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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

 昨年12月の世界ジュニア選手権で中国の牙城を破り、男子シングルスで優勝を果たした松平健太。今大会でもっともその戦いぶりが注目される選手のひとりだ。
 スーパーシードの初戦となる男子ジュニア3回戦、対戦相手はフォアドライブに威力のある藤原(大阪桐蔭高)だったが、チキータやストップなど多彩なレシーブでフォアドライブを完璧に封じた。そして要所ではしゃがみ込みサービスから、打球点の高い3球目ドライブでフォアクロスを打ち抜く。ニュートラルへの戻りの早さ、ボディーバランスの良さも特筆ものだ。
 第1・2ゲームはともに11-4。あまりに淡々と試合を進めるがゆえに、かえって底の知れない強さを感じさせた。兄の賢二とともにストレート勝ちで4回戦へ駒を進めた。

●男子ジュニア3回戦
松平賢 5、5、3 西元(湘南工大附高)
松平健 4、4、8 藤原(大阪桐蔭高)
 男子ジュニアは3回戦まで終了した。3回戦からは、シード勢も登場。第1シードは、昨年末のアジア競技大会で高礼澤(世界ランク30位)に勝つなど活躍した水谷(青森山田高)。今大会初戦となったこのジュニア3回戦だが、森本(愛工大付属中)を寄せ付けず、貫禄のストレート勝ちをおさめた。3回目のジュニア優勝、そして一般シングルスに向けて好スタートを切った。

●ジュニア男子3回戦
水谷(青森山田高) 7、3、5 森本(愛工大附属中)
 もちろん愛ちゃんの試合はたくさんの報道陣で囲まれていますが、次に注目されていたのが渡辺・四元ペア。バチバチ写真を撮られていました。
 混合ダブルス、有力は坂本・福原組だが何処が勝ってもおかしくない!昨年は学生ダブルスが上位を独占したが今年はどうだろうか。

●混合ダブルス4回戦
徳増・豊田(専修大・中京大) 8、6、4 米塚・上段(朝日大)
谷口・大橋(シチズン時計・サンリツ) 5、7、7 中村・中村(ヤマハクラブ・浜松学芸高職員)
末貞・山崎(東京アート・サンリツ) 9、8、7 中野・渡辺(シチズン時計・中央大)
渡辺・四元(シチズン時計・東京キングコング) 9、6、12 田代・田代(玉野光南高・高山陽女子高)
原・杉田(専修大) 9、6、-5、-9、9 三田村・森本(日産自動車・健勝苑)
川口・河村(原田鋼業・中国電力) 12、-9、10、7 安本・溝上(愛知工業大)
村守・森薗(青森大・青森山田中) 9、5、7 阿部・阿部(早稲田大・青山学院大)
坂本・福原(青森大・グランプリ) 8、6、7 足立・松浦(平田高教員・神戸松蔭女子学院大)
 坂本・福原組の4回戦はややミスが目立つ場面もあったが、攻められた場面でも後陣からの坂本のドライブがよく決まった。最後は坂本のサーブで締めて3-0で勝利!
 今日の試合を終えて、愛ちゃんのもう一つの仕事である会見へ「調子はまあまあです。昨日よりもあまり緊張せずできました。2年組んでいるので、あまり練習できなくてもお互いわかっています。試合では何が起こるかわからないので、常に冷静に」とコメント。注目の四元選手と次の試合で当たるが「ファッションは特に、試合なので・・・」愛ちゃんはいつも通りまじめな愛ちゃんでした。
 本日はちょっと目先を変えて、混合ダブルス3回戦からとっても雰囲気の良かった二組をセレクト。
 下写真左は中村祐典・中村早苗組(ヤマハクラブ・浜松学芸高職員)。右は山田芳宏・山田麻衣子組(市川市役所・袖ヶ浦クラブ)。撮影したカメラマン・ナベちゃんも思わずニヤリ、のワンショットです。
●男子ダブルス3回戦
高木和健・高木和卓(青森大・青森山田高) 5、-9、-8、5、7 重田・神谷(愛知工業大)
時吉・下山(早稲田大) 1、-11、6、5 木村・石崎(大宗・明治大)
安本・安藤(愛知工業大) 12、-12、-12、8、12 原・森田(専修大)
上田・野邑(青森山田中) 7、-5、7、7 加山・新井(グランプリ)
立石・江藤(専修大) 9、-9、6、9 竹谷・熊田(日産自動車)

 中学生ペアの上田・野邑組が大金星。日本リーグの強豪、加山・新井組のブロックを打ち抜いた。

●女子ダブルス3回戦
大野・中村(富田高) -10、9、9、-8、6 重本・伊藤(筑波大)
宇土・中島(就実高) 6、-7、9、4 工藤・竹之下(NEC九州)
樋浦・石川(ミキハウス・ミキハウスJSC) 8、-9、14、4 米田・西村(アスモ)
照井・石垣(秀光中等教育) 4、11、4 金子・景山(府中東高)

 女子ダブルスは大きな波乱なし。樋浦・石川組の切れのあるドライブプレーが目を引いた。中学2年生の石川はまだ線は細いがスイングは豪快、リスクを恐れない思い切りの良いプレーが好印象だ。
 吉田・三田村のヤマダOBペアが東山高の足立・笠原組に敗れた。
 吉田は第1ゲーム、最初にまわってきたサーブで2本ともミス。このセットは8-8から2本豪快なドライブを決め強さを見せたが、後半は足立・笠原組の丁寧なストップにより先手を取られ、得意の大きなラリーに持ち込むことができず悔しい敗退を喫した。

●男子ダブルス3回戦
吉田・三田村(日産自動車) 8、-5、-9、-9 足立・笠原(東山高)
 小学4年生で見事に全日本ジュニア出場の森薗美月選手(えひめTTC)。あの森薗美咲ちゃん・政崇くんの兄弟と関係あり?! 実はそれぞれのお父さんが双子の兄弟! といういとこ同士なんです。
 会場の選手たちの中でもひときわ小さく見えるのに、やっぱり強い。「ナイスボール!ヨ~ッ!」のかけ声も凛々しく、しゃがみ込みサービスからバンバン攻める美月ちゃん。ジュニア1回戦を見事に突破!

●女子ジュニア1回戦
森薗(えひめTTC) 6、-8、7、10 金子(府中東高)
 混合ダブルス3回戦で、前年の優勝の足立・福岡(明治大・中国電力)組が徳増・豊田組(専修大・中京大)に敗れる波乱。
 最終ゲーム6-10から3本連取する粘りを見せたが、最後は相手のボールがネットインで勝負あり。徳増選手の非常にミスの少ないドライブプレーが光っていた。

下写真:足立・福岡組、ベスト16入りを前に姿を消した
 ジュニア1回戦からスタートした全日本選手権・大会第2日目。女子ジュニアには小学生選手の姿もチラホラと。
 下写真左は三重・21クラブの佐藤優衣選手、右はファミリースポ少の鈴木李茄選手。両選手とも惜しくも1回戦で敗れたものの、切れ味の鋭いプレーを見せた。さらなる成長に期待・大。

●女子ジュニア1回戦
井上(山陽女子高) 7、9、6 鈴木(ファミリースポ少)
藤田(横浜隼人高) 2、-10、8、-6、3 佐藤(21クラブ)