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全国高校選手権(インターハイ2014)

高校生の夏の祭典・インターハイが明日の8月4日に開幕する。まずは大まかな大会スケジュールを確認しよう。

8月4日
 開会式
8月5日
 男女学校対抗1~2回戦
8月6日 
男女学校対抗3回戦~準々決勝
、男女ダブルス1~3回戦
8月7日 
男女学校対抗準決勝
男女シングルス1回戦
、男女ダブルス4回戦~決勝
8月8日
 男女学校対抗決勝、
男女シングルス2~5回戦
8月9日
 男女シングルス準々決勝~決勝

学校対抗は本日(3日)に組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが決定するため、明日の速報でアップ予定だ。

まずは全体の見どころを紹介しよう。
 男子学校対抗は、春の選抜優勝の野田学園(山口)と昨夏の準優勝校の青森山田(青森)が2強だ。
 メンバーの厚みならば一歩抜け出ている野田学園。選抜は2度制しているが、インターハイは3度決勝に進みながら、いずれも準優勝。今年こそは悲願のインターハイ優勝をつかみたいだろう。
 坪井、三部、及川と個人戦の優勝候補を3人揃えている青森山田。昨年は希望が丘との大激戦の末、2位だったこともあり、リベンジに燃えている。選手の仕上がりは上々らしく、先週まで青森山田の練習に加わっていた昨夏のインターハイ王者の森薗政崇(明治大)は「三部がかなり仕上がっている。個人戦の優勝も三部が固いだろう」と太鼓判を押す。
 また、愛工大名電(愛知)や明徳義塾(高知)も2強を崩す力は持っている。他にも明豊(大分)、希望が丘(福岡)、東山(京都)など、強豪校がどんな戦いを見せてくれるか。男子の激しいラリー戦、若々しいプレーに注目したい!

 女子学校対抗は連覇を目指す四天王寺(大阪)と初優勝を狙う希望が丘(福岡)が本命だろう。四天王寺は主力の松平志穂が抜けたが、実力のある1年生が3人入り、厚みが増している。対する希望が丘は前田と徳永が最終学年となった今年が絶好の時だ。選抜を制した勢いを持続して、表彰台の一番上に登りたいところだろう。
 その2強に迫るのは、関東の強豪校である正智深谷(埼玉)、そして札幌大谷(北海道)だ。特に札幌大谷は佐藤という絶対的なエースがおり、上位進出は間違いないと思われる。カットと攻撃の完成度が高く、個人戦でも優勝候補のひとりだ。
 女子は実力が拮抗し、ダブルスやオーダー次第で予想外の展開になることも多い。選手の熱戦に期待しよう!

 個人戦は学校対抗各校の主力が中心となるが、女子には昨年度全日本2位であり、JA全農世界卓球東京大会の代表だった森(昇陽)が登場する。ドライブ型には滅法強い森だが、苦手とする選手もいるため大本命とは言えない。そして追われる立場となった今こそ重圧との戦いになるだろう。そこを乗り越えた先には04年の全日本バンビ以来の全国優勝が待っている。
 学校対抗の決勝は8日、シングルスの優勝者は最終日の9日に決定する。さあ、インターハイが開幕するぞ!
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