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速報・現地リポート

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世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

●混合ダブルス2回戦
松平健/石川 3、6、-5、10、8 シバエフ/ボロノワ(ロシア)
松平賢/若宮 7、8、11、5 シルチェク/ハダツォバ(チェコ)

再試合を受け入れた松平賢/若宮は、シルチェク/ハダツォバにストレート勝ちで3回戦進出。松平健/石川も、シバエフの中陣からのカウンタードライブに苦しみながらも競り勝った。
●混合ダブルス2回戦
岸川/福原 5、9、4、8 メンデス/ネベス(ポルトガル)

大会3日目は、混合ダブルス2回戦がスタート。3コートで行われた本日第一試合の岸川/福原は、ポルトガルのペアを圧倒。福原が、攻守で好プレーを見せた。朝一の試合だったが、調子は良さそうだ。
一方、松平賢/若宮は、相手ペアが時間になっても現れず、待ちぼうけ。ITTFが対戦ペアのシルチェク/ハダツォバ(チェコ)への試合時間の変更を連絡をしておらず、松平賢/若宮も再試合に応じて、11時30分から再び試合が行われることになった。下写真は相手ペアを待つ松平賢/若宮
 5月10日の午前9時(現地時間)に始まった国際卓球連盟の年次総会で、冒頭、2014年の4月28日からの東京での世界選手権団体戦の開催が決まった。当初、立候補していたカタールのドーハが自ら立候補を取り下げる形となり、日本は招致のためのプレゼンテーションを行ったものの、無投票で開催が決まった。
 日本での開催は横浜大会以来、5年ぶりで、7度目の開催となる。これによって、日本全国の人たち、卓球愛好者への何よりの応援メッセージとなるだろう。
男女シングルス、シードの64名の選手組み合わせは以下のとおり(※クリックで拡大)
男子シングルスの松平賢二選手が抜けていますが、下のタイムテーブルにあるとおり、第2シードのボル(ドイツ)と1回戦で対戦します。
 こちらは現地時間で5月10日午前0時45分。つまり、5月9日の深夜。すぐ近くにあるエラスムス大橋を渡る市電の音も途絶え、ようやく港町に静かな夜更けがやってきました。港町といっても海からはずいぶん離れているので、潮の香りはほとんどしません。
 さて、大会第3日目の5月10日は、日本選手が一斉に登場します。タイムスケジュールは以下のとおり。

●混合ダブルス2回戦
10:00~ 岸川/福原 vs メンデス/ネベス(ポルトガル)
10:00~ 松平賢/若宮 vs シルチェク/ハダツォバ(チェコ)
10:45~ 松平健/石川 vs シバエフ/ボロノワ(ロシア)
●混合ダブルス3回戦
12:00~

●男子シングルス1回戦
13:15~ 水谷 vs ラサン(スロベニア)
14:00~ 張 vs コシバ(ハンガリー)
14:00~ 丹羽 vs ピチフォード(イングランド)
15:30~ 岸川 vs キム・ヒョクボン(北朝鮮)
15:30~ 松平健 vs スヴェンソン(スウェーデン)
15:30~ 松平賢 vs ボル(ドイツ)

●女子シングルス1回戦
14:00~ 福原 vs チャン・モー(カナダ)
14:00~ 石垣 vs パーカー(イングランド)
14:45~ 谷岡 vs ダス(インド)
14:45~ 石川 vs イリチ(ルーマニア)
15:30~ 平野 vs 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
15:30~ 若宮 vs ドゥブコバ(ベラルーシ)
15:30~ 藤井 vs ガタク(インド)

●女子ダブルス1回戦
16:30~ 石垣/山梨 vs ガチンスカ/レムズィ(ブルガリア)
17:15~ 福原/石川 vs パーカー/シブリー(イングランド)
18:00~ 藤井/若宮 vs ネベス/オリベイラ(ポルトガル)
●女子ダブルス2回戦
19:30~

●男子ダブルス1回戦
17:15~ 松平健/丹羽 vs ラシン/アリ-サレー(エジプト)
17:15~ 張/松平賢 vs イオネスク/A.スッチ(ルーマニア)
16:30~ 水谷/岸川 vs モンテイロ/ツボイ(ブラジル)
●男子ダブルス2回戦
19:30~

男女シングルス1回戦が行われ、松平賢二が第2シードのボルに挑戦。初戦からボルとは厳しい、と思われるでしょうが、編集部トモ曰く「ボルだって初戦」。なるほど、格上の相手を倒すなら初戦です。出足から一気に勝負をかけたいところ。張一博は強烈なバックドライブを放つコシバと対戦、堅いバックブロックでシャットアウトできるか。

男子シングルスと時を同じくして、女子シングルス1回戦も行われます。福原は北米の女王チャン・モーが相手ですが、堅くならなければまず問題ないでしょう。平野が対戦する陳思羽は、両ハンドの強打でモスクワ大会では石川を破った選手。侮れない相手です。男女ダブルスの中では、上位進出が期待される松平健/丹羽が百戦錬磨のラシン/アリ-サレーと対戦。強打に頼らず、松平の台上テクニックと丹羽の広角ドライブで、確実に攻略したいところです。

 試合数が多く、速報も画像のアップなどが遅れがちになるかもしれませんが、王国取材班も全力で頑張ります。ご期待ください!

下写真左は昨日の混合ダブルス1回戦を戦い終えた福原。右はロッテルダムでも力強い声援を送る日本応援団
●混合ダブルス1回戦
岸川/福原 7、3、9、9 クレプルヤ/トドロビッチ(セルビア)
松平健/石川 5、8、-10、5、3 ワンジリ/ムアンスク(タイ)
松平賢/若宮 7、6、6、3 イドウ/ハン・シン(コンゴ共和国)

日本から出場した混合ダブルスの3ペアは、揃って初戦を突破した。
岸川/福原ペアは、セルビアの若手ペアに完勝。岸川は「愛ちゃんとは何回も組んでいて、お互いの特徴をつかんでいるので、不安はない。愛ちゃんは男子のボールでも普通に返してくれるのですごい」とパートナーを讃えた。両選手とも動きは良い。

松平健/石川ペアは、第3ゲームを落としたものの、台上プレーからの前陣強打で勝利。「今日、良い試合ができたので明日からの試合にしっかりと準備して臨みたい。(髪型が変わりましたね?)気合いです。今日の朝、前髪が長いと思って…。最初は小さなはさみで切ってたんですけど、大きなはさみでばっさり切りました」(石川)

松平賢/若宮ペアは危なげなくコンゴ共和国のペアを下した。松平賢二は明日、第2シードのボル(ドイツ)と1回戦で対戦することが決まった。「明日はレシーブがうまくできたらいい。レシーブが一番重要だと思います」とコメントした。
 国際卓球連盟の役員会への執行委員会からの提案事項で、執行委員会と用具委員会はボール製造メーカーに対してセルロイド製でない40mmのPVC(ポリ塩化ビニール)ボールの製造を要望する。これは2012年のロンドン五輪後のセルロイド製品の全面禁止に向けての準備としての要望となる。
 卓球発祥から120年ほど経ち、セルロイドの卓球ボールが使われ続けてきた長いボールの歴史に終止符が打たれることになりそうだ。正式には明日10日に発表となる見込みだ。
5月9日の12時48分、メインアリーナ&サブアリーナの照明が突然落ち、一時試合が中断された。
ちょっと騒然となる会場。選手たちも苦笑い。このまま復活しなかったらどうなるんだ?と心配されたが、10分ほどで回復し、無事試合も再開された。

写真は、真っ暗の第二会場と、途方にくれる女子選手
 テレビ東京のアナウンサーやスタッフは、今日はTシャツデー。揃いで着ているのは「Never forget 3.11」「不忘3.11」など、各国の言葉で「WASURENAI3.11」と書かれたTシャツ。写真左から中川アナ、斉藤アナ、植草アナ。テレビ東京の「世界卓球」も今日から放送スタート、気合い十分だ。
斉藤アナは5月21日発売号の卓球王国7月号「T.O.Choice」にパーソンとして登場します! 
 今大会は残念ながら、首の神経痛により欠場を余儀なくされたヴェルナー・シュラガー。息子さんのニック君を乳母車に乗せて会場に現れた。その姿はさながら「欧州卓球界の子連れ狼」。しかし、コートでの眼光の鋭さはありません。
そういえばシュラガー、09年の横浜大会は産休(?)を取って欠場していた。その時の言葉に曰く「家族と一緒に過ごす時間が今は一番大切だから」。元世界チャンピオンは家族思いなのだ。09年2月3日に生まれたニック君も、もう2歳になる。
シュラガーと一緒に写っているのは、元全日本ジュニアコーチのマリオ・アミズィッチ氏。