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世界選手権ザグレブ大会(個人戦)

先ほどテレビ東京の植草アナウンサーと立ち話。昨日の中継は夜10時以降で8%を超えたそうです。ちなみに巨人戦を上回ったとのこと。植草さんは昨日7本、解説の佐藤利香さんは9本の中継をしたそうです。頑張ってますね。
 昨日は日本選手の試合はほとんど第2会場。クーラーの効かない暑い会場で、暗い。今日からメイン会場のセンターコートで日本選手は頑張る姿が見られる。ようやく取材側も「世界選手権だ!」という雰囲気になってきた。
23日の愛ちゃん岸川組の試合前のシーン。緊張した中での一こまでした。
 国際卓球連盟シャララ会長の昨日の記者会見での最大の話題はグルー問題。2008年9月から、2007年9月に早めることを会長の意見として述べた。グルーに関する最終的な決定は25日の理事会で正式に決まるものだが、その理事会に向けて会長として強烈なメッセージを発したことになる。
 これは3週間前の日本での「スーパーロングチャック」の使用の際に男性が入院した事故を受け、会長自身、そして連盟内でも早期のグルー禁止を求める声が高まり、グルー効果のあるラバー、水溶性グルーなども開発されていることもその背景ある。
 まだ検査機器の供給と精度の問題はあるが、いずれにしても2度目の事故を絶対に防ぐという意志を会見でも強くアピールした。
詳しくは王国ホームページのトピックスページで。
●女子シングルス2回戦の主な結果
キム・ジョン(北朝鮮) 4(11-8,11-8,11-4,11-9)0 文玄晶(韓国)
ワン・チェン(アメリカ) 4(14-12,11-8,6-11,11-5,11-6)1 帖雅娜(中国香港)
姚彦(中国) 4(11-9,11-5,11-6,11-2)0 ステファノバ(イタリア)
李恩姫(韓国) 4(9-11,11-4,11-9,11-8,11-7)1 ボロス(クロアチア) 

 世界ランキング6位の帖雅娜がワン・チェン(世界ランキング47位)に敗れ、2回戦で姿を消した。ワン・チェン(王晨)は元中国代表。かつては世界ランキング5位、王楠や李菊のライバルだったほどの実力者だ。4回戦で帖雅娜との対戦が予想された福原にとっては当たりが楽になったか。
 地元クロアチアのボロスは韓国の右ペン表速攻・李恩姫に敗れ、男女シングルスともクロアチア勢はすべて姿を消した。観客の少なさが心配されている今大会だが、これでは地元の観客も集まらないだろう。
●男子シングルス2回戦
馬琳(中国) 4(11-9,11-9,11-8,11-6)0 オフチャロフ(ドイツ)
陳衛星(オーストリア)  4(11-9,11-13,11-4,11-13,11-9,11-6)2 パーソン(スウェーデン)
ズース(ドイツ) 4(11-9,12-10,5-11,11-6,11-7)1 張ユク(中国香港)
リン・ジュ(ドミニカ) 4(11-9,8-11,11-9,4-11,11-7,9-11,11-8)3 高礼澤(中国香港)
レグー(フランス) 4(11-7,11-3,11-5,11-7)0 メイス(デンマーク)

 前回大会3位のメイスがレグーとのサウスポー対決で完敗。ヨーロッパ期待の若手・オフチャロフも馬琳にストレートで敗れた。昨日の男子シングルス1回戦でもシュラガー、プリモラッツ、コルベルというベテランが総崩れ。ヨーロッパでの開催でありながら、欧州勢の苦戦が続いている。
水谷 4(11-9,11-7,12-10,11-3)0 李静(中国香港)
 サービスを持った時の水谷の両ハンド速攻攻撃は今年の全日本選手権の時よりも数段上達している。また、ボールに威力があると言うより、体全体に勢いがある。レシーブにも進歩が見られ、ネットプレーに余裕がある。従って、ラリー戦に強く、前・中陣においても、両ハンドでのコンビネーションに欠点が見られない。特にフォアに飛びついてのクロスのドライブとフォアへのカウンタードライブは世界で通用する技術力を持っている。
 今回の世界選手権で、ラリー戦での粘り強さ、集中力の高さ、体全体からみなぎる気力からは世界のトップクラスの風格がうかがえる。
梁柱恩(中国香港) 4(7-11,11-9,13-11,11-8,10-12,5-11,11-4)3 松平
 松平のバックブロックの打球点の早さは世界レベルのもので、十分戦える技術力がある。従ってラリー戦で勝負ができる。ただ唯一、今後の課題として、フォアドライブおよび強打については、世界のレベルに近づくためにフィジカルトレーニングとフットワークの実戦的トレーニングが必要と言える。試合の内容を見ても、フルセットに持ち込むだけの両ハンド攻撃と、戦術レベルは十分に世界で戦える完成度がある。この試合の勝敗は、最終ゲームでの、またはその前のゲームでのスタミナ切れによる集中力の欠如。そしてそれにともない、ファーストチャンスボールに攻め込むことができなかった点だ。しかしながら、試合内容は松平有利の展開が多かった。ベストパフォーマンスに近いプレーを見せてくれた。
【男子シングルス2回戦】
水谷 4(11-9,11-7,12-10,11-3)0 李静(中国香港)
韓陽 4(10-12,11-6,12-10,12-14,11-9,11-7)2 ロスコフ(ドイツ)
梁柱恩(中国香港) 4(7-11,11-9,13-11,11-8,10-12,5-11,11-4)3 松平
ハオ帥(中国) 4(11-9,11-5,11-9,11-8)0 岸川
男子シングルス2回戦が行われ、日本男子では水谷が李静に勝ち3回戦へ進んだ。また韓陽もドイツのロスコフを破った。岸川はハオ・帥にストレートで負け、1回戦でコルベルに勝った松平は中国香港の梁柱恩にゲームオールの末に敗れた。
水谷は「ラケットに当たれば入る感じです。調子も体調も良い。5試合やったけど疲れはない」と絶好調宣言。
【女子シングルス2回戦】
福原 4(11-2,11-6,11-9,11-9)0 バチェノフスカ(チェコ)
平野 4(11-7,11-3,5-11,11-6,11-9)1 趙ハ羅(韓国)
朴美英(韓国) 4(11-9,11-4,11-5,11-8)0 藤井 
ドデアン(ルーマニア) 4(4-11,5-11,11-6,11-5,11-4,14-12)2 福岡
李暁霞(中国)4(15-13,11-5,11-6,11-9)0 樋浦
 23日の夕方国際卓球連盟のシャララ会長の記者会見が行われた。横浜での世界選手権の個人戦の後、2010年の世界選手権団体戦はロシアのモスクワで開催されることが正式に決まった。新しく2協会が加盟し、204の加盟協会となり、あらゆる競技団体の中で加盟協会の数ではベスト5の連盟となった。
 会長として今回の大会へ観客数の少なさを心配している、大会の後半にもっと観客が集まることを期待しているとコメントした。また、昨夜、22日の夜の国際卓球連盟のwebサイトに、500万件のアクセスがあり、一時的にwebがダウンしたことを明らかにした。