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世界選手権ザグレブ大会(個人戦)

ルーマニアの若手、サマラに平野早矢香が2-0とゲームをリードしながらも逆転負けを喫した。途中からサマラの中陣からの回転のかかったドライブを打ちあぐむ場面が多かった。全日本チャンピオンは3回戦で姿を消した。
平野「試合が終わったばかりで自分で整理できていない。力みが自分にあった。試合前は単調にならないこと、相手を見ながら戦いたいと思っていたけど、レシーブから良い展開にできなかったこと、相手ボールに体が反応できなかったことが敗因。自分でいろいろ気にしすぎる部分があった。すべての種目において、悔いが残る、もっと勝ち上がっていきたかった。相手のボールの威力は結構あったと思う。試合前から自分でも少し力んでいるところがあった」
女子シングルス3回戦
サマラ(ルーマニア) 4(9-11,6-11,11-8,11-9,11-6,11-8)2 平野
 相手は世界2位の王励勤と世界4位の王皓のダブルス。対する日本の岸川は88位で、水谷は94位。しかし今大会では世界ランクが日本の二人に当てはまらないのは誰でもが知っている。メダルを賭けた一戦で0-3とリードされた日本ペアはそこから諦めずに2ゲームを取り返し、2-3まで追い上げ、会場を沸かせた。負けて悔しいがすがすがしい表情を見せた。
岸川「メダル決定戦に勝ち進んだので自分の納得行くプレーをしようと思った。相手が自分たちより強いのはわかっていたので、3ゲームまでの結果は力通りで、あとはどれだけ4,5ゲーム目で自分たちの実力以上のプレーができた。ベスト8決定は中国選手にも良いプレーができたので、この経験を生かしたい。ラリー戦は強いと思っているのでラリー戦に持ち込んだ時には良かった。相手は台上技術がすごい。ボールもめちゃくちゃ速い。台上プレーは速いし、普通打てないボールを打ってくる。台上はめちゃくちゃ速いです。それを待って攻撃していけばもっと良い展開になると思う」
水谷「自分のプレーは結構できたので次回につなげたい。はじめの3ゲームは相手がビックリするようなボールを打ってきて、これが世界のトップかと思ったけど、その後は負けて元々と開き直った。台上のボールはすごくて、自分たちのプレーがさせてもらえなかった。8決定で中国戦に勝ったのは自信になった。これから打倒中国で頑張っていきたい。王励勤・王皓の台上プレーはすごい。そのボールを待っていても打てなかった。さっきの中国選手はそこまでは台上が強くなかった」
男子ダブルス準々決勝
王皓/王励勤(中国) 4(11-5,11-8,11-8,14-16,6-11,11-7)2 岸川/水谷
男子ダブルス3回戦(ベスト8決定戦)
陳杞/馬琳(中国)4(11-6, 11-3, 5-11,11-4,11-3)1 ブラシュチック/ワン・ツオンイ(ポーランド)
呉尚垠/李廷佑(韓国) 4(11-4, 11-5,11-9,11-4)0 柳承敏/李政三(韓国)
カラカセビッチ/グルイッチ(セルビア) 4(11-3, 7-11,11-8,5-11,11-4, 11-6)2 スミルノフ/クズミン(ロシア)
高礼澤/李静(中国香港) 4(6-11, 11-6, 11-9,11-8,11-8)1 ルンクイスト/スベンソン(スウェーデン)
ボル/ズース(ドイツ) 4(12-10, 11-9,11-8, 11-9)0 プリモラッツ/譚瑞午(クロアチア)
蒋澎龍/張雁書(チャイニーズ・タイペイ) 4(11-9, 11-8, 11-9,9-11,11-4)1 シーラ/レグー(フランス)
岸川/水谷(日本) 4(11-8, 6-11, 11-2,11-9,11-8)1 馬龍/ハオ帥(中国)
王皓/王励勤(中国) 4(11-8, 11-6, 11-8,4-11,11-6)1 メイス/ツグウェル(デンマーク)
女子ダブルス
● 3回戦(8決定)
張怡寧/王楠(中国)4(11-9,11-7,11-5,11-6)0 ドデアン/サマラ(ルーマニア)
李楠/劉詩文(中国)4(11-6,11-9,11-6,11-1)0 ロハス/ペルゲル(ハンガリー)
シュトルーゼ/バーテル(ドイツ)4(11-8,11-4,13-11,11-9)0 柳絮飛/林菱(中国香港)
リ・ジャウェイ/ワン・ユエグー(シンガポール) 4(9-11,10-12,11-7,11-7,11-7,9-11,16-14)3 金政均・李恩姫(韓国)
ポータ/トート(ハンガリー)4(13-11,12-10,11-7,7-11,5-11,11-4)2 帖雅娜/張瑞(中国香港)
金キョン娥/朴美英(韓国)4(11-7,11-9,11-13,11-9,11-13,11-9)2 キム・ジョン/コ・ウンギョン(北朝鮮)
趙ハラ/文玄晶(韓国)4(11-6,11-9,11-4,11-9)0 ベー・リーウェイ/ヌグ・ソクキム(マレーシア)
郭躍/李暁霞(中国)4(11-4,11-3,11-7,11-6)0 高軍/ワン・チェン(アメリカ)
ザグレブでは、テレ東さんの番組を見れませんが、こっちでは頑張る大竹アナを生で見ることができます。仕事&応援と彼女も日本チームの一員として大活躍。ガンバレ、ニッポン! ガンバレ、大竹アナ!!

写真は、さっき岸川・水谷にインタビューする大竹アナ(眼が興奮気味☆)/祈るように日本選手の試合を観戦する大竹アナ(昨日)
 中国の若手ペアに対して、岸川・水谷ペアはテクニックで完全に打ち負かした。3-1でゲームをリードし、5ゲーム目、10-8とマッチポイントを取ったところでベンチのアミズィッチコーチはすぐに「タイムアウト」。いったん気持を落ち着かせて、次のポイントをしっかりと奪い取った。
「素晴らしい選手だ。ぼくは誇りに思うよ」と試合後、興奮したアミズィッチコーチ。「とにかく格上の選手だったので、ぼくらは向かっていくだけだった」と二人は口を揃えた。これで準々決勝に進む。試合後は40分後。ハードなタイムスケジュールだが、この若い二人に疲れはないだろう。次の相手は優勝候補の王皓・王励勤。このペアを破ってメダル獲得なるか。
男子ダブルス3回戦
岸川/水谷 4(11-8,6-11,11-2,11-9,11-8)1 ハオ帥/馬龍(中国)
今日からすべての試合がメイン会場で行われる。というわけで、会場も模様替え。朝なのでお客さんは少ないが、すこしずつ増えていきます。
日本の一発目は11時45分から岸川/水谷ダブルスが、中国のハオ帥/馬龍に挑みます。打倒中国に向けて、がんばれ!