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ジャパンオープン・荻村杯2012

大会2日目も、各種目の予選が行われる。
注目は女子ダブルスに出場する平野・伊藤ペア。日本期待の小6コンビはどんなプレーを見せてくれるのか。韓国の朴・梁組と対戦する。

10時~ アンダー21男子予選
10時30分~ アンダー21女子予選
11時~ 女子ダブルス予選
14時~ 男子シングルス予選
14時45分~ 男子シングルス予選
15時30分~ 女子シングルス予選
17時~ 男子ダブルス予選
17時30分~ アンダー21女子決勝T1回戦
18時~ アンダー21男子決勝T1回戦
ジャパンオープンの男子シングルス(一般)は初出場となる全日本王者の吉村。初日に行われた予選の2試合は、ともにストレートで勝利し、好スタートを切った。
「今回は凡ミスをしないように、できる限り回転をかけてプレーすることを心がけました。予選はあと1試合ありますが、しっかり1位通過したい。五輪も近いので、チームジャパンとして、ドイツの選手や韓国の選手など、日本のライバルとなる海外の選手を一人でも多く倒して、上位に食い込みたいです」と試合後にコメント。

本人が語るように、今大会で日本のチームランキングをあげるためにも、五輪代表選手以外の戦いぶりも重要だ。特に、当たれば世界のトップクラスにも勝てる力を持つ吉村には期待がかかる。逆にライバル国にとっては、世界ランク123位のこの吉村がもっとも危険な男と言えるだろう。

●男子シングルス予選
ブロフ(ロシア) -5、-9、8、-11、8、9、4 村松雄斗
村松雄斗 1、7、3、10 姜炯薫(韓国)
塩野真人 -12、10、9、9、8 洪子翔(チャイニーズタイペイ)
クズミン(ロシア) 12、8、-11、9、10 塩野真人
軽部隆介 11、-10、6、4、-6、-7、8 マー・リャン(シンガポール)
軽部隆介 10、6、1、6 王李中イ(チャイニーズタイペイ)
吉村真晴 2、2、7、2 ワン・ヤン(パラグアイ)
吉村真晴 10、9、8、9 ヒンデション(デンマーク)
黄聖盛(チャイニーズタイペイ) -11、-8、6、10、5、10 森本耕平
森本耕平 9、-5、-4、-4、13、10、10 チェン・フォン(シンガポール)
●女子シングルス予選
前田美優 -7、-6、-8、11、9、8、7 周一涵(シンガポール)
唐イェ序(韓国) 5、-5、7、10、4 前田美優
朴英淑(韓国) 10、-9、9、9、6 田代早紀
谷岡あゆか 8、11、2、10 エーラント(オランダ)
李依真(チャイニーズタイペイ) 8、12、-7、-4、5、-7、6 松澤茉里奈
バチェノフスカ(チェコ) 9、8、7、6 松澤茉里奈
シェン・イーファン(フランス) 7、10、4、9 伊藤美誠
黄怡樺(チャイニーズタイペイ) 7、5、4、3 伊藤美誠
森薗美咲 12、8、-7、5、-9、-8、3 劉馨尹(チャイニーズタイペイ)
若宮三紗子 9、5、4、-10、5 金ミン耿(韓国)
劉恩寵(韓国) 3、6、5、7 石垣優香 
藤井寛子 -7、7、8、6、10 李スジン(韓国)

やはりカットマンには強い藤井。韓国のチョッパー・李(右写真)に競りながらも勝利
女子シングルス予選リーグにも、日本の選手が続々と登場。
日本生命で活躍する藤井、若宮、石垣は、それぞれ韓国の選手と対戦。藤井、若宮は順当に勝利するも、石垣はランキングでは格下の劉に完敗した。

若宮三紗子 9、5、4、-10、5 金ミン耿(韓国)
劉恩寵(韓国) 3、6、5、7 石垣優香
藤井寛子 -7、7、8、6、10 李スジン(韓国)

韓国の若手・金を下した若宮/石垣は持ち味の粘り強さが出せず
アンダー21のあとは、男女シングルスの予選が行われている。

現時点の男子の記録は以下。

ブロフ(ロシア) -5、-9、8、-11、8、9、4 村松雄斗
塩野真人 -12、10、9、9、8 洪子翔(チャイニーズタイペイ)
軽部隆介 11、-10、6、4、-6、-7、8 マー・リャン(シンガポール)
吉村真晴 2、2、7、2 ワン・ヤン(パラグアイ)
黄聖盛(チャイニーズタイペイ) -11、-8、6、10、5、10 森本耕平

全日本王者の吉村(左)も登場。パラグアイの選手に完勝/今年のビッグトーナメントを制し勢いに乗っている軽部もシンガポールの強敵を接戦で下した
大会初日の前半に行われたアンダー21の記録

●男子
酒井明日翔 10、-6、7、9 三部航平
K.カールソン(スウェーデン) 6、6、3 三部航平
吉田雅己 9、8、6 王李中イ(タイペイ)
町飛鳥 5、4、4 龍崎東寅
龍崎東寅 3、-9、8、9 ウォン鎮廷(香港)
李佳陞(タイペイ) 10、4、5 木造勇人
グロツ(デンマーク) 5、9、4 木造勇人
神巧也 10、10、11 楊苡軒(タイペイ)
出雲卓斗 3、-14、11、6 東勇渡
呉智康(シンガポール) 8、8、9 出雲卓斗
東勇渡 2、-5、-8、2、1 傅恩迪(タイペイ)

●女子
谷岡あゆか 5、-9、4、4 菅夢圓(香港)
浜本由惟 9、-5、1、-8、8 リン・イェ(シンガポール)
田代早紀 4、13、-7、11 鄭先知(タイペイ)
松澤茉里奈 -9、7、7、8 平野容子(日本)
平野美宇 9、-12、5、-4、5 金ミン耿(韓国)
前田美優 8、9、-5、-9、8 平野美宇
伊藤美誠 -5、9、-6、5、9 松平志穂(日本)
松平志穂 -10、-8、5、2、9 李スジン(韓国)
伊藤美誠 3、-8、-7、11、7 劉昱昕(タイペイ)
前田 4-3 周一涵(シンガポール)
田代 1-4 朴英淑(韓国)
谷岡 4-0 エーラント(オランダ)
伊藤 0-4 シェン・イーファン(フランス)
 80年代から90年代にかけてのスウェーデン黄金時代のメンバーであり、85年世界選手権男子ダブルス優勝者のウルフ・カールソン。愛称は「ティッキャン」。現役引退後は、そのクレバーで熱い采配で、2000年世界選手権クアラルンプール大会では中国を破り、7年ぶりの世界優勝を果たした監督だった。
 01年にスウェーデン監督を退き、臨時でノルウェー監督を務めていたが、2年前からは卓球から離れていた。しかし、今年からスウェーデン卓球協会のアンダース・ヨハンソンから指名を受け、11年ぶりに監督に返り咲いた。
「今回、日本での合宿もやり、トレーニングセンターでの練習も良かった。また日本の卓球がさらに強くなっていてうれしい。日本は自分にとっての思い出の地だから」とティッキャン。1979年代、ジュニア時代に日本で卓球留学して、その後、力をつけたティッキャン。
「スウェーデンにも有望な選手がいるが、まだレベルは低い。これから少ない卓球人口の中から才能ある選手を探し、育成したい。スウェーデン再生のために日本のシステムも参考にしながら、強化していきたい」
 かつてヨーロッパの華であり、世界の中心にいたスウェーデン。80年代以降の世界の卓球をオールラウンドプレーに劇的に変えたメンバーの一人が、監督として世界の舞台に戻ってきた。
アンダー21女子に続いて、男子も始まった。
女子同様、男子も、上は大学生から、下は中学生までと、年齢層は幅広い。しかしながら、日本の若手はレベルが高く、中学生選手のプレーも技術面では大人と大きな違いはない。
日本の選手たちは何名が予選通過となるのか。

写真は、大学生チャンピオンの神、青森山田中の三部、今年中学生になった出雲

※日本人選手の記録は、後ほどアップします