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速報・現地リポート

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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

 〈日本女子 1-1 韓国〉
○平野 10、-9、12、-6、8 朴美英
 福原 7、-5、7、-8、-7 金キョン娥○
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 福原、最終ゲームは1-2から最後まで1本の差を詰め切れず、7-10からフォア強打がオーバーしてゲームセット。苦手の金キョン娥を相手に感動的なまでの粘り、徹底した戦術を見せたが、あと一歩及ばなかった。
 試合開始からすでに2時間以上が経過しているが、ようやく3番石川の登場。
 〈日本女子 1-0 韓国〉
○平野 10、-9、12、-6、8 朴美英
 福原 7、-5、7、-8 金キョン娥
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 福原、バック表ソフトのツッツキで粘りまくり、金キョン娥の攻撃に対してもすばらしい反応でブロックで抜き去る。第4ゲームは出足2-0のリードから2-7まで連取され、3-9、5-10でゲームポイントを握られるが、8-10まで挽回し、ここで韓国の玄静和監督がたまらずタイムアウト。しかし、ここで金キョン娥が3球目フォアドライブをバッククロスに決め、ゲームカウント2-2!
 ここでタイムアウトを使わせたことが、第5ゲームにどう影響するか?
 〈日本女子 1-0 韓国〉
○平野 10、-9、12、-6、8 朴美英
 福原 7、-5 金キョン娥
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 過去4年間で0勝6敗と、まさに「天敵」である金キョン娥に対し、福原は促進ルール入りも辞さないと、徹底してツッツキで粘る作戦。チャンスボールにはすばらしいバック強打を見せている。金キョン娥のスマッシュを中陣でカウンターブロックするスーパープレーも飛び出し、1ゲームを先取。2ゲーム目は金キョン娥がツッツキに対し、ドライブからの連打とスマッシュを立て続けに決めて、5-4から7点連取を許した。

 試合はただいま第3ゲーム、福原3-1でリード!
 〈日本女子 1-0 韓国〉
○平野 10、-9、12、-6、8 朴美英
 福原  vs.  金キョン娥
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 平野、最終ゲームは1-2から7-8まで常にリードを奪われる展開だったが、8-8に追いつく。ここで朴美英が中陣からのドライブミスと3球目回り込み強打をミス。朴の一瞬のスキを突くように平野が一気に差し切り、日本女子が勝利への必須条件とも言える先制点を挙げた!
 〈日本女子 vs. 韓国〉
 平野 10、-9、12、-6 朴美英
 福原  vs.  金キョン娥
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 促進ルールに入っている平野対朴美英は、ついに最終ゲームへ突入。朴のカットにはとにかくミスがなく、第3ゲーム中盤には平野、朴美英、双方が相手のボールを13本返して得点する場面も。平野、我慢のカット打ち。ただいま最終ゲーム平野5-6朴美英!
 〈日本女子 vs. 韓国〉
 平野 10、-9 朴美英
 福原  vs.  金キョン娥
 石川  vs.  唐イェ序
 平野  vs.  金キョン娥
 福原  vs.  朴美英

 平野が1ゲームを先取した第2ゲーム、平野8-10の場面で試合は早くも促進ルール入り。9-9以降ならば適用されないため、たった一本の差ということになる。以降のゲームはすべて促進ルールで行われる。平野、8-10からスマッシュを決めたが、次の一本でレシーブミスしてゲームカウント1-1。
 第3ゲームは積極的にスマッシュを打ち、5-1でリード。促進入りが吉と出るか?
   日本 対 韓国
 平野   対    朴美英
 福原   対    金キョン娥
 石川   対    唐イエ序
 平野   対    金キョン娥
 福原   対    朴美英
 〈シンガポール 3-0 ハンガリー〉
○王越古 7、6、8 トート
○馮天薇 7、7、-9、4 ロバス
○スン・ベイベイ 1、11、-7、12 ポータ

 〈ドイツ 3-1 香港〉
 ジルベライゼン -7、5、-1、6、-8 姜華君○
○呉佳多 -6、8、11、8 帖雅娜
○ヴィンター -5、9、-7、8、9 張瑞
○呉佳多 7、-6、9、11 姜華君

 ドイツがエース呉佳多の2得点で香港を下し、97年マンチェスター大会以来となる団体ベスト4入り。3番で昨年の世界ジュニア選手権ベスト16のヴィンターが、強引とも思える回り込み強打で張瑞の固いショートを打ち破った。長身でパワーもあり、ヨーロッパの注目すべき新星だ。

 下写真左はドイツのヴィンター、右はチームの勝利を決めた呉佳多を迎えるドイツベンチ
 〈韓国 3-1 ハンガリー〉
○朱世赫 1、-8、11、5 ヤカブ
 呉尚垠 -10、-9、-7 コシバ○
○柳承敏 7、-10、6、10 パジー
○呉尚垠 5、-9、3、7 ヤカブ

 男子準々決勝のもうひと試合は、韓国がハンガリーを破った。ハンガリーは今大会大暴れのコシバが、呉尚垠をストレートで下す活躍を見せ、トップのヤカブも朱世赫に善戦。このふたりを軸に、今後はヨーロッパでも警戒すべき国になってきそうだ。下写真左は韓国男子の監督として世界戦のベンチに入ったキムテクス、右はヤカブ。
 準々決勝は完璧だった。吉田は2-0から2-2になったけど、最終ゲームを気持ちを盛り上げて頑張ってくれた。水谷の2点が計算できるので、吉田も岸川も楽にプレーできる。岸川も相手は同じランキングの選手だけど、気持ちの面で差が出ている。次に水谷がいると思うからプレッシャーを感じない。それぞれが相乗効果が出ている。

 実力的に言っても、今の日本は実際に強い。今は良いところばかり出ている。日本は若いから年々強くなっていて、一生懸命頑張ってベスト4と言うよりも、伸びしろがあるベスト4で、2年前よりも明らかに強くなっている。

 中国は簡単には勝てないが、勝機がないことはない。今の水谷なら勝てない選手はいない。そこから何とか崩していけたらおもしろい。去年のアジア選手権でもマッチポイントを取るところまでいって、そのメンバーが出ているので可能性はある。自分達の目標をつかむために頑張ってほしい。