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北京五輪

トップで馮天薇が唐イエソを一蹴。2番で金キョン娥が粘りと速攻をミックスさせたリ・ジャウェイをゲームオールで振り切り1-1にすると、3番のダブルスはシンガポールのリ・ジャウェイ/王越古組がカットペアに快勝。しかし、4番でトップで敗れた唐が王越古に完勝し、勝敗はラストに持ち込まれた。
 そして馮天薇と朴美英は最終ゲームまでもつれ、7-8馮天薇がリードで促進ゲームに入り、9-9から朴がサービスミス、信じられないような幕切れとなった。
写真は左から勝った瞬間、監督と抱き合う馮天薇、リ・ジャウェイに勝った金キョンア、シンガポールのダブルス、リ・ジャウェイと王越古

 結果は以下の通り。

=女子第2ステージ準決勝1=
 シンガポール 3-2 韓国
○馮天薇 5、5、2 唐イェ序
 リ・ジャウェイ 5、-8、9、-6、-9 金キョン娥○
○王越古/リ・ジャウェイ 7、6、9 朴美英/金キョン娥
 王越古 -8、-12、-9 唐イェ序○
○馮天薇 7、10、-3、9 朴美英
 予選リーグも終わり、第2ステージ(決勝トーナメント)と銅メダルトーナメントが開始された。本日10:00から銅メダルトーナメント1回戦が行われたが、そのトーナメントに進出したチーム、勝ち上がり紹介。
 銅メダルトーナメントには各グループリーグ2位のチームが進出。1回戦で2位抜けチーム同士が対戦。その勝ち上がりに準決勝で敗退したチームが混ざり、さらにトーナメント戦を行う。現在の状況は以下の通り。

 日本女子と同時に進行していた、他の銅メダルトーナメント1回戦の試合結果は以下の通り。

=女子銅メダルトーナメント1回戦=
 日本 3-0 オーストリア

 アメリカ 3-1 ルーマニア
 王晨 -9、6、-7、-9 サマラ○
○高軍 7、6、6 ドデアン
○ファン/高軍 8、7、-16、7 ネクラ/サマラ
○王晨 5、6、2 ネクラ

 トップでサマラが王晨を敗るものの、その後アメリカが逆転。王晨・高軍の2枚看板は、若く勢いのあるルーマニアを一蹴した。


=男子銅メダルトーナメント1回戦=
 中国香港 3-0 チャイニーズタイペイ
○張ユク 8、4、6 荘智淵
○李静 9、-11、-10、9、11 蒋澎龍
○高礼澤/李静 8、10、8 張雁書/蒋澎龍

 オーストリア 3-1 クロアチア
○シュラガー 9、9、8 譚瑞午
○陳衛星 10、11、6 プリモラッツ
 ガルドス/陳衛星 8、9、-11、-11、-10 ガチーナ/譚瑞午○
○シュラガー 11、8、-9、10 ガチーナ

写真はオーストリアのシュラガーと香港の李静
 日本女子は銅メダル決定戦1回戦でオーストリアをストレートで破った。トップの福原はリュウ・ジャに対して攻めまくった。3-1で破り、「今から五輪が始まったら良かったのに」と試合後にコメント。2番の平野はリ・チャンビンに1ゲーム目を先取されながらも2ゲーム目から鬼になり、積極的に両ハンドで攻め3-1で勝利。3番のダブルスも平野・福岡はリ・チャンビンとハイネのペアに付けいるスキを与えず、日本は見事な勝利を飾った。
 肩の力も抜け、福原が言ったように今から五輪が始まればいいのに。
 日本は次の試合は準決勝の中国対香港の敗者と対戦。香港が来るだろう。帖雅娜は日本に強いが、何とか日本に勝ってほしい。

 日本女子が勝った! 現地時間9時から始まった銅メダルトーナメントの1回戦。日本はオーストリアを寄せ付けず勝利。
 トップで福原が強豪リュウ・ジャを振り切ると、続く平野、福岡/平野ペアも勝ち、これでメダル獲得へ駒を一つ進めた。次戦は準決勝で敗れた、いずれかのチームと争うことになる。

=女子銅メダルトーナメント1回戦=
 日本 3-0 オーストリア
○福原 7、-8、9、7 リュウ・ジャ
○平野 -9、7、9、6 リ・チャンビン
○福岡/平野 6、8、-9、7 ハイン/リ・チャンビン
 今日からメダルを賭けたトーナメントが開始。現在日本女子はオーストリアと対決中。ガンバレニッポン!

●9:00~(日本時間10:00~)
女子銅メダルトーナメント1回戦
 日本vs.オーストリア
 ルーマニアvs.アメリカ

男子銅メダルトーナメント1回戦
 中国香港vs.チャイニーズタイペイ
 オーストリアvs.クロアチア

●14:30~(日本時間15:30~)
女子第2ステージ準決勝1
 韓国vs.シンガポール

●19:30~(日本時間20:30~)
女子第2ステージ準決勝2
 中国vs.中国香港
 日本男子は、中国かドイツかという準決勝のドローで、ドイツを引き当てた。最高のドローだ。ドイツは今までボルを単複で起用。それにオフチャロフ、ズース。お互いがオーダーの読み合いとなりそうだ。しかし、今大会勢いに乗る日本は決勝、そしてメダルが目の前に見えてきた。頑張れニッポン!

大会雑感

2008/08/15

写真は今大会6回目の出場となったクロアチアのプリモラッツ。まだまだやれそうで、7回目も夢ではない。女子ではシャールが5回目で最多。韓国に帰化し、日本の前に立ちはだかった唐イエソ。実力からして世界の10位前後の選手だ。
 トップで福原は唐イエソと対戦。広州での世界選手権では福原が完敗したが、5月のジャパンオープンの団体戦では福原が勝っている。第1ゲームを8本で落とした。2ゲーム目、2-5,2-6、3-7、3-8、5-8,6-11で落とした。3ゲーム目、1-3、2-5,4-8,5-9,5-11。終始相手に主導権を奪われ、福原らしいプレーが見られなかった。
 2番は平野対金キョンア。ジャパンオープンでは勝っているが世界11位は手強い相手だ。1ゲーム目、3-3、4-6,5-8,6-9,6-11。第2ゲームは2-4,5-4,6-4,7-4で5本連取。7-5、8-5、9-5,9-7、9-89-9、9-10、10-10、10-11、11-11、最後は15-17で落とした。3ゲーム目6-0と大量リード、7-2、7-3、8-3、11-4で取った。長いラリーを制し、粘り勝ちした。4ゲーム目、0-2、2-3、4-6、7-7、8-9、8-11で落とし、平野は1-3に負け、日本は0-2のスタートとなった。
 3番のダブルスゲームオールの9本で惜しくも敗れ、日本女子は韓国にストレートで敗れた。日本はグループ2位通過で15日の午前9時から銅メダル決定戦を行う。

=グループD=
 韓国 3-0 日本
○唐イェ序 8、6、5 福原
○金キョン娥 6、15、-4、8 平野
○朴美英/金キョン娥 6、-6、-6、6、9 福岡/平野

写真は唐に敗れた福原、平野・不置くかのダブルス、韓国の金

 日本女子vs.韓国女子と同時刻に行われていた予選リーグ最終戦もすべて終了。これで予選リーグ通過チームがすべて出そろった。各試合の結果は以下の通り。

●男子
=グループA=
 中国 3-0 オーストリア
○王皓 4、-9、4、5 陳衛星
○王励勤 6、4、8 シュラガー
○馬琳/王皓 7、-5、4、9 ガルドス/陳衛星

 ギリシャ 3-0 オーストラリア
○クレアンガ 7、4、4 デービス
○イオニス 7、8、8 ヘンゼル
○チオカ/イオニス 4、7、4 ザルツバーグ/ヘンゼル

順位:1位中国(3勝0敗)、2位オーストリア(2勝1敗)、3位ギリシャ(1勝2敗)、4位オーストラリア(0勝3敗)

 1位通過の中国は予選リーグ中はダブルスを固定せず、王皓、王励勤、馬琳をかわるがわる配置。誰が出ても負けないという自信のあらわれか。


=グループB=
 ドイツ 3-1 シンガポール
○ボル 7、2、5 ツァイ・シャオリ
 オフチャロフ -7、-7、-8 ガオ・ニン○
○ズース/ボル 8、3、10 ヤン・ツー/ガオ・ニン
○オフチャロフ -10、3、-4、6、5 ヤン・ツー

 クロアチア 3-0 カナダ
○譚瑞午 8、7、-11、8 ピーターポール
○プリモラッツ 9、6、9 チャン・ポン
○ガチーナ/譚瑞午 6、6、5 シェン・チャン/ピーターポール

順位:1位ドイツ(3勝0敗)、2位クロアチア(2勝1敗)、3位シンガポール(1勝2敗)、4位カナダ(0勝3敗)

 ドイツがヨーロッパ勢から唯一の準決勝進出。どのような試合を展開するのか、注目が集まる。

●女子
=グループC=
 中国香港 3-0 ドイツ
○帖雅娜 2、11、12 バーテル
○林菱 5、-10、16、8 シャール
○柳絮飛/林菱 3、14、7 呉佳多/シャール

 ルーマニア 3-2 ポーランド
○ドデアン -9、-7、7、6、6 パルティカ
○サマラ 10、9、9 リー・チェン
 ネクラ/サマラ -7、10、-6、-7 シュー・ジエ/パルティカ○
 ネクラ 5、-6、-5、-4 リー・チェン○
○ドデアン 7、-9、7、-12、9 シュー・ジエ

順位:1位中国香港(3勝0敗)、2位ルーマニア(2勝1敗)、3位ポーランド(1勝2敗)、4位ドイツ(0勝3敗)


=グループD=
 韓国 3-0 日本
○唐イェ序 8、6、5 福原
○金キョン娥 6、15、-4、8 平野
○朴美英/金キョン娥 6、-6、-6、6、9 福岡/平野

 スペイン 3-0 オーストラリア
○ション・イェンフェイ 8、10、4 レイ・ジェンファン
○ドボラク 4、8、-5、4 ミャオ・ミャオ
○朱芳/ドボラク 11、8、7 シュ・サン/ミャオ・ミャオ

順位:1位韓国(3勝0敗)、2位日本(2勝1敗)、3位スペイン(1勝2敗)、4位オーストラリア(0勝3敗)

 女子の準決勝進出チームはすべてアジア勢。ヨーロッパ勢に準決勝進出はならなかった。