6、-11、-8 金キョン娥○

一方、日本男子は、世界最強の中国と対戦。トップの水谷は、王皓と対戦。気迫のプレー見せた水谷だったが、あと一歩で第1、2ゲームを落とすと、気合いもしぼみ、力なく敗れた。2番・吉田は、馬龍と対戦。フォアハンドを封じられながらも、バックプッシュを決め、なんとか互角に渡り合った日本のエース吉田。2ゲーム目をジュースでとり、勢いに乗りたかったが、最後は馬龍のテクニックにかわされ、勝利ならず。3番・岸川も、中国の実力の高さをまざまざと見せつけられ完敗。やはり中国の壁は高かった。

〈男子団体〉
●第1ステージ・第3試合
日本 0-3 中国
水谷 -12、-9、-5 王皓○
吉田 -9、10、-9、-4 馬龍○
岸川 -5、-7、-7 陳杞○
〈女子団体〉●第1ステージ・第2試合
日本 3-0 レバノン
○金沢 2、9、4 BARIKIAN
○福原 2、9、4 SAHAKIAN-SOMONDJIAN
○藤井 5、6、6 KECHICHIAN

 日本女子は序盤の2試合を問題なく乗り切り、同じく2勝の韓国とともにベスト8進出を決めました。
「モンゴル戦(第1試合)は福原・福岡・藤沼を出して、今回は1番で金沢、3番で藤井を出した。団体戦にエントリーした5人を全員出場させようというオーダーを組んだ。みんな持ち味を十分に発揮してくれたと思う。明日の韓国戦は勢いに乗って戦いたい」(近藤欽司・日本女子監督)

〈男子団体〉●第1ステージ・第2試合
日本 3-0 イエメン
○吉田 5、5、9 AL QUERSHI
○岸川 6、4、6 AL HASHEDI
○韓陽 10、6、4 GUBRAN

 初戦ではインドにひやりとさせられた日本男子。しかし、第2戦のイエメン戦では緊張もほぐれてきた様子。トップの吉田は軽快なフットワークを駆使して積極的に回り込み、ガンガン打ちまくって完勝。2番・岸川もブレーメン大会での経験が生きているのか、こちらは得意のバックハンドをビシビシ決めてストレート勝ち。3番で出場した韓陽は、やはり第1ゲームはやや硬さが見られ、デュースに持ち込まれたものの、次第に調子を上げて第3ゲームは文句ナシのプレー内容でした! 
 日本ではいつも余裕の試合運びな韓陽選手。でもやっぱり、国を代表する団体戦は緊張するんですね~。日本男子、次はダントツの優勝候補・中国と対戦。もちろん“勝ち”にいきましょう!
 いよいよアジア競技大会・卓球種目が開幕!! リポーターのトモこと渡辺が、ドーハの体育館に到着した時には、すでに日本女子団体はもちろん、男子団体の試合が終わっていました。ザンネン!! でも、どちらも順調に勝っていたのでホッとひと安心。
 ここドーハは、暑い時は40℃を超える土地と聞いていたので、「けっこう暑いのかな」と思って日本を旅立ったのに、着いたら心地いいのなんのって。初夏の爽やかさとでも言うのでしょうか。
 何はともあれ、これから12月7日まで、体力&気力の続く限り頑張って取材&レポートします!! よろしく★(トモ)

〈男子団体〉
●第1ステージ
日本 3-1 インド
 韓陽 12、-11、-9、-6 カマル○
○水谷 4、9、10 サハ
○吉田 6、9、6 ロイ
○水谷 7、-8、6、-5、5 カマル

〈女子団体〉
●第1ステージ
日本 3-0 モンゴル
○福原 2、4、6 BATSAIKHAN
○福岡 3、3、3 CHINBAT
○藤沼 3、3、0 TSEGMID