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全国高校選手権(インターハイ2014)

女子学校対抗3回戦で最も熱かった試合が、札幌大谷対横浜隼人の一戦。
まずトップは、札幌大谷の三橋がパワフルなドライブで、鈴木のカットを打ち下し、大谷が先制。
2番の佐藤vs美濃口のエース対決は、カットの佐藤が有利と見られていたが、美濃口が中盤からドライブの連続攻撃を封じ、ツッツキで粘ってからチャンスボールを叩く作戦に切り替え流れを引き寄せると、3-1で値千金の勝利。
3番ダブルスは、隼人は昨日までのカットペアではなく、美濃口・秋田の攻撃型ペアで挑んだが、2番の敗戦から気持ちを切り替え粘り強いプレーを見せた佐藤が、パートナーの高原と抜群のコンビネーションを見せ、大谷が奪い返した。
そして、4番伊藤vs青木、5番高原vs秋田は2台進行。両試合ともに、意地と意地がぶつかり合う接戦となったが、ともにゲームカウント1-1となり、3ゲーム目に入ってから流れは一気に札幌大谷へ。4番の伊藤は3ゲーム目を5-0とリードし、隣の台では5番の高原も8-0とリード。両者ともそのまま3ゲーム目を奪うと4ゲーム目も優勢に試合を進め、最後は伊藤がフォアスマッシュで青木を打ち抜き、札幌大谷がベスト8入りを決めた。
3年生コンビの伊藤&三橋、ムードメーカーの2年生・高原と、大エース佐藤以外の戦力も充実している今年の札幌大谷。続く、準々決勝では、四天王寺相手にどんなプレーを見せるか楽しみだ。
また敗れはしたが、横浜隼人の戦いぶりも素晴らしかった。競った場面でもベンチでは監督、選手ともに笑顔が見られ、チーム一体となった応援で仲間たちを最後の最後まで勇気づけていた。
  • 4番で勝利した主将の伊藤

  • 単複で活躍した高原

  • 横浜隼人の美濃口が佐藤を下す

  • どんな場面でも笑顔を忘れない横浜隼人ベンチ

長時間ゲーム

2014/08/06

男子学校対抗の3回戦、競った試合はあったが、一番最後まで試合を行っていたのは愛工大名電vs.関西の試合だった。
この試合、3−0で愛工大名電が勝利していたが、トップの試合が大激戦となり、長時間ゲームとなっていた。
トップの対戦は松山(愛工大名電)対 郡山(関西)の好カードで、どのゲームも大接戦。4ゲーム目には23−21と、21点制に時代が戻ったのかと思えるほどの取り合いになった。
また、この試合は体育館の端の台で行われていたため、観客席との距離が非常に近く、各校の応援もヒートアップ。最後は松山がフルゲームで制したが、同時に開始した他校の試合は3番のダブルスに入っているほど長時間ゲームとなった。

両者とも最後まで集中力を切らさず、体力・メンタルともに素晴らしかった。
  • 攻め続けた松山

  • 全日本ジュニア3位の郡山が競り負けた

  • 点数ボードが足らず、この形。実際は21ー22です

  • 松山、値千金の勝利に吠えた!

女子学校対抗は3回戦が終了。ベスト8が出揃った。結果は以下のとおり

<女子学校対抗3回戦>
四天王寺(大阪)3ー0松商学園(長野)
正智深谷(埼玉)3ー0日南学園(宮崎)
明徳義塾(高知)3ー0日本航空(山梨)
愛み大瑞穂(愛知)3ー0聖和学園(宮城)
希望が丘(福岡)3ー1芦屋学園(兵庫)
奈良女子(奈良)3ー0大野(岩手)
県岐阜商業(岐阜)3ー2慶誠(熊本)
札幌大谷(北海道)3ー1横浜隼人(神奈川)

選抜3位の大野は奈良女子にストレートで敗戦。各試合接戦となるも、最後まで流れを掴めなかった。芦屋学園は1年生エースの馬場が優勝候補の希望が丘に一矢報いるも、及ばず。しかし1年生だけに来年以降はさらにチームを引っ張る存在になってほしい。県岐阜商業は加藤が安藤とのエース対決を制し、慶誠を下す。初出場でベスト16の聖和学園は愛み大瑞穂に敗れた。岡崎監督は「普段やっていることは出来たし、よく頑張った。だけども相手の方が実力が上だった」とコメント。来年以降の活躍にも期待したい。昨日会場を沸かせる活躍を見せて勝ち上がった地元の日本航空は明徳義塾に敗れ終戦。しかし開催県代表としてプレッシャーのかかるなか、初のベスト16入りと健闘を見せた。最後にベスト8を決めたのは札幌大谷。エースの佐藤が美濃口に敗れるも、総合力で上回った。敗れはしたが横浜隼人もベンチ、観客席一体となった大声援で素晴らしい試合を見せてくれた。

準々決勝の対戦カードは、四天王寺ー札幌大谷、明徳義塾ー愛み大瑞穂、正智深谷ー奈良女子、県岐阜商業ー希望が丘となった。ダブルスの3回戦までが行われた後、準々決勝がスタートする。
  • トップで勝利し勢いづけた1年生の弓立(正智深谷)

  • 大野に勝利し奈良女子がベスト8へ。写真は打浪

  • 県岐阜商業はエース加藤の活躍で慶誠を下す

  • 敗れたがチーム一丸となった好ゲームを見せた横浜隼人

〈男子学校対抗3回戦〉
鶴岡東(山形)3−0希望が丘(福岡)
上宮(大阪)3−1出雲北陵(島根)
明豊(大分)3−0瓊浦(長崎)
愛工大名電(愛知)3−0関西(岡山)
青森山田(青森)3−0尚志学園(北海道)
東山(京都)3−0杜若(愛知)
明徳義塾(高知)3−1専大北上(岩手)
野田学園(山口)3−0福井商業(福井)

前年度優勝の希望が丘は鶴岡東にストレート負けを喫してベスト16止まりとなった。希望が丘の石田監督は「昨年とはメンバーがガラッと入れ替わったので、戦力的に難しいことはわかっていました。1年生が硬くなってしまった」とコメントし、「まだ個人戦があります。個人戦頑張ります」と続けた。
学校対抗が終わってもダブルスとシングルスが残っている、沈んでいる暇はなく、生徒には次の試合に目を向かせなければならない。

それにしても鶴岡東の勢いは凄まじいものがある。
次は上宮との対戦となるが、一気に飲み込み、ベスト4進出もあるだろう。
  • 田添響、2失点を喫した

  • 鶴岡東の勢いが止まらない

  • ベンチも大盛り上がりだ!

本日は学校対抗がベスト4まで決定する。
まずは学校対抗3回戦のカードを紹介しよう

男子学校対抗3回戦
希望が丘 vs.鶴岡東
出雲北陵 vs.上宮
明豊 vs.瓊浦
関西 vs.愛工大名電
青森山田 vs.尚志学園
杜若 vs.東山
明徳義塾 vs.専大北上
福井商業 vs.野田学園

女子学校対抗3回戦
四天王寺 vs.松商学園
横浜隼人 vs.札幌大谷
明徳義塾 vs.日本航空
聖和学園 vs.愛み大瑞穂
正智深谷 vs.日南学園
奈良女子 vs. 大野
慶誠 vs.県岐阜商業
芦屋学園 vs.希望が丘
大会3日目を迎えたインターハイ。今日のスケジュールは下記の通り

9時〜
男女学校対抗3回戦

11時〜
男女ダブルス1回戦

12時30分〜
男女ダブルス2・3回戦

15時〜
男女学校対抗4回戦(準々決勝)


今日から男女ダブルスがスタート。学校対抗はベスト4が決定する。本日も山梨より速報をお届けしてまいりますのでお楽しみに!
男子学校対抗2回戦が全て決着し、大会競技初日のスケジュールは終了した。
2回戦で会場の最終試合となったのは松商学園(長野)vs. 福井商業(福井)。
前半は松商学園がシングルスで2点先行したが、福井商業のダブルスが最終ゲームまで競った戦いを制し、後半勝負に持ち込んだ。
4、5番は2台進行となり両台とも打ち合いの大接戦。
先に5番で福井商業が取ると同時に4番はフルゲームに突入。
緊張する場面で最後は福井商業の林が気迫のプレーでフルゲーム8本の激闘を制し、福井商業が大逆転勝ちをおさめた。

勝った林をベンチで橋邊監督が歓喜の抱擁。明日の3回戦は野田学園に挑戦する。
  • ペンドラの林が動いて打ちまくった

  • 松商学園の中島、一歩及ばず

  • 福井商業の女子部も応援に駆けつけた

  • 生徒を信じ続けた橋邊監督の感情が最後に爆発!

男子学校対抗の2回戦が終了し、ベスト16校が決定した。
シード校で敗退したのは湘南工大附のみで他校は3回戦へ進出。
初優勝を狙う野田学園は1点を落とすも全体的には危なげない勝ち上がりで、明日の3回戦は福井商業と戦う。

男子は特に愛工大名電のヤマに強豪校が集まっているイメージだ。愛工大名電は次の3回戦で全日本ジュニア3位の郡山がいる関西(岡山)、勝てばその次には春の選抜3位の明豊(大分)とぶつかる。見応えのあるゲームが期待できそうだ。

〈男子学校対抗2回戦〉
希望が丘(福岡)3−0 日大豊山(東京)
鶴岡東(山形)3−0 慶誠(熊本)
出雲北陵(島根)3−0 駒大苫小牧(北海道)
上宮(大阪)3−2 育英(兵庫)
明豊(大分)3−0 遊学館(石川)
瓊浦(長崎)3−1 古川学園(宮城)
関西(岡山)3−0 青藍泰斗(栃木)
愛工大名電(愛知)3−0 富田(岐阜)
青森山田(青森)3−0 松山北(愛媛)
尚志学園(北海道)3−1 高岡龍谷(富山)
杜若(愛知)3−0 明秀学園(茨城)
東山(京都)3−0 湘南工大附(神奈川)
明徳義塾(高知)3−0 大阪桐蔭(大阪)
専大北上(岩手)3−0 鳥取敬愛(鳥取)
福井商業(福井)3−2 松商学園(長野)
野田学園(山口)3−1 滝川第二(兵庫)
女子学校対抗は2回戦全試合が終了。ベスト16が出揃った。結果は下記のとおり

女子学校対抗2回戦
四天王寺(大阪)3ー0岩国商業(山口)
松商学園(長野)3ー0樹徳(群馬)
明徳義塾(高知)3ー0新潟産大附(新潟)
横浜隼人(神奈川)3ー1進徳女子(広島)
日本航空(山梨)3ー0弘前実業(青森)
札幌大谷(北海道)3ー0明誠(島根)
正智深谷(埼玉)3ー0武蔵野(東京)
大野(岩手)3ー0真岡女子(栃木)
聖和学園(宮城)3ー2粉河(和歌山)
希望が丘(福岡)3ー0秋田商業(秋田)
日南学園(宮崎)3ー2鹿児島城西(鹿児島)
愛み大瑞穂(愛知)3ー1福井商業(福井)
県岐阜商業(岐阜)3ー0明秀学園(茨城)
慶誠(熊本)3ー2遊学館(石川)
芦屋学園(兵庫)3ー0和洋女子(千葉)
奈良女子(奈良)3ー1駒大苫小牧(北海道)

選抜ベスト8の遊学館が慶誠に敗れた以外は順当といった結果か。
1回戦で秋草学園との激戦を制した山梨代表の日本航空は勢いそのままに2回戦も勝利。芦屋学園は東京選手権ジュニア優勝の1年生・馬場が単複でチームを引っ張る。個人戦での活躍にも期待したい。札幌大谷は2番でエース佐藤が明誠・玉石にマッチポイントを握られるも逆転で勝利。聖和学園は粉河に勝利し初出場ながらベスト16進出。四天王寺、希望が丘といった優勝候補は落ち着いた試合運びでベスト16入りを決めた。明日は3回戦、準々決勝が行われる。
  • 単複でチームを引っ張る馬場(芦屋学園)

  • 玉石(明誠)は佐藤(札幌大谷)を追い詰めるも悔しい敗戦

  • 初出場・聖和学園はベスト16進出。写真は川崎

  • 遊学館戦で勝利を決めた西川(慶誠)

 女子学校対抗2回戦が行われ、地元・山梨代表の日本航空が初のベスト16入りを果たした。1回戦で秋草学園との息詰まる接戦を制した勢いそのままに、2回戦は弘前実業を完封。ベンチのムードも明るく、随所に思い切ったプレーを見せた。男子代表の日本航空、甲府商業、女子代表の甲府商業が敗れるなか、山梨勢として意地を見せた。カットの真田と下山のふたりを中心に次の3回戦は明徳義塾に挑む。

日本航空(山梨)3ー0弘前実業(青森)
  • 3回戦進出で笑顔の日本航空ガールズ

  • 勝利を決めた真田・下山ペアを迎え入れるベンチ